渋谷区議会議員『子どもにツケをまわさない!』笹本由紀子です。

転んだら、何かつかんで立ち上がる元・証券会社OL+音楽家+ラジオDJで、幼児教育研究者。渋谷区議会議員です。

渋谷区・宮下公園の記事です。

2010-09-24 18:01:23 | 日記
渋谷・宮下公園、テントなど強制撤去 ナイキ施設建設で
http://www.asahi.com/national/update/0924/TKY201009240149_01.html

東京都渋谷区の渋谷駅近くにある区立宮下公園の命名権(ネーミングライツ)を取得したスポーツ用品メーカーの費用負担で整備する施設の着工に向け、同区は24日、公園内のテントなどを強制撤去する行政代執行を始めた。民間企業がかかわる施設整備をめぐって、自治体が行政代執行に踏み切るのは極めて異例だ。

 宮下公園は渋谷駅近くのJR山手線沿いに1948年につくられた約1万平方メートルの細長い公園。

 この日午前10時、区の土木部長が「違法占有物件の除去に着手します」と代執行の宣言文を読み上げて、区職員数十人や警察官らを動員した撤去が始まった。これに反対するホームレスの人たちの支援団体らの約30人が公園前に座り込むなどして区側に抗議したが、区側は、この日中に占有物80件あまりを撤去する予定だ。

 区は昨年8月、スポーツ用品メーカーのナイキジャパン(品川区)にこの公園の命名権を年間1700万円、10年契約で売却した。区は財政負担せず、ナイキが約4億円をかけて公園を改修し、通称「宮下NIKE(ナイキ)パーク」として、スケートボード場や、ロッククライミングが体験できるスポーツ施設を整備する計画がある。施設は、ナイキが区に寄付する。

 公園の整備計画は07年11月、桑原敏武区長が区議会で「民間活力を導入する方法を検討中」と明らかにした。昨年8月にナイキと協定した時には昨年9月に着工し、今年5月の施設オープンを目指していた。

 しかし、当時、園内にいた約30人のホームレスを自立支援施設などに移すのに時間がかかったうえ、「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」などの団体が公園内にテントや自転車を持ち込むなどしたため、区側も着工を見合わせてきた。

区は今回の行政代執行について、「あくまで公園の環境を改善し、違法な状態を是正するもの」と位置づけており、「可能な限り早く整備工事に着手したい」としている。

     ◇

 ナイキジャパンの広報担当者は「会社として施設整備のお手伝いをさせていただいているが、施設は区のものであり、住民との対応についても区で対応していただいている。今回の行政代執行や住民の対応についても、コメントをする立場にはない」としている。

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 〈行政代執行〉 国や自治体などの行政機関の命令に従わない人に対し、その本人に代わって行政機関側が強制的に撤去や排除をすること。行政代執行法では、他の手段では実現困難で、それを放置することが「著しく公益に反する」と認められる場合に、代執行できると定められている。代執行する場合には、あらかじめ期限を定めて、文書で戒告しなければならない。

2010年9月24日13時41分 asahi.com



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