サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第4回ヨールカ祭報告

2016年12月30日 | ヨールカ祭
12月11日(日)午後1時30分から愛知民主会館2階ホールで「第4回ヨールカ祭」が開かれました。
会場には華やかにヨールカを飾って。


最初は恒例になった山崎タチアナ先生とブレンコーワ先生によるロシア語人形劇です。今年は「キツネと鶴」。

ある日 キツネは鶴を招待しました。ご馳走は平らなお皿に持ってあって鶴はくちばしでつついても食べることができません。
今度は鶴がきつねを招待しました。ご馳走は口の細い瓶に入っていてキツネはどうしても顔を突っ込んで食べることができません。
それで二人は仲が悪くなってしまいましたとさ。


続いて「日本ユーラシア協会員でどんな人?」というコーナーがありました。
会員になってもロシア語講座に出ている方以外はなかなか会う機会がありません。
どんな方がどんな理由で入会されたのか、どんな活動をしていらっしゃるのか、
今後協会にどんなことを期待されているのか、など お二人の方にお話して
いただきました。

今回は初めてのプログラム「ロシア語で詩の朗読」がありました。
まず最初に山崎タチアナ先生に「ロシア人と詩の関わり」と題してお話していただきました。

ロシア人は赤ちゃんの時から お母さんやおばあちゃんから言葉遊びとしての詩を聞いて
育ちます。詩の言葉はとても覚えやすく、子供たちは知らず知らずのうちに詩を覚えて
いきます。学校では詩の暗唱をしますし、こうして覚えた詩や その中の表現は日常の
会話の中にも引用され、使われて ロシア人の生活の中には常に詩があるのです。


「人前で! ロシア語で! 詩の朗読なんて!」と躊躇される方が多く 出演者探しが
大変でしたが 5人の方が朗読してくださいました。

エセーニン「母への手紙」               山中久美子さん
オペラ「イーゴリ公」から「風の翼に乗って飛んでゆけ」 岡桃子さん
「マルシャーク詩集 一年中」から 一月        松田昭代さん
プーシキン 「バラ」                 林京子さん
プーシキン「冬の道」                 三井勇喜さん

朗読する松田さん


この後 お手本として 山崎タチアナ先生が プーシキンの「エヴゲーニー・オネーギン」
の一節を朗読されました。

ゲストのタチアナ・サエンコ先生が朗読してくださったのは 山崎タチアナ先生の詩
「新年の歌」でした。サエンコ先生は名商大教授で 来年7月のロシア語特別講座の講師を
勤めてくださる予定です。


最後に再び山崎タチアナ先生が今度はサエンコ先生の書かれた詩「冬の歌」を朗読されました。

ロシア語の詩を聞いてその場で理解するのは難しいもので 参加者にはロシア語の詩と和訳のプリントが
配られました。

ここでしばらく休憩。ティータイムです。ピロシキが販売され(1個250円)、紅茶はサモワールで沸かして
お出しする予定だったのですが、、、どうも調子が悪くて 残念ながら普通のポットでお湯を沸かして飲むことに
なりました。

ジャムやボルシチの素、チョコレートなどの販売があり、また会員の差し入れによるお菓子もいろいろ
あって、おしゃべりしながら のんびりとお茶を楽しみました。

後半は ロシアの演劇大学を卒業された女優・演出家である丸地亜矢さんとお弟子さんがスネグーロチカとなって登場!

丸地さんのリードで楽しいゲームをしました。

「ジェット・マロース、ジェット・マロース、私のxxに触らないで!」と歌いながら 手や鼻や耳を隠します。
ジェット・マロース(安原理事長)が追いかけて来て 触ろうとしますが みんな上手に隠して触らせません!

続いて 5人ずつ2チームになって 一人ずつ9個のキューブを積み上げ、それを急いで崩して次の人と
交代します。早く終わったチームの勝ちです。
7歳のイリヤ―君も参加してくれました。早い、早い!イリヤ―組が勝ちました。


合唱団ミール登場!
「エルベ川の邂逅」Встреча на Эльбе
「単調に鐘は響く」Однозвучно гремит колокольчик
「カチューシャ」 Катюша
の3曲をロシア語と日本語で歌ってくださいました。

最後にミールといっしょに参加者全員で 「森で小さなヨールカが生まれたよ」を
ロシア語で歌って 今年のヨールカ祭が終わりました。

皆様 よいお年を!
С наступающим новым годом !





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