※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
更に、斎藤ルートでは今迄以上に龍之介に絡んでいます。
読まれて不快な思いをされたら申し訳ありません。
先に謝らせて頂きます。m(__)m
プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。
<斎藤六章>(前編)
芹沢の名を騙って借金をしていた佐伯に、切腹命令が下されます。
数日後、突然、斎藤に「話がある」と告げられます。
「佐伯という隊士を見かけなかったか?」
切腹した筈の佐伯の居場所を尋ねてくる斎藤を怪訝に思いますが、龍之介は事情を察します。
「お、おい、ちょっと待て。まさか、また隊士に変若水を・・・?」
龍之介は思わず斎藤を責めますが、今回の件も新見の独断で行われたことだと告げられます。
・・・新見も相変わらずです。┐(´∀`)┌
龍之介は浮かんだ疑問をそのまま口にします。
「・・・なあ斎藤。新見さんは、どうしてこんな真似を繰り返すんだ?羅刹なんて、誰がどう見ても血に狂ったただの化け物だろ?幕府の命令だろうが何だろうが、あれが浪士組に必要だなんて、俺にはどうしても思えない・・・」
・・・はあ~。
龍之介、また、ですか。┐(´ー`)┌
お前の意見はどうだっていい!(`・ω・´)
龍之介の言葉に、斎藤は厳しい表情を浮かべ叱責します。
「・・・井吹。必要かどうかはあんたが決めることではない」
・・・そうだそうだ!
斎藤、もっと言ってやってーっ!ヾ(゜д゜)ノ゛
しかし、龍之介は逆ギレして斎藤を責めます。
・・・もう、本当にヤダ。(´・ω・`)
一方的に責め立てる龍之介の声を聞くのが嫌で、龍之介の台詞になるとすぐ○ボタンを押して聞かないようにしています。
関さんの声には何の罪もないのに・・・!(´;ω;`)ブワッ
一応、龍之介も内心では、
(斎藤に当たっても仕方ないのは自分でもわかっていた)
と思っているようです。
・・・分かってるなら、当たるな!
斎藤に申し訳ないと思えーっ!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!
やがて、斎藤はぽつりと呟きます。
「・・・他に方法がないのであれば、仕方あるまい」
納得出来ない龍之介が更に詰め寄ろうとすると、斎藤は頭を振って龍之介の言葉を遮り事務的に告げます。
「ひとつ忠告しておく。もし佐伯に遭遇したら、すぐに逃げろ」
龍之介に忠告すると、去って行きます。
数日経っても、佐伯の行方は掴めませんでした。
そんな中、龍之介は近藤達から相撲興行の話を聞きます。
龍之介にも準備を手伝って欲しいと告げてきます。
すると、それ迄黙っていた斎藤が、土方に進言します。
「相撲の興行を行うならば、引き札を作るというのはいかがでしょう」
引き札を京の人々に配れば寄付金も集めやすくなるということで、土方も賛成してくれます。
そして、描き手に龍之介を推薦してきます。
予想外の斎藤の言葉に龍之介は面食らいますが、近藤にも頼まれ選択肢が表示されます。
「・・・俺には無理だ」
「俺の絵でいいのか?」
・・・ここは、
「俺の絵でいいのか?」
を選びたいと思います。
龍之介が告げると、斎藤は頷きます。
「・・・悪いと思ったら、そもそも推薦などするはずがなかろう。あんたの絵の実力に関しては、以前見せてもらって知っている。心配は要らぬ」
斎藤の友好度が上がりました。
・・・斎藤、龍之介の絵をそう思ってくれていたんだ。(ToT)
翌日迄に試しに描いたものを何枚か持ってきてくれと、土方に告げられます。
自室に戻った龍之介は早速、相撲用の引き札を描き始めます。
何枚も描き損じながら、いつしか集中して周囲が見えなくなった龍之介の耳に芹沢の声が聞こえます。
慌てて振り返ると、いつの間にか芹沢が龍之介の背後に立っていました。
久しぶりに、芹沢の鉄扇が振り下ろされます。
しかし、描き損じた紙の一枚を龍之介から奪うと、芹沢は食い入るように見つめます。
「ふん、まだまだだな。線も荒ければ、構図も荒い」
鼻で笑われてしまいます。
「犬の趣味としては高尚すぎるが、まあ、せいぜい精進するがいい」
そう告げると、芹沢は龍之介の部屋から出て行きます。
・・・芹沢、きっと龍之介に雑用を頼もうとしていたんだよね。
だけど、龍之介が絵に没頭していたから、見逃してくれたんだよね。
いい人に見えてきた。(o・ω・o)
夜遅く、ようやく納得がいく絵を描き上げた龍之介は、土方に絵を見せに行きます。
土方の部屋には斎藤もいました。
龍之介が絵を見せると、土方は驚きに目を瞠ります。
「・・・いや、正直言って驚いたな。意外な才能って奴か」
土方の賛辞に、龍之介は面食らいます。
「あんたの絵には、それだけ力があるということだ。・・・自信を持て」
斎藤も龍之介の背を押してくれます。
翌日から、龍之介は版木造りに取り掛かります。
土方が手を回してくれたのか、龍之介に雑用が回ってくることもなく、版木造りに集中することが出来ました。
龍之介の集中力は凄まじく、食事時間も忘れて井上を苦笑させるのでした。
・・・あ、あの龍之介が!
