サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第6回新春サモワールお茶会報告  その2

2018年01月27日 | サモワールお茶会
さて先生のお話を聞くうちに サモワールのお湯も沸きました。いよいよお茶を飲みます!
小さいポットに濃い紅茶を作り、サモワールの上にのせておきます。そして各自が自分の
カップに濃いお茶を少なめに入れて サモワールの蛇口から熱湯を注いで好みの濃さに
するのです。今回のサモワールは容量が小さく、また蛇口の水漏れもあってハラハラしま
したが 実際にこのサモワールを使ってお茶を飲むという体験はなかなかできないもの、
サモワールを実際に見たのは初めてというの方もあり、みんな童心に戻って楽しそうに
お茶をいれていらっしゃいました。

今回はロシアでよく食べられるゆで卵の前菜 фаршированные яйцаが登場しました。


4種類のきのこのサワークリーム炒め入りのキノコのパイ пирог с грыбами


クリームチーズとサワークリーム入りのチーズケーキсырники とシンプルなリンゴのケーキШарлоткаも。


右側のボウルに入っている赤いものはビーツとジャガイモのサラダ”ヴィネグレット”винегрет です。「ビーツなんて初めて
食べました!」という声も。名古屋ではなかなか生のビーツは手に入りません。


今日の参加者は10名、現在のロシア語講習生、もと講習生、HPを見てきた人、友達に誘われて来た人などでしたが それぞれ
ロシアやウクライナ、ロシア語とのかかわりや関心のあるところが違い、様々な話題が出て話が弾みました。


ロシア語を真剣に勉強していながらロシアには一度も行ったことがないという方にはサエンコ先生は「行ったことがなくても
言葉は上手になれます。日本にいてもたくさんロシア語を聞くようにしてください。歌でも詩でも。ただ、今の歌手やインターネット
のロシア語はくだけすぎて正確で美しいロシア語とは言えないものも多いので おすすめはソ連時代の俳優やアナウンサーが
朗読しているものです。きちんと訓練を受けた人のロシア語をたくさん聞くことが大切です。」というアドヴァイスを。

今の歌手でロシア語の勉強に役に立つようなきれいなロシア語で歌っている歌手として
エレーナ・ヴァ―エンガ Елена Ваенгаを推薦しておられました。

また「以前はロシア語も勉強したが ロシアの文化はギリシャの影響を受けているし、全ヨーロッパの文化の源はギリシャだと
思い、ギリシャ語もやっている。さらに古代ギリシャ語も。またそのギリシャの文化は遠くインドやペルシャの影響も受けて
いると思うとインドやペルシャの言葉もやってみたくなる、、」という方には「やっぱりロシア語をしっかりやってください。
ソ連時代には優れた古典学者、翻訳家が養成されてあたなが興味を持つような古文書全部ロシア語に訳されています。
ロシア語ができればなんでも読めますよ」という助言でした。

さらにトマト味のボルシチとビーツのボルシチ、フィギュアスケートの話(先生は羽生君とプルシェンコのファン)、ロシアの
お菓子ゼフィール、旅行の話、ウクライナのスキタイ文化、卵の装飾の伝統など様々な話が出てあっという間に4時になって
しまいました。名残は尽きないままお開きにしようとしたその瞬間に所用で遅れて入ってこられた方があり、せっかく来て
くださったので時間を少し延長することにしました。その方はなんと考古学専攻でキエフに短期留学された方でした。

今年もこうして和やかに楽しくお茶の時間を楽しむことができました。ご参加くださった皆さん、いろいろお手伝いをして
くださった方、差し入れしてくださった方、皆様ありがとうございました。
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