日本の文化と国際交流と・・・

日本の文化を守る仕事をしながら同時に外国の留学生さん達を沢山受け入れています。すばらしい日本の文化を伝えて行きたいです。

マララの父

2015-03-23 19:51:49 | 日記

 ”服従という価値観を捨てなさい”

ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん(17歳)のお父さんはこう娘に語っていたそうです。

パキスタン北西部のスワート渓谷で生まれ育った彼女。当時この国は「タリバン化」され、女性には教育は必要ないという考えでした。
女は男に服従して生きるのが正しく、教育は不要。女の子は学校に行くことを禁止され、100以上の学校が無くなりました。
その事で反対の声を上げたのは少数の人でした。
その中で、学校を運営していたマララさんのお父さんは、マララさんに”女の子だって自由に羽ばたけるのだ”と言い、社会進出を進めました。
マララさんは16歳の時に教育の権利の為に立ち上がり、ニューヨークタイムズの100人に選ばれました。



タリバンに襲撃され、瀕死の重傷を負いました。お父さんは何と声をかけて良いものかと思っていましたが、彼女は一度も文句を言わず、「アイム オッケー」と答えたそうです。娘の言葉に救われたと語っておられました。

「どのように育てたら、あんな勇気のある女性に育つのか?」

多くの人が尋ねましたが、お父さんは

「私は何もしなかった。娘の翼を切らなかっただけ」

と答えました。

”人に教育と仕事を””自由な翼になれ”

お父さんの信念が彼女を育てたのでしょう。



マララ基金が募集されているそうです。
私も女性の一人で、教育のおかげで生きてこれたわけですから、協力したいと思います。