ご飯を忘れるなんて・・・!(;゜д゜)ゴクリ
八月七日。
相撲の合併興業が、大成功で幕を閉じます。
・・・あれ?
龍之介が造っていた版木はいつ完成して、引き札はいつ人々に配られたの?(o・ω・o)
新八達は、龍之介の引き札のお陰で成功したと告げてくれます。
その後、龍之介は斎藤と共に、興行の後片付けをしに八坂神社へ向かいます。
道中、ふと龍之介は斎藤に尋ねます。
「・・・どうしてあの時、俺に引き札を描かせてくれって、土方さんに頼んだりしたんだ?」
すると、斎藤は暫く思案してから答えます。
「・・・俺は、生来の無骨物ゆえ、絵のことなどよくわからぬ。ただ・・・あんたの絵を目にした時、胸の奥を鷲づかみにされたような不思議な心持ちになった。だから、推薦させてもらった。・・・それだけのことだ」
龍之介が首を傾げていると、斎藤はフッと笑います。
「上手く表現できるものではないが・・・。あんたの描く絵には、魂がある。絵であろうと、生き方であろうと魂が込められたものは他者を惹きつける。そんなことができるあんたには・・・。絵の道にこそ【天分】があるのではないかと思ってな」
・・・さ、斎藤ー!
そんな風に思ってくれていたのね!(ノД`;)・゜・
突然、「絵の才能がある」と告げられ、龍之介は戸惑います。
選択肢が表示されます。
「あんたの天分は?」
「自分じゃわからない」
・・・ここは、
「あんたの天分は?」
を選びます!
龍之介が尋ねると、斎藤は何も言わずに微笑みながら腰の刀を触ります。
斎藤の友好度が上がりました。
・・・そうですよね!
斎藤は武士ですもの!(*゜∀゜)=3
「・・・なあ、斎藤。あんたいつ頃、自分の道が剣にあるって気づいたんだ?」
斎藤は暫く考えてから、何処か暗さを含んだ声で答えます。
「きっと、この剣以外に何もなくなった時だろう」
斎藤の言葉の意味する所が分からず、しかし、斎藤の雰囲気から尋ねることも出来ないまま、それ以上龍之介は何も言えず沈黙が流れるのでした。
「・・・あんたの天分は剣にはないからな。この浪士組に居ても幸せにはなれぬ」
それだけ言い残すと、斎藤は先に歩いて行ってしまいます。
龍之介はぼんやりと、浪士組の皆を絵で残せることが出来たら・・・と思うのでした。
・・・是非、残して下さい!(`・ω・´)
数日後。
龍之介は、【天分】について考えていました。
ふと、芸妓と約束した絵のことを思い出します。
・・・忘れていたんかいっ!Σ( ̄□ ̄)
相撲の引き札のことばかりで、こちとら、いつ描くのかと待っていたよ!
龍之介は、芸妓なら第三者として絵についての感想を聞かせてくれるかもしれないと思い立ちます。
そして、余った引き札を手に島原へ向かうのでした。
島原に着くと、野次馬達の向こうに浪士組の姿を見付けます。
龍之介が斎藤に話し掛けると、行方不明になっていた佐伯が島原に潜伏しているという情報を掴み、捕らえ終わった後だと告げます。
・・・龍之介の引き札に気を取られていて、すっかり忘れてました!
そういえば、佐伯は行方不明のままでした!/(^o^)\
流石にこの雰囲気の中、芸妓に会うのは気が引けた龍之介は、斎藤達と一緒に屯所に帰るのでした。
・・・龍之介って、空気が読めたり読めなかったりの差が激しいですよね。
やっぱり龍之介のキャラ設定がおかしい気がする。(o・ω・o)
八月十三日。
壬生寺の境内で、浪士組の為のお礼興業が開かれます。
龍之介は参加せず、屯所でぼんやりとしていました。
暫くすると、門の外が急に騒がしくなります。
気になった龍之介が向かうと、隊士達は芹沢のことを話していました。
井上に話を聞くと、
「何でもね、芹沢さんが大和屋という商家に大砲を撃ち込んで、火をつけてしまったらしんだ」
・・・ええーーっ!Σ( ̄□ ̄)
た、大砲ーっ!?
