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夢のあと

sakuraと申します。ゲームのプレイ感想と読書感想を書いています。

「薄桜鬼 黎明録」~「十六夜挿話」各キャラ<終章>~ プレイ感想(前編)

2011年02月17日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※スチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


こちらの「十六夜挿話」プレイ感想は、千鶴と各キャラとの<終章>だけを集めてみました!
題して、『いちゃらぶエピローグ集』です!ヽ(´∀`)丿♪


<土方終章>

【ささやかな幸せ ~土方の妻~】

「死んだことになっている土方に、心を痛める雪村。土方は、自分は薄桜鬼となり、新選組の鬼副長は死んだのだと話す。」

・・・実は、この挿話の直前が羅刹化した芹沢の話だったので、いきなりのラブラブモード挿話に、一瞬付いていけませんでした(笑)!
そして、タイトルが・・・。(*´д`*)
千鶴視点・・・というか、「土方の妻」視点なのですね!


蝦夷の雪深い場所に、二人は隠れるように住んでました。
雪の降り止んだある晩、外に出た土方が戻ってこないことを心配した千鶴が様子を見に行きます。

「別に大したことじゃねえんだ。ただ、月が綺麗すぎる夜はどうにも、昔の出来事を思い出しちまってよ」

千鶴も月を見上げながら、土方と初めて出会った夜を思い出します。

「・・・『歳三さんが生きている』と知ったら、みんなもすごく喜んでくれるでしょうね」

つい呟いてしまった千鶴に、土方がたしなめるように名前を呼びます。

「千鶴」

・・・おおっ!
三木さんの声で「千鶴」って呼んでくれた!
何か嬉しいよ~!(*´д`*)ドキドキ

すると土方は、不意に龍之介の名前を口にします。

「井吹龍之介・・・。あいつは昔、新選組にいた人間なんだ」

・・・土方ルートではあまり親しくなれなかったのに、土方が千鶴に龍之介のことを話してくれるのが嬉しかったです!(´;ω;`)

家の中に入った二人は、龍之介のことについて話し始めます。

「いつか、おまえの知らない新選組の話もしてやりてえと思ってた」

しかし、どう話せば良いか整理が付かなかったと苦笑する土方に、千鶴は告げます。

「私は、格好いい歳三さんのこと、もちろん大好きですけど・・・。情けない歳三さんだって好きです。全部含めて、あなたの生き様を、愛しているから・・・」

・・・ヒューヒューッ!
千鶴、頑張れー!ヽ(´∀`)丿♪

すると、土方はにやりと笑います。

「言ってくれるじゃねえか。そういうおまえだから、俺も昔話がしたくなったんだろうな」

・・・流石、百戦錬磨の土方です。
おなごの告白にも動じません!(`・ω・´)
これが平助とか斎藤だったら、そりゃあもう大騒ぎになりそうです(笑)。

・・・あれ?
この雰囲気って下手すると、昔話より子作りに流れそうな雰囲気じゃない!?Σ(|||▽||| )

千鶴は恥ずかしさを誤魔化すように「お茶を入れてきます」と告げると、土方に背を向けて勝手場に向かおうとします。
しかし、次の瞬間、千鶴の体は土方の腕の中に収められていました。

千鶴と土方画像


「俺を心配してくれんなら、千鶴の身体で暖めてくれ」

・・・ブーーーッ!(* ̄ii ̄) ・゜・

出たーっ!(鼻血のことではなく)
天然タラシ!
三木さんの囁き声が、更にプレイヤーの興奮とニヤニヤと、ついでに涎を煽ります!(*´p`*)

土方は、千鶴に囁きかけます。

「俺はな、千鶴。こうしておまえが傍にいてくれるならそれでいいんだ」

そして、千鶴を抱き締めます。

「そして俺はひとりの鬼になった。・・・『薄桜鬼』になったんだ。桜が咲き誇る春の日に風間千景と戦って、ついに『新選組の鬼副長』は死んだんだ」

何処か遠くを見つめるように語った土方は、千鶴を見ると穏やかに微笑みます。

「今ここにいるのは亡霊みてえなもんだ。なら残った命くらい、惚れた女のためだけに使ったって構わねえだろ?」

千鶴は胸がいっぱいになりながら、ようやく責務から解放された土方と、これから末永く共に生きていきたいと願うのでした。

「おまえみたいな上等な女を、自分のものにしちまっていいのか、正直なところ悩みもしたがな。こんなにも血にまみれたこの手で、おまえを抱いていいのかと・・・と」

・・・正直、フィルターが掛かっている土方に、目が点になりました(笑)。
土方にとっては、千鶴が最上の女なのでしょう!(´∀`)
そうだよね。
いくら千鶴が鬼という特殊な存在だとしても、戦場に迄付いてきた女は千鶴が初めてだったと思います!

