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夢のあと

sakuraと申します。ゲームのプレイ感想と読書感想を書いています。

「薄桜鬼 黎明録」~斎藤一~ <斎藤六章> 六周目プレイ感想(前編)

2011年02月06日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。

更に、斎藤ルートでは今迄以上に龍之介に絡んでいます。
読まれて不快な思いをされたら申し訳ありません。
先に謝らせて頂きます。m(__)m

プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


<斎藤六章>(前編)

芹沢の名を騙って借金をしていた佐伯に、切腹命令が下されます。

数日後、突然、斎藤に「話がある」と告げられます。

「佐伯という隊士を見かけなかったか?」

切腹した筈の佐伯の居場所を尋ねてくる斎藤を怪訝に思いますが、龍之介は事情を察します。

「お、おい、ちょっと待て。まさか、また隊士に変若水を・・・?」

龍之介は思わず斎藤を責めますが、今回の件も新見の独断で行われたことだと告げられます。

・・・新見も相変わらずです。┐(´∀`)┌

龍之介は浮かんだ疑問をそのまま口にします。

「・・・なあ斎藤。新見さんは、どうしてこんな真似を繰り返すんだ?羅刹なんて、誰がどう見ても血に狂ったただの化け物だろ?幕府の命令だろうが何だろうが、あれが浪士組に必要だなんて、俺にはどうしても思えない・・・」

・・・はあ~。
龍之介、また、ですか。┐(´ー`)┌

お前の意見はどうだっていい!(`・ω・´)

龍之介の言葉に、斎藤は厳しい表情を浮かべ叱責します。

「・・・井吹。必要かどうかはあんたが決めることではない」

・・・そうだそうだ!
斎藤、もっと言ってやってーっ!ヾ(゜д゜)ノ゛

しかし、龍之介は逆ギレして斎藤を責めます。

・・・もう、本当にヤダ。(´・ω・`)
一方的に責め立てる龍之介の声を聞くのが嫌で、龍之介の台詞になるとすぐ○ボタンを押して聞かないようにしています。
関さんの声には何の罪もないのに・・・!(´;ω;`)ブワッ

一応、龍之介も内心では、
(斎藤に当たっても仕方ないのは自分でもわかっていた)
と思っているようです。

・・・分かってるなら、当たるな!
斎藤に申し訳ないと思えーっ!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!

やがて、斎藤はぽつりと呟きます。

「・・・他に方法がないのであれば、仕方あるまい」

納得出来ない龍之介が更に詰め寄ろうとすると、斎藤は頭を振って龍之介の言葉を遮り事務的に告げます。

「ひとつ忠告しておく。もし佐伯に遭遇したら、すぐに逃げろ」

龍之介に忠告すると、去って行きます。

数日経っても、佐伯の行方は掴めませんでした。

そんな中、龍之介は近藤達から相撲興行の話を聞きます。
龍之介にも準備を手伝って欲しいと告げてきます。
すると、それ迄黙っていた斎藤が、土方に進言します。

「相撲の興行を行うならば、引き札を作るというのはいかがでしょう」

引き札を京の人々に配れば寄付金も集めやすくなるということで、土方も賛成してくれます。
そして、描き手に龍之介を推薦してきます。

予想外の斎藤の言葉に龍之介は面食らいますが、近藤にも頼まれ選択肢が表示されます。

「・・・俺には無理だ」
「俺の絵でいいのか?」

・・・ここは、
「俺の絵でいいのか?」
を選びたいと思います。

龍之介が告げると、斎藤は頷きます。

「・・・悪いと思ったら、そもそも推薦などするはずがなかろう。あんたの絵の実力に関しては、以前見せてもらって知っている。心配は要らぬ」

斎藤の友好度が上がりました。

・・・斎藤、龍之介の絵をそう思ってくれていたんだ。(ToT)

翌日迄に試しに描いたものを何枚か持ってきてくれと、土方に告げられます。

自室に戻った龍之介は早速、相撲用の引き札を描き始めます。
何枚も描き損じながら、いつしか集中して周囲が見えなくなった龍之介の耳に芹沢の声が聞こえます。
慌てて振り返ると、いつの間にか芹沢が龍之介の背後に立っていました。

久しぶりに、芹沢の鉄扇が振り下ろされます。

しかし、描き損じた紙の一枚を龍之介から奪うと、芹沢は食い入るように見つめます。

「ふん、まだまだだな。線も荒ければ、構図も荒い」

鼻で笑われてしまいます。

「犬の趣味としては高尚すぎるが、まあ、せいぜい精進するがいい」

そう告げると、芹沢は龍之介の部屋から出て行きます。

・・・芹沢、きっと龍之介に雑用を頼もうとしていたんだよね。
だけど、龍之介が絵に没頭していたから、見逃してくれたんだよね。
いい人に見えてきた。(o・ω・o)

夜遅く、ようやく納得がいく絵を描き上げた龍之介は、土方に絵を見せに行きます。
土方の部屋には斎藤もいました。

龍之介が絵を見せると、土方は驚きに目を瞠ります。

「・・・いや、正直言って驚いたな。意外な才能って奴か」

土方の賛辞に、龍之介は面食らいます。

「あんたの絵には、それだけ力があるということだ。・・・自信を持て」

斎藤も龍之介の背を押してくれます。

翌日から、龍之介は版木造りに取り掛かります。
土方が手を回してくれたのか、龍之介に雑用が回ってくることもなく、版木造りに集中することが出来ました。

龍之介の集中力は凄まじく、食事時間も忘れて井上を苦笑させるのでした。

・・・あ、あの龍之介が!
ご飯を忘れるなんて・・・!(;゜д゜)ゴクリ


八月七日。
相撲の合併興業が、大成功で幕を閉じます。

・・・あれ?
龍之介が造っていた版木はいつ完成して、引き札はいつ人々に配られたの?(o・ω・o)

新八達は、龍之介の引き札のお陰で成功したと告げてくれます。

その後、龍之介は斎藤と共に、興行の後片付けをしに八坂神社へ向かいます。
道中、ふと龍之介は斎藤に尋ねます。

「・・・どうしてあの時、俺に引き札を描かせてくれって、土方さんに頼んだりしたんだ?」

すると、斎藤は暫く思案してから答えます。

「・・・俺は、生来の無骨物ゆえ、絵のことなどよくわからぬ。ただ・・・あんたの絵を目にした時、胸の奥を鷲づかみにされたような不思議な心持ちになった。だから、推薦させてもらった。・・・それだけのことだ」

龍之介が首を傾げていると、斎藤はフッと笑います。

「上手く表現できるものではないが・・・。あんたの描く絵には、魂がある。絵であろうと、生き方であろうと魂が込められたものは他者を惹きつける。そんなことができるあんたには・・・。絵の道にこそ【天分】があるのではないかと思ってな」

・・・さ、斎藤ー!
そんな風に思ってくれていたのね!(ノД`;)・゜・

突然、「絵の才能がある」と告げられ、龍之介は戸惑います。

選択肢が表示されます。

「あんたの天分は?」
「自分じゃわからない」

・・・ここは、
「あんたの天分は?」
を選びます!

龍之介が尋ねると、斎藤は何も言わずに微笑みながら腰の刀を触ります。

斎藤の友好度が上がりました。

・・・そうですよね!
斎藤は武士ですもの!(*゜∀゜)=3


「・・・なあ、斎藤。あんたいつ頃、自分の道が剣にあるって気づいたんだ?」

斎藤は暫く考えてから、何処か暗さを含んだ声で答えます。

「きっと、この剣以外に何もなくなった時だろう」

斎藤の言葉の意味する所が分からず、しかし、斎藤の雰囲気から尋ねることも出来ないまま、それ以上龍之介は何も言えず沈黙が流れるのでした。

「・・・あんたの天分は剣にはないからな。この浪士組に居ても幸せにはなれぬ」

それだけ言い残すと、斎藤は先に歩いて行ってしまいます。
龍之介はぼんやりと、浪士組の皆を絵で残せることが出来たら・・・と思うのでした。

・・・是非、残して下さい!(`・ω・´)


数日後。
龍之介は、【天分】について考えていました。
ふと、芸妓と約束した絵のことを思い出します。

・・・忘れていたんかいっ!Σ( ̄□ ̄)
相撲の引き札のことばかりで、こちとら、いつ描くのかと待っていたよ!

龍之介は、芸妓なら第三者として絵についての感想を聞かせてくれるかもしれないと思い立ちます。
そして、余った引き札を手に島原へ向かうのでした。

島原に着くと、野次馬達の向こうに浪士組の姿を見付けます。
龍之介が斎藤に話し掛けると、行方不明になっていた佐伯が島原に潜伏しているという情報を掴み、捕らえ終わった後だと告げます。

・・・龍之介の引き札に気を取られていて、すっかり忘れてました!
そういえば、佐伯は行方不明のままでした!/(^o^)\

流石にこの雰囲気の中、芸妓に会うのは気が引けた龍之介は、斎藤達と一緒に屯所に帰るのでした。

・・・龍之介って、空気が読めたり読めなかったりの差が激しいですよね。
やっぱり龍之介のキャラ設定がおかしい気がする。(o・ω・o)


八月十三日。
壬生寺の境内で、浪士組の為のお礼興業が開かれます。

龍之介は参加せず、屯所でぼんやりとしていました。

暫くすると、門の外が急に騒がしくなります。
気になった龍之介が向かうと、隊士達は芹沢のことを話していました。
井上に話を聞くと、

「何でもね、芹沢さんが大和屋という商家に大砲を撃ち込んで、火をつけてしまったらしんだ」

・・・ええーーっ!Σ( ̄□ ̄)

た、大砲ーっ!?
てっきり、放火しただけだと思ってました!(;゜д゜)ゴクリ

龍之介が大和屋に到着すると、既に店の火は消されていました。
新八から芹沢が商家に火を付けた理由を聞きます。
資金援助を断られた腹いせに、店の蔵に大砲を打ち込んだのでした。

町の人々が浪士組の陰口を告げているのを聞きながら、龍之介はやるせない気持ちになるのでした。

「十六夜挿話が追加されました。」

八月十八日。
「八・一八の政変」が起きます。

御所の門前で、会津の公用方から京都守護職軍用の黄色い襷(たすき)が渡されます。
しかし、斎藤はその襷をなかなか締めようとしません。
龍之介が疑問に思っていると、斎藤は手にした襷を見つめながら告げます。

「これを託してくださったということは、我々を守護職軍の一員として認めてくださったということだろう。どのような気持ちでこれを渡してくださったのかと思うと・・・不用意に締めるのがためらわれてな」

斎藤の言葉に、龍之介は首を傾げるばかりでした。

・・・龍之介!
君と違って、斎藤は相手の気持ちを大切にする人なのだよ!(`・ω・´)
そして、その気持ちに応えようと考える、不器用だけど真っ直ぐな人なの!


翌日、会津から功績を認められた浪士組は、【新選組】と名を変えます。

近藤曰く、約九十年前の会津藩の軍編成の中にあった組織だということで、武芸に秀でた藩士の子弟から成っていたということです。

近藤は名誉なことだと言って、嬉しそうに笑います。

朝食を終えた龍之介が前川邸へ戻ろうとすると、八木邸の門前に佇む斎藤がいました。
視線を辿ると、新しく飾られた看板を見つめていました。
龍之介が話し掛けると、斎藤は近藤が説明してくれた【新選組】という名前に付いて語ります。

「我々のような何の後ろ盾もない集まりに、このような素晴らしい名をくださった。・・・俺は、会津公の為なら命を落とすことも厭わぬ。そのような気分になった」

・・・おおっ!
この時から斎藤の中では、会津藩に対する特別な思いが生まれていた訳ですね!

感慨深げに看板を見つめる斎藤とは逆に、龍之介はこれからの新選組を考えると不安な気持ちになるのでした。

その夜、龍之介は日課となった絵を描いていましたが、溜め息ばかり吐いてしまいます。

浪士の絵や引き札を描いた時のような、何かにとり憑かれて一心不乱に描いた気持ちにはどうしてもなりませんでした。

そこに突然、芹沢がやって来ます。

「この前のほうが、まだ見られた。今この場にあるのが駄作だけだな」

龍之介の絵を見ると、そう告げます。
思わずムッとした龍之介が反論しますが、芹沢に冷たく言い捨てられます。

「・・・この絵からは何も伝わってこない。子供の落書きのほうがまだマシだからな」

そして、きっぱりと告げます。

「おまえには覚悟がない」

龍之介は芹沢の言葉に、呆然とします。

「・・・人とは不思議なものだ。覚悟さえあれば、鬼にさえなることができる」

その後、芹沢は予想だにしていなかった条件を、龍之介に突き付けてきます。

「もし俺を納得させるだけの絵を描いてみせたなら・・・。おまえを自由にしてやってもいい」

・・・こ、これは!
まさかの、芹沢流の発破掛けですか!?
恐らく芹沢も、龍之介の本気と覚悟を見る機会だと思っているのでしょう。
これで駄作を見せられたら、やっぱり龍之介には絵の才能なんてないと確認出来るのですから!(*゜∀゜)=3
やはり芹沢は策士です!

「解放されたいと言うなら、せいぜい努力するがいい」

芹沢はそう言い残すと、部屋を出て行きます。
龍之介は信じられない気持ちになりながらも、筆を取るのでした。

数日後、龍之介が子供達の似顔絵を描いて遊んでいると、巡察に出ていた新八が前川邸にやって来ます。
そろそろお昼時ということで、子供達は帰っていきます。

昨夜、新見が屯所から姿を消していました。

新見捜索にも駆り出されている新八は、すっかり疲れ切っていました。

「新八、あんたは少し休め。俺が交代で捜索に出よう」

後から来た斎藤に告げられると、新八は溜め息を吐いて頷き、頷八木邸へと帰って行きます。

斎藤と二人になった龍之介は、新見の処遇について尋ねます。

「・・・隊規では、脱走は切腹ということになっている」

斎藤はふと、龍之介が描いた子供の似顔絵を目にします。
焦った龍之介は、芹沢と「俺が納得する絵が描けたらおまえを自由にしてやる」と約束したことを話します。

再び新見探索へと出掛ける斎藤の背を見送りながら、自分もいつか斎藤のような『覚悟』を持つことが出来るようになるだろうかと、自問自答します。
恐らく、こんな中途半端な気持ちで絵を描いても、芹沢を納得させるだけの絵は出来ないだろうと、溜め息を吐くのでした。


九月十三日。
祇園に潜伏していた新見が捕まり、切腹したと知らされます。

しかし、新見と時を同じくして行方不明になった網道の足取りは掴めないままでした。

更に新選組内では、次は芹沢が粛清されるのではないかという噂が、まことしやかに囁かれていました。

噂話をしている隊士達を、新八が一喝します。

「芹沢さんは何だかんだで、新選組にあんだけ貢献してたんだ。寝首をかくような真似、するはずねえよ」

龍之介にも確認するように、そう問い掛けてきます。

「・・・そうだな」

答えながらも、龍之介は土方達のことを考えると不安になるのでした。

そこに斎藤が現れ、「もうすぐ、巡察の時間だぞ」と新八に告げます。
新八が去って行くと、龍之介は斎藤に思い切って質問します。

「あんた、前に言ってたろ。自分の天分に気づいたのは、剣以外何もなくなった時だって。あれって・・・一体、どういう意味だったんだ?」

・・・本当に龍之介って、人の事情に土足で入ってくるよね。(´・ω・`)

斎藤は暫く黙り込むと、やがて口を開きます。

「・・・まだ俺が、江戸にいた頃のことだ」

斎藤が試衛館に通うようになって暫く経った頃、とある旗本の子弟に真剣での決闘を申し込まれたということです。
求めに応じた斎藤でしたが、結局は殺人の罪に問われ、脱藩することになったと言います。

・・・ほうほう。
史実通りですね。(o・ω・o)

斎藤は脱藩してすぐに、腰に刀を差すのを止めたと告げます。
しかし、刀を失ってから初めて、既に刀は自分の一部だったことに気付きます。

そんな時、浪士組の話を聞いたということです。

「・・・その新選組、そして会津藩から下された命令ならば、俺はどんなものでも受け入れる」

揺るぎない決意を秘めた瞳で龍之介を見ると、一分の迷いもない口調で告げます。

そんな斎藤を見た龍之介に選択肢が表示されます。

「仲間を殺すことでも?」
「俺には無理だ」

・・・うーん。
どっちの選択肢も、イマイチなのですが。(´・ω・`)
「仲間を~」は絶対に選ばないとしても、「俺には無理だ」という方も、
いや、別に龍之介に何も期待してないし、意見も聞いてないんですが?
とツッコミたくなるので・・・。

仕方ないので、
「俺には無理だ」
を選びたいと思います。

龍之介がそう告げると、斎藤は珍しく面食らった表情を浮かべます。

・・・面食らう斎藤、可愛いです。(*´д`*)キュン

「・・・世の中の者全てが、俺と同じように生きねばならぬということではない。俺は、こういう生き方しかできぬからそうしているだけのこと」

斎藤は口元を僅かに緩めながら答えます。

斎藤の友好度が上がりました。

・・・ちょっw
自分の考えを持っている斎藤が、格好良いんですけどっ!(*ノε`*)ノシ

「どう生きれば、最期の瞬間後悔せずにあの世へ逝けるのか。・・・問題は、それしかない」

・・・あれ?
斎藤のこの言葉って、誰かも言っていたな~。

「・・・ただ、どれほど好きだったとしても、辛く苦しい思いをすることはある。そういう時に大切なのは壁を乗り越えることではなく、柳のような――しなやかな心を持つことだ」

・・・ふむふむ。(`・ω・´)
有り難い講釈をありがとうございます!
正座して斎藤さん(鳥海さんのお声で)の説教を拝聴させて頂きます!m(__)m

「天分というのは、つまるところ・・・一つのことを続けられるか、続けられないか。その単純な差異でしかないのだ」

・・・ほうほう。
なるほど。(正座中)

隊士の稽古に向かおうとした斎藤が立ち止まって、龍之介に告げます。

「本気の言葉というのは、必ず相手に伝わる。それがどんな言葉であれ、な」

・・・この言葉は斎藤なりの、龍之介への応援だと思いました!

「正義と正義がぶつかった時、歩み寄ることも譲ることもできぬのだとすれば――結果は、一つしかないのだ」

冷酷な光を浮かべる斎藤の瞳に、龍之介は芹沢の運命を、そして、時間があまり残されてないだろうということを予感するのでした。


・・・前編にスチルが一枚もないことに気付きました!Σ( ̄□ ̄)

潤いがなくてすみません!(ノД`;)・゜・
後編はスチルがありますので、ご期待下さい!