てっきり、放火しただけだと思ってました!(;゜д゜)ゴクリ
龍之介が大和屋に到着すると、既に店の火は消されていました。
新八から芹沢が商家に火を付けた理由を聞きます。
資金援助を断られた腹いせに、店の蔵に大砲を打ち込んだのでした。
町の人々が浪士組の陰口を告げているのを聞きながら、龍之介はやるせない気持ちになるのでした。
「十六夜挿話が追加されました。」
八月十八日。
「八・一八の政変」が起きます。
御所の門前で、会津の公用方から京都守護職軍用の黄色い襷(たすき)が渡されます。
しかし、斎藤はその襷をなかなか締めようとしません。
龍之介が疑問に思っていると、斎藤は手にした襷を見つめながら告げます。
「これを託してくださったということは、我々を守護職軍の一員として認めてくださったということだろう。どのような気持ちでこれを渡してくださったのかと思うと・・・不用意に締めるのがためらわれてな」
斎藤の言葉に、龍之介は首を傾げるばかりでした。
・・・龍之介!
君と違って、斎藤は相手の気持ちを大切にする人なのだよ!(`・ω・´)
そして、その気持ちに応えようと考える、不器用だけど真っ直ぐな人なの!
翌日、会津から功績を認められた浪士組は、【新選組】と名を変えます。
近藤曰く、約九十年前の会津藩の軍編成の中にあった組織だということで、武芸に秀でた藩士の子弟から成っていたということです。
近藤は名誉なことだと言って、嬉しそうに笑います。
朝食を終えた龍之介が前川邸へ戻ろうとすると、八木邸の門前に佇む斎藤がいました。
視線を辿ると、新しく飾られた看板を見つめていました。
龍之介が話し掛けると、斎藤は近藤が説明してくれた【新選組】という名前に付いて語ります。
「我々のような何の後ろ盾もない集まりに、このような素晴らしい名をくださった。・・・俺は、会津公の為なら命を落とすことも厭わぬ。そのような気分になった」
・・・おおっ!
この時から斎藤の中では、会津藩に対する特別な思いが生まれていた訳ですね!
感慨深げに看板を見つめる斎藤とは逆に、龍之介はこれからの新選組を考えると不安な気持ちになるのでした。
その夜、龍之介は日課となった絵を描いていましたが、溜め息ばかり吐いてしまいます。
浪士の絵や引き札を描いた時のような、何かにとり憑かれて一心不乱に描いた気持ちにはどうしてもなりませんでした。
そこに突然、芹沢がやって来ます。
「この前のほうが、まだ見られた。今この場にあるのが駄作だけだな」
龍之介の絵を見ると、そう告げます。
思わずムッとした龍之介が反論しますが、芹沢に冷たく言い捨てられます。
「・・・この絵からは何も伝わってこない。子供の落書きのほうがまだマシだからな」
そして、きっぱりと告げます。
「おまえには覚悟がない」
龍之介は芹沢の言葉に、呆然とします。
「・・・人とは不思議なものだ。覚悟さえあれば、鬼にさえなることができる」
その後、芹沢は予想だにしていなかった条件を、龍之介に突き付けてきます。
「もし俺を納得させるだけの絵を描いてみせたなら・・・。おまえを自由にしてやってもいい」
・・・こ、これは!
まさかの、芹沢流の発破掛けですか!?
恐らく芹沢も、龍之介の本気と覚悟を見る機会だと思っているのでしょう。
これで駄作を見せられたら、やっぱり龍之介には絵の才能なんてないと確認出来るのですから!(*゜∀゜)=3
やはり芹沢は策士です!
