午後2時。
気温はたぶんマイナス1~2℃くらい。
いつもよりも少し暖気ぎみだと思った。
で、
ダーと買い物に出かけて、5時近くに帰ってきた。
出かける時はまだ明るかったけど、帰ったら真っ暗。
ひとりで留守番してたクーちゃんの寝息を確認して
部屋の電気をつけた。
買いもの袋を、ダーが台所に運んだところ
「うわっ! つめてぇ!」と飛びあがった。
何? どおしたの? と、台所に行くと……
うげっ!
なんじゃこりゃ~~~っっ!!
なんと、台所の床が水浸し。
え~~?? この水はどこから来たの??
蛇口をみたけど、きちんと閉まってる。
ぐるぐる見まわしてもワケわからん。
ダーが「ここだ」と言って指差した天井を見た……ら、
1テキ、2テキほど、水滴がついていた。
まっさかぁ~~? ここからぁ?
……と、半信半疑のM。
しかし、ソコ以外考えられない。
たぶん、昼間はちょっと暖気ぎみだったんで、
数時間の間に氷が融けてポタポタ漏れ、
M達が帰った時はもう気温が下がって、マイナス6℃くらいになってたから、
また凍ったんじゃないか……と、ダーがのたまった。
ちょうど照明の近く。
Mは漏電が気になった。
結局、大家さんに電話して次の日に大工さんに来てもらうことになった。
こういう時、借家はいいね。
文句言える相手がいるって素晴らしい。
……といっても、文句は言わないけど。
さて、何が原因か……
なんて、分ってるのよ。
この家はめっちゃ古くて、継ぎ足し継ぎ足しの家だから、
とにかく寒い。
断熱材も入ってるところと、入ってないところがハッキリわかるくらい、
雑な仕上がりなのよさ。
冬場の結露もひどい。
階段下にある収納スペースに、
衣類をいれたプラスチックのケースを置いておいたら、
ジャブジャブになってたし。
冬場は屋根に雪が積もると、トイレのドアの開閉が不自由になる。
冬場のお風呂は、浴槽に入っている間にお尻のあたりがひんやりしてくる。
2階にいくと吐く息が白くなる。
ストーブをガンガン炊いてる居間にいて、どこからか冷気が入ってくるんで、
足元はいつも冷たい。
とにかく、ガサイつくりの家。
なんちゃって大工が、大家さんを騙してるとしか思えない。
大家さんなんて良い人で、この家に入って1年目で、
ストーブの熱効率が悪いからって、新しいストーブを買ってくれた。
そのとき、大家さんが床暖房にしようかって言ってくれたのに、
大工が「大ごとになるから」とか何とかいって、勝手にやめたの。
ふざけてるんだぁ。
きっと、自分でできないんだよ……ぷ。
で、そのなんちゃって大工が来ることになってる。
さて、
Mはどういう対応をしようか。
なんちゃって大工の出方次第で決まるのであ~~~る。
彼はMの恐ろしさを知らない。