少し躊躇うように告げる土方に、千鶴は明るく答えます。

「・・・たとえ歳三さんが何と言おうと、あなたには私がお似合いなんです」

春に桜が咲くように、夜に月が輝くように――。

・・・ちなみに、二人の会話に重なるように吉岡亜衣加さんの歌うエピローグ曲「消えない虹」が流れます。
最高に盛り上がります!(*゜∀゜)=3

「今も、愛した女とふたりで暮らす。分不相応なほど幸せな毎日を貰ってる。・・・ありがとうな、千鶴」

・・・千鶴の前でだけ見せる、謙虚な土方が良い!(*´ェ`*)

「・・・これからもふたりの家庭を大事に、生きていこうぜ。いつまでも、な」

土方の言葉を聞いた千鶴は、ふとお腹に違和感を覚えます。

――もしかしたら、家族が増えるかもしれない。

しかし、まだ確証が持てない千鶴は、土方には告げません。

千鶴は土方との幸せを噛み締めるのでした。


~了~


・・・何と!?
ち、千鶴が妊娠!?(゜∀゜;ノ)ノ
左之助の次に、土方が父親になるのが確定でしょうか!?

ひっそりと生きている二人ですが、まさに二人の愛の巣といった感じです。
幸せで良かったね!(ノ∀`;)・゜・

・・・しかし、二人がこんだけラブラブだと、土方ルートのラストで龍之介が空を見上げるシーンが別の意味で可哀想に思えてくる。(´・ω・`)ショボーン




<沖田終章>

【生きた意味 ~沖田の妻~】

「沖田と龍之介が知り合いなのでは、と思う雪村。はぐらかしていた沖田だが、やがて、過去の新選組について話し出す。」


千鶴が山菜を採りに行った先で、行き倒れている龍之介を見つけます。
龍之介の姿を見た総司が、千鶴には何となく喜んでいるように見たのが気になっていました。

・・・もう、素直じゃないんだから!総司は!(*´ェ`*)

龍之介は夕飯を食べ終えると、二人に礼を告げて夜の山道へ消えていきます。
いつ迄も龍之介の姿を見送る総司に、千鶴は話し掛けます。

「あの、総司さん・・・。もしかして何か、気がかりなことでもあるんですか?」

「特別なことは何もないよ。ただ、夜の山道は大変だろうなあとか、どこに行くのかなあとか思っただけ」

はぐらかす総司に、「もしかして、知り合いでは?」と千鶴は問い掛けますが、総司は笑って誤魔化します。

「千鶴。君はどうしてそんなにあの男が気になるのかな?もしかして浮気・・・?」

「ぜ、全然違います!浮気とかそんなのあるわけないです!私には総司さんがいますし・・・」

千鶴が必死に否定すると、総司はにっこりと笑います。

「うん。本当に浮気を疑ってたら、僕はあいつを殺してたと思うよ」

・・・そ、総司!
千鶴にぞっこんらぶです!Σ(*´д`*)

「『泊まらせてほしい』とか、あいつが無遠慮なことを言い出しても、やっぱり斬って捨てたかもね?だって・・・。新婚家庭の夜を邪魔するなんて許せないし。さっさと出てってくれて安心したよ」

・・・総司、イロイロな意味でヤル気満々だな(笑)!(*ノε`*)ノシ
へ~。
まだ新婚なんだ!

食い下がる千鶴を、総司は笑いながら家の中に押し込みます。

何故か答えない総司を見て、もしかして答えたくないことだったのかと千鶴は謝ります。すると、総司が口を開きます。

「ねえ、ひとつ教えてくれる?君があの男にどんな印象を持ったか、彼をどんな人間だと思ったか。単なる行商に見えたかな。空腹のあまり行き倒れるくらいだし、貧しい暮らしなんだろうけど。君には、彼が人の生き死にと関係ない場所で、のうのうと生きてきたような男に見えた?」

総司の試すような問いに戸惑いながら、千鶴は少し考え込むと答えます。

「・・【生き死に】というものから、遠い人なんていないと思います。誰しも限りある命を持っているから、大切な人の死に傷ついたり・・・。その逆に、大切な人が生きていることをうれしく思ったりするんだと思います。だから・・・。あの人もきっと私からは見えない傷を抱えているんじゃないでしょうか」

千鶴の言葉に、総司は微笑みます。

「そんなふうに考えられる君が大好きだよ。かわいいお嫁さんをもらえて本当によかった」

・・・もう本当に、総司は千鶴にベタ惚れです。(*´ェ`*)