「解放されたいと言うなら、せいぜい努力するがいい」
芹沢はそう言い残すと、部屋を出て行きます。
龍之介は信じられない気持ちになりながらも、筆を取るのでした。
数日後、龍之介が子供達の似顔絵を描いて遊んでいると、巡察に出ていた新八が前川邸にやって来ます。
そろそろお昼時ということで、子供達は帰っていきます。
昨夜、新見が屯所から姿を消していました。
新見捜索にも駆り出されている新八は、すっかり疲れ切っていました。
「新八、あんたは少し休め。俺が交代で捜索に出よう」
後から来た斎藤に告げられると、新八は溜め息を吐いて頷き、頷八木邸へと帰って行きます。
斎藤と二人になった龍之介は、新見の処遇について尋ねます。
「・・・隊規では、脱走は切腹ということになっている」
斎藤はふと、龍之介が描いた子供の似顔絵を目にします。
焦った龍之介は、芹沢と「俺が納得する絵が描けたらおまえを自由にしてやる」と約束したことを話します。
再び新見探索へと出掛ける斎藤の背を見送りながら、自分もいつか斎藤のような『覚悟』を持つことが出来るようになるだろうかと、自問自答します。
恐らく、こんな中途半端な気持ちで絵を描いても、芹沢を納得させるだけの絵は出来ないだろうと、溜め息を吐くのでした。
九月十三日。
祇園に潜伏していた新見が捕まり、切腹したと知らされます。
しかし、新見と時を同じくして行方不明になった網道の足取りは掴めないままでした。
更に新選組内では、次は芹沢が粛清されるのではないかという噂が、まことしやかに囁かれていました。
噂話をしている隊士達を、新八が一喝します。
「芹沢さんは何だかんだで、新選組にあんだけ貢献してたんだ。寝首をかくような真似、するはずねえよ」
龍之介にも確認するように、そう問い掛けてきます。
「・・・そうだな」
答えながらも、龍之介は土方達のことを考えると不安になるのでした。
そこに斎藤が現れ、「もうすぐ、巡察の時間だぞ」と新八に告げます。
新八が去って行くと、龍之介は斎藤に思い切って質問します。
「あんた、前に言ってたろ。自分の天分に気づいたのは、剣以外何もなくなった時だって。あれって・・・一体、どういう意味だったんだ?」
・・・本当に龍之介って、人の事情に土足で入ってくるよね。(´・ω・`)
斎藤は暫く黙り込むと、やがて口を開きます。
「・・・まだ俺が、江戸にいた頃のことだ」
斎藤が試衛館に通うようになって暫く経った頃、とある旗本の子弟に真剣での決闘を申し込まれたということです。
求めに応じた斎藤でしたが、結局は殺人の罪に問われ、脱藩することになったと言います。
・・・ほうほう。
史実通りですね。(o・ω・o)
斎藤は脱藩してすぐに、腰に刀を差すのを止めたと告げます。
しかし、刀を失ってから初めて、既に刀は自分の一部だったことに気付きます。
そんな時、浪士組の話を聞いたということです。
「・・・その新選組、そして会津藩から下された命令ならば、俺はどんなものでも受け入れる」
揺るぎない決意を秘めた瞳で龍之介を見ると、一分の迷いもない口調で告げます。
そんな斎藤を見た龍之介に選択肢が表示されます。
「仲間を殺すことでも?」
「俺には無理だ」
・・・うーん。
どっちの選択肢も、イマイチなのですが。(´・ω・`)
「仲間を~」は絶対に選ばないとしても、「俺には無理だ」という方も、
いや、別に龍之介に何も期待してないし、意見も聞いてないんですが?
とツッコミたくなるので・・・。
仕方ないので、
「俺には無理だ」
を選びたいと思います。
龍之介がそう告げると、斎藤は珍しく面食らった表情を浮かべます。
・・・面食らう斎藤、可愛いです。(*´д`*)キュン
「・・・世の中の者全てが、俺と同じように生きねばならぬということではない。俺は、こういう生き方しかできぬからそうしているだけのこと」
斎藤は口元を僅かに緩めながら答えます。
斎藤の友好度が上がりました。
・・・ちょっw
自分の考えを持っている斎藤が、格好良いんですけどっ!(*ノε`*)ノシ
「どう生きれば、最期の瞬間後悔せずにあの世へ逝けるのか。・・・問題は、それしかない」
・・・あれ?
斎藤のこの言葉って、誰かも言っていたな~。
「・・・ただ、どれほど好きだったとしても、辛く苦しい思いをすることはある。そういう時に大切なのは壁を乗り越えることではなく、柳のような――しなやかな心を持つことだ」
・・・ふむふむ。(`・ω・´)
有り難い講釈をありがとうございます!
正座して斎藤さん(鳥海さんのお声で)の説教を拝聴させて頂きます!m(__)m
「天分というのは、つまるところ・・・一つのことを続けられるか、続けられないか。その単純な差異でしかないのだ」
・・・ほうほう。
なるほど。(正座中)
隊士の稽古に向かおうとした斎藤が立ち止まって、龍之介に告げます。
「本気の言葉というのは、必ず相手に伝わる。それがどんな言葉であれ、な」
・・・この言葉は斎藤なりの、龍之介への応援だと思いました!
「正義と正義がぶつかった時、歩み寄ることも譲ることもできぬのだとすれば――結果は、一つしかないのだ」
冷酷な光を浮かべる斎藤の瞳に、龍之介は芹沢の運命を、そして、時間があまり残されてないだろうということを予感するのでした。
・・・前編にスチルが一枚もないことに気付きました!Σ( ̄□ ̄)
潤いがなくてすみません!(ノД`;)・゜・
後編はスチルがありますので、ご期待下さい!