「薄桜鬼 黎明録」~斎藤一~ <斎藤五章> 六周目プレイ感想

2011年02月05日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。

更に、斎藤ルートでは今迄以上に龍之介に絡んでいます。
読まれて不快な思いをされたら申し訳ありません。
先に謝らせて頂きます。m(__)m


<斎藤五章>

<五章>は昔話です。
斎藤ルートは、新八が昔話を語るようです。

斎藤が初めて試衛館に来たのは、文久二年の夏頃だったということです。
既に、出稽古の以来も減り、経営は傾き始めていました。

新八と平助と左之助の三人で、いつものように道場に集まりながらひもじさに耐えていた時、斎藤が訪ねてきます。

新八が玄関に向かうと、夏だというのに真っ黒な服に襟巻きを巻いた男が佇んでいました。
そして、何より新八が驚いたのは、男が刀を右に差していることでした。

新八が「他流試合の申し込みですかい?」と尋ねると、

「・・・左様」

男は静かに頷きながら、短く答えます。

新八はとりあえず、男を道場に連れて行きます。
道場では、平助と左之助が興味深そうに男に視線を向けてきます。

他流試合は竹刀で行うことが通例となっている為、木刀専門の試衛館では他流試合をする時には、別の道場に助っ人を頼むことになっていたということです。

新八が助っ人を頼みに行こうとしていると、総司が道場に現れます。

「僕が相手をしてあげる」

焦り出す新八を無視して、総司は男に木刀で試合をしたいと告げます。
すると、男は平然と答えます。

「・・・木刀を使う流派の門弟とは、何度か手合わせをしたことがある。どの者も、試合の前はあんたと似たようなことを口にしていたが・・・俺に勝利した者は、一人もいなかった」

総司はにんまりと満足そうな笑みを浮かべると、試合の用意を始めます。

何となく機嫌の悪い総司が気になり、新八が左之助に尋ねると、恐らく土方と喧嘩でもしたんだろうと言われます。

面も籠手も付けない状態で、二人は試合を開始します。
総司が男に名前を聞くと、
「・・・斎藤一」
と素っ気なく呟くのでした。

新八が審判役となり、二人の試合が始まります。
斎藤が木刀を構えると、総司は斎藤が左利きなことに気付きます。

「俺の流儀ゆえ、失礼致す」

斎藤が短く告げると、総司は何でもないように答えます。

「構わないよ。右だろうが左だろうが、僕が負けるはずないし」

・・・自信満々な総司が素敵です!(*´д`*)

新八の号令を受け、二人は瞬時に木刀を中段に構えます。
しかし、互いの隙が全く見つからず、二人は暫く睨み合う形になります。

先に斎藤が踏み込みますが、左足の踏み込みに総司は一瞬付いていけず、僅かな隙が生まれてしまいます。
その隙を見逃さず、斎藤が一撃を仕掛けますが、総司はすんでの所でかわします。

総司が体勢を立て直す間もなく、斎藤の攻撃が次々と襲います。
総司は何とか木刀で受け止めると、反撃に転じます。
木刀の重さに斎藤が顔をしかめるの見て、総司は得意の三段突きを見舞います。

その内の一撃が斎藤に命中したのを見て、新八が「一本!!」と総司の勝利を告げますが、二人は打ち合いを止めようとはしませんでした。

新八が慌てて二人を止めようとしますが、打ち合いに夢中になっている二人の耳には届いていないようでした。

総司と斎藤画像


「何だ、思ったよりずっと強いじゃない!僕の突きを受けて立ってられる人なんて、いなかったんだけどね?」

「・・・あんたもな。最初の一撃で倒れなかったのは、あんたが初めてだ」

二人は相手の強さを喜びながら打ち合っていました。
笑みを浮かべながら、終わることのない二人の打ち合いに、新八も血相を変え始めます。

そこに土方が現れて、ようやく二人を止めるのでした。

近藤も姿を見せると、斎藤の剣技を褒めます。
すると、斎藤は驚いたような表情を浮かべます。

「・・・俺の構えは左構えですが、そのことは、お気になさらぬのですか」

斎藤が戸惑いながら尋ねると、近藤は何でもないように笑って答えます。

「ん?ああ。左利きの人間は器用だと言うが、さもありなん、という感じだな」

それを聞いた斎藤は目を見開いて、立ち尽くします。
土方も笑いながら斎藤に告げます。

「右構えだろうが左構えだろうが、勝ちは勝ちだろうが。負け惜しみってのは、みっともねえな」

土方の言葉に、斎藤は更に驚くのでした。


新八が懐かしそうに告げるのを聞いて、選択肢が表示されます。

「お人好しなんだな」
「物好きだな」

・・・いや、どう考えても、
「お人好しなんだな」
でしょう。

道場の経営も先行き不安な所に、更に剣客を増やすことになった彼等に龍之介は苦笑します。
しかし、斎藤だけは試衛館にお金を入れていたといいます。

・・・流石、主夫の斎藤さんです。
真面目で大好きです!(*´д`*)

新八は、あまり自分のことを語らない斎藤が、珍しく自分のことを話した時のことを回想します。


斎藤、平助、左之助の四人で飲みに行った帰り道、ふと新八は斎藤に尋ねます。

「・・・そういえばおまえさ、どうしてこんな風に、試衛館に通ってくるようになったんだ?」

斎藤と新八画像


・・・あれ?
何かこのスチルの新八、目が大きい。

新八の問いに、斎藤は足を止めます。

「・・・俺がこうして通ってくるのは、迷惑か」

・・・もうっ!
斎藤ったら、本当に慎み深い謙虚なんだから!(*´ェ`*)
そんなこと思ってないよ!
龍之介に斎藤の爪の垢でも飲ませてやりたい!

新八は焦りながら、告げます。

「いや、迷惑とは思ってねえが・・・そういう話って、今までしたことねえなって思ってよ」

斎藤は暫く黙り込みますが、

「・・・あんたは、どうなのだ?」

逆に新八に尋ね返してきます。
新八は夜空を見上げ軽く背伸びをすると、口を開きます。

「やっぱ、皆と一緒にいると楽しいからかな」

「楽しい・・・?」

「何より、試衛館にいる連中は皆、強いしな。剣術学ぶんなら、強い奴がたくさんいる道場にいなきゃ駄目だろ」

「・・・なるほど」

新八の言葉に斎藤は納得したようで、静かに頷きます。
再び新八が問うと、斎藤はやがて語り始めます。

「・・・江戸には数え切れぬほどの道場があり、剣術を志す者はたくさんいる。だが・・・真に強き者を『強い』と素直に認められる者は、多くはない。・・・試衛館には、そういう人間だけが集まっている。世にも稀なことだ」

そう告げると、自分の右腰に差してある刀に手を添えます。

その仕草を見て、新八には何となく、斎藤が試衛館を訪れる迄に経験した辛さや苦しさ、悔しさを垣間見た気持ちになります。

新八が、強い人間ばかりが集まるのは近藤の人格のお陰だと告げると、斎藤も微かな笑みを浮かべて頷いてくれます。

その後の斎藤は、新八と平助が軽口を叩き合うのを口元に笑みを浮かべながら黙って見つめていたといいます。

・・・いつぞやの座敷の時と同じですね!(´∀`)
斎藤はそうやって、皆が仲良くしている姿を見ているのが好きだったのでしょうね~。


その後、試衛館の経営が傾く一方になった頃、いつしか斎藤が顔を見せなくなったということです。
その理由は、誰も知らないということでした。

そして、京で再会すると雰囲気が変わっていたと新八は告げます。

「・・・まあ、あいつは無口だし何を考えてんのかよくわからねえところはあるけどよ。少なくとも、悪い奴じゃねえんだ。あんまり嫌わないでやってくれねえか」

そう告げる新八に対して、選択肢が表示されます。

「それはわかってる」
「そうは言われても・・・」

・・・龍之介がどう考えてようが、知ったこっちゃありません!(`・ω・´)
勿論、
「それはわかってる」
を選びます!

龍之介がそう答えると、新八が喜んでくれます。

更に、五つ目の斎藤の判子が押されました!ヽ(´∀`)丿♪

友好度画面画像


新八の話が終わると、ちょうど芸妓達がやって来ます。
一人は、以前に龍之介と絵の約束をした芸妓でした。
龍之介は慌てながら、次に来る時に絵を持ってくると約束するのでした。

芸妓達が新八の相手を始めると、龍之介は斎藤に言われたことを思い出し、浪士組や自分のこれからについて悩み始めます。
そして、何故自分がこんなに斎藤の言葉を気にするのかと考えます。

(他人の言葉を気にかけたり行動を改めたりしたことなんて、ただの一度もないのに。)

・・・おいっ!\(゜∀゜)

気にかけろよ!行動を改めろよ!

・・・だから龍之介は、こんな性格になっちゃったのかしら。(´・ω・`)

酔っ払った新八達と一緒に、屯所に帰ってきます。
龍之介は布団に横になりますが、なかなか寝付けません。
ようやく眠る龍之介でしたが、変若水の実験体にされる夢を見ます。
そして、斎藤に殺されるという結末で目を覚まします。

興奮する気持ちを抑えるように墨を磨り始めると、龍之介は夜通し絵を描き続けるのでした。

気が付くと、既に太陽は真上へと上っていました。
部屋の中は大量の描き損じの紙で溢れていました。

溜め息を吐きながら片付け始めようとした時、斎藤が剣の稽古に誘いに龍之介の部屋を訪れます。
部屋の中の惨状に、斎藤が息を呑むのが分かりました。

龍之介と斎藤画像


「これは・・・一体、何をしていたのだ?」

・・・うおっ!Σ(゜д゜lll)
畳が墨で酷いことに!

「『眠れなかったから、絵を描いてた』って答えたら、信じるか?」

斎藤は怪訝そうな顔をしながら、畳の上の絵を一枚拾い上げます。

「これは・・・あの時の浪士か?」

「・・・あれ、わかったのか?ってことは・・・少なくとも、何を描いたのかわからないほど下手糞ってわけじゃないんだな」

龍之介が乾いた笑いを浮かべると、斎藤の顔がたちまち不機嫌になります。

「・・・こんなものを描いて、どうするつもりだ。瓦版屋にでも売りつけて、浪士組の内部事情を暴露しようというのか」

しかし、龍之介は淡々と答えます。

「・・・別に、そんなつもりはないさ。どの絵も、納得できる代物じゃないから、人目にさらすつもりなんてないしな。ただ、何ていうか・・・。実験台になって殺されたあの浪士のことを、俺くらいは覚えててやってもいいんじゃないかって思ってよ」

斎藤は黙ったままでした。

「・・・安心しろよ。この絵は、後でちゃん焼き捨てるから」

龍之介が告げると、

「・・・もうすぐ稽古の時間だ」

そう言い置いて、斎藤は去って行きます。

意外にあっさりした斎藤の態度に驚きながら、龍之介は散らばった紙を片付けると境内へ向かうのでした。

<斎藤五章>のプレイ時間は、2時間でした。

「薄桜鬼 黎明録」~斎藤一~ <斎藤四章> 六周目プレイ感想

2011年02月04日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。

更に、斎藤ルートでは今迄以上に龍之介に絡んでいます。
読まれて不快な思いをされたら申し訳ありません。
先に謝らせて頂きます。m(__)m


<斎藤四章>

買い物に出掛けて行く平間を見送った龍之介は、これからのことを考えて溜め息を吐きます。
すると、斎藤が声を掛けてきます。

「・・・俺が大阪で言ったことを覚えているか」

龍之介は「今のうちに、身の処し方について考えておけ」と斎藤に言われたことを思い出します。
答えが出ていない龍之介が斎藤に答えられる筈もなく、

「そんなの・・・今すぐ結論なんて出せるはずないだろうが。芹沢さんがいる以上、勝手にここを出て行くなんてできっこないんだし・・・」

と答えてしまいます。

・・・はあ~っ。┐(´д`)┌ ヤレヤレ
だから、龍之介、何ですぐ逆ギレすんの?
「・・・出て行きたいけど、行く宛がない」とか、「これから自分が何をすればいいのか分からない」とか、正直に答えればいいんじゃない?

嗚呼、斎藤ルートの龍之介を見るのがしんどくなってきた・・・。orz

・・・いや!
きっと最後は、斎藤に感謝する龍之介を見られる筈と期待して、頑張って進めようと思います!(ノД`;)・゜・

「俺が言っているのは、そういうことではない。あんたが今後どうしたいのか、どうするつもりなのかを訊いているのだ」

冷静な斎藤に核心を突かれます。

「・・・今後ここに留まり続ければ、否応なしに我々の事情に深入りすることになる。場合によっては――命を落とすこともあり得るかも知れぬ。あんたには、それだけの覚悟があるのか?」

続く斎藤の言葉に、龍之介はたじろぎます。

「命を落とすことも・・・だと・・・?」

・・・はあ~。orz
何で、今更ビビってんの?
部外者の自分は死ぬことはないと、勝手に思い込んでいたとか?
龍之介の身を案じてくれている優しい斎藤に、感謝すべきだと思います!
というか、感謝しろ!龍之介!(`・ω・´)

しかし、そこは龍之介。
またもや逆ギレしやがったーーーっ!(゜∀゜)

「そんな覚悟、できてるはずないだろうが。俺は、隊士でも何でもないんだぞ?」

・・・龍之介、貴様という奴は!|д゜)

何も考えていない龍之介の態度に、斎藤は厳しく言い放ちます。

「今までは、そうして・・・流されるように生きれていれば良かったのかも知れぬ。だが今後も、今のままの状態が続くと思ってもらっては困る」

・・・斎藤!
もっと言ってやって下さい!

しかし。
――またもや、龍之介がキレやがります!(ノД`;)・゜・

「俺だって、ずっと今のままでいられるなんて思ってない!」

・・・思ってないんだったら、行動しろよっ!щ(゜ロ゜щ)

「先のことは、俺なりに・・・色々と考えてるさ!」

・・・龍之介の考えは、「先のことを考えてる」に入らないことをガツンと言いたい!(`・ω・´)

しかし、珍しく斎藤も引きません。
龍之介の目をじっと見つめると、尋ねてきます。

「ほう、では聞かせてもらおう。あんたはここを出た後、どうするつもりだ?」

・・・いいぞー!斎藤!
龍之介に、ガツンと言ったれー!ヾ(゜д゜)ノ゛

「それは――・・・」

ここを出た後のことなど何も考えていなかった龍之介には、斎藤に答えることは出来ません。

・・・考えてないくせに、「考えてる」とか大きな口を叩かないで欲しい。(`・ω・´)

「何故答えぬ?どうするべきなのか、答えはもう決まっているのではないのか」

・・・珍しく意地悪な斎藤です!(*´д`*)

追い詰められた龍之介は、やっぱり逆ギレします。

「俺の進む道は、俺が決めるさ!あんたなんかに口を出される謂われはない!」

・・・はあっ!?Σ( ̄□ ̄)
何、格好付けちゃってんの!?
おまっ、何も決めてないじゃん!?
折角、あの斎藤が心配してくれてんのに、お前は何様だーっ!

結局、龍之介は斎藤から逃げるように、前川邸に駆け込みます。

・・・制作者側は、こんな男主人公の性格がプレイヤーに受け入れられると思ったのでしょうか。(´・ω・`)
恐らく、女性の方が異性を見る目が、とても厳しいと思います(笑)。
やっぱり男主人公といえど、プレイヤーが一番感情移入するのは主人公だと思うので、こんなヘタレな男主人公を女性プレイヤーが温かい目で見守ってくれると制作者側は本気で思ったのでしょうか?
そうだとしたら、ちょっとバカにされた感が否めません。
いくら最後には成長すると言っても、途中がこれだけバカ過ぎると付いていけない・・・。orz

・・・でも、途中で投げません!
龍之介より、斎藤の為に頑張る!(`・ω・´)

龍之介は廊下で一息吐くと、斎藤の言葉は正論であり、自分のこれからを真摯に見つめ直そうと考えるのでした。

・・・おせーよっ!\(゜∀゜)

斎藤の前で、その誠意を見せろやーっ!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!


その夜、前川邸内に絶叫が響き渡ります。

・・・またっすか!(ノ∀`;)・゜・

襖を開けて様子を窺おうとすると、平助と左之助に会います。
二人もまだ何も知らされてないようで、もしかしたら新見がまた何かしたのかもしれないと左之助は厳しい表情で告げます。

・・・もう恒例となっているので、今更驚かないです。(´∀`)

平助と左之助が新見の部屋に走って行くと、龍之介も急いで後を追い掛けます。
新見の部屋には既に、主立った幹部達が集まっていました。

どうやら、捕らえた不逞浪士を新見が勝手に実験に使い、その後、羅刹化して逃げ出したとようだと、土方と山南から説明されます。

事情を知る隊士達は、羅刹を探しに夜の町に出て行きます。
龍之介は、自分も捜索に出た方が良いかと山南に尋ねます。

・・・はあっ!?
何故、そう思う!?(゜∀゜)
いくら自分も事情を知っているといっても、まるっきり剣が使えないんだから足手まといになるとか考えないの?

「君が行って、何の役に立てるというんですか。返り討ちに遭って死体が増えるだけでしょう」

・・・山南がズバッと斬ってくれました(笑)!
ありがとう、山南!
ああ~、気持ちいい!( ゜∀゜)o彡°

山南にきっぱり断言された龍之介は何も言えなくなりますが、

(こうもはっきり言い切られると、さすがに苛立ちが募る。)

と考える龍之介に、またもや、

・・・はあっ!?
何で、事実を認められないの!?

と、こちらが苛立ってきました・・・。orz

その後、芹沢に呼び付けられ、事情を説明します。
就寝中だったのを起こされて気分を害したのか、龍之介に酒を持って来いと命じます。
流石に、この騒ぎの中で酒を飲むのはまずいのではないかと龍之介が告げますが、芹沢は「俺が酒を断ったところで、事態が好転するわけでもあるまい」と告げ、再び龍之介に酒を持って来るよう命じるのでした。

・・・龍之介、マジウザイ。
芹沢に意見するのが無駄だと知ってて、何でいちいち口答えするの?
後で、芹沢に酒を出した龍之介に非があると責められるのが怖いの?
だから、形だけでも「止めた方がいい」と忠告するのでしょうか?

龍之介が何を考えているのか、それとも何も考えてないのかが本当に分かりません・・・。orz

数日後。
逃げ出した羅刹は、幹部達によって捕縛されます。

龍之介が買い物から帰って来ると、ちょうど八木邸に入って行こうとする平助を見掛け、声を掛けます。
昼と夜の見回りで睡眠不足だと告げる平助を見て、事情を知る数少ない人間の一人なのに何も手伝えなかったと龍之介は肩を落とします。

・・・・・・。┐(´ー`)┌フーッ

別れ際、平助が告げます。

「もしここを出て行くつもりなら、早い方がいいぜ」

龍之介は平助に内心を見透かされたようで、思わず心臓が跳ねます。

「オレ達は、自分で望んで浪士組にいるけど・・・龍之介は、そうじゃねえだろ?」

・・・斎藤といい、平助といい、本当に皆、優しいです!
皆の優しさに甘えている龍之介が、本当に腹立ちます!(`・ω・´)

平助に告げられて、龍之介はまた考え始めます。

・・・が。

(うだるような暑さの中、俺はただ考え続けたが・・・結局、答えは見つからなかった。)

・・・見つかんねーのかよ!(ノ`Д´)ノ彡┻━┻

つーか、それ考えてないよね!?щ(゜ロ゜щ)
結局、何だかんだ言って答えを先送りしたいだけだよね?
浪士組を出て行っても、行く宛もないし、特にやりたいこともないから。


夕餉の席で、隊士達の稽古を見ているという斎藤から、近藤達に経過報告がされます。
浪士組のこれからについて話し合う隊士達を見ながら、いつかここを出て行く自分には関係ない話だと思うと、食欲も出なくなり、龍之介は早々に夕餉を切り上げます。

前川邸へ戻ろうとした龍之介に、斎藤が声を掛けてきます。

また説教されるのかと適当に話を打ち切ろうとする龍之介に、斎藤が告げてきます。

「・・・あんたも、隊士達と共に剣術を学ぶというのはどうだ?」

「へっ!?俺が?あんた、いきなり何を言い出すんだ?」

龍之介は思わぬ斎藤の発言に驚きますが、斎藤は真剣に告げてきます。

「あんたが今後、どうするつもりなのかはわからぬが・・・すぐにここを出て行くつもりがないなら、己が身を守る剣技くらいは身に着けておいても損はあるまい」

龍之介は断ろうとしますが、斎藤は静かに続けます。

「・・・進むべき道を決めかねているというのであれば、迷うのもよかろう。だが、いずれこれと定めた道を進む時、何らかの技術を身につけておいて損をすることはあるまい。何より――思い悩んだ時こそ、剣に没頭することで正しい道が見えてくるはずだ」

きっぱりと告げる斎藤に、龍之介は反論します。

「何言ってんだよ。それは、あんたの場合だけだろうが・・・!」

・・・いちいち龍之介の反論に苛つきます。(´・ω・`)
何かに没頭することで頭がすっきりして、別の何かが見えてくることもあると思う。
それに剣の稽古をすることで、やっぱり自分に剣は合わないと再確認も出来ると思うのに・・・。

とにかく、反抗したいお年頃なのか?

