命の期限

朝から何もしていないのに、時間だけが過ぎて行く
今日、３時半から義妹と一緒に弟の病状について話を聞くのだ。
ボーっとしてたら、ツユマメさんや保険屋さんから電話があって、
シャキっと正気に戻った！
心配事は消えないのに、それでもお腹は空くのよ。
急いで駆けつけて、先生の話を聞く。
内容は、昨日義妹に聞いたように放射線治療＋食事療法をするか？
それはマッタクしないで在るがままか？ということ。
医者の認定を受けたら、在宅看病で看護士さんの通いということになる。
痛み止めなどをしてもらうらしい。
それは家族の負担が２４時間続くし、イザという時を考えるとホスピタルの方が
いいのではないか？と、言った。
別に　好きだと言う強い気も無いのなら？そっちの方が良いと思う
と、意見は一致した。
その方が私も行き易いし・・・ね？
それで、ホスピタル病院の資料をもらって相談したいと言ったら、スグに手配。
癌患者の家族の相談窓口担当の方が来られて親切に説明をしてくださった。
ココの脳外科ドクターは、本当に親身になって相談に乗ってくださる。
ありがたい事だと、義妹も私も感謝しています。
それにしても～　肺癌が脳に転移した段階で末期だそうだが
息が出来ない、痛い、胸が苦しい、痰がからむという症状は今の所、無い。
脳が先に解らなくなって良かった　と、ある意味シアワセなことです。　
ツクヅクシミジミそう思います。
最近、脳の中が痛いのか？　寝ていても顔が歪むことが多くなった
未だ今の所、モルヒネは使っていないけれど～時間の問題でしょう。
寝ていても、起きていても、もう少し生きていて欲しい
延命治療をしても１週間～１０日？苦しんで延びるだけなら・・・
もう楽にしてあげた方がいいと思うんですよ　と、義妹は言う。
レントゲンの写真を見ながらの説明は続く。
身体の全部に水があるんです。
その水の中に癌細胞があって、循環しているものだから至る所に飛び火してる
無数にある癌細胞を一つ一つ拾って、焼くということは不可能だと。
なるべく痛みを取って、苦しまないようにしてあげることが最良
私たちも意義は無いので、納得
あとは、ホスピスを何所にするか？　一応、電車で行ける所が一つ
継続して保険対象になるか？　生命保険が下りない場合もあるからだ。
月曜日に保険屋に聞いてみるそうだ。
面会は意識が有る内に…と言われるが、日に寄って解らない
モルヒネで意識がモウロウとしてくる前に、逢わしておきたい人に～？
いくら身内が少ないと言ってもねぇ
弟が疲れて　堪えられるかしら？
先生の言葉の奥を探るが、希望は見えない。
義妹は「出来る限りの事はしてあげたい」と、言ってくれるので甘えている。
じゃあイッタイ私には、何が出来るのだろう？？
弟に、５５年間　姉として何をしてあげただろうか？
今、思い出すことは・・・