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
更に、斎藤ルートでは今迄以上に龍之介に絡んでいます。
読まれて不快な思いをされたら申し訳ありません。
先に謝らせて頂きます。m(__)m
プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。
<斎藤六章>(前編)
芹沢の名を騙って借金をしていた佐伯に、切腹命令が下されます。
数日後、突然、斎藤に「話がある」と告げられます。
「佐伯という隊士を見かけなかったか?」
切腹した筈の佐伯の居場所を尋ねてくる斎藤を怪訝に思いますが、龍之介は事情を察します。
「お、おい、ちょっと待て。まさか、また隊士に変若水を・・・?」
龍之介は思わず斎藤を責めますが、今回の件も新見の独断で行われたことだと告げられます。
・・・新見も相変わらずです。┐(´∀`)┌
龍之介は浮かんだ疑問をそのまま口にします。
「・・・なあ斎藤。新見さんは、どうしてこんな真似を繰り返すんだ?羅刹なんて、誰がどう見ても血に狂ったただの化け物だろ?幕府の命令だろうが何だろうが、あれが浪士組に必要だなんて、俺にはどうしても思えない・・・」
・・・はあ~。
龍之介、また、ですか。┐(´ー`)┌
お前の意見はどうだっていい!(`・ω・´)
龍之介の言葉に、斎藤は厳しい表情を浮かべ叱責します。
「・・・井吹。必要かどうかはあんたが決めることではない」
・・・そうだそうだ!
斎藤、もっと言ってやってーっ!ヾ(゜д゜)ノ゛
しかし、龍之介は逆ギレして斎藤を責めます。
・・・もう、本当にヤダ。(´・ω・`)
一方的に責め立てる龍之介の声を聞くのが嫌で、龍之介の台詞になるとすぐ○ボタンを押して聞かないようにしています。
関さんの声には何の罪もないのに・・・!(´;ω;`)ブワッ
一応、龍之介も内心では、
(斎藤に当たっても仕方ないのは自分でもわかっていた)
と思っているようです。
・・・分かってるなら、当たるな!
斎藤に申し訳ないと思えーっ!ヽ(゜Д゜)ノゴルァァア!!
やがて、斎藤はぽつりと呟きます。
「・・・他に方法がないのであれば、仕方あるまい」
納得出来ない龍之介が更に詰め寄ろうとすると、斎藤は頭を振って龍之介の言葉を遮り事務的に告げます。
「ひとつ忠告しておく。もし佐伯に遭遇したら、すぐに逃げろ」
龍之介に忠告すると、去って行きます。
数日経っても、佐伯の行方は掴めませんでした。
そんな中、龍之介は近藤達から相撲興行の話を聞きます。
龍之介にも準備を手伝って欲しいと告げてきます。
すると、それ迄黙っていた斎藤が、土方に進言します。
「相撲の興行を行うならば、引き札を作るというのはいかがでしょう」
引き札を京の人々に配れば寄付金も集めやすくなるということで、土方も賛成してくれます。
そして、描き手に龍之介を推薦してきます。
予想外の斎藤の言葉に龍之介は面食らいますが、近藤にも頼まれ選択肢が表示されます。
「・・・俺には無理だ」
「俺の絵でいいのか?」
・・・ここは、
「俺の絵でいいのか?」
を選びたいと思います。
龍之介が告げると、斎藤は頷きます。
「・・・悪いと思ったら、そもそも推薦などするはずがなかろう。あんたの絵の実力に関しては、以前見せてもらって知っている。心配は要らぬ」
斎藤の友好度が上がりました。
・・・斎藤、龍之介の絵をそう思ってくれていたんだ。(ToT)
翌日迄に試しに描いたものを何枚か持ってきてくれと、土方に告げられます。
自室に戻った龍之介は早速、相撲用の引き札を描き始めます。
何枚も描き損じながら、いつしか集中して周囲が見えなくなった龍之介の耳に芹沢の声が聞こえます。
慌てて振り返ると、いつの間にか芹沢が龍之介の背後に立っていました。
久しぶりに、芹沢の鉄扇が振り下ろされます。
しかし、描き損じた紙の一枚を龍之介から奪うと、芹沢は食い入るように見つめます。
「ふん、まだまだだな。線も荒ければ、構図も荒い」
鼻で笑われてしまいます。
「犬の趣味としては高尚すぎるが、まあ、せいぜい精進するがいい」
そう告げると、芹沢は龍之介の部屋から出て行きます。
・・・芹沢、きっと龍之介に雑用を頼もうとしていたんだよね。
だけど、龍之介が絵に没頭していたから、見逃してくれたんだよね。
いい人に見えてきた。(o・ω・o)
夜遅く、ようやく納得がいく絵を描き上げた龍之介は、土方に絵を見せに行きます。
土方の部屋には斎藤もいました。
龍之介が絵を見せると、土方は驚きに目を瞠ります。
「・・・いや、正直言って驚いたな。意外な才能って奴か」
土方の賛辞に、龍之介は面食らいます。
「あんたの絵には、それだけ力があるということだ。・・・自信を持て」
斎藤も龍之介の背を押してくれます。
翌日から、龍之介は版木造りに取り掛かります。
土方が手を回してくれたのか、龍之介に雑用が回ってくることもなく、版木造りに集中することが出来ました。
龍之介の集中力は凄まじく、食事時間も忘れて井上を苦笑させるのでした。
・・・あ、あの龍之介が!