「芹沢さんに拾われた時のように、不逞浪士に金品を奪われて終いではないのか」

更に斎藤は、芹沢に拾われた時のことを龍之介に思い出させ、痛い所を突いてきます。

・・・ナイスです!斎藤!
もっと言ってやって下さい!(*´д`*)

龍之介は仕方なく、翌日からの稽古に付き合うことにするのでした。

翌日、龍之介は他の隊士達と一緒に斎藤から剣を教わります。
龍之介が子供の頃に習った事は全て忘れろと言われ、ほぼ初心者の龍之介は次から次へと斎藤に駄目出しをされてしまいます。

斎藤と龍之介画像


周りの隊士達の中には、初心者の龍之介と斎藤のやり取りを見て含み笑いをする者もいました。

選択肢が表示されます。

「斎藤の言う通りにする」
「もう、やってられるか!」

・・・当然、
「斎藤の言う通りにする」
を選びます。

龍之介は「まだ始めたばかり」と自分に言い聞かせて、稽古を続けます。

斎藤の友好度が上がりました。

しかし、段々と細かくなる斎藤の教えに、龍之介はとうとう我慢出来なくなり刃引きした刀を地面に投げ付けてしまいます。

・・・おまっ!Σ( ̄□ ̄)

またもや龍之介がキレ始めると、斎藤は睨みながら告げます。

「一旦、稽古を受けると決めたからには基本を身につけてもらわねばならぬ」

「基本だと・・・!?何言ってやがんだよ!だったら、あんたが右に刀を差してるのはどうなんだ!?」

・・・龍之介、おまっ!
禁句を口にしたなーーーっ!?|д゜)))

龍之介に右差しについて指摘されても、斎藤は冷たく言い放ちます。

「俺の構えが右だろうと左だろうと、あんたの構えの未熟さには何の関わりもあるまい」

・・・そうだそうだ!
斎藤が右差しだろうと、実力があれば問題ないさ!
龍之介、何言っちゃってんの?(゜∀゜)

斎藤の正論に、龍之介は何も言えなくなります。
稽古を続けようとする斎藤に、龍之介は背を向けて去ろうとします。

・・・龍之介ー!
何処迄、根性がないんだ!Σ(|||▽||| )

「俺は、武士になりたいなんて思ったことは、ただの一度もない!どんなに食い詰めても、人を斬って名を上げる野蛮人になりたいなんて思わないからな!」

そう吐き捨てる龍之介に、斎藤は冷たい眼差しを向けて問い掛けてきます。

「・・・では、あんたは一体何になりたいというのだ。人が信ずる道を貶めたのだから、進むべき道はとうに見えているのだろうな?」

・・・斎藤が怒ったー!(;゜д゜)ゴクリ

そりゃ、そうだよね。
自分の行く道も決められない中途半端な龍之介に、好き勝手に批判されたくないよね。(´・ω・`)

斎藤の言葉に、龍之介は今迄、自分の意志で何かをしたいなんて思ったことがない事実に気付かされます。
答えられないでいると、斎藤の声が響きます。

「今まで生きてきて、本当にただの一度も『何かをしたい』と思ったことがないのか」

そのまま、その日の稽古は終了します。

その夜、龍之介は斎藤の言葉を思い出します。

「何かをしたいって願ったこと、か・・・」

昼間の稽古の疲れが出たのか、考えながら龍之介はいつの間にか眠りに付きます。

――幼い頃の夢を見ます。
毎日、空腹だった幼い龍之介は、空腹を紛らわせる為に、地面に団子や餅、汁粉の絵を描いていた時、近所のおばさんに絵を褒められます。
幼い龍之介は、絵を描いてる時だけは辛い現実を忘れることが出来ると気付きます。
しかし、すぐに母親に咎められます。
描き溜めていた絵は捨てられ、無理矢理、剣術や弓術の道場に通わせられるようになります。


それからの斎藤は、龍之介を毎日のように剣の稽古に誘ってくるようになりました。
龍之介も稽古に出たり出なかったりの毎日の中、ある日、芹沢に島原へ誘われます。

座敷で芸妓に一枚の錦絵を見せられた龍之介は思わず、「俺の方が、まだマシなのを描けそうだ」と口にしてしまいます。
芹沢にも挑発された龍之介は、勢いで絵を描くことを約束します。

翌日、墨で絵の練習をしている所に、斎藤が訪れます。

「一体、何をしていたのだ」

選択肢が表示されます。

「・・・絵を描いてたんだよ」
「書道の練習をしてただけだ」

・・・ここは正直に、
「・・・絵を描いてたんだよ」
を選びたいと思います。

龍之介が正直に告げると、斎藤は驚きます。

「絵だと?一体、何故そのようなことを・・・」

更に突っ込んできますが、流石に龍之介もそれ以上は明かす気になれず誤魔化します。

斎藤の友好度が上がりました。
更に、判子も四つになりました!

友好度画面画像


その後、稽古に出た龍之介は、いつものように斎藤にしごかれるのでした。


六月末。
芹沢と平間と新見が島原へ出掛けるのを見送った龍之介は、山南に声を掛けられます。
新見に用があるようでしたが、一足違いで出掛けたと告げると山南は少し困ったような様子を見せますが、後日に改めて新見と話すと告げます。
そして、龍之介には新見のその後の様子を尋ねてきます。

その夜、新見の部屋から物音が聞こえてきます。

・・・もう何があっても驚かないです。(´∀`)

龍之介は意を決して、新見の部屋に確認しに行くことにします。
新見の部屋に入ると、鍵の掛かった扉の中から物音がしていました。
鍵を開けると、中には縛られた若い男がいました。

縛られた男画像


龍之介が猿ぐつわを外して事情を聞くと、男は芹沢に無理矢理、連れて来られたと告げます。
そして、龍之介に縄を解いてほしいと訴えてきますが、流石に詳しい事情を知らない自分が勝手なことは出来ないと告げると、せめて縄を緩めて欲しいと言われます。

選択肢が表示されます。

「浪士の頼みを断る」
「緩めるくらいなら・・・」

・・・何かのプレイか?|д゜)))
とか思ったけど、
「浪士の頼みを断る」
を選びます。

緩めたら浪士が逃げるのは目に見えてます!

断っても必死に頼み込んでくる浪士を見て、龍之介は八木邸の幹部の誰かに判断してもらうことにします。

・・・お?
珍しく龍之介の考え方が、冷静じゃない?(゜∀゜)

八木邸を訪れると、斎藤と会います。
龍之介が急いで現状を説明すると、斎藤にあっさりと告げられます。

「・・・あんたは、何を言っているのだ。そんなものは、助かりたいからでたらめを言っているだけに決まっているだろう」

しかし、龍之介が「話だけでも聞いてやった方がいいんじゃないのか?」と告げると、斎藤が了承してくれます。

斎藤の友好度が上がりました。

・・・相変わらずというか。
龍之介ってこういう時だけ、やたらと屁理屈というか相手を丸め込むのが上手いよね~。
きっと、それで世の中を渡ってきたんだろうな~。
一種の才能なんじゃない?ヾ(´ε`;)ゝ

斎藤と共に、新見の部屋へ向かいます。
しかし、既に浪士の姿はありませんでした。
近くに解いた縄が落ちているのを見て、どうやら開けっ放しの扉から浪士は逃げ出したようです。

・・・龍之介ー!おまっ!Σ( ̄□ ̄)
ほんと、ツメが甘いなー!
扉閉めて、鍵してから行けー!

二人はすぐに二手に別れて、周辺を探し始めます。

龍之介が前川邸の庭を探していると、茂みに隠れていた先程の浪士が襲い掛かってきます。
刀を構えながら、すぐに斎藤の名を呼びます。
仲間を呼ばれた浪士は、焦り始めます。

そして、龍之介目掛けて袈裟斬りを振り下ろしてきます。
龍之介はとっさに、稽古の時に言われた斎藤の言葉を思い出し、構えた刀を真っ向に振り下ろします。
すると、浪士の腕を斬り付けることに成功し、浪士の腕が血で濡れます。

浪士が暫く自分の腕から流れ落ちる血に見入っていたかと思うと、次の瞬間、羅刹に変じます。

次々に見舞われる斬撃に、龍之介の手から刀が弾き飛ばされてしまいます。

追い詰められた龍之介でしたが、間一髪で斎藤が駆け付け、羅刹に一閃を見舞います。
しかし、羅刹の動きは素早く、斎藤の攻撃はかわされてしまいます。

・・・龍之介は、二度も斎藤に助けられているのよね。
芹沢より、斎藤に恩返しするべきです!(`・ω・´)

「・・・羅刹相手によく持ちこたえたな、井吹」

・・・斎藤が笑顔で褒めてくれた!ヽ(´∀`)丿♪ワーイ

斎藤と羅刹の戦いが始まりますが、羅刹の並外れた体力と敏捷さに、斎藤が得意とする居合いを仕掛けることが出来ません。

斎藤に気を取られている羅刹に向って、龍之介は横から一撃を見舞います。
一瞬、気付くのに遅れた羅刹に、傷を負わせることに成功します。

そして、その隙を突いた斎藤が羅刹の首目掛けて居合いを放ちますが、すんでの所でかわされてしまいます。

『・・・居合いならば、初太刀を外さなければ、ほぼ確実に相手を仕留めることができるからだ』

斎藤の言葉を思い出し、龍之介が絶望に襲われた瞬間、斎藤の剣尖が羅刹の心臓を貫きます。

斎藤画像


「・・・【居合いの大事は突くことにあり】という言葉が存在する。たとえ初太刀をかわされたとて、動揺してはならぬ。技量を持った使い手というのは、かわされた瞬間にはもう既に、次どう打つかを考えているものだ」

・・・斎藤、かっけー!ヽ(*`□´*)/

羅刹は地面に倒れると、二度と動かなくなります。

「あんたが隙を作ってくれたお陰で、この浪士を倒すことができた。・・・感謝する」

斎藤に礼を言われます。

その後、二人は羅刹の死体を新見の部屋に運びます。
そして、土方と山南に今回の件を報告します。

明け方近くになって、ようやく帰って来た芹沢と新見に話を聞きます。
壬生浪士組の名を騙って押し借りを働いていた不逞浪士を捕まえたのは確かに芹沢でしたが、芹沢に無断で新見が実験体にしていたようです。
結局、芹沢にも厳しく叱責され、土方と山南にも厳重注意を受け、新見は仕方なく今後は浪士を実験に使わないと約束するのでした。

・・・え?
新見が問題起こしたの、二度目だよ?
厳重注意だけでなく、もっと厳しく罰したら?
何故か、新見への処罰が相変わらず甘くて、びっくりなんですけど。(゜∀゜)

その後、浪士の首は町中に晒されます。
京の人々に、壬生浪士組は益々恐れられるようになります。

龍之介は、町の人達から恐れられている浪士組の中に、これから先も居続けることが出来るのかと自問自答するのでした。

・・・じゃあ、さっさと出て行けよ。|д゜)

数日後。
山南と新見の留守中に、網道が訪ねてきます。
とりあえず、新見の部屋に案内しながら、龍之介は網道と羅刹について話をします。

そこに、龍之介と網道の会話を邪魔するように、山南が戻ったと斎藤が伝えに来ます。
案内役を斎藤に任せ、龍之介が自室に戻ろうとすると、「・・・外部の人間に余計なことを明かすな」と斎藤に小声で一方的に忠告されます。

・・・斎藤が正しいです!(`・ω・´)
本当に龍之介って考えが足りないよね・・・。
そして、相変わらず、斎藤に注意されたことに腹を立てる龍之介が最悪すぎる・・・。(´・ω・`)

その後も、斎藤は龍之介を毎日稽古に誘ってきます。
稽古が嫌な龍之介は、先日の網道の話し合いの結果を斎藤に尋ねます。

「そのようなこと、我々が気にするべきことではない」

そう告げるだけではっきりと答えようとしない斎藤に、龍之介は苛立ちをぶつけます。

「仲間を実験台にして、人間を化け物に変える薬の研究をしてる連中を本物の武士だと思ってるのか!?」

・・・論点をすり替える龍之介が嫌すぎる。(´д`)

龍之介が、浪士組についてそこ迄言う権利もなければ、資格もないよね?
斎藤の言う通り、そんなこと龍之介が気にしてどうするの?
最後迄関わる責任を持てないなら、中途半端に首を突っ込まないで欲しい・・・。orz

しつこい龍之介に、斎藤は仕方なしに口を開きます。

「ここ以外に、俺を武士として扱ってくれる場所などない。――ここが、俺の生きる場所だ。だから、今後たとえ何があっても――俺は、近藤さんや土方さん、山南さんを信じ続けるつもりだ」

そして、龍之介に稽古に来るよう告げると、部屋を出て行きます。
龍之介は斎藤の真意が分からず、呆然とするのでした。

数日後。

龍之介は新八に騙されて、芹沢と平間と四人で島原へ向かうことになります。
着いた早々、芹沢は平間を従えて、別室へ飲みに行ってしまいます。
龍之介と新八の二人が残されます。

龍之介は新八から、斎藤との出会いを聞くのでした。


<斎藤四章>のプレイ時間は、4時間30分でした。

「薄桜鬼 黎明録」~斎藤一~ <三章> 六周目プレイ感想

2011年02月03日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。

更に、斎藤ルートでは今迄以上に龍之介に絡んでいます。
読まれて不快な思いをされたら申し訳ありません。
先に謝らせて頂きます。m(__)m


<三章>

浪士組の隊士服が出来上がります。

龍之介が芹沢を盗み見ると、満足そうな表情を浮かべながら鉄扇で顔を扇いでいました。

選択肢が表示されます。

「芹沢さんに声をかける」
「触らぬ神にたたりなし」

・・・誰がどう考えても、芹沢ルートに入る為の選択肢のようです。(o・ω・o)

「触らぬ神にたたりなし」
を選びます。

総司の質問には、
「目立ち過ぎないか?」
を選びます。

斎藤の友好度が上がりました。

網道が登場した後の選択肢は、
「この場に残る」
を選びます。

・・・この選択肢は平助ルート以来、久々に選びます!(`・ω・´)

八木邸に侵入してきた羅刹と対峙した時の選択肢は、
「なぎ払う」
を選びます。

龍之介は刀を構え直して応戦しますが、羅刹に刀ごと弾き飛ばされ塀に背中を打ち付けてしまいます。
羅刹が龍之介に迫ろうとした時、

「――待て、おまえの相手はこちらだ」

斎藤の静かな声が響きます。
羅刹がその声に振り返った瞬間、斎藤の居合いが羅刹の首を跳ね飛ばします。

斎藤画像


・・・おおっ!Σ(゜д゜lll)

OPにもあったこのスチルは、羅刹の首を跳ねた瞬間だったのですね!
そうと知った今、これからOPを見る度にドキドキしそうです。((((;゜Д゜)))

斎藤は懐紙で刀を拭うと、鞘に収めます。
龍之介から見た斎藤は、何事もなかったように落ち着いて見えました。

そして、龍之介には広間に行くよう告げると、斎藤は羅刹の体を担ぎ上げ前川邸へと歩いて行きます。

・・・あれ、首は?
特に首については触れられてなかったけど、一緒に前川邸へ運んだんだよね?(´・ω・`)


変若水と羅刹の説明の後、芹沢に声を掛けられます。

・・・お?
初めての展開です。

「ここに隠れていれば、危険な目に遭うこともなかったものを。わざわざ戦の場に飛び出してきたのは、なぜだ?」

芹沢の質問に対して、選択肢が表示されます。

「自分でもわからない」
「あんたには関係ないだろ」

・・・うーん。
何となく、「自分でもわからない」の方が芹沢の友好度が上がりそうな感じがするので、
「あんたには関係ないだろ」
を選んでみようと思います。

龍之介がふて腐れたように答えると、芹沢が笑います。

「貴様がここまで馬鹿だったとは思わなかったぞ。あのまま死んでいたら、葬式の席では笑いが絶えなかっただろうな」

・・・最近、スキップ天国で忘れていたけど、久々に龍之介の生意気な口答えを聞くと苛立つことを思い出しました。(o・ω・o)

井戸での選択肢は、
「資金のこと」
を選びます。

壬生寺で下っ端隊士達と稽古をするシーンの選択肢は、
「何しにここに来たんだ?」
を選びます。

・・・前回の土方ルートで間違えて選んだので、スキップします!ヽ(´∀`)丿♪

斎藤の友好度が上がり、三つ目の判子が押されました。

友好度画面画像


龍之介が寝ていると、玄関から平間の声が聞こえます。

・・・お?
またまた新しい展開のようです。(゜∀゜)

玄関へ行くと、酔い潰れて眠ってしまっている芹沢と、芹沢を介抱する平間の姿がありました。
龍之介は平間を手伝い、芹沢を部屋迄運んでやります。
芹沢を布団に寝かせて、二人は部屋を出ます。

選択肢が表示されます。

「水を持ってくる」
「平間さんに任せる」

・・・ここは、
「平間さんに任せる」
を選びたいと思います。

後の事は平間に任せ、龍之介は自室へ戻り寝直すのでした。


大阪へ不逞浪士を捕縛しに行く選択肢は、
「わかった」
を選びます。

橋の上で力士達と揉め事を起こし宿に戻って来ると、医者に行くという斎藤と山崎に芹沢の命令で付いて行くことになります。

・・・おおっ!?
新展開です!

宿を出ると、斎藤は龍之介に仮病だったことをあっさり明かします。

「あんたが言う通り、仮病だ。ああせねば、芹沢さんと別行動を取れなかったからな」

龍之介に明かす斎藤に、山崎は驚きますが、

「・・・芹沢さんのことだから、俺達の目的などとっくに見抜いているはずだ」

斎藤は淡々と告げます。

そして、現在別行動を取っている者達は、土方の命令で大阪での人脈作りを任されていると明かします。

・・・ほうほう。
そういうことだったのですね。(o・ω・o)

山崎は、龍之介が芹沢に密告するのではないかと心配しますが、

「・・・これでも、人を見る目はあるつもりだ。井吹は、芹沢さんに密告などせぬ」

斎藤は、はっきりと断言します。

龍之介は断言する斎藤に驚きながら、「俺が密告する度胸なんてないと思っているのか!?」と、苛立ちながら斎藤に詰め寄ります。

・・・はあ~っ。┐(´д`)┌
何で龍之介って、すぐ相手を責めるの?
もっと冷静になろうよ、青少年。
龍之介が相手に食って掛かる声を聞くの、もう、やだな~。(´・ω・`)
龍之介役の関さんは熱演しているだけであって、悪いのは台本だと思う。

しかし、斎藤は龍之介を相手にしようとせず、約束をしているという、とある商家へ急ぐのでした。

・・・斎藤、大人です。
お子ちゃま龍之介なんて、無視しちゃって下さい!(`・ω・´)

商家の主人との話し合いは好感触だったようで、斎藤も山崎も晴れやかな顔をしていました。
ちなみに部外者の龍之介は、外で待っていたようです。

山崎が土方達を誉めちぎるのを聞き、龍之介は何故か苛立ちを覚えます。
芹沢の味方をするつもりは到底ありませんでしたが、今回のことも、浪士組の今があるのも、芹沢の存在が大きかった筈だと龍之介は告げます。

芹沢を庇う龍之介に、山崎は反論します。
山崎の的を射た反論に龍之介は何も言えなくなり、黙ってしまいます。

「浪士組には、自分の行く道すら決められない半端者の居場所などない。さっさと出て行け」

しかし、山崎の言葉に龍之介はカッとなり、山崎に掴み掛かります。

龍之介と山崎画像


・・・え~。
また、すぐに暴力なの?(´д`)

どう見ても山崎が正しいと思います。
龍之介って考えも行動も中途半端なくせに、すぐ人を非難するよね。
マジで止めて欲しいです。
そして、今度は逆ギレですか。
・・・本当に勘弁して下さい。orz

山崎も怯むことなく、龍之介の襟首を掴んできます。
今にも殴り合いになりそうになった時、斎藤の刀が仲裁に入ります。

龍之介と山崎画像


「夜中に騒ぐと、近所迷惑になる。何より、私闘は厳禁のはずだ。・・・手を離せ」

山崎は斎藤の言葉に素直に従うと、手を離して自分の軽率な行動を謝ります。
しかし、頭に血が上っている龍之介は自分は隊士ではないと告げ、山崎から手を離そうとしません。
すると、斎藤が静かに怒ります。

「・・・確かに、あんたには局中法度を守らなければならぬ義務などない。だが、山崎は既に拳を下ろした。あんたは、つまらぬことに拘泥して無抵抗の相手を殴りつけるつもりか?・・・そういう振る舞いは、不快だ。手を離せ」

・・・斎藤さーん!
もっと言ってやってー!
というか、いっそ痛い目見せちゃって下さい!( `Д´)二○)`д゜)

・・・斎藤ルートの龍之介、久しぶりに不快な気分にさせられる。
何で斎藤にも逆ギレしてんの?(´・ω・`)


龍之介が渋々と手を離すと、斎藤は刀を鞘に収めます。

「・・・悩む時間を与えられているのは、幸いだ。今のうちに、身の処し方を考えておけ」

そして、龍之介に向かって助言してくれます。
龍之介は羅刹の存在を思い出しながら、このまま浪士組に居続けた場合の最悪の結末を想像して、背筋が冷たくなるのを感じるのでした。

三人が宿に帰ってくると、宿の周辺だけ台風が通り過ぎたように物が散乱していることに驚きます。

返り血を浴びた新八に出迎えら事情を聞くと、斎藤と山崎は事後処理に追われている近藤と山南を手伝いに宿の中に入って行きます。
残された龍之介と新八の二人で、外の片付けを始めるのでした。


<三章>のプレイ時間は、1時間40分でした。
・・・短くてびっくり!

