プラスアルファ

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不安な思いをウダウダ書き散らす日記

守るものは何?

2018年12月16日 08時13分48秒 | 辛辣うだうだ放題

高速道路上のあおり運転の果ての事故の裁判。
危険運転致死罪が成立した。
市民感情テキには当然だと思った。

……が、
法律という枠の中では、
この判決を疑問視している専門家たちがいるらしい。

Mはいつも思う。
罪状を〇〇法というところで考えなければならないとき、
近いものを当てはめようとしているんだろうけど、
時代が変われば、今まで経験したことのないものが
続々と出てくる。
少しずつ変わってはいくんだろうけど、
まるっきり追いつかない。

その追いつかないところで、「法にのっとって」しまうと、
まるっきりそれって屁理屈じゃないの? と思えるような
おかしな裁判が始まってしまう。

むやみやたらと拡大解釈してしまうと、法律を歪めることになるとか言うけど、
専門家の守るものは法律という無機質なものだけで、
そこには血の通った「人」がいない。
法治国家というものの根幹を揺るがすことになる。
と、言われてしまえば何も言えなくなるけど、
人の生死の関わることは、法プラス人の体温も必要とMは思う。
人の命よりも無機質な法が大切とは思えない。

亡くなった人や遺族が、その事件や事故で、
どんなに悔しい思いをしてきたかを知ることもなく、
「そりゃわかりますよ」と、言いながら、
法だけしか見ないのは、血も涙もないって思ってしまう。
それが法律だと言われてしまえば、
法は弱い人を守ってくれるものじゃないことがヨクわかる。
全体をみたときに、その法律は何を守ったかといえば、
被害者でも加害者でもない。
法律自体を守っているだけにすぎないと思う。

今まで市民感情とズレる判決がずっと出ていて、
まるっきり関係のないMでも、やきもきしていた時期がある。
やっと裁判員制度が導入されて、市民感情が反映されるかと思えば、
最後は専門家がまとめてしまって、反映されないことも多々あったらしいけど、
少しはまともになったと思っていた。

で、今回のような結果に「おかしい」と論じる専門家がいる。
法を軽んじている。法を歪める。このままだと法律が危ない。
……らしい。

法を守るだけの罪状になんの意味があるんだろう。
いやいや、もちろん法治国家だから法を守ることは当たり前と思う。
でも、実際の裁判となると、
意味不明の屁理屈めいたことを真顔で議論することが多い。
そこに疑問をもたずに、法を歪めるとか言っていることに、
Mは不自然さを感じてしまう。
時代に見合った法改正をすすめていかないと、
屁理屈ばかり聞かされることになって、
まるで小学生の学芸会みたいってMは思う。

本当に守らなければならないものの順位を間違えた判決は、
ただの茶番だ。
誰も救われない。

今回は、市民感情に添った判決が出て、
Mはホッとした。



 

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