ご飯を忘れるなんて・・・!(;゜д゜)ゴクリ
八月七日。
相撲の合併興業が、大成功で幕を閉じます。
・・・あれ?
龍之介が造っていた版木はいつ完成して、引き札はいつ人々に配られたの?(o・ω・o)
新八達は、龍之介の引き札のお陰で成功したと告げてくれます。
その後、龍之介は斎藤と共に、興行の後片付けをしに八坂神社へ向かいます。
道中、ふと龍之介は斎藤に尋ねます。
「・・・どうしてあの時、俺に引き札を描かせてくれって、土方さんに頼んだりしたんだ?」
すると、斎藤は暫く思案してから答えます。
「・・・俺は、生来の無骨物ゆえ、絵のことなどよくわからぬ。ただ・・・あんたの絵を目にした時、胸の奥を鷲づかみにされたような不思議な心持ちになった。だから、推薦させてもらった。・・・それだけのことだ」
龍之介が首を傾げていると、斎藤はフッと笑います。
「上手く表現できるものではないが・・・。あんたの描く絵には、魂がある。絵であろうと、生き方であろうと魂が込められたものは他者を惹きつける。そんなことができるあんたには・・・。絵の道にこそ【天分】があるのではないかと思ってな」
・・・さ、斎藤ー!
そんな風に思ってくれていたのね!(ノД`;)・゜・
突然、「絵の才能がある」と告げられ、龍之介は戸惑います。
選択肢が表示されます。
「あんたの天分は?」
「自分じゃわからない」
・・・ここは、
「あんたの天分は?」
を選びます!
龍之介が尋ねると、斎藤は何も言わずに微笑みながら腰の刀を触ります。
斎藤の友好度が上がりました。
・・・そうですよね!
斎藤は武士ですもの!(*゜∀゜)=3
「・・・なあ、斎藤。あんたいつ頃、自分の道が剣にあるって気づいたんだ?」
斎藤は暫く考えてから、何処か暗さを含んだ声で答えます。
「きっと、この剣以外に何もなくなった時だろう」
斎藤の言葉の意味する所が分からず、しかし、斎藤の雰囲気から尋ねることも出来ないまま、それ以上龍之介は何も言えず沈黙が流れるのでした。
「・・・あんたの天分は剣にはないからな。この浪士組に居ても幸せにはなれぬ」
それだけ言い残すと、斎藤は先に歩いて行ってしまいます。
龍之介はぼんやりと、浪士組の皆を絵で残せることが出来たら・・・と思うのでした。
・・・是非、残して下さい!(`・ω・´)
数日後。
龍之介は、【天分】について考えていました。
ふと、芸妓と約束した絵のことを思い出します。
・・・忘れていたんかいっ!Σ( ̄□ ̄)
相撲の引き札のことばかりで、こちとら、いつ描くのかと待っていたよ!
龍之介は、芸妓なら第三者として絵についての感想を聞かせてくれるかもしれないと思い立ちます。
そして、余った引き札を手に島原へ向かうのでした。
島原に着くと、野次馬達の向こうに浪士組の姿を見付けます。
龍之介が斎藤に話し掛けると、行方不明になっていた佐伯が島原に潜伏しているという情報を掴み、捕らえ終わった後だと告げます。
・・・龍之介の引き札に気を取られていて、すっかり忘れてました!
そういえば、佐伯は行方不明のままでした!/(^o^)\
流石にこの雰囲気の中、芸妓に会うのは気が引けた龍之介は、斎藤達と一緒に屯所に帰るのでした。
・・・龍之介って、空気が読めたり読めなかったりの差が激しいですよね。
やっぱり龍之介のキャラ設定がおかしい気がする。(o・ω・o)
八月十三日。
壬生寺の境内で、浪士組の為のお礼興業が開かれます。
龍之介は参加せず、屯所でぼんやりとしていました。
暫くすると、門の外が急に騒がしくなります。
気になった龍之介が向かうと、隊士達は芹沢のことを話していました。
井上に話を聞くと、
「何でもね、芹沢さんが大和屋という商家に大砲を撃ち込んで、火をつけてしまったらしんだ」
・・・ええーーっ!Σ( ̄□ ̄)
た、大砲ーっ!?