「薄桜鬼 黎明録」~斎藤一~ <序章>~<二章>  六周目プレイ感想

2011年02月02日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。


さて、六周目はちー様の次に好きな斎藤です!\(^o^)/

武士の鑑のような斎藤と、武士を嫌う龍之介がどう関わり、そして龍之介がどう変わっていくのかに注目したいと思います!(`・ω・´)


<序章>

懲りずに「最初から」を選びます。

・・・すると!

<序章>で初めて選択肢が表示されました!Σ( ̄□ ̄)

ゲーム画面選択肢画像


どうやら土方ルートをプレイ(クリア)したことで、何かが変わったようです!
友好度画面に芹沢が表示されていたことと、関係があるのかもしれません。

「男に斬りかかる」
「握り飯に手を伸ばす」

・・・好奇心から「男に斬りかかる」を選んでみたいのですが、ここは大人しく物語に沿って、
「握り飯に手を伸ばす」
を選びます。

この後のストーリー展開は同じようで、<一章>迄スキップされました。
一応、芹沢の友好度を確認してみましたが、特に変化はありませんでした。


<一章>

平助には、
「どこでもいいだろ」
左之助には、
「名乗らない」
総司には、
「あんたには関係ないだろ」
土方には、
「恩には変わりない」
その後は、
「八木邸に行く」
「井上さんを手伝う」
を選び、斎藤以外の友好度は上げません。

いよいよ、八木邸の玄関前に佇む斎藤が登場です!(*゜∀゜)=3

「用件を聞く」
を選びます。

「・・・用件は、一体何だ?得体の知れない奴を、中に入れるわけにはいかない」

龍之介は用心の為、案内する前に用件を尋ねます。
すると、男は一瞬黙った後、口を開きます。

「俺の名は、斎藤一。江戸にいた頃、近藤さんや土方さんに世話になっていた」

斎藤の友好度が上がりました。

・・・斎藤の友好度が上がると嬉しくなります!(*´д`*)

龍之介は斎藤を安全だと判断し、自分も名を名乗り土方の元に案内します。

次の選択肢は、
「このまま立ち去る」
を選びます。

総司に斎藤との稽古を誘われる選択肢は、
「稽古を見学する」
を選び、二人に付いて行きます。

・・・夜中に「酒を買ってない」と芹沢に怒られますが、斎藤の友好度の為なら気にしない気にしない!ヽ(゜∀゜)丿♪

総司の挑発には、
「絶対に嫌だ!」
を選びます。

龍之介が総司との打ち合いを断固として拒否すると、斎藤が助け船を出してくれます。

「総司、その辺にしておけ。彼は、本気で嫌がっているようだ」

総司はつまらなそうに、八木家の子供の勇坊と遊ぶ約束をしていると告げて、壬生寺から去って行きます。

「・・・礼は、言わないからな」

龍之介がそう言うと、

「・・・構わん。先程の借りを返しただけだからな」

と斎藤が告げ、友好度が上がりました。

龍之介が首を傾げると、斎藤は静かに口を開きます。

「・・・土方さんに、取り次いでくれただろう」

「・・・たったそれだけのことに?」と、龍之介は斎藤の真面目な性格に驚きます。
龍之介は、あの時何故、八木邸の前に佇んでいたのかと斎藤に問うと、

「・・・覚悟を、決めていたのだ。再び、この刀を使う覚悟を」

決意を込めた表情で答えます。

「十六夜挿話が追加されました。」

山南には、
「俺には関係ないことだ」
を選びます。

家茂の行列の警護の後、屯所に帰るという芹沢に付いて行くかの選択肢が表示されました。

これも初選択肢です。

「屯所へ戻る」
「この場に残る」

・・・恐らく、芹沢ルート時には「屯所に戻る」を選ぶのだと思います。
今回は、
「この場に残る」
を選びます。


<二章>

島原へは、
「同行する」
を選びます。

・・・斎藤が行くからねっ!(*゜∀゜)=3

座敷で座る場所は、
「離れて座る」
を選びます。

酔っ払った新八に絡まれている平助には、
「放っておく」
を選びます。

・・・ごめんね!平助!(ノД`;)・゜・

平助と新八は放って、ゆっくり食事をしようとした龍之介は、部屋の隅で一人で酒を飲んでいる斎藤を目にします。

・・・渋いです!斎藤!(*´д`*)

龍之介は斎藤の隣に膳を運ぶと、「隣で食べていいか」と断りを入れます。
斎藤は一瞬、驚いたようですが、すぐにいつもの無表情になって頷いてくれます。

「・・・ああ、構わん。俺の隣で良ければ、だが」

斎藤の友好度が上がりました。
更に、一つ目の判子が押されました!

友好度画面画像


・・・うふふ。
斎藤の初判子、嬉しいな~。
うふふ。(* ´艸`)

・・・しかし、どうしても友好度画面の芹沢に目が行ってしまうのだけが、唯一残念です。(´д`)

気を遣ってくれたのか、隣に腰を下ろした龍之介に斎藤が酒を勧めてきます。

・・・斎藤、優しいです!(*´д`*)キュン
龍之介なんかに、気なんて遣わなくていいのにっ!

龍之介が「酒は呑めない」と答えると、「・・・そうか」と短く返事をしただけで、再び手酌で飲み始めます。

・・・斎藤って酒、強いですよね。(o・ω・o)

龍之介も黙々と食事をしながら、斎藤が時折、芹沢の様子を伺っていることに気付きます。

そして、離れた場所で平助と新八が騒いでいる様子には、僅かに笑みを浮かべているのを見て、一応は楽しんでいるらしいと龍之介は思うのでした。


土方達が芹沢に局中法度を提案した後、また新たな選択肢が表示されました。

「そろそろ出て行きたい」
「いつまでこき使う気だ?」

・・・うーん。
私としては「そろそろ出て行きたい」を選びたいのですが、こっちを選ぶと何となく芹沢の友好度が上がりそうな感じがするので、
「いつまでこき使う気だ?」
を選びたいと思います。

結局、芹沢の逆鱗に触れ、龍之介は何度も鉄扇で殴られるのでした。

・・・だから、殴られるシーンばっかり見せられるの、もういいです。(´・ω・`)
殴られる時に龍之介が発する「ぐ、うぅっーー!」という呻き声を聞きたくないので、コントローラーの○ボタンを連打して、さっさと先に進めてしまいます。


お代わりをするかの選択肢は、
「気にせずお代わりをする」
を選びます。

新八の攻撃は、
「気を逸らす」
を選びます。

・・・これも初めて選びます!

龍之介は、他に新八が気を取られる物はないかと周囲を見回します。
すると、斎藤の膳の料理が、まだかなり残っていることに気付きます。

「な、永倉!斎藤の奴、おかずを随分残してるみたいだぞ。狙うなら、あっちにしたらどうだ」

・・・龍之介ー!!Σ( ̄□ ̄)
き、貴様ー、よくも斎藤を売ったなー!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!

新八は斎藤の膳に目を向けますが、すぐに弱腰になります(笑)。

・・・こ、これは!
試衛館時代に、何かがあったのね。(;゜д゜)ゴクリ

新八の挑発に乗った龍之介が、斎藤のおかずを狙おうと近くに移動します。
近くで見ると、斎藤はゆっくり咀嚼している為、食事の進行が遅いようです。

・・・斎藤って、マイペースですよね(笑)。

斎藤の友好度が上がりました。

龍之介は斎藤がまだ主菜に手を付けていないことを知ると、早速貰おうと箸を伸ばします。

しかし、次の瞬間――。

斎藤と龍之介画像


一瞬で、龍之介の喉元に箸先が突き付けられます。

・・・でも、この斎藤、格好良いな~。(*´д`*)ポッ

龍之介が思わず唾を飲み込むと、斎藤は殺気を込めた瞳で睨みながら静かに告げます。

「・・・用があるのならば、食事が済んでからにしろ」

斎藤と龍之介画像


「獣の世界で、他者の食事を邪魔したら――食い殺されても文句は言えぬぞ」

・・・お、鬼がいるっ!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

そして、膳の上の煮物を見ながら付け足します。

「・・・ついでに言うならば、これは俺の好物だ。・・・決して、手を出すな」

・・・好きな物は後で食べるタイプだったのですね!(*゜∀゜)=3

龍之介が青ざめながら何度も頷くと、斎藤はようやく箸を下ろし食事を再会します。
龍之介は命からがらで自分の膳に戻ると、「おまえも命知らずだな」と左之助に告げられるのでした。

・・・将来の斎藤一家(妻・千鶴、子供あり)の食事風景を想像すると、楽しいです(笑)。


総司探しの選択肢は、
「断る」
を選びます。

土方には、
「あんたは行かないほうがいい」
を選びます。

龍之介が告げると、土方は怒りを露わにします。

「どういう意味だ?そりゃ。どうして余所者のてめえに、そんなことを言われなきゃならねえんだ」

・・・ご尤もです。(´д`)

龍之介が返答に詰まると、斎藤が土方に話し掛けます。

「・・・副長。総司の行方なら、俺が探して来ます」

・・・斎藤!ありがとうっ!(´;ω;`)

「かの者の性格を考えると・・・今、副長が話をしたとしても、意固地になるだけかと」

斎藤の進言に、土方は溜め息を吐きながら納得します。
そして、斎藤は龍之介の方を振り返ります。

「・・・あんたも、手を貸してくれ。一人で探すより、複数人で探した方が効率がいい」

斎藤の友好度が上がりました。

龍之介が頷き返した時、玄関の方から総司の声が聞こえます。
斎藤はすぐに部屋を飛び出して行ってしまいます。
龍之介も慌てて斎藤の後を追い、玄関へ向かいます。

門の外に出た龍之介は、返り血を浴びた総司を見て言葉を失います。

総司が門の中に入ろうとした時、斎藤に意味深な言葉を投げます。

「・・・ねえ、一君。僕も、これでようやく君に追いつけたかな・・・?」

斎藤は一瞬、眉根を寄せただけで、何も答えませんでした。

建物に入った総司を追って、龍之介達は再び玄関へと向かいます。


大阪への資金調達には、
「断る」
を選びます。

小鈴に平手打ちをされた後の選択肢は、
「・・・間が悪かったんだよ」
を選びます。

斎藤に稽古の見学を誘われるので、
「稽古を見学する」
を選びます。

・・・おおっ!
初めて斎藤の稽古を見学します!

斎藤と一緒に、壬生寺の境内を訪れます。
龍之介が「稽古って、何をするんだ?」と斎藤に尋ねると、

「無理に見学する必要はない。稽古に付き合うというのは、あの場を離れる口実だったのだろう」

そう告げられます。

自分の内心が見透かされたことに龍之介は驚きますが、斎藤の稽古を見学することにします。

斎藤の友好度が上がりました。
更に、判子二つ目が押されました!

友好度画面画像


「見ていて楽しいものではないかも知れぬが・・・それで良ければ、そこで見ているといい」

そう告げると、斎藤は木の下へ歩いて行きます。

斎藤は膝を付いて目を閉じると、暫く微動だにしません。
そして、風が吹いて枝を揺らすと、斎藤の頭上に葉がゆっくり落ちてきます。

斎藤画像


次の瞬間、斎藤の居合いが木の葉を断ち切っていました。

・・・うわあ。
この斎藤、綺麗~。(*´д`*)ドキドキ

斎藤の動きに感動した龍之介は、賛美の声を贈ります。
しかし、斎藤は居心地悪そうに視線を逸らすと謙遜します。

「・・・そこまで言う程のものではない。まだまだ、無駄な動きが多過ぎると自分では思っている」

その後、龍之介に居合いの説明をしてくれます。
疑問に思った龍之介が、ふと尋ねます。

「どうしてあんたは普通の剣術じゃなくて、居合いを学んだんだ?」

すると、斎藤からは予想外の答えが返ってきます。

「・・・居合いならば、初太刀を外さなければ、ほぼ確実に相手を仕留めることができるからだ」

龍之介が絶句していると、逆に斎藤が質問してきます。

「――据え物斬りには、ゴザ二枚を重ねて竹に巻き、水を吸わせた物を使う。なぜかわかるか」

「いや・・・」

剣については全く分からない龍之介がそう答えると、斎藤の瞳に陰が落ちます。

「・・・ちょうど、人間の首と同じ太さになるからだ」

・・・えっ!?
そ、そうだったんだ!Σ(゜д゜lll)

斎藤は、どんな居合いの流派にも【介錯の術】が存在すると告げます。

「俺は、竹刀や木刀の扱いを学んだり、技術をひけらかす為ではなく・・・この刀を使う為、人を斬る為、ここに来た」

龍之介が「俺には・・・よくわからない」と告げると、斎藤は寂しそうに微笑み答えます。

「・・・わからぬならば、その方がいい」

・・・ううっ!
寂しそうに笑う斎藤がツライです!(´;ω;`)
到底、龍之介には分かり得ない色々な悩みを、斎藤は持っているんだろうな~。

斎藤は、暗い空を見上げながら呟きます。

「恐らく、総司があの殿内という男を手にかけたのも・・・その覚悟があるということを、示すつもりだったのだろう」

龍之介は斎藤の言葉を考えながら、稽古を再会した斎藤の流れるような動きに魅入るのでした。


上覧試合では、
「斎藤対永倉」
を選びます。

どちらに賭けるかは、
「斎藤に賭ける」
を選びます。

龍之介が斎藤を励ますと不審がられますが、笑みを浮かべながら礼を告げます。

「・・・俺を応援してくれているということか。ありがとう。あんたの好意は、素直に受け取っておく」

・・・たまに見せる、斎藤の笑顔が素敵です!(*´д`*)キュン

斎藤の友好度が上がりました。

翌日は上覧試合です。

第一試合は、土方対平助です。
土方が勝利します。

第二試合は、斎藤と新八です。

二人は暫く睨み合ったまま微動だにしませんでしたが、最初に新八の方から仕掛けます。
振り下ろされた木刀に斎藤も素早く応戦し、新八の重い打突を受け止めます。

斎藤はすぐに木刀を押し返すと、攻撃に転じます。
次々と振り下ろされる斎藤の刀を、新八は全て木刀で受け止めます。

人間業とは思えない素早い二人の木刀の動きを、龍之介は必死に目で追います。

一進一退の激戦が続きますが、とうとう新八が勝負に出ます。

新八は斎藤の間合いに飛び込むと、木刀を大上段から振り下ろします。
しかし、新八の渾身の一撃が斎藤の脳天に届くより早く、斎藤の剣尖が新八の脇腹に宛てられ、斎藤が勝利するのでした。

第三試合は、総司対山南です。
総司が勝利します。

八木邸の広間で酒宴が始まると、選択肢が表示されました。
これも初めての選択肢です。

「前川邸に戻る」
「朝まで付き合う」

・・・どう考えても「前川邸に戻る」は、芹沢ルートの為の選択肢だと思われます。(o・ω・o)

「朝まで付き合う」
を選びます。


<序章>~<二章>のプレイ時間は、3時間15分でした。

「薄桜鬼 黎明録」~土方歳三~ <土方七章> 五周目プレイ感想

2011年01月26日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。


<土方七章>

とりあえず、<七章>になったので、バッドエンドではなかったようです。(o・ω・o)

しかし、龍之介、喉切られて良く無事だったな・・・。(;゜д゜)ゴクリ
上手い具合に、急所が外れていたのでしょう。


龍之介が目を覚ますと、見知らぬ小屋にいました。

芹沢のこと――。
喉を切られたこと――。

記憶を繋ぎ合せていると、山崎が戸を開けて入って来るのが見えました。

龍之介が目を覚ましたことを知ると、山崎が駆け寄ってきます。

「良かった・・・!一時は本当に、危ういところだったんだぞ」

・・・ううっ!
山崎が龍之介の看病をしてくれていたようです!(´;ω;`)ブワッ

そして、龍之介が倒れてからの事を説明してくれます。

芹沢は亡くなり、一緒にいたお梅も羅刹となった芹沢に襲われて亡くなったそうです。

・・・ええっ!
そうだったんだ!Σ(゜д゜lll)

そして、事件が起きた際に平間は逃げ出し、その後は行方不明だそうです。

・・・平間は史実通りなのですね。(´・ω・`)
龍之介にも優しくしてくれたいい人だったのに・・・。

龍之介はふと、芹沢が変若水を飲んだ理由を考えますが、芹沢亡き今は真相は永遠に闇の中なのでした。

芹沢の死は外部の人間による犯行ということで、世間に発表されたそうです。

龍之介の処遇も幹部達の間で意見が分かれたそうですが、山崎が龍之介は喉の怪我が原因で話すことは出来ず、龍之介の性格から新選組の秘密を外部に漏らすことはないと庇ったということです。

・・・や、山崎ー!(ToT)

山崎の意見が通り、龍之介が新選組から抜けることを、土方達が同意してくれたといいます。

・・・山崎は龍之介の恩人です。(/_;)

暫く龍之介は、静養することになります。
暮らしが不自由にならないようにと、山崎が色々と面倒を見てくれます。

その後、龍之介の喉を医者に診て貰いますが、二度と声が出ることはないだろうと宣告されます。

・・・まさかの展開です!Σ( ̄□ ̄)

それからも山崎は頻繁に龍之介の元を訪れては、食料や生活資金等を運んでくれます。
龍之介が、「いつも、手間をかけさせてすまないな」と感謝の意を紙に書いて表すと、
「・・・何、気にするな。大した手間じゃない」
と笑顔で答えてくれるのでした。

・・・山崎、ありがとうーっ!(ノД`;)・゜・

もう土方ルートじゃなくて、山崎ルートと呼んで良いんじゃ・・・。(ToT)
龍之介と土方なんて、仲良くなっていない気がするし。


元治元年、冬。
池田屋事件が起き、新選組の名が世に広く知られるようになっていました。

ある日、山崎が松本良順を連れて、龍之介の元にやって来ます。
龍之介の喉の傷を診て貰いますが、あっさりと「こりゃ、無理だな」と告げられてしまいます。
頼みの綱だった良順にも「治せない」と告げられ、山崎は肩を落としてしまいます。
すると、良順は龍之介に向かって問うてきます。

「・・・君は、これからどうやって生きていくのか、決めてるのかね」

龍之介が首を横に振ると、良順が告げてきます。

「じゃあ、しばらく私の仕事を手伝ってみんか。・・・武士とは正反対の、人の傷や病を治す仕事をしていれば見えてくるものもあるだろう」

龍之介は少しの間、考えると、紙に「よろしくお願いします」と書くのでした。


それから、龍之介は良順の元で医学の道を志すようになります。

・・・あの龍之介がっ!Σ(゜д゜lll)
人生って本当に何が起きるか分からないのね・・・!


良順から新選組の近況を聞く度に、龍之介は懐かしく感じながらも、彼等が既に手の届かない遠い存在になったことを思うのでした。

幕府の大政奉還後、幕軍と薩長連合軍との戦いが勃発します。

薩長軍の使う近代兵器の前に新選組は為す術もなく大阪城に撤退しますが、すぐに江戸へと向かうことになります。

龍之介と良順も彼等の治療の為に、一緒に江戸行きの船に乗り込みます。
良順が気を遣ってくれたこともあり、龍之介は土方達と会うことはありませんでした。

いつものよう龍之介が甲板で怪我人の治療をしていると、良順に呼ばれます。

「山崎君が、危ない。恐らくこれが、彼と話をする最後の機会になる」

・・・山崎ーっ!Σ(´Д`lll)

そうでした。
土方ルートの山崎は、江戸行きの船上で亡くなるのでした。(ノД`;)・゜・

「『誰か話をしたい相手はいるか?』と訊いたら・・・彼は、真っ先に君の名を挙げたんだ」

良順の言葉を聞いて、龍之介は覚悟を決めて山崎に会いに行きます。
船室に足を踏み入れると龍之介に気付いた山崎が、苦しそうに口を開きます。

「よかった・・・。来て・・・くれたんだな・・・」

山崎の傍に跪くと、龍之介は手を強く握ります。

龍之介と山崎画像


山崎は最後迄、土方の勝利を信じていました。

「・・・頼む、井吹。同じ新選組の・・・いや、浪士組の一員だった者として・・・局長が、副長が・・・新選組が勝利するところを、見届けてくれるか・・・?この俺の、目となって・・・」

・・・だーっ!(ToT)

だ、駄目ーっ!
視界が涙で潤むよーっ!(ノД`;)・゜・

選択肢が表示されます。

「わかった」
「それはできない」

どう考えても、
「わかった」
でしょう!

