子どもらが手を離れてから、我が家はラクになった。
中学、高校、大学と、
教育には、本当にお金が掛かった!! のよ。
公立の学校に通わせていても毎月の出費は痛かった。
ウチの子どもらは、親が貧乏なのを知っていたから、
学生の頃も、必要最小限のお金しか親に要求してこなかった。
息子に至っては、たぶん、親よりも大変だったと思う。
皆が行っていた塾にさえも行けずに、
頑張って勉強して、それなりの成績をとっていたから、
ホント大したもんだと思う。←自慢できるかも。
息子は大学を卒業して就職して、
自立してからも一切親に迷惑をかけず、
娘もなんとか学校を卒業してから、職は何度か変わっているけど
一生懸命自立して生きている。
イマドキの子どもをもつ親は、やっぱり教育にお金がかかるようで、
Mの知っている人達は、必死になって共働きをしている。
見ていて気の毒になる。
贅沢をしているわけでもないし、お金を貯めているわけでもない。
子どもがいるというだけで、本当にお金がかかる。
息子夫婦も、もうひとり子どもは欲しいけど、
生活を考えたら、絶対無理だ……と言っていた。
……だよね。
それだもの、少子化は止まらない。
しかも、今の政権では無理。
使えない支援制度だの、
天下り先を増やすだけの名ばかりのものを立ち上げるけど、
どれもこれも、一般の国民には無意味。
金の無駄使いもいいところ。
最近、「こどもの貧困」という言葉をよく耳にする。
政府は恥ずかしくないんだろうか。
自国のこどもの貧困率が高いってこと、
ちゃんと認識してんの??
で、
せっかく育てた子どもを社会に出そうとした時、
「さぁ、自衛隊がキミを待ってるよ!」と??
自衛隊に来れば、衣食住には絶対困らないし、
安定しているよ! と??
そうやって、若いコを募集して、挙句の果てに戦地に送るの?
最近、どうにも話はそっちに行ってしまう。
貧乏な親に育てられ、貧困を経験してきた子は、
自衛隊でもいいから入って、まともな暮らしをしたいと思うかもしれない。
今の日本、夢も希望も持っていない若者が多い。
Mの若い頃、
車が欲しくて、お昼ご飯さえも抜いて一生懸命お金を貯めて
念願の中古車(新車までは手が届かなくても)を買ったり、
旅行がしたくて、バイト三昧だったり、
周囲はそんな友人ばかりだった。
最近目に見えて、どんどん貧富の差がついてきたと思う。
持っている者は、当たり前のように贅沢な生活をするが、
持っていない者は、夢も希望さえも持たない。
だから自衛隊にでも入るかな……、という選択肢が成り立つと、
なんだか、恐ろしいなぁって思う。
で、今の時代って、本当に子どもにとっては受難の時代だと思う。
頭の悪いロリータ野郎にさらわれたり、
親から虐待されたり、殺されたり……
なんでこんな大人ばかりなの???
この10年の間に、大人の質がめっきり悪くなってきた。
金ばかりかかってるのに、まともな教育ができないんだもの、
そうなっていくよね。
この先、メッチャ不安。
大丈夫か? 日本の大人。