「今日はもう寝よう。その代わり、ひとつ、寝物語を話してあげる」

総司の誘いで、その日は早く床に着くことにします。

千鶴と総司画像


・・・ブーーーッ!(* ̄ii ̄) ・゜・

ど、同衾デスかーっ!(゜∀゜;ノ)ノ

い、いや、二人は新婚だった!
落ち着け、自分!(;゜д゜)ゴクリ

総司の腕枕ですか・・・。
良いね、千鶴~。(*´ェ`*)

というか、布団が一組しかないのは常時なのでしょうか。
新婚だから?(゜∀゜)

総司は痛みに耐えるような声音で、千鶴に新選組のことについて語り出します。

「昔のことを思い出すだけで、不思議と痛みがよみがえるのはどうしてなんだろうね?いや・・・。むしろあの頃に感じていなかった分まで、今、痛んでいるのかもしれない」

・・・ううっ、総司!(´;ω;`)ブワッ

千鶴には総司の痛みが理解出来ました。
総司と夫婦になって幸せを感じている今でも、網道や薫のことを思うと胸が痛むからです。

「だから、今夜は楽しかった思い出だけ、たくさん君に聞いてもらいたい」

千鶴と総司画像


千鶴は総司の瞳を見つめながら、言葉を紡ぎます。

「私、聞きたいです。総司さんが過ごしてきた時間のこと、私が知らない新選組のこと・・・。喜びも悲しみも分かち合おうってふたりで支え合って生きようって。そのために私はここにいるんです。だから総司さんの過去を知りたいと思うし、今を共にしたいと思うんです・・・。そして・・・。許される限り、ふたりの未来を生きていきたい。私たちの道を歩んでいきたい」

千鶴の言葉に総司は驚いたように目を見開くと、吐息を零します。

「千鶴・・・。僕がいなくなっても君が残るんだね。やっと、わかった気がするよ。君は僕が生きた意味そのものだと思う。出逢えてよかった。・・・ありがとう」

急に不安になった千鶴は、わがままな本音を口にします。

「私は・・・。これからも、総司さんと一緒にいたいです。ずっと傍にいてほしいです」

総司は優しく千鶴に微笑みかけます。

「大丈夫。ずっと傍にいられるよ。君が、そう確信させてくれる。君を抱きしめる腕がなくなっても、君に口付ける唇がなくなっても、肌のぬくもりが消え失せても。僕は、ずっと千鶴の傍にいるよ。僕は、永遠に千鶴を愛し続ける」

そう告げる総司に、千鶴は彼の深い愛を感じるのでした。


~了~


・・・そ、総司ー!
泣けるーっ!(ノД`;)・゜・

何、その「身体は失くなっても、心は永遠に君の傍にいるよ」的発言は・・・!

総司エンドって、相変わらず悲しいです。(/_;)




<斎藤終章>

【【ここ】にある平穏 ~斎藤の妻~】

「龍之介が描いた、羅刹となって戦っていた斎藤の絵が届く。雪村はその絵から、龍之介が斎藤を信じているのだと感じた。」


斎藤と千鶴は雪深い斗南で暮らしていました。

・・・帰ってくる斎藤の為に、夕飯や風呂の支度の準備を終えている千鶴が良妻です!(*´ェ`*)

いつもより遅い斎藤の帰りを心配しながら待っていると、ようやく帰ってきます。
千鶴には何となく、斎藤が嬉しそうにしているように見えました。

「今夜はすぐに夕食になさいますか?それともお風呂で温まります?」

・・・千鶴、凄すぎ(笑)!Σ(*´д`*)

しかし、斎藤は首を横に振ると、千鶴に聞かせたい話があると告げます。
千鶴は少し緊張しながら正座すると、斎藤の話を聞こうとします。
すると、斎藤も正座をして、千鶴と膝を突き合わせるように向き合う形になります。

・・・ちょっ!
この二人、天然すぎて笑えます(笑)!
まるで、お見合い風景のようです!