龍之介が大きく頷くと、山崎は嬉しそうに目を細めます。

「君なら・・・絶対に・・・そう・・・言ってくれると、思っ・・・って・・・」

そして、言葉の途中で山崎の声が聞こえなくなります。
龍之介が握っている山崎の手からも、力が抜けます。

龍之介と山崎画像


龍之介は声が出ない喉で、山崎の名を絶叫します。
そして、山崎の手を強く握ると、彼の目となって新選組の行く末を最後迄見届けることを誓うのでした。

その後、山崎の体は水葬されることが決まります。

更に良順から、井上も亡くなったことを聞きます。

龍之介は、かつての浪士組での生活を懐かしく思い返すのでした。

そこに、山崎の水葬を見届ける為、土方達が甲板に上がって来ます。
龍之介は急いで物陰に隠れます。

近藤が山崎に最後の挨拶をすると、山崎の体が海へ投げ込まれます。

隊士達の嗚咽の声を聞きながら、龍之介は山崎が新選組で成し遂げてきた功績を思い、誇りに思うのでした。

・・・うっうっ。(´;ω;`)

・・・って、あれ?
千鶴の姿が見えないけど?


船上で龍之介は、総司が労咳に掛かっていることを知ります。
恐らく、余命は一年程であろうと看立てるのでした。


江戸に到着すると、龍之介はその後も良順から新選組の現状を聞き続けます。


三月になり、新選組は【甲陽鎮撫隊】と名を変え甲府城へ向かいますが、手痛い敗北に終わります。


その後、左之助と新八は新選組を抜けます。


四月上旬。
近藤が新政府軍に投降し、捕縛されます。


四月二十五日。
近藤の処刑が決行されます。

龍之介は良順の好意に甘え、板橋の刑場へ向かいます。

近藤画像


龍之介が必死に近藤を見ていると、こちらに気付いたのか、一瞬驚いたような表情を浮かべます。

近藤画像


そして、龍之介に向けて、昔と変わらぬ優しい笑みを浮かべてくれます。

近藤画像


・・・ううっ!
新選組の皆の最後を見届ける土方ルートの龍之介が、物凄くツラいんですけどっ!?(ノД`;)・゜・
重いであろうと覚悟していた土方ルートですが、やっぱり重かった・・・!

近藤は龍之介に何かを告げます。
遠すぎて聞こえる筈のない近藤の声が、龍之介には聞こえた気がしました。

「――もう、疲れたよ」

・・・泣けるーっ!(ノД`;)・゜・゜・゜・


近藤は、龍之介があばら屋で療養していた頃に、こっそり訪ねてきてくれた事を思い出します。
その時、近藤が去り際に呟いた言葉がありました。

「結局・・・俺達が思い描いてた武士なんてものは・・・この世には存在しない、幻みたいなものだったのかも知れないな・・・」

龍之介の目の前で、近藤が最期の瞬間を迎えようとしていました。
溢れ出す涙と共に、龍之介は声にならない叫びを上げます。

近藤と龍之介画像


やがて、介錯人の刀が大きく振り上げられると、近藤は処刑されるのでした。


その後、龍之介は良順と共に会津へ行き、怪我人の治療にあたります。
土方は宇都宮の戦で負傷して、療養中だという話を耳にします。

更に、斎藤が会津の母成峠で戦死したことを知るのでした。

・・・さ、斎藤ーーっ!(ノД`;)・゜・


九月二十二日。
会津藩が新政府軍に降伏すると、土方と旧幕府軍は新天地を求め、蝦夷へ向かいます。

しかし、良順は会津に残って怪我人の治療に専念すると龍之介に告げます。

龍之介は土方を追いたいと、一生懸命に良順に訴えます。
根負けした良順は、龍之介が蝦夷に向かうことを許してくれます。

土方を追って蝦夷に渡った龍之介は、兵に紛れて二股口の陣の片隅に在籍します。

龍之介は、ただの一兵として死ぬ覚悟を決めていました。
山崎との約束を果たす為、土方達を最後迄見届けようとしていました。

・・・何、龍之介のくせに・・・泣ける。(´;ω;`)ブワッ
土方ルートは、誰が何と言おうと、龍之介と山崎の友情ルートだと思います!

ある日、土方が兵達を労い、酒を振る舞います。
龍之介は慌てて物陰に隠れ、土方を見つめます。

土方と千鶴画像


・・・土方の隣に千鶴がいるっ!Σ( ̄□ ̄)

わー、わー。
何だか嬉しいな~。(*´д`*)

一人一人の兵に酒を注ぐ優しい表情の土方の姿が、龍之介には在りし日の近藤の姿と重なります。
龍之介は土方の姿を見ながら、近藤の言葉を思い出していました。

「自分達が夢見てた【武士】なんてのは、この世には存在しない幻みたいなものだったのかも知れない」

しかし、その理想が今の土方だと、龍之介は心の中で近藤に語り掛けます。

・・・いい話じゃないかーっ!(ノД`;)・゜・

すると、千鶴が龍之介の元へやって来て酒を注ぎます。

・・・おおっ!
主人公同士の邂逅ですか!(*゜∀゜)=3

龍之介は土方の意図を汲んで、飲めない酒を飲み干します。

不意に、千鶴が龍之介を呼びます。
何事かと龍之介が付いて行くと、土方が待っていました。
どうやら千鶴から龍之介のことを聞いたようで、もしやと思い声を掛けたと告げます。

緊張する龍之介に、土方はぽつりと呟きます。

「近頃、よく芹沢さんの夢を見るんだ」

そして、芹沢の命を絶った時のことを告げます。

「あの人は確かに、俺を見て笑ったような気がしたんだ。すごく満足そうな笑顔だった。あれは、まるで俺に殺されることを、望んででもいたみてえな――」

・・・ああっ!Σ( ̄□ ̄)
羅刹化した芹沢の心臓を貫いた時の土方は、芹沢が笑ったことに驚いていたのね!

そして、土方は星空を見上げながら告げます。

「・・・芹沢さんが亡くなってからも、俺は、片時もあの人のことを忘れたことはねえ」

龍之介は、確かに芹沢の存在が、今の土方を作ったのだと思うのでした。

「・・・おまえを呼んだのは他でもねえ」

不意に土方が龍之介に告げます。

「日野の佐藤家――俺の姉貴の所に、こいつを届けて欲しいんだ」

そう告げると、土方は龍之介に紙袋を渡してきます。
龍之介が紙袋を見つめていると、

「別に、大した物じゃねえよ。俺の髪と、前に撮った写真が入ってる」

それが意味する所を知り土方に突き返しますが、土方は刀を抜くと龍之介に向けて構えます。

「・・・どうしても命令に従えねえっていうんなら、今ここでてめえを斬り捨てる」

本気で龍之介を斬るつもりの土方を見て、龍之介は仕方なく紙袋を受け取ります。

そんな龍之介に、土方は微笑みを浮かべます。

「・・・心配すんなって、まだ死んだりはしねえよ。・・・死ねねえ理由ができたからな」

・・・千鶴のことですね!(*゜∀゜)=3

龍之介は土方の目に宿る力強い光を信じます。
そして、すぐにその場を離れ、走り出すのでした。

翌日、外国船に乗ることが出来た龍之介は、蝦夷を離れます。


明治二年五月十八日。
龍之介が日野を目指す道中、旧幕府軍が降伏したことを知ります。

「最後迄新選組を見届ける」

山崎との約束を果たせなかった事を、龍之介は悔いるのでした。

何とか日野の佐藤家へ土方から託された物を届け終えた龍之介は、多摩川を訪れます。

そして、近藤と土方の姿を思い浮かべながら、かつての浪士組に思いを馳せます。

龍之介は青空を見上げながら、彼等の姿を思います。

近藤と土方と総司画像


(きっと俺の道は、武士として歩むことじゃなく――最後の武士の生き様を、この目に焼き付けることだったんだろう)

龍之介は、心の内にいる土方に語り掛けるのでした。

(なあ、土方さん。俺、今なら言えるよ。これが俺の道だ、ってな――)


薄桜鬼 黎明録【PS2】 土方歳三ED MOVIE



「十六夜挿話が追加されました。」


・・・という訳で、ようやく土方ルートが終了しました!(´;ω;`)ブワッ

<土方七章>のプレイ時間は、2時間50分でした。


クリアした感想は、

・・・とにかく長かったです(笑)!

しかし、ラストが何か、『薄桜鬼』のノーマルエンド、もしくは『随想録』の「夢のおわり」を彷彿とさせる終わり方でした。(´・ω・`)

結局、山崎との約束が果たせず、

土方、本当に鬼だな・・・!щ(゜ロ゜щ)

とも思った、土方ルートでした。

ううっ・・・!
山崎との友情が・・・!(ノД`;)・゜・

しかし、土方ルートは「重いだろう」という覚悟はしていたのですが、まさかの長時間プレイの覚悟はしていなかったです!/(^o^)\

・・・で?
土方ルート、合計何時間だったの?(o・ω・o)

(・・・計算中・・・)

五周目&土方ルートのプレイ時間は、25時間50分でした。

・・・えっ!
マジっすかーっ!?
長すぎじゃないですか!?Σ(´Д`lll)
初回じゃないのに、25時間は掛かり過ぎでしょう!

・・・あれ?
そういえば、土方ルートの総司はどうなったの?
これから龍之介は知るのでしょうか。

更に言わせて貰うと、何か格好良く無理矢理終わらせられた感があるんだけど、これから龍之介はどうするの?
折角、良順の元で医学を学んでいたのに、非常に残念だと思いました。(´・ω・`)


土方ルートですっかり『黎明録』が終わった錯覚を覚えるけど、まだまだ続きます!(`・ω・´)

次回のプレイ感想からは、六周目に入ります!

「薄桜鬼 黎明録」~土方歳三~ <土方六章> 五周目プレイ感想(後編)

2011年01月25日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


<土方六章>(後編)

翌日。
浪士組の為に、力士達がお礼興業を開いてくれます。

・・・あれ?
土方ルートだと芹沢の火付け事件は起きないの?
それとも、これから?

親方は浪士組に感謝して、大阪へ帰っていきます。
今夜は祝宴だと皆で喜んでいると、珍しく緊迫した様子の斎藤が駆けてきます。

・・・ん?(o・ω・o)

土方に何やら耳打ちすると、土方の顔から血の気が引きます。
そして、皆に急いで出動の準備を促すのでした。

・・・んーっ!?
ま、まさかっ!?(;゜д゜)ゴクリ

龍之介達が急いで駆け付けると、芹沢は火を付けた商家の前に立っていました。

・・・やっぱり、この事件は必須なのね!
そして、土方ルートだと、伝令役は斎藤なのですね!(`・ω・´)

火を消そうとする土方を、芹沢は一喝します。
芹沢を止めるべきか、それとも命令に従うべきかと迷う土方を見ながら、選択肢が表示されます。

「とにかく火を消そう」
「命令に従うべきだ」

・・・こ、これはっ!
恐らく、大阪での芸妓の時と同じのような気がします。(´・ω・`)

悔しいですが、
「命令に従うべきだ」
を選びます。

龍之介の言葉を聞いた土方は驚いたように見返してきますが、すぐに芹沢を睨み付けながらも命令に従うことを選びます。

土方の友好度が上がりました。

「・・・せっかく長い時間をかけて相撲の興行とやらを成功させたのに、残念だったな、土方」

・・・むっ!?
芹沢のこの言葉から、今回の事件はわざとやったの!?

その夜、龍之介は久しぶりに前川邸の自室で眠りに付きます。
最近は相撲興行や監察方の仕事の関係で、八木邸で寝泊まりすることが多くなっていました。

ふと龍之介は、帰り道で土方から言われた事を思い出します。

『これからはなるべく芹沢さんから目を離さねえようにしてくれ』

そこに突然、芹沢が龍之介の部屋にやって来て島原へ誘ってきます。

龍之介が新見と平間のことを尋ねると、何故か新見の姿は見えず、平間は芹沢が殴り付けた怪我が原因で、布団から起き上がれない状態だと告げてきます。

平然と告げる芹沢に、龍之介は思わず背筋が寒くなります。

最近の芹沢は、常軌を逸する行動が多くなっていました。

土方から言われた事を思い出し、龍之介は仕方なく芹沢と一緒に島原へ向かいます。


登楼すると、半刻も経たずに芹沢が怒り出します。
酒が飲めないという芸妓の頭に、芹沢は徳利に入った酒を注ぎ始めます。

見かねた龍之介が止めに入りますが、芹沢に投げ飛ばされてしまいます。
更に激昂した芹沢に、龍之介は何度も痛め付けられます。

・・・うーん。
一応、乙女ゲーなんですから、こういうシーンを延々と見せられるのは流石にキツいです。(´・ω・`)

これも、後に芹沢を粛清する時に、プレイヤーに「粛清されても仕方ない」と思わせる演出なのかもしれませんが、プレイしているのは恐らくほとんどが「女性」ですからね~。

主人公は、プレイヤーが一番感情移入するキャラでもあると思うので、ここ迄龍之介が痛め付けられると、自分が殴られているようで気分が悪いです。(´д`)


口の中に広がる血の味を感じながら、龍之介は口を開きます。

「・・・可哀想な人だよな、あんた」

この先も延々と恩を着せられて芹沢に従うくらいなら、この場で殺された方がマシだと龍之介は考えていました。

「今の浪士組を見てみろよ。あれだけあんたにくっついてた新見さんも、距離を置き始めてる。あんたの傍にはいるのはもう――平間さんと、お梅さんだけじゃないか」

芹沢は暫く龍之介を見下ろしていましたが、

「・・・行け」

興味ないと言わんばかりに、短く告げます。
龍之介が戸惑っていると、言を続けます。

「もう貴様の顔など、見たくもない。とっとと出て行け。二度と、俺の前に顔を見せるな」

・・・ええーーーっ!
何、これ!?
土方ルートで初めて、龍之介が芹沢から解放される瞬間を見ました!(;゜д゜)ゴクリ

龍之介は信じられないながらも、芹沢を店に残し屯所へ帰ります。

・・・芹沢を一人にして大丈夫なの?
まあ、きっとこの後の芹沢は、大人しく酒を飲んでそうですが。

前川邸の玄関前には山崎が立っていました。
どうやら、龍之介を探していたようです。

監察方の仕事を頼もうとした山崎に、龍之介が「もう引き受けられない」と断ると山崎は怪訝な顔をします。

龍之介が、芹沢から解放されたと告げると、山崎は信じられないように目を見開きます。

すると山崎が、

「・・・君は本当に、それでいいのか?」

と尋ねてきます。
戸惑う龍之介に今度は、

「ならば、正式に浪士組の隊士になるというのはどうだ」

浪士組に入隊することを勧めてきます。

答えあぐねる龍之介でしたが、とりあえず山崎と一緒に土方に報告しに行くことになります。

仕事をしていた土方に、芹沢から解放されたことを伝えます。

「で、おまえはこれから、どうしてえと思ってるんだ?」

龍之介が黙っていると、土方は山崎を部屋に帰します。

二人っきりになると、土方は改めて龍之介に問うてきます。
それでも、龍之介が黙り込んでいると、土方が口を開きます。

「・・・おまえ、ここに来たばかりの頃は、目的も行く宛もねえとか言ってたが・・・今も、同じなのか?ここを出た後どこに行きてえのか、わからねえままなのかよ?」

選択肢が表示されます。

「答えは見つからない」
「出て行ってもいいのか」

龍之介はまだ迷っているみたいなので、正直に、
「答えは見つからない」
を選びたいと思います。

龍之介が正直に、「武士になるつもりはないけど、ここにいるのも悪くはないと思い始めている」と口にすると、土方に苦笑されます。

「・・・ったく、相変わらず流されやすいんだな。そんな風にフラフラしてると、他人に利用されるだけで人生が終わっちまうぞ」

「・・・誰かの役に立てて嬉しいって気持ちを抱くのは、悪いことじゃないだろ。悪いのは、それを利用する人間だ」

龍之介がそう反論すると、土方は少し考えるような素振りを見せた後、

「・・・なるほど。確かに、そうかも知れねえな。組織には、皆を引っ張っていく人間と・・・引っ張られていく人間、両方が必要だよな。まさか、おまえに教えられるとは思わなかったが」

と苦笑気味に答えます。

土方の友好度が上がりました。

「まあ、すぐに出て行くっつうのも、難しいだろうから、しばらくは今まで通り山崎の手伝いをしながら考えろ。・・・ただ、時間はあんまりねえ。いつまでも今のまま、中途半端な立場じゃいられねえってことだ」

土方はそう告げると、龍之介が決断する迄の時間を与えてくれます。


八月十八日。
「八・一八の政変」が起きます。

八木邸の広間で寝ていた龍之介は、砲撃の音で目を覚まします。

・・・ああ、そうか。
龍之介は八木邸で寝泊まりしているのね。
これはこれで新鮮です。

山崎が広間に駆け付けてきて、島田と三人で土方の部屋に向かいます。
既に、近藤と山南が集まっていました。

すぐに龍之介達に、御所と町の様子を調べてくるよう命じられます。

山崎は龍之介と島田に町の調査を頼むと、一人で御所の周辺を調べに行きます。
龍之介は島田に町の調査を頼み、急いで山崎を追い掛けます。

山崎に追い付くと、二人で御所を調べに向かいます。

二人は物陰に身を隠しながら、御所の門を挟んで薩摩と会津藩の連合軍と長州軍が、一触即発の状態で睨み合っているのを確認します。
とりあえず、土方に報告しに屯所に引き返します。

八木邸の広間では隊士達が隊服を着て、いつでも出動出来るように待機していました。
すると、龍之介の姿を見た芹沢が口を開きます。

「・・・何だ?逃がしてやったはずの犬が、なぜこんな所にいるのだ」

「井吹には、俺の仕事を手伝ってもらっています」

とっさに山崎が、龍之介を庇ってくれます。

・・・何か、山崎が龍之介を庇ってくれるのって感動します。(´;ω;`)ブワッ
平助ルートの時のように、山崎には友情を感じます!