てっきり、放火しただけだと思ってました!(;゜д゜)ゴクリ
龍之介が大和屋に到着すると、既に店の火は消されていました。
新八から芹沢が商家に火を付けた理由を聞きます。
資金援助を断られた腹いせに、店の蔵に大砲を打ち込んだのでした。
町の人々が浪士組の陰口を告げているのを聞きながら、龍之介はやるせない気持ちになるのでした。
「十六夜挿話が追加されました。」
八月十八日。
「八・一八の政変」が起きます。
御所の門前で、会津の公用方から京都守護職軍用の黄色い襷(たすき)が渡されます。
しかし、斎藤はその襷をなかなか締めようとしません。
龍之介が疑問に思っていると、斎藤は手にした襷を見つめながら告げます。
「これを託してくださったということは、我々を守護職軍の一員として認めてくださったということだろう。どのような気持ちでこれを渡してくださったのかと思うと・・・不用意に締めるのがためらわれてな」
斎藤の言葉に、龍之介は首を傾げるばかりでした。
・・・龍之介!
君と違って、斎藤は相手の気持ちを大切にする人なのだよ!(`・ω・´)
そして、その気持ちに応えようと考える、不器用だけど真っ直ぐな人なの!
翌日、会津から功績を認められた浪士組は、【新選組】と名を変えます。
近藤曰く、約九十年前の会津藩の軍編成の中にあった組織だということで、武芸に秀でた藩士の子弟から成っていたということです。
近藤は名誉なことだと言って、嬉しそうに笑います。
朝食を終えた龍之介が前川邸へ戻ろうとすると、八木邸の門前に佇む斎藤がいました。
視線を辿ると、新しく飾られた看板を見つめていました。
龍之介が話し掛けると、斎藤は近藤が説明してくれた【新選組】という名前に付いて語ります。
「我々のような何の後ろ盾もない集まりに、このような素晴らしい名をくださった。・・・俺は、会津公の為なら命を落とすことも厭わぬ。そのような気分になった」
・・・おおっ!
この時から斎藤の中では、会津藩に対する特別な思いが生まれていた訳ですね!
感慨深げに看板を見つめる斎藤とは逆に、龍之介はこれからの新選組を考えると不安な気持ちになるのでした。
その夜、龍之介は日課となった絵を描いていましたが、溜め息ばかり吐いてしまいます。
浪士の絵や引き札を描いた時のような、何かにとり憑かれて一心不乱に描いた気持ちにはどうしてもなりませんでした。
そこに突然、芹沢がやって来ます。
「この前のほうが、まだ見られた。今この場にあるのが駄作だけだな」
龍之介の絵を見ると、そう告げます。
思わずムッとした龍之介が反論しますが、芹沢に冷たく言い捨てられます。
「・・・この絵からは何も伝わってこない。子供の落書きのほうがまだマシだからな」
そして、きっぱりと告げます。
「おまえには覚悟がない」
龍之介は芹沢の言葉に、呆然とします。
「・・・人とは不思議なものだ。覚悟さえあれば、鬼にさえなることができる」
その後、芹沢は予想だにしていなかった条件を、龍之介に突き付けてきます。
「もし俺を納得させるだけの絵を描いてみせたなら・・・。おまえを自由にしてやってもいい」
・・・こ、これは!
まさかの、芹沢流の発破掛けですか!?
恐らく芹沢も、龍之介の本気と覚悟を見る機会だと思っているのでしょう。
これで駄作を見せられたら、やっぱり龍之介には絵の才能なんてないと確認出来るのですから!(*゜∀゜)=3
やはり芹沢は策士です!
