目黒と渋谷の清掃工場は近くにあり、
両方の間に位置する渋谷区内の住宅地・学校もあります。
一部事務組合の活動は重要なのに、各区から揃えたように同じ政党の
形だけの参加者の集まりになってはいけませんね。
渋谷区議では会議を欠席するメンバー、いましたよね。
東京・目黒清掃工場で排ガスから規制値の3倍超える水銀検出 焼却炉停止
フジテレビ系(FNN) 2月24日(木)6時45分配信
東京都内の清掃工場で、排ガスから高濃度の水銀が検出され、焼却炉を停止させていることがわかった。
「東京二十三区清掃一部事務組合」によると、22日午後5時ごろ、目黒清掃工場1号炉の排ガスから、規制値の3倍を超える水銀が検出され、すぐに焼却炉を停止させたという。
2010年、23区内の5つの焼却炉で、同様の問題が発生していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110224-00000630-fnn-soci
水銀混入で焼却炉が相次ぎ停止 東京二十三区清掃一部事務組合
東京二十三区清掃一部事務組合の清掃工場に、水銀の混入したごみが不適正に運び込まれ、焼却炉を停止せざるを得ない事態が6月から相次いで発生している。いずれも、排ガスの水銀濃度が急激に上昇し、すぐに焼却炉を停止したものの、設備内部が汚染され、清掃や部品交換などの対応に追われている。同組合は搬入業者の聞き取り調査により、搬入経路と排出者の特定を急いでおり、刑事告発を視野に警視庁とも相談している。
焼却炉1基がストップしたままの足立清掃工場
同組合の可燃ごみ清掃工場は、建て替えにより休止中の練馬清掃工場を除き、20ヵ所設置され、焼却炉40基で日最大約1万2000tを処理できる。1日平均8000~1万tのごみが搬入され、定期点検期間を除いてほぼ毎日24時間稼働している。
排ガスに含まれる水銀濃度に対して、法律による排出基準値は定められていない。同組合の清掃工場の多くは、洗煙塔やろ過式集じん機に、水銀を吸着する装置を備えており、自己規制値(1立方mあたり0・05mg)を順守して運転している。
水銀濃度の上昇で停止した焼却炉は、清掃工場4ヵ所で5基ある。足立清掃工場2号炉(日最大処理能力350t)が6月11日、板橋清掃工場2号炉(同300t)が7月1日、光が丘清掃工場1・2号炉(同300t)が7月8日、千歳清掃工場1号炉(同600t)が7月18日に、それぞれ運転を停止した。
いずれも、大量の水銀を含むごみが不正に持ち込まれ、それを焼却したために、排気ガスの水銀濃度が急上昇した。
このうち、足立と光が丘はいまも運転を停止したままだ。板橋は7月18日から、千歳は7月28日から、洗煙塔の清掃などを終えて運転を開始している。
足立清掃工場には、ストーカ炉(荏原HPCC型)が2基あり、日最大700tのごみを処理できる。それぞれに、1時間あたり200gを取り除ける排ガス浄化装置を備えている。1基の焼却炉に200gを超えるような大量の水銀が投入され、水銀濃度が上昇した。
このため、6月からは焼却炉1基(同350t)だけで運転している。区のごみ収集車や廃棄物収集業者からの搬入を1日300t程度に抑え、処理しきれないごみは近隣の葛飾清掃工場に運んでもらっている状況だ。
バンカー内に高さ19mまで積み上げられたごみ山
水銀で汚染された設備の補修工事は、荏原環境プラント(東京都大田区)の施工で7月から進められている。触媒・ろ布の交換や煙道の清掃などの工事費に約2億8000万円がかかり、運転できるのは早くても9月上旬になりそうだ。
焼却炉の補修に余分な出費がかかる上、搬入ごみをストックしておく集積所(バンカー)も満杯状態だ。バンカーは地下に掘り下げられ、通常は底から8mほどの高さだが、一部は19mまで積み重ねられている。ごみが収集車からのごみ投入口を覆ってしまっているため、扉の半分は開けられない状態だ。
ごみ収集車も、近隣の清掃工場まで遠い距離を運ぶため、収集車を増やす経費や燃料費の増加など、余分な出費を余儀なくされている。
光が丘清掃工場は、2基(日最大処理能力300t)ある焼却炉が両方とも停止している。7月中に判明するはずだった被害状況の調査結果もまだ出ていない状況だ。最も近い練馬清掃工場は、建て替え事業に伴って2月から運転を停止しており、板橋清掃工場や豊島清掃工場に搬入している。
各清掃工場のごみストック量は、定期点検で清掃工場7ヵ所の焼却炉7炉が運転を休止していることもあり、ほぼ満杯の9万tに達している。これ以上、焼却炉が停止するようなことになると、ごみを収集できない事態に陥りかねない。
水銀200gは、一般的な蛍光灯で2万2000本以上、水銀血圧計だと4個程度に相当する。清掃工場に出入りできる収集車は、ICカードで搬入日時を記録するシステムになっている。これや業務日誌をもとに、搬入業者の聞き取り調査を行っている。
同組合は、水銀など不適正なごみの搬入が禁止されていることを知らせるちらしを配布するとともに、パトロールを強化している。
地球環境新聞より
http://www.env-news.net/cgi/wp/?p=2993