土方に御所と町の様子を報告すると、そのまま待機となります。

正午近く、斎藤から浪士組に出動要請が伝えられ、浪士組は御所警護に向かうのでした。

・・・土方ルートだと、何故か斎藤が伝令役なのね。(o・ω・o)


翌日。
浪士組は、【新選組】と名を変えます。

昼食を終え、龍之介が監察方の仕事をしようと屯所の門を出ると、新しく掛けられた看板に目が止まります。
龍之介が浪士組に入った頃のことを考えていると、土方に声を掛けられます。

龍之介が「良かったな」と祝いの言葉を掛けると、土方は苦笑します。

「何言ってんだよ、肝心なのはこれからだろうが」

龍之介が「謙遜してるのか」と告げると、土方はもどかしそうに答えます。

「・・・一歩進むたびに、自分の至らねえところや未熟さを思い知るよ。時間が足りなくてどうしようもねえ」

・・・土方は本当に真面目だと思います。

ふと、龍之介は御門での件を思い出します。
威風堂々とした芹沢を、土方が羨望と悔しさの入り交じった眼差しで見ていたことが脳裏をよぎります。

「なあ・・・土方さん。あんた、芹沢さんのこと・・・どう思ってるんだ?」

龍之介の問いに土方は答えます。

「・・・あの人のことは、気に入らねえよ。反りが合わねえっつうか・・・何もかもが、合わねえ。だが・・・あの人が本物だってことは、よくわかってるんだ。認めるのは癪だがな」

そして、看板に目を向けてから、

「・・・それでも、俺が押し上げてえのは近藤さんであって、芹沢さんじゃねえ」

きっぱりと告げて、門の前から去って行きます。

龍之介は命の恩人であることに変わりはない芹沢のことを考えると、複雑な気持ちになるのでした。

「十六夜挿話が追加されました。」

数日後、近藤と芹沢の二人で新選組の今後について話し合う席が島原に設けられます。

土方と山南から龍之介を同席させるように言われたようで、場違いな気がしながらも龍之介は近藤と一緒に島原へ向かいます。

芸妓達に芹沢の酌をさせながら、近藤は話を切り出します。

「・・・今のままでは、芹沢さんに局長職を降りていただく他ないという意見も出始めています。そうならない為には、行動を改めていただく他ありません」

近藤の正直な物言いに、龍之介は芹沢がまた暴れ出すのではとハラハラしますが、芹沢は意外に落ち着いていました。

そして、冷静に近藤に告げます。

「・・・なぜ、それをわざわざ俺に明かす?」

芹沢の問いに、近藤は真っ直ぐに芹沢を見つめて答えます。

「俺は・・・今後も、芹沢さんと二人で新選組の舵取りをしていくべきだと考えています。会津藩との仲介をしてくださったのも、苦しい時期に、率先して資金集めをしてくださったのも芹沢さんですし・・・。確かに、色々いさかいはありましたが、俺は芹沢さんに感謝しています。ですから、今後も我々二人で――」

「・・・それは、交渉相手に言うべき言葉ではないな」

そして、芹沢は分析するように近藤に告げます。

「・・・自分でも、わかっているだろう。君は、何百人、何千人の隊士を従えられるほどの器ではない」

芹沢の言葉を受け近藤は静かにうなだれますが、やがて、武士として育てられた人にはどうしても叶わないと知っていることや、それでもこんな自分の可能性を信じてくれている土方に応えたいと、目の前の芹沢を睨むように決意を口にします。

そんな近藤を見て、芹沢は僅かに笑みを浮かべながら告げます。

「・・・土方君が君に惚れ込んでいる理由が、よくわかるな」

そして、近藤と土方は互いの欠点を補う合う組み合わせだと告げた後、

「だが――いずれあの男の存在が、君を苦しめることになるだろうな」

確信に満ちた言葉を近藤に投げるのでした。

・・・芹沢の先見の明が怖いです!
確かに、その通りになったのよね。(´・ω・`)

「・・・それでも、土方と共に走り続けるつもりなのか?」

芹沢の問いに、近藤は決意を込めて頷きます。

「俺は、トシと共に走り続けるつもりです」

その答えに芹沢は満足そうに笑うと、勝手に話を終わらせて芸妓に舞を舞わせます。

今後の行動を改めて欲しいという近藤の訴えに、結局芹沢は答えることはありませんでした。


それからの芹沢の言動は、益々悪化していく一方でした。


暫くして、新見が屯所から姿を消します。
更に時を同じくして、市中では毎日のように辻斬り事件が発生し、無惨な変死体が発見されるようになります。

新見と羅刹の仕業ではないかと考えます。

そして、新見が田中伊織という偽名を使って、祇園に潜伏しているという情報を掴みます。

土方はすぐに、総司、斎藤、左之助に声を掛けると、祇園へ向かいます。
龍之介と山崎も案内役として一緒に同行します。

・・・龍之介、すっかり監察方の仕事が板に付いてきて。(/_;)

祇園の料亭内に土方達が突入すると、龍之介と山崎は外で待機することになります。
部屋の中から剣戦の音が聞こえてくる度、山崎は焦りの表情を浮かべます。
龍之介が声を掛けると、

「ああ、わかっている。自分の役目はあくまで『監察方』であり、前線で戦うことでは決してない」

山崎は頷いて答えます。

「だが、それでも・・・。命を懸ける場で、あの人と共に戦えたら。・・・そう思わずにはいられないんだ。これから先も、俺はそんな気持ちを常に抱えていくことになるんだろう」

・・・あの山崎がそんなことを考えながら、監察方の仕事をしていたなんて!

「十六夜挿話が追加されました。」

暫くすると剣戦の音が止み、返り血を浴びた総司が外に出て来ます。
土方が呼んでいると告げられ、龍之介と山崎は建物の中に足を踏み入れます。

激戦が行われた部屋は大量の返り血が壁に付着し、血の匂いが充満していました。

土方画像


部屋の中心には、新見と羅刹と人間の死体に囲まれた土方がいました。

土方画像


・・・土方の気迫が伝わってきそうなスチルです!
この一枚で、スタッフが土方に懸ける情熱が窺えます。
やっぱり、「薄桜鬼」のメインヒーローだから?

強く唇を噛み締め、瞳は激しい怒りで燃えていました。

「俺がもっと早く気付いてりゃ――ここにいた人間のほとんどは、死なずにすんだかも知れねえんだ」

土方は一人、後悔と自責の念に駆られていました。

部屋の中にいた斎藤が龍之介と山崎に気付き、土方に声を掛けてくれます。
土方は視線だけを龍之介達に向けると、後始末を頼んできます。

・・・えっ!
監察方って、後始末も仕事なの!?((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

土方達が屯所へ戻った後、龍之介達は事態の収拾に明け暮れるのでした。


九月十五日。
監察方の報告をする為、土方の帰りを待ちながら龍之介は山崎と情報交換をしていました。
しかし、新見の一件以来、何処となく山崎がおかしいことに気付きます。
何かを考え込むように、心ここにあらずといった感じでした。
今日も龍之介が声を掛けて、ようやく気付きます。

龍之介が心配して、「おまえは・・・そんな思いをしてまで、武士になりたいのか?」と尋ねますが、山崎はきっぱりと答えます。

「・・・それでも、俺は武士になりたいと思っている。あの人を・・・土方さんを本物の武士にさせられるなら、どんなことでもしたいと思っている」

そして、逆に龍之介のこれからについて尋ねてきますが、答えることは出来ませんでした。

龍之介が外の空気を吸おうと建物の外に出ると、芹沢と会います。
これから島原へ行くという芹沢に、
「・・・あんたも、そろそろ自重しないとこの先どうなるかわからないぞ」
と龍之介が告げると、芹沢が鉄扇を振り下ろしてきます。

しかし、以前よりも弱い力でした。

「尻尾を振る相手を間違えるな、犬。俺はもう、貴様の飼い主ではないと言っただろう」

そう告げると、芹沢は去って行きます。

・・・これって、龍之介が芹沢と親しくしないよう遠ざけているのですよね。
恐らく、芹沢は自分の末路を知りながら、その時を待っているのだと思います。

芹沢の背中を見ながら、龍之介は自分のこれからについて真剣に考えるのでした。


九月十六日、夜。
龍之介がそろそろ寝ようと思っていると、山崎が広間へとやって来ます。
頼みたい仕事があると告げると、龍之介を広間から連れ出します。

そして、とある尊攘派の大物志士が潜伏しているという宿を見張って欲しいと頼まれます。

様子がおかしい山崎に問いただしていると、暫く八木邸で寝起きすることになったという芹沢と会います。
そして、これから島原で宴会を開くということで、芹沢は龍之介を誘ってきます。

山崎は慌てて土方を見ます。
龍之介はふと山崎に違和感を感じます。

土方は山崎に視線を合わせると小さく頷くような仕草をした後、龍之介にも島原に付いてくるよう命じるのでした。


島原では一見、和やかな酒宴が開かれますが、その一方で龍之介は何となく異様な緊張感も感じていました。

不意に、土方が芹沢に話し掛けます。

「世の中の理ってのをひっくり返すにゃ、周りの物を全部切り捨てる――鬼になる覚悟をしなきゃならねえって。あの時のあんたの言葉通り――なってやるよ、鬼に」

そう告げると鬼気迫る表情を浮かべ、芹沢を挑戦的に見やります。

土方の言葉に、龍之介は益々不安を募らせるのでした。

暫く酒宴が続きますが、不意に番頭がお梅からの手紙を持って現れます。
芹沢は訝しげに手紙を受け取り中身を読み終えると、急に屯所に帰ると言い出します。
芹沢に命じられ、龍之介も屯所迄一緒に帰ることになります。

龍之介だけじゃ心配だと言われ、土方と総司も同行を申し出てきます。

雨の降りしきる中、屯所に帰ってくると、山崎が龍之介を待っていました。
話があると告げ、山崎は強引に龍之介を屯所の外へ連れ出します。

山崎の様子から、今夜、芹沢の身に何かが起きると龍之介は確信します。
龍之介は山崎を責めると、居ても立ってもいられずに屯所へと急ぎ戻ります。

・・・はあ~。┐(´д`)┌

何で戻るの?
龍之介が戻ってどうするの?
何するつもり?
龍之介のことを思って山崎が屯所から離そうとしてくれているのに、それに対しては何とも思わないの?
芹沢のことも見捨てられない・・・とか言うつもり?
自分のことも決められない奴が、他の人を責められないと思う。(`・ω・´)


「十六夜挿話が追加されました。」

龍之介が屯所へ戻ってくると、八木邸の中から剣戦の音が聞こえてきました。
急いで音のする方に向かうと、部屋の中には白い髪と赤い目をした芹沢が立っていました。

・・・えっ!
まさかの驚きの展開!Σ(゜д゜lll)

龍之介は羅刹と化した芹沢に必死で呼び掛けます。

・・・ふう~っ。┐(´∀`)┌

龍之介、はっきり言って、UZAIです。
既に土方達が斬り合いを始めているのに、何でこの期に及んで必死に呼び掛けるの?
そんな自分に酔ってる?


「馬鹿野郎!!井吹てめえ、どうしてここに来やがった!!」

龍之介に気付いた土方が怒鳴ります。

「本当、君ってどこまで不運なんだろうね。殺される為に、わざわざここに戻って来るなんてさ」

・・・うん。本当だよ。(´д`)
巻き込まれるかもしれないって、微塵も思わなかったの?
自分が行けば止められるって思った?


羅刹と化した芹沢は強く、土方と総司が二人で向かって行っても刀を弾かれてしまいます。

土方が龍之介を心配して「逃げろ!」と告げてくれますが、龍之介は芹沢を見捨てて逃げることを躊躇います。

・・・久しぶりに主人公に腹が立ちました。(`・ω・´)
土方が芹沢という強敵を相手にしながら、龍之介を心配して「逃げろ」と言ってくれているのに、「だ、だけど――!」って何だよ!
ああっ!もうっ!
足手まといなんだから、さっさと逃げなさいよー!щ(゜ロ゜щ)

龍之介の呼び掛けに一瞬だけ、芹沢が正気に戻ろうとします。
しかし、次の瞬間、芹沢の刀が龍之介の喉を切り裂くのでした。

・・・えええーーーっ!Σ(´Д`lll)

マ、マジですかーっ!?
も、もしかして、バッドエンド!?Σ(゜Д゜|||≡|||゜Д゜)オロオロ

「この――馬鹿野郎が!!」

そのまま畳に倒れ伏す龍之介の耳に、土方の声が聞こえます。

その後、土方は芹沢に向けて斬撃を見舞い続けます。
そして、霞む視界の中、土方が芹沢の心臓を刺し貫くのを見ます。

芹沢と土方画像


雷が光った瞬間、土方の顔がはっきり映し出されます。

芹沢と土方画像


その時、土方が何かに驚いたように芹沢を見つめる姿を、龍之介は薄れゆく意識の中で確かに見るのでした。


<土方六章>のプレイ時間は、9時間50分でした。


・・・故人曰く、

「人生には三つの坂があります。上り坂、下り坂、そして・・・まさかです」

というまさかの展開で、次章に続きます!

驚きの<土方七章>があります!

「薄桜鬼 黎明録」~土方歳三~ <土方六章> 五周目プレイ感想(前編)

2011年01月22日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


<土方六章>(前編)

七月二日。
龍之介が監察方の仕事にも慣れ始めてきた頃、土方に呼ばれます。

土方の部屋を訪れると山崎がいるだけで、土方の姿がありません。
山崎に所在を尋ねると、

「押し借りをしている不逞浪士を捕縛しに行かれたということだが――」

と告げられた途中で、隊服に返り血を浴びた土方と山南が帰ってきます。

土方と山南・ゲーム画面画像


・・・ぎゃっ!
土方はまだ良いとして、山南の眼鏡にも血が付いているのは、はっきり言って(似合いすぎていて)怖いです・・・!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

剣戦の末、惜しくも取り逃がしてしまったそうですが、土方と山南は浪士組の名を語って押し借りをする不逞浪士に苦い表情を浮かべていました。

その場にいる全員が、浪士組の悪評を広める結果になってしまっている芹沢の存在を危険視していました。

七月四日。
大阪で資金調達をするという芹沢に、龍之介が同行することになります。

・・・あれ?
他ルートであったっけ?(o・ω・o)
初イベントだよね?

芹沢が町中でどの商家に入ろうかと思案していると、近藤が情報提供をしてきます。

・・・えっ!
近藤も来ているの!?Σ( ̄□ ̄)
しかも、近藤が商家の情報を提供するなんて!
・・・土方と何か打ち合わせをしているのかしら。

芹沢は驚きながらも、近藤が告げた商家に向かいます。
龍之介と近藤は、芹沢が素直に頷いてくれたことに胸を撫で下ろします。

やはり、近藤が進んで情報提供したのは、裏があったようです。
大阪に来る前に、龍之介と土方と近藤で打ち合わせをしていたのでした。

『鴻池』という店なら、以前、土方と山南が不逞浪士を捕まえたこともあり、店の主人に事前に根回しすることが可能だと告げます。
同行する龍之介と近藤で芹沢を『鴻池』に誘導して、店の主人に「土方を通して欲しい」と言わせることで、金を巻き上げることを回避させようと考えます。

店に到着すると、芹沢は早速、資金の協力を店主に告げます。
店主は打ち合わせ通り、「土方さんを通すように言われております」と告げますが、芹沢は意に介する様子もなく、

「土方が何をほざいていようが、壬生浪士組では局長の俺の一存が全てだ」

と引こうとはしません。

近藤も慌てて制しますが、芹沢は聞く耳を持ちません。
そして、店主の襟首を掴みながら脅迫すると、無理矢理、金を用意させます。

龍之介に、選択肢が表示されます。

「芹沢さんに意見する」
「手出しはしない」

・・・いや。
どう考えても今迄の例から見て、「手出しはしない」だと思うのですが・・・。(o・ω・o)
え。・・・違うの?
でも、確かにこのまま黙って様子を見ているだけでは、いつものチキン龍之介のままだしな・・・。
土方と打ち合わせしてきたということだし、ここは思い切って、
「芹沢さんに意見する」
を選びたいと思います!

龍之介は今、チキンから漢(おとこ)になります!(`・ω・´)キリッ

「芹沢さん、何考えてるんだよ!あの人、怯えてたじゃないか!『殺す』って脅して金を巻き上げるなんて――不逞浪士と、どこが違うっていうんだよ?」

・・・ひえ~っ!
龍之介、言ったー!(;゜д゜)ゴクリ

しかし、予想通り、意見した龍之介に向かって、芹沢の鉄扇が振り下ろされます。
更に、龍之介の言葉が芹沢の逆鱗に触れたようで、幾度も鉄扇で打ちのめされます。

「おやめください、芹沢さん!!」

近藤の怒号が響き、芹沢を止めてくれます。

そこに、お金の入った箱を持った店主が現れ、怯えながら差し出してきます。
芹沢は箱を受け取ると、満足そうに店を後にしようとします。

すると、近藤が芹沢を呼び止め、連名で借用書を作成して欲しいと告げます。
芹沢は面倒そうに借用書に自分の名前を書くと、さっさと店を出て行きます。

残された近藤は店主に向かって、
「・・・本日はご迷惑をおかけして、本当に申し訳ない」
「時間はかかるかも知れませんが、今回お借りした金は必ず返します」
そう告げると、深々と頭を下げます。

近藤の誠意溢れる態度に感じ入った店主は、「返済は余裕が出来た時で構わない」と告げてくれます。

店を出た龍之介が、
「近藤さんって、すごいんだな。あの芹沢さんに借用書を書かせちまうなんて」
と近藤に告げると、
「・・・出発前、あれだけトシが浪士組の今後の為に知恵を絞ってくれているのを見ていたからな。芹沢さんを止められる――芹沢さんと同じ局長という立場の俺が、見て見ぬふりなどできんよ」
と答えるのでした。

・・・土方と近藤って、相思相愛だと思う。(*´д`*)
総司が嫉妬しても仕方ないです。

数日後、夕餉の席で、今後は会津藩から給金が出ることを近藤が告げます。
皆、思わぬ朗報に沸き立ちますが、土方は浮かぬ顔をしていました。

食後、土方に呼び出された龍之介と山崎は、土方の部屋に向かいます。
すると、土方と近藤の留守中に、何か変わったことはなかったかと尋ねられます。
特に気付いたことはなかったと二人が答えると、
「・・・そうか、それならいい」
と答えます。

何故かやけに疲れている様子の土方に、龍之介は「何かあったのか?」と逆に尋ねます。
すると、土方は溜め息を吐きながら答えます。

「・・・芹沢さんが原因なんだよ」

どうやら、芹沢の押し借り紛いの資金稼ぎが会津藩の幹部達の耳に入ったらしく、かなり立腹しているらしいと告げてきます。

「今後は会津から扶持を払うから、強盗まがいの押し借りはするんじゃねえって命令されたんだ」

・・・なるほど。
そういう理由で、急に給金が出るようになった訳ですね。(o・ω・o)

「・・・頭が二人いるってのも、厄介だよな。芹沢さんの行動が、そのまま浪士組の意志だって判断されちまう」

土方はそう呟くと、苦い表情で髪を掻きむしるのでした。


ある日、山崎と監察方の打ち合わせをしながら、龍之介は監察方の仕事について山崎に問います。

「おまえは、武士になりたかって言ってただろ?本当にやりたかったのは、こういう仕事じゃなかったんじゃないのか」

すると、山崎は答えます。

「・・・世の中に、職業の貴賎などあるまい」

・・・いや、そういうことを言っているんじゃないよねっ!?\(゜∀゜)

そんなこと言ったら、鍼医者じゃなく武士になりたかった言ってた君はどうなるのさ?┐(´д`)┌

「他の人間がどう思おうと・・・自分で自分の仕事を誇る気持ちさえあればいい。俺が手に入れた情報で、敵方の間者の正体を暴くことができるかも知れないし・・・。不逞浪士の潜伏場所をつかんで、彼らに苦しめられる京の人々を救うことができるかも知れない」

・・・立派です、山崎。
自分に言い聞かせているようにも思えますが・・・。(o・ω・o)

そこに、大阪の相撲部屋の親方が屯所を訪ねてきます。
龍之介は親方を八木邸の土方の部屋に案内します。

土方に頼まれ龍之介がお茶を出しますが、

「おい井吹、何だよこりゃ?渋みが出ちまってるわ、真夏なのに熱いわで、飲めたもんじゃねえだろうが」

土方から散々な酷評を受けます(笑)。

そして、親方との会話から、土方は上手く京都相撲との合併興業の話をまとめるのでした。

・・・ふむふむ。
土方ルートだと、親方とのやり取りが詳しく分かるのですね。

親方が帰ると土方は、「これから京都相撲の連中と知り合いになって、合併興業の話をまとめる」と龍之介に明かします。

堂々と親方と話をしていた土方に驚く龍之介に対して、選択肢が表示されます。

「抜け目のない男だな」
「まるで詐欺師だな」

・・・いや、流石に「詐欺師」扱いはマズイでしょう!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

「抜け目のない男だな」
を選びます。

龍之介がそう告げると、土方の友好度が上がりました。

「ま、交渉事の基本ってのは、何を言えば相手が喜ぶかを知って、相手を喜ばせてやることだからな。相手を騙して金をせしめるってのは、素人のやり方だ。頭のいい奴ってのは相手も自分も喜ぶ商売をするんだよ」

土方は苦笑しながら告げます。

・・・どうしよう。
やっぱり、土方が「詐欺師」に見えてきた。(o・ω・o)

その後、龍之介は急いで山崎と島田に声を掛けると、再び土方の部屋に向かいます。

・・・あれ。
そういえば山崎は、龍之介の部屋でずっと待たされていたんだよね。
何だかんだで龍之介も土方と親方の話に同席していたし、結構長いこと待ちぼうけ食らってたってことよね。
忘れ去られていて、可哀想に・・・。(´・ω・`)

あれ?
・・・っていうか龍之介、同席する必要なかったんじゃ!?Σ( ̄□ ̄)
物凄くさり気なくを装って、堂々と盗み聞きしていたの?