「解放されたいと言うなら、せいぜい努力するがいい」
芹沢はそう言い残すと、部屋を出て行きます。
龍之介は信じられない気持ちになりながらも、筆を取るのでした。
数日後、龍之介が子供達の似顔絵を描いて遊んでいると、巡察に出ていた新八が前川邸にやって来ます。
そろそろお昼時ということで、子供達は帰っていきます。
昨夜、新見が屯所から姿を消していました。
新見捜索にも駆り出されている新八は、すっかり疲れ切っていました。
「新八、あんたは少し休め。俺が交代で捜索に出よう」
後から来た斎藤に告げられると、新八は溜め息を吐いて頷き、頷八木邸へと帰って行きます。
斎藤と二人になった龍之介は、新見の処遇について尋ねます。
「・・・隊規では、脱走は切腹ということになっている」
斎藤はふと、龍之介が描いた子供の似顔絵を目にします。
焦った龍之介は、芹沢と「俺が納得する絵が描けたらおまえを自由にしてやる」と約束したことを話します。
再び新見探索へと出掛ける斎藤の背を見送りながら、自分もいつか斎藤のような『覚悟』を持つことが出来るようになるだろうかと、自問自答します。
恐らく、こんな中途半端な気持ちで絵を描いても、芹沢を納得させるだけの絵は出来ないだろうと、溜め息を吐くのでした。
九月十三日。
祇園に潜伏していた新見が捕まり、切腹したと知らされます。
しかし、新見と時を同じくして行方不明になった網道の足取りは掴めないままでした。
更に新選組内では、次は芹沢が粛清されるのではないかという噂が、まことしやかに囁かれていました。
噂話をしている隊士達を、新八が一喝します。
「芹沢さんは何だかんだで、新選組にあんだけ貢献してたんだ。寝首をかくような真似、するはずねえよ」
龍之介にも確認するように、そう問い掛けてきます。
「・・・そうだな」
答えながらも、龍之介は土方達のことを考えると不安になるのでした。
そこに斎藤が現れ、「もうすぐ、巡察の時間だぞ」と新八に告げます。
新八が去って行くと、龍之介は斎藤に思い切って質問します。
「あんた、前に言ってたろ。自分の天分に気づいたのは、剣以外何もなくなった時だって。あれって・・・一体、どういう意味だったんだ?」
・・・本当に龍之介って、人の事情に土足で入ってくるよね。(´・ω・`)
斎藤は暫く黙り込むと、やがて口を開きます。
「・・・まだ俺が、江戸にいた頃のことだ」
斎藤が試衛館に通うようになって暫く経った頃、とある旗本の子弟に真剣での決闘を申し込まれたということです。
求めに応じた斎藤でしたが、結局は殺人の罪に問われ、脱藩することになったと言います。
・・・ほうほう。
史実通りですね。(o・ω・o)
斎藤は脱藩してすぐに、腰に刀を差すのを止めたと告げます。
しかし、刀を失ってから初めて、既に刀は自分の一部だったことに気付きます。
そんな時、浪士組の話を聞いたということです。
「・・・その新選組、そして会津藩から下された命令ならば、俺はどんなものでも受け入れる」
揺るぎない決意を秘めた瞳で龍之介を見ると、一分の迷いもない口調で告げます。
そんな斎藤を見た龍之介に選択肢が表示されます。
「仲間を殺すことでも?」
「俺には無理だ」
・・・うーん。
どっちの選択肢も、イマイチなのですが。(´・ω・`)
「仲間を~」は絶対に選ばないとしても、「俺には無理だ」という方も、
いや、別に龍之介に何も期待してないし、意見も聞いてないんですが?
とツッコミたくなるので・・・。
仕方ないので、
「俺には無理だ」
を選びたいと思います。
龍之介がそう告げると、斎藤は珍しく面食らった表情を浮かべます。
・・・面食らう斎藤、可愛いです。(*´д`*)キュン
「・・・世の中の者全てが、俺と同じように生きねばならぬということではない。俺は、こういう生き方しかできぬからそうしているだけのこと」
斎藤は口元を僅かに緩めながら答えます。
斎藤の友好度が上がりました。
・・・ちょっw
自分の考えを持っている斎藤が、格好良いんですけどっ!(*ノε`*)ノシ
「どう生きれば、最期の瞬間後悔せずにあの世へ逝けるのか。・・・問題は、それしかない」
・・・あれ?
斎藤のこの言葉って、誰かも言っていたな~。
「・・・ただ、どれほど好きだったとしても、辛く苦しい思いをすることはある。そういう時に大切なのは壁を乗り越えることではなく、柳のような――しなやかな心を持つことだ」
・・・ふむふむ。(`・ω・´)
有り難い講釈をありがとうございます!
正座して斎藤さん(鳥海さんのお声で)の説教を拝聴させて頂きます!m(__)m
「天分というのは、つまるところ・・・一つのことを続けられるか、続けられないか。その単純な差異でしかないのだ」
・・・ほうほう。
なるほど。(正座中)
隊士の稽古に向かおうとした斎藤が立ち止まって、龍之介に告げます。
「本気の言葉というのは、必ず相手に伝わる。それがどんな言葉であれ、な」
・・・この言葉は斎藤なりの、龍之介への応援だと思いました!
「正義と正義がぶつかった時、歩み寄ることも譲ることもできぬのだとすれば――結果は、一つしかないのだ」
冷酷な光を浮かべる斎藤の瞳に、龍之介は芹沢の運命を、そして、時間があまり残されてないだろうということを予感するのでした。
・・・前編にスチルが一枚もないことに気付きました!Σ( ̄□ ̄)
潤いがなくてすみません!(ノД`;)・゜・
後編はスチルがありますので、ご期待下さい!