相撲興業を浪士組が取り仕切ることになったと聞き、山崎と島田も戸惑います。
しかし、土方の「絶対に興業を成功させて、活動資金を得る」という熱意に二人も動かされます。

「・・・こんな商人みてえな真似、絶対にしたくねえって思ってたんだがな。背に腹は代えられねえ。俺は・・・俺にできることを、死に物狂いでやるしかねえんだ」

土方は自嘲気味に笑いながらも、強い決意を込めた声音で呟きます。

龍之介は正式な隊士ではない為、今回の興業の手伝いには参加しないようです。

その後の山崎は京都相撲との繋がりを持つ為、毎日のように京と大阪を忙しく駆け回っているようで、龍之介と監察方の情報交換の最中に眠ってしまいます。

龍之介は山崎を心配して、興業が終わる迄は自分一人で監察方の仕事をすると告げます。
山崎は驚きますが龍之介の気遣いに気付いたのか、自分が負担している仕事を少し龍之介に回すのでした。

それから何とか山崎が京都相撲との伝手を作ったようで、その後の合併興業の話も順調に進みます。

ある日、大名の護衛をするという芹沢達に同行して、龍之介は大阪へ向かいます。

護衛は無事に終わり、土方と近藤と斎藤の三人は話し合いがあると言って、何処かへ行ってしまいます。
芹沢の側には、龍之介と新八が残されます。
新八が宿へ行こうと芹沢に告げますが、芹沢は花街で酒を飲もうと誘ってきます。

龍之介と新八の必死の説得で、宿に芸妓を呼ぶことで芹沢も納得します。

暫くすると、宿の部屋に芸妓達がやって来ます。
芹沢は芸妓達が現れると、機嫌良く酒を飲み始めます。
龍之介と新八は、とりあえず胸を撫で下ろすのでした。

しかし、酒が回ってきたのか、芹沢が芸妓達に着物を脱いで舞を舞えと命令します。
芸妓達が「うちら、娼妓とちゃいますし」「恥ずかしいわ~」と冗談めかして断ったり、新八も間に入って何とか穏便に済ませようとしますが、芸妓達が断ったことが芹沢には気に入らなかったらしく、足元の膳を蹴り飛ばし怒り出します。

龍之介が急いで芹沢を止めようすると、

「おまえは急いで土方さん達を呼んで来てくれ!ここは、俺が引き受けるからよ!」

新八から告げられます。

龍之介は急いで土方達が話し合いをしているという店へ向かい土方達を呼び出すと、すぐに宿へと戻ります。

部屋に戻ると、宿の番頭と芸妓二人が芹沢に向かって正座をさせられていました。
芹沢は、芸妓達の髪を切ることで今回の件は許してやると告げていました。
髪を切られたらお座敷に上がれないと、二人は涙を流しながら必死に芹沢に許しを乞います。

しかし、芹沢は番頭や芸妓達の言葉に怒りを露わにします。

「この女共は、壬生浪士組の局長を侮辱したのだぞ!!このまま捨て置くことなど、できるはずがなかろうが!」

龍之介は芹沢の意味不明な言葉に、思わず耳を疑います。

先に、芸を売る芸妓に向かって「着物を脱げ」等と言って彼女達を侮辱したのは芹沢の方なのに、責任転嫁をする芹沢の態度が信じられず、龍之介は呆然とします。

近藤と新八も必死に止めますが、芹沢は聞く耳持たずと言った態度で酒を煽ります。

そして、楽しそうに信じられない言葉を口にします。

「断髪は・・・そうだな、土方、貴様と犬にやってもらおうか」

戸惑う龍之介とは対照的に、土方は落ち着いていました。

そして、土方は無言で刀を抜きます。

土方が刀を抜いたことに驚く龍之介でしたが、芹沢は龍之介にも刀を抜くよう命じてきます。

選択肢が表示されました。

「命令に従う」
「断る」

・・・ええっ!
ど、どうしよう・・・!Σ(゜Д゜|||≡|||゜Д゜)オロオロ

本音は「断る」を選びたいのですが、土方が抜刀したということは何か策があるのかもと期待して、
「命令に従う」
を選びたいと思います。

・・・本当に髪を切ることになったら、どうしよう。
やだな・・・。(´・ω・`)

龍之介は言われた通り刀を抜くと、土方の方を見ます。
土方は芸妓のかんざしを抜き取ると、芸妓の頭を押さえます。

土方と芸妓画像


「・・・動くんじゃねえ。髪だけじゃなくて、首までザックリいっちまうぜ」

土方は最後迄芹沢を睨みながら、芸妓の髪を切り落とします。

・・・ええっ!Σ(゜д゜lll)
本当に髪を切っちゃったよ・・・!?

愕然とする龍之介に向かって、土方が告げます。

「・・・何してやがる?井吹。さっさと芹沢さんの命令に従え」

土方の友好度が上がりました。

友好度画面の土方の判子が五つになりました!

友好度画面画像


・・・シーンがシーンなだけに、素直に喜べない。(´・ω・`)ショボーン

龍之介は心の中で謝りながら、必死に詫びる芸妓の髪を切り落とします。

・・・ええっー!!
切っちゃったーっ!(;゜д゜)ゴクリ

恐らくは、この芹沢に対する憎悪が、後の粛正に繋がる布石の一つなのかもしれません。
そうは思っても、二人の芸妓が不憫です!(´;ω;`)ブワッ

「ふはははははっ――!!余興としては、なかなかだったな。この髪は、いい肴になりそうだ」

芹沢の哄笑が静まり返った部屋に響き渡ります。
芹沢以外は、誰もが沈んだ表情で俯くばかりでした。


数日後。
芹沢の根付けがなくなる事件が発生します。

龍之介が山崎から預かった書類を土方に渡そうと八木邸を訪れると、隊士達が佐伯という隊士が芹沢の名を騙って金を借りているらしいと話しているのを聞きます。

龍之介がすかさず話を聞こうとしますが、二人は途端に焦り出し「ただの噂話だし」と誤魔化そうとします。

「・・・噂話でも構わないんだ。もしかしたら、隊内に間者がまぎれてるかも知れないからな。怪しい行動を取ってる隊士がいたら、調べて土方さんに報告しなきゃならない。話してくれ」

龍之介が頼み込むと、佐伯という隊士が最近やたらと金回りがいいことと、芹沢局長の名を騙って金を借りてるらしいという噂が流れていることを教えてくれます。

・・・って、龍之介の台詞に驚いたのは、私だけではないのでは!?Σ(|||▽||| )
「間者がまぎれている」とかって簡単に、平隊士に対して言っちゃって良いの!?
もしかしたら、その隊士が間者かもしれないし、間者と繋がっていたら警戒されるんじゃないの?
はっきり言って、正直なのとバカなのは違うと思う。(´д`)


芹沢の名を騙って金を借りているという事も無視出来ない事実ですが、それよりも勝手に金策をするのは隊規違反になるのではないかと龍之介は考えるのでした。

土方に佐伯のことを報告して暫くすると、佐伯が捕縛されます。
そして、芹沢の名を騙って金を借りるだけでなく、芹沢の根付けを盗んで金に換えていたことが分かります。

その夜、土方達が芹沢の部屋に集まって、佐伯の処遇を決める話し合いがなされます。
当然、芹沢は切腹を主張します。
部屋の片隅で震えている佐伯を見て、芹沢は言い放ちます。

「このような輩には、切腹させてやるほどの価値もない。首を斬り落としてやれば充分だ」

芹沢の睨みに佐伯が震え上がる中、新見が佐伯を変若水の実験体にするのはどうかと提案してきます。
それを聞いた山南は血相を変えて反対します。

しかし、芹沢は佐伯に近付くと、勝手に選択を迫ります。
腹を詰めれば死ぬだけだが、薬を飲めば生き残れるかもしれないという芹沢の言葉に、佐伯は薬を飲むことを選びます。

「芹沢さん、あんた――!!一人で、何を勝手に決めてやがるんだよ!」

土方の言葉を無視し、芹沢は新見に変若水を持って来させると佐伯に渡します。
佐伯は薬の正体を知らないまま、意を決して瓶の中身を一気に飲み干します。

次の瞬間、佐伯は苦悶の声を上げながら、畳の上を転がります。
暫くすると、佐伯の髪は白くなり、目が赤い羅刹に変じます。
しかし、理性はまだ残っているようで、自分の変化に戸惑う佐伯が話し掛けてきます。

羅刹に理性が残っていることに驚く土方と山南でしたが、新見は薬が成功したと大喜びします。

しかし、力を手に入れた佐伯は、そのまま屯所から逃げ出してしまいます。

土方に命じられた龍之介が、急いで幹部達を召集します。
その後、佐伯の捜索に当たりますが、羅刹化した佐伯を見つけることは出来ませんでした。


数日経っても、佐伯はまだ見つかっていませんでした。

龍之介が山崎と町での情報収集から戻ってくると、隊士達が隊士の佐々木と恋人のあぐりが死んだことを話していました。

確認する為に、龍之介と山崎は急いで現場へ向かいます。

竹林の中で、佐々木とあぐりは息絶えていました。
無数に傷跡があるにも関わらず出血は驚く程少ないことを見て、龍之介と山崎は佐伯の仕業ではないかと考えます。

二人は急いで屯所に戻り、このことを土方に報告します。

しかし、それからも依然として佐伯の行方は掴めないまま、相撲の合併興業の開催日になります。

興業は大成功に終わり、浪士組の評判も上がっていました。
親方も終始ご機嫌な様子で、浪士組の為にお礼興業をしたいと告げてきます。

土方と一緒に親方を見送りながら、土方があまり喜んでいないことを不思議に思った龍之介が問うと、ぼそりと告げます。

「・・・まだ、全然追いついちゃいねえよ。ようやく、あの人の背中が見えてきたぐらいだ」

龍之介が何のことか分からずに首を傾げていると、「・・・いや、何でもねえ」と土方は告げ、お礼興業の場所を借りに壬生寺へと歩いて行きます。

土方の背中を見ながら、土方が告げる「あの人」とは芹沢のことなのだろうと龍之介は考えるのでした。

そこに山崎が駆け付けてきて、土方の所在を尋ねてきます。
龍之介が何かあったのかと問うと、佐伯と思われる人物が島原に潜伏しているらしいと告げます。

・・・あれ?
興業の後は、芹沢の火付け事件じゃなかったっけ?(o・ω・o)

龍之介はとっさに、小鈴のことを思い出します。
山崎も龍之介の様子に気付いたようで、小鈴の事を気遣ってくれます。
龍之介は、急いで島原へ向かいます。

島原に着いた龍之介は、妓夫に小鈴の置屋の場所を聞きます。
置屋に辿り着いた龍之介は、女将に頼んで小鈴を呼んで貰います。

・・・良く呼んでくれたな~。(o・ω・o)

すぐに現れた小鈴は、龍之介を見て驚きます。
元気な小鈴を見て龍之介は安心しますが、一人で出歩くなと忠告します。
すると小鈴から、最近、島原界隈で辻斬り事件が頻繁に起こっているらしいことを聞きます。
死体の様子から、龍之介は佐伯の仕業ではないかと考えます。
龍之介は急いで屯所に戻り、そのことを土方に報告するのでした。

翌日の昼間。
島原で佐伯を捕縛し、殺害します。

土方達が去った後、遠巻きに見ていた野次馬達が「壬生狼」と蔑む声を聞きながら、龍之介と山崎はやり切れない思いを抱くのでした。

「薄桜鬼 黎明録」~土方歳三~ <土方五章> 五周目プレイ感想

2011年01月21日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。


<土方五章>

羅刹を初めて見た山崎は、土方の部屋に呼ばれます。

変若水のことを聞いた山崎が、

「あなたは、なぜそこまでして・・・?」

と土方に問うと、

「・・・これが、俺達が武士になれる最後の機会かも知れねえんだ」

そう答え、昔話を始めたといいます。

・・・土方ルートは、山崎が土方の昔話を語るのですね。(o・ω・o)


土方の姉の嫁ぎ先の道場で、出稽古に来ていた近藤と土方は出会いました。
元々百姓だった近藤が剣の腕を見込まれて周斎の養子に迎えられたと聞き、自分も武士になれる日が来るに違いないと思ったのだというこです。

それから土方は、頻繁に試衛館に顔を出すようになります。
そこで近藤に、弟弟子だと総司を紹介されたのだそうです。

若かりし頃の近藤と総司と井上と土方画像


・・・何度見ても、子供総司の目つきが素敵です(笑)。(*´д`)b

ちなみに、三人の他に一緒に写っているのは井上だそうです!
おおっ!
若くて分からなかったよ!Σ( ̄□ ̄)

土方曰く、あの頃の総司は見た目はガキだったが、中身は今とほとんど変わらなかったそうです(笑)。

・・・多分、総司は精神的に成長してないのだと思います。(o・ω・o)
精神年齢は当時のままだと思います。


総司
「こんにちは、土方さん。土方さんの話は、近藤さんからいつも聞いてます」

土方
「おう、そいつはどうも。どんな話を聞いてるんだ?」

総司
「そうですねえ・・・。もう大人なのに、お嫁に行ったお姉さんに頼りきりで、まともに仕事もしないでフラフラしてるとか。あちこちの道場で他流試合をして相手に怪我させた後、自分の家で作ってる薬を無理矢理売りつけてるとか。頭が切れるっていうか、悪賢いっていうか、如才ないっていうか、悪知恵ばかり働くっていうか・・・そんな感じの人なんでしょう?」

土方
「――何だと?・・・おい近藤さん。あんた、こんなガキにそんなこと聞かせてんのか?」

近藤
「あ、い、いや・・・!俺はそんなこと言った覚えはないんだが・・・」

井上
「勇さんが、トシさんのことをそんな風に言うはずないだろう・・・」

総司
「そうですよ。近藤さんがそんなこと言うわけないじゃないですか。・・・僕としては、言って欲しいですけど。今みたいなことを言ってたのは、他のお弟子さん達ですよ」

・・・子供の総司の発言が、一言一句、間違いなく総司だ~(笑)!


土方
「・・・ガキ、一つ教えといてやる。そういうくだらねえ噂に耳を貸してると、ろくな大人になれねえぞ」

総司
「ろくな大人になれないって、たとえば・・・仕事もせずに剣術ばっかりしてフラフラしてる土方さんみたいになっちゃうってことですか?僕、それは嫌だなあ。そんなことにならないように気を付けなきゃ」

・・・既に、今の総司の原型が出来ている(笑)!(≧∇≦)ノ彡☆バンバン


その夜、土方は近藤と二人で酒を飲みながら、夢について語り合います。

若かりし頃の近藤と土方画像


・・・若い頃の土方って美少年ね。(*´д`*)

「・・・俺はな、侍になりてえんだ。腰に大小差した、本物の侍に。馬鹿げた夢だって・・・思うか?」

土方の問いに、近藤は答えます。

「・・・そんなことはない。馬鹿げた夢なんかじゃないさ」

力強い近藤の言葉に、土方は安心します。

「しかし・・・武士になっても、いいことばかりではないかも知れんぞ。夢を叶えるのは、そう難しくはないだろうが・・・大変なのは、その先だ。・・・特に俺達は、生まれながらの武士ではないんだしな」

近藤の言葉に、土方も頷きます。

その時、一匹の虫が明かりに惹かれて飛んできます。
そして、炎の中に身を投じたのを見て、土方は思わず一句口ずさみます。

「・・・願う事 あるかも知らず 火取虫」

近藤が首を傾げているのを見て、土方は苦笑しながら告げます。

「飛び込んだら焼け死ぬってわかってても・・・それでも、やらずにゃいられなかったんじゃねえかな」

それでも、どうしても侍になりたいと土方が告げると、

「・・・トシなら、きっとなれるさ。それほどまでに強い思いを抱いているのならな」

近藤は確信に満ちた口調で、背中を押してくれるのでした。


「・・・副長の言葉は、力強かった」

回想を終えた山崎が、小さく息を吐きます。

「あの方も、若い頃は俺と同じような悩みを抱いていたことを知ることができて・・・嬉しかった」

感極まっている山崎の様子を見ながら、選択肢が表示されます。

「羨ましい話だな」
「分不相応な夢を抱いたもんだな」

・・・いや、ここで「分不相応な~」を選んじゃったら、今迄のいい話が台無しじゃんっ!?\(゜∀゜)

という訳で空気を読んで、
「羨ましい話だな」
を選びます。(`・ω・´)

龍之介がぽつりと呟くと、山崎が不思議そうな顔をします。

「・・・俺は、覚えてる限りじゃ夢なんてものを見たことはないからな」

龍之介が、ひたむきに夢を見られる土方や山崎が羨ましいと告げると、山崎が微笑みます。

「今まで見られなかったのなら、これから先、いくらでも見ればいい」

山崎の言葉に、龍之介は頷き返します。
龍之介が土方の昔話の続きを促すと、山崎は軽く息を吸い込んでから続きを語ります。


近藤が試衛館の道場を継いで暫くすると、世情の影響で試衛館の経営も傾き始めます。
門弟も次から次へと辞めていき、出稽古の依頼も減っていきました。

土方と近藤と山南の三人で、毎晩のようにこれからについて話し合っていました。

ある日、近藤に幕府講武所(旗本や御家人の子弟を鍛える為に設置した訓練機関)の教授方に推薦したいという話が舞い込んできます。

試衛館の仲間全員で喜びますが、暫くして推薦の話が取り消されてしまいます。

近藤は、自分が百姓の生まれだから推薦が取り消されたのではないかと、酷く落ち込むのでした。

その後、試衛館の経営は傾く一方でした。
いよいよ道場を畳むしかないという時に、平助が浪士組の話を持ってきます。

土方と近藤は多摩川を見ながら、これからについて話します。

近藤は京へ行くことを悩んでいました。

教授方の話がなくなった時のように、自分の出自のせいで皆を落胆させることになるかもしれないと、皆の人生を一身に背負うことを恐れていたのでした。

そんな近藤に、土方は浪士組という集団について語ります。

「集まって来る奴らは多分、金と名誉が欲しい荒くれ者ばかりだってことだ。旗本や御家人みてえな、毛並みのいい連中を相手にするわけじゃねえ。・・・他の隊士連中もどうせ、俺達と大して変わらねえ奴らばかりだよ。生まれに劣等感を抱く必要なんてねえ」

土方の言葉を聞いて、近藤に希望が湧いてきます。

「俺に・・・できると思うか?俺などが・・・武士として、名を残すことができるのか?」

近藤の震える声に、土方は力強く頷きながら答えます。

土方と近藤画像


「――できるに決まってんじゃねえか。あんたにゃ、この俺が付いてるんだぞ」

・・・ううっ!
この二人のやり取りのシーンに涙が出そうになりました!
こういうシーンを見せ付け(?)られると、総司も二人の間には入れないのは仕方ないと思わざるをえません。(´;ω;`)ブワッ

土方の必死の説得に、近藤は京へ行く決意をするのでした。

二人の会話の後、何をやっても中途半端で漠然と「武士になりたい」と思っていた土方と、百姓だった近藤が武士になってから出会ったのは必然だったと考える、土方のモノローグが良かったです!(ToT)

・・・だから、甲州勝沼の戦いで敗れた後、近藤が再起不能になるくらいに落ち込んだのねと、このエピソードを見て納得しました。(´д`)

あの時は、「一回敗れただけで、落ち込みすぎじゃない?」と思ったけど、土方の昔話を垣間見た今なら、近藤があんなになった理由も納得出来ます。
それが分かっただけでも、『黎明録』の土方ルートをプレイして良かったと思います!

その後、試衛館に残っていた全員が浪士組として上洛するのでした。


「俺は、副長からこの話を聞いて、浪士組に残ることを決めたんだ」

語り終えた山崎は、敬意を込めて告げます。

龍之介は自分の中に流れている武士の血を、改めて意識するのでした。

不意に、山崎がお梅のことを口にします。
突然、お梅のことが話題に出て戸惑っていると、芹沢に手篭めにされたことを聞きます。
更に、その後は毎日のように芹沢の元に通ってくるようになったと聞き、龍之介は混乱します。
隊士達の間には、芹沢の愛人が屯所を出入りしているという噂が広まっていました。

選択肢が表示されます。

「どうにかしなきゃな」
「どうしようもないな」

・・・え。
どう考えても、「どうしようもないな」じゃないの?(o・ω・o)
だって、今迄の事例から、芹沢に何を言っても無駄だっていう結論になっていたよね?

うーん。
・・・うーん?

とりあえず前向き(?)に、
「どうにかしなきゃな」
を選びたいと思います。

土方の友好度が上がりそうなのは、こちらの選択肢だと思うので・・・!

念の為、友好度画面を確認したら、土方の判子が四つになっていました!ヽ(´∀`)丿♪

友好度画面画像


とりあえず緊急の課題は、お梅だということになります。

山崎は、龍之介を尾行した理由も、芹沢とお梅のことを知って神経が過敏になっていたと謝ってきます。

二人は青痣や擦り傷だらけの互いの顔を見て笑いながら、屯所へ戻るのでした。

・・・その後、二人というか、特に山崎が罰せられなかったのかが気になります。(o・ω・o)
まあ、龍之介とも友情が芽生えていたようですので、「転んだ」と言い張ったのかもしれません(笑)。


<土方五章>のプレイ時間は、2時間30分でした。

・・・昔話は短いんだけどな~。(o・ω・o)

「薄桜鬼 黎明録」~土方歳三~ <土方四章> 五周目プレイ感想

2011年01月19日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。


<土方四章>

翌日の夕方、不逞浪士を捕縛する為に大阪へ出張していた近藤達が帰って来ます。

浮かぬ顔の近藤達から、力士達との乱闘事件を聞きます。

土方はそのまま立ち上がると、前川邸の芹沢の元へ向かいます。
只ならぬ様子の土方が心配になり、龍之介も慌てて後を追い掛けます。

力士との乱闘事件について激昂する土方を冷徹に見ながら、芹沢は尋ねます。

「土方、貴様は一体何の為に京まで来たというのだ?」

それに対し、土方はきっぱりと答えます。

「何の為に来たのか、だと?そんなの、決まってるじゃねえか。俺は、名を上げる為――近藤勇って男の名前を世に出す為、ここに来たんだよ!」

しかし、芹沢はおかしそうに笑います。

「・・・近藤勇君を世に出す為、か。その割に、貴様の行動には必死さが足りんようだがな」

「何だと・・・?」

芹沢の言葉を聞いた土方は、近藤が腰に刀を差せるようになる迄どれだけ努力してきたかを傍で見てきたと告げます。

「んなことは、あんたに言われるまでもなくわかってるんだよ!」

そして、ようやく浪士組という、近藤を世に出す好機を掴んだと告げます。

「だから――あんたなんかに邪魔されるわけにゃいかねえんだよ!!」

穿いている袴を強く握りしめながら、土方は芹沢に訴えます。

土方の迫力に同席していた新見はたじろぎますが、芹沢は涼しい顔のままです。
そして、煙草をくゆらせると、一言呟きます。

「・・・足りぬな」

「足りねえだと?」

芹沢の意図が分からずに土方が問うと、芹沢は言を続けます。

「熱意が足りんというのだ。口では、近藤君を押し上げたいなどと抜かしておるが――。その割に、泥にまみれても構わぬという覚悟が足りぬ」

そして、遠くを見つめるような表情をして告げます。

「・・・貴様が何を言おうと、近藤君は百姓の倅だ。それは、これから先もずっと変わらぬ」

芹沢の言葉に、土方は悔しそうに顔を歪めます。

「それでも、近藤君をどうしても武士として大成させたいと望むなら――」

芹沢は鉄扇を取り出すと、土方の眼前へと向け告げます。

土方と芹沢画像


「――土方、貴様は鬼になれ」

・・・おおっ!
出たーっ!Σ( ̄□ ̄)

恐らくは、龍之介の「武士なんてクソ食らえだ!」に続く、『黎明録』を代表する名台詞だと思います!(`・ω・´)

少なからず、この言葉が今後の土方に影響を与えたのは間違いないと思います!

「この先、どれだけ名を上げたとて――『百姓上がり』という謗(そし)りはついて回る。だが、貴様が死にもの狂いの努力をし、他の全てのものを敵に回しても構わぬと・・・近藤君の為なら、鬼にもなれると言うのなら。もしかすると、世の理を覆すこともできるかも知れん」

芹沢の言葉に土方は暫くうなだれますが、静かに立ち上がると、

「・・・そんなこと、あんたに言われる筋合いはねえよ。覚悟なんて、とっくに決まってるんだ。俺は――近藤さんにあの時みてえな思いをさせるのは、もうまっぴらなんだからな」

そう言い残して、部屋から出て行きます。

ふと龍之介が芹沢を見ると、何故か嬉しそうに煙草を吹かしているように見えました。
龍之介の視線に気付くと、芹沢は酒を買って来るように命じます。

龍之介が玄関の外に出ると、八木邸から土方の怒鳴り声が聞こえてきます。

「何が『切腹して責任を取ります』だよ!てめえごときの腹で、騒ぎを納められるとでも思ってんのか!?」

・・・こ、これは!
総司ルートで聞いた、土方の台詞じゃないですかーっ!
一つの物語を別視点から見ているんだなと思うと、嬉しくなります!(*´д`*)

すぐに、八木邸から不機嫌な顔をした土方が出てきます。
龍之介が声を掛けると、土方は凄まじい形相で睨み付けてから無言で去って行きます。

・・・龍之介って、本当に空気読めないよね。(o・ω・o)
怒ってる人に話し掛けたって、八つ当たりされるだけだと思うのですが・・・。

龍之介が困惑していると、近藤が八木邸から出てきます。
土方が去った方向を教えると、近藤は土方を追い掛けて行きます。

龍之介は、最近の土方がやけに芹沢を意識しているように見えて、心配になるのでした。

・・・いや、龍之介。
人の心配をしている場合じゃないよねっ!?\(゜∀゜)

何か龍之介が、他人のことばかり気にする、噂好きなおばちゃんに見えてきた・・・。(´д`)

何で部外者なのに、そんなに浪士組のことが気になるの?
暇なの?
まあ確かに、毎日の日課もない龍之介は暇と言えば暇なんだけさ~。ヾ(´ε`;)ゝ


「十六夜挿話が追加されました。」

翌日、龍之介が洗濯をしていると、少し離れた場所で山崎が自分を見ていることに気付きます。
話し掛けると、真剣な顔をした山崎に「訊きたいことがある」と言われます。

「率直に訊こう。君は、一体いつまでここに居続けるつもりなのだ?」

龍之介が答えられないでいると、

「機密保持という点で――隊士でも何でもない人間が、屯所をうろつくのは色々と差し障りがあるのだ」

山崎は部外者が屯所内にいることの問題点を上げてきます。
思わずムッとしながら、龍之介は答えます。

「そういうことは、芹沢さんに訊いてくれ。あの人の許しさえ出れば、俺はとっととここを出て行くつもりなんだから」

「そういう問題ではないだろう。もし本当に出て行くつもりがあるなら、近藤さんや土方さんに口を利いてもらえばいいだけのことだ」

・・・そりゃ、そうだ。(´д`)

山崎が言うことは、尤もだと思います。
龍之介が本気で出て行くつもりがあるなら、芹沢にもっと交渉するべきだと思う。
もしくは、さっさと出て行くのも一つの手だと思う。

結局、龍之介は行く宛もなければ目的もないから、とりあえず寝食目当てで屯所にいるだけだよね?
それなのに、「俺は仕方なくいる」みたいな龍之介の開き直った態度が気に入らない!(`・ω・´)
人間、謙虚に生きるべきだと、龍之介を見て思いました。


山崎も龍之介に訊くだけ無駄だと思ったのか、それ以上言及することなく立ち去ろうとします。
思わず龍之介は山崎を呼び止めると、土方の様子を尋ねます。
山崎は不快そうに眉をひそめます。

「・・・隊士でも何でもない君に、そんなことを明かす必要などないはずだが」

・・・全くもって仰る通り。
山崎が100%正しい!(`・ω・´)

だから、龍之介は部外者のくせに気にし過ぎ!
そんなに気になるなら、浪士組に入るべきだと思う!
でも、そんな覚悟もないんだよね・・・。
はあ~。┐(´д`)┌ヤレヤレ


しかし、(優しい)山崎は、土方のことを教えてくれます。

「副長ならば、昨日からお見かけしていない。どこかに出かけてらっしゃるのだろう」

そこに、山崎を探していた土方と斎藤が現れます。

「これからおまえに相談してえことがあってよ」

そして、龍之介には昨日の土方が去った後の芹沢の様子を尋ねてきます。

龍之介が「機嫌良さそうに、新見さんと酒を呑んでた」と答えると、土方は不快そうに眉をひそめます。
しかし、すぐに頭を切り替え口を開きます。

「俺はやっぱり、丸腰の力士を無礼打ちにして、詫びの一つも入れねえのを武士のやり方だとは思えねえんだ」

土方は何かを考えているようでした。

数日後、土方が芹沢の元を訪れます。
そして、新たに監察方の役職を置くことを告げます。
龍之介に監察方の仕事を手伝わせることを条件に、芹沢は承諾します。

・・・龍之介、芹沢の元にいればいる程、否応なしに浪士組と深く係わっていくことになると思うのですが。(o・ω・o)

一応、選択肢が表示されます。

「どうして俺が・・・」
「大人しく従う」

・・・「きっぱり断る」という選択肢はないのですね!(ノ∀`;)・゜・

仕方ないので、
「大人しく従う」
を選びます。

(何故か)土方の友好度が上がりました。

・・・え。
部外者の龍之介が監察方の仕事に係わって良いんですか、土方さん!Σ(゜д゜lll)

芹沢の部屋を出ると土方は、監察方には他に山崎を考えていると告げてきます。

数日後、土方の部屋を訪ねると、山崎と島田がいました。

「これから、おまえ達三人で監察方の仕事を分担してもらうことになる」

土方は三人に告げると、早速、近藤と土方に同行し、大阪相撲の力士達の見舞いに行くことになります。

大阪で相撲部屋の親方と会うと、土方は人目をはばかることなく頭を下げて謝罪します。
土方の誠意ある態度に、親方もすっかり感じ入ったようでした。

数日後、龍之介が監察方の仕事として町での情報収集を終えて屯所に戻ってくると、呉服商の菱屋から来たというお梅が芹沢を訪ねてきます。

芹沢は不在だと伝えると、お梅は困ったように隊服の仕立て代がまだ未払いだと告げてきます。
龍之介から芹沢に伝えておくと約束すると、お梅は「また明日、参りますので」と告げ、帰っていきます。

その様子を見ていた島田が、龍之介に話し掛けてきます。
龍之介は初めてお梅を見ましたが、もう何度も屯所に来ているらしいことを知るのでした。

数日後、土方の部屋で監察方の報告会が開かれます。
今の所、隊士の中で怪しい動きを見せている者はいないということです。

その後、龍之介が町で芹沢の酒を買って屯所に戻ろうとする途中で、町娘とぶつかり酒を割ってしまいます。
申し訳なさそうに謝ってくる町娘を見て、龍之介は芹沢に怪我をさせられた舞妓の小鈴だと気が付きます。
小鈴も龍之介が浪士組の隊士だと知ると、身を固くして態度を変えてきます。
しかし、龍之介が酒代の弁償もいらないし、今後、芹沢に逢状を貰っても座敷には上がらない方がいいと忠告すると、小鈴は目を丸くし笑い始めます。

・・・お?
土方ルートでの小鈴との再会が、ほのぼのとしていて良いかも。(゜∀゜)

結局、小鈴は酒代を龍之介に渡して謝ると、去って行きます。
ふと、誰かに見られているような気配を感じますが、辺りを見回しても見知った顔はありませんでした。
龍之介は首を傾げながら、屯所へ戻るのでした。

・・・あれ?
酒を買い直さなくて良いの?(o・ω・o)

龍之介が屯所に戻ってくると、玄関からお梅が出てきます。
お梅の目が泣き腫らしたように赤くなっていることに気付き声を掛けますが、何も言わず去って行ってしまいます。


「十六夜挿話が追加されました。」

六月二十五日の深夜。
何者かの絶叫で、龍之介は目を覚まします。
すぐに芹沢に呼び付けられ、絶叫が聞こえてきた新見の部屋に様子を見に行くよう命じられます。

新見の部屋に近付くと、今度は剣戦の音が聞こえてきます。

龍之介が新見の部屋に入ると、土方や斎藤が抜き身の刀を構えて羅刹と対峙していました。

突然、羅刹が龍之介を襲ってきますが、土方が龍之介を突き飛ばし庇ってくれます。
土方と斎藤の剣が羅刹を襲いますが、すぐに傷が塞がってしまいます。
以前より遙かに体力と敏捷性が向上している羅刹を前に、二人は苦戦を強いられます。

龍之介はとっさに、机の上にあった液体の入った瓶を羅刹に投げ付けます。

・・・おっ?
龍之介が珍しく役に立った!(;゜д゜)ゴクリ

瓶は羅刹の背中に命中し、割れた瓶の中身が皮膚を焦がし始めます。
その隙を付いて、土方の刀が羅刹の体を貫きます。
そして、心臓を貫くだけでは不安に思ったのか、すぐに羅刹の首を斬り落とすのでした。

・・・えっ!Σ(´Д`lll)

そ、そんな簡単に首を斬り落とせるものなのですか!?((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
しかも、龍之介は目の前でをそれを見てるんですよね!?
ヘタレ龍之介、大丈夫なの?

ようやく一息吐いた土方が、羅刹の死体を見て呟きます。

「・・・しかしこりゃ、一体どういうことなんだ?この男は何者だ」

・・・ん?
土方も詳しい事情は知らないようです。
あれ?
そういえば、何で土方と斎藤が新見の部屋にいたの?(o・ω・o)

そこに、物音を聞いた山崎が駆け付けてきます。
そして、羅刹の死体を見て絶句します。
土方は山崎に山南を、龍之介には芹沢を呼んでくるよう命じると、部屋の隅にいた新見を見ます。

・・・新見、部屋にいたんだ!Σ( ̄□ ̄)
存在感、薄っ・・・!

その後、芹沢や山南が新見の部屋を訪れると、土方は新見を問いただします。
新見は渋々と、羅刹化した男は壬生浪士組の名を語って押し借りをしていた不逞浪士だと明かします。
勝手に実験体にしたことを芹沢にもきつく注意され、新見は今後二度と浪士を実験台にすることはしないと約束するのでした。

芹沢の提案で、浪士の首は町中に晒されることになります。
土方と山南は反対しますが、「今後、壬生浪士組を名乗って押し借りを働く馬鹿も減るはずだ」という芹沢の考えに反論出来ませんでした。

龍之介と山崎は、山南から死体の片付けを頼まれます。
二人で死体を長持に入れようとしますが、初めて見る羅刹の死体に山崎の顔は蒼白でした。

・・・あれ?
何で龍之介は慣れているの?(o・ω・o)

そんな山崎を見て、選択肢が表示されます。

「大丈夫か?」
「だらしないな」

・・・私としては「大丈夫か?」を選びたいのですが、恐らくここは「だらしないな」を選んで山崎に発破を掛ける作戦に出るのだと思います!(`・ω・´)

「・・・だらしないな。おまえ、武士になりたくて浪士組に入ったんじゃないのか?死体を見たぐらいで、真っ青になってどうするんだよ。そんなんで、斬り合いなんてできるのか?」

龍之介がそう告げると、山崎は眉を吊り上げます。
しかし、土方も龍之介に賛同すると、山崎は神妙な態度になって謝ります。

土方の友好度が上がりました。

新見の部屋の片付けが終わると、土方は事情を説明する為に山崎を自室に呼びます。

・・・そうか。
山崎は羅刹のことや変若水について、まだ知らなかったのね!

芹沢が町中に浪士の首を晒した効果は絶大だったようで、その後は巡察の度に「壬生狼」という声が聞こえて平助が落ち込んでいると、新八が溜め息を吐きながら話します。

朝食後、龍之介が前川邸に戻ると、平間が龍之介に外で息抜きしてくるようにと、いくらかの金を渡してくれます。

町に出た龍之介が色々な店を見ながら歩いていると、小鈴に声を掛けられます。

・・・小鈴から声を掛けてくるなんて!
土方ルートの龍之介と小鈴の関係が良いな~。(´∀`)

龍之介が生活費以外に金の使い道が分からないと告げると、小鈴が前から行きたかったという団子屋に誘ってきます。

・・・小鈴から誘ってくるなんて!

二人で茶店に行ってお茶をした後、仲良く別れます。

龍之介が屯所への帰路に付いていると、誰かの視線を感じます。
そして、尾行されていることに気付きます。

龍之介は走り出すと、角を曲がった所で待ち伏せをしようと考えます。
後を追ってきた人物を捕まえてみると、驚いたことに山崎でした。

山崎は悪びれもせず、龍之介に「浮ついた行動を取るのは、大概にしろ」ときつく注意してきます。
一方的な山崎の物言いに、龍之介も腹を立てます。
そして、「武士らしい行動を心がけろ」という山崎の言葉に、龍之介は母親を思い出しカッとなります。

「武家の生まれでもないくせに、時代錯誤な武士の真似事なんてしやがって!」

龍之介の言葉を聞いた山崎が、掴み掛かってきます。
そして、互いを罵倒しながらの殴り合いを始めるのでした。

二人の体力が尽き掛ける頃、龍之介は思い出したことを口にします。

「・・・なあ、山崎。今思い出したんだけどよ・・・浪士組じゃ私闘は厳禁じゃなかったか」

しかし、山崎は答えます。

「先に殴りかかってきたのは、君の方だろう・・・。俺は、応戦しただけだ」

二人は傷を冷やしに鴨川へ向かいます。

山崎と龍之介画像


・・・金八先生に出てくるシーンのようです。(o・ω・o)

ふと、山崎がぽつりと呟きます。

「・・・俺の父親は大阪で、鍼医者をしてるんだ。だが俺は、どうしても医者ではなく武士になりたくて・・・京や大阪で、浪人の真似事をしていた」

・・・へえ~。

「・・・だが、真似事は所詮真似事でな」

そう告げると、寂しそうに僅かに俯きます。
そして、「武士」とは何かを考えていたと言います。

「・・・そんな時、浪士組のことを知って迷わず応募した。入隊してすぐの頃、土方さんは俺に言ってくれたんだ。・・・『浪士組に入った者は、どんな身分の者でも武士として扱う』と」

・・・ああ、言っていたね~。

「その言葉には、感じ入った。・・・ここでなら俺も、ようやく武士になれると思った」

・・・あの山崎が、そんなに熱い想いを抱いてたなんて!(´;ω;`)

しかし、その後に龍之介のモノローグが続くのですが・・・。

『山崎ははにかみながら、浪士組に入ったばかりの頃の純粋な喜びを語ってくれる。』

という一文に思わず、吹・い・た!( ゜Д゜)・∵. ブハッ

は、はにかむ山崎ですか・・・。(;゜д゜)ゴクリ

山崎の話を聞いた龍之介は、自分の身の上を語り始めます。

父親は侍だったが、金に困って御家人株を他人に売ったと明かします。

「結局親父はその後借金を残した挙句、事故で死んじまったんだが・・・」

・・・龍之介の父親は事故死だったのですね!
って、何の事故?(゜o゜)

龍之介が、明日の食事代さえ事欠く毎日だったと子供の頃の話をすると、山崎は静かに龍之介から視線を逸らし告げます。

「・・・それでも、武士の血を引いているというだけで、君のことが羨ましい」

山崎の言葉を、龍之介は静かな気持ちで受け止めるのでした。

そろそろ屯所へ戻ろうと立ち上がると、龍之介は山崎に謝ります。

「・・・あのよ、山崎。さっきは悪かったな。浪士組のことを、時代錯誤なんて言っちまって」

山崎は苦笑しながら答えます。

「俺も、君のことをさんざん罵倒したからな、お互い様だ」

・・・土方ルートって、龍之介と山崎の友情ルートだったのね!(´;ω;`)ブワッ

龍之介は思い出したように、山崎に変若水のことを尋ねます。
すると山崎は、土方の部屋に呼ばれた時のことを話し始めるのでした。


<土方四章>のプレイ時間は、4時間20分でした。