「昔の話だ。おまえが新選組に来るより前、隊内に飛び抜けて絵の上手い男がいた」

斎藤は龍之介のことを語り始めます。

「しかし、どうやら井吹は今も生きていて、ついに念願の錦絵師になっているらしい」

嬉しそうに告げる斎藤を見た千鶴は、きっと二人は似ているんだろうと思うのでした。

斎藤は、会津で偶然、龍之介と再会したと告げます。

「今日、井吹が連絡をくれた。ようやく納得いく絵が描けたと言って、俺にこれを寄越してくれたのだ」

そして、斎藤は懐から絵を取り出すと、千鶴に見せてくれます。

千鶴と斎藤画像


銀の髪、紅の眼、黒の洋装――。

そこには、羅刹姿となった斎藤の姿が描かれていました。
素晴らしい出来映えに、千鶴は感嘆します。

「・・・羅刹の存在は、歴史の狭間に葬られなければならない。だからこれは、誰にも見せることのできない絵だ。当然、井吹もそれは理解しているはず。だからこの絵を俺に寄越したのだろう」

「不思議です。とても恐ろしい絵なのに、とても美しいと思ってしまうから・・・」

千鶴はまるで、本物の戦場にいるような錯覚を覚えます。
その絵から、生と死が隣り合わせに存在する、戦の恐ろしさが伝わってくるようでした。

千鶴が何も言えなくなってしまうと、斎藤が言を継ぎます。

「・・・戦の意味を思い出させてくれる。武士と呼ばれるもの、守らねばならぬもの、そして命懸けとはどのような行為か・・・」

きっと、この羅刹は己が命を削って迄何かを守るために戦っているのだと、この絵を見た者は誰しもそう感じるだろうと千鶴は思うのでした。

「俺が何故、変若水に手を伸ばしたか。そして、いかなる道を見出して進んだか。胸に当時の志をはっきりと感じられる。これは呼び起こす絵・・・。井吹にしか描けない、この世に唯一の絵だ。奴もまた道の先に辿り着いたのだろう」

千鶴は絵から視線を逸らさず、口を開きます。

「・・・井吹さんはきっと、一さんのことを深く信頼しているんでしょうね。どれだけ血にまみれたとしても、一さんは最後まで道を見失わないって。この絵を見ていたら、そう感じます」

千鶴の言葉を聞いた斎藤が、ゆっくりと口を開きます。

「・・・俺にはよくわからない。だが、おまえがそう感じたのならそれが真実なのだろうと思う」

「・・・・・・?」

「千鶴。おまえはいつも、当人にすらわからないことを見抜いて、正しい方向を指し示してくれる――。道標のような存在だと思う。他の誰にも、おまえの真似はできないだろう。俺は、そんな強さにずっと助けられてきた」

千鶴が驚いて斎藤を見つめると、斎藤も見つめ返してきます。
そして、二人で微笑み合います。

千鶴と斎藤画像


「・・・おまえのような人を、嫁にもらえてよかった。本当によかった。俺は、果報者だと思う・・・」

・・・。(*´∀`*)ニヤニヤ
斎藤にとったら、千鶴は女神ですね!

千鶴はお返しとばかりに、斎藤の瞳を覗き込みながら告げます。

「誰かが心の奥に抱いているものに、私が気づけるようになったんだとすれば、それは一さんの傍にいたからです。一さんは本当の気持ちを、なかなか表に出そうとしないで、抱え込んでしまうから・・・。そんな一さんがどんなことを感じているのか、ずっと知りたいって思っていました。だから、自然とこうなったのかなって・・・」

「・・・・・・」

斎藤は照れたように顔を赤らめると、黙ってしまいます。
千鶴も同じく黙ってしまい、二人の間に沈黙が流れます。
しかし、視線を外すことは出来ず、静かに見つめ合います。

・・・だから何、この可愛い夫婦は(笑)!(*ノε`*)ノシ

「・・・千鶴。今日は帰りが遅くなってすまなかった。本当に、早く帰ってきたかったのだ。早く錦絵を見せたかったのもある。いつも俺は、早く千鶴の顔が見たいと家路を急いでいるから尚更だった・・・」

・・・斎藤、可愛いな~。(*´ェ`*)
犬の耳と尻尾が付いた斎藤が、千鶴の顔を思い描きながら家路を急ぐ姿が浮かびました(笑)。

「わ、私もです。一さんが早く帰ってきてくれるのは、やっぱりうれしくて・・・」

すると、また二人の間に沈黙が流れます。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

・・・何、このバカップル(笑)!(* ´艸`)
斎藤と千鶴のカップルって、平助とはまた違った初々しさがあって大好きです!

「千鶴。ずいぶん無茶を言った俺に、おまえはずっと付き合ってくれた。多くの戦を共に乗り越えてきてくれた。・・・感謝している。おまえの存在に、深く。救われたとすら、思っている・・・」

寡黙な斎藤が一生懸命に自分の気持ちを言葉にしてくれる優しさと誠実さに、千鶴は涙が零れそうになります。

「ありがとうございます、一さん。こうして、ふたりで生きていられる今が私はうれしくて仕方ないんです・・・」

千鶴も感謝の言葉を伝えると、斎藤は溢れ出す感情を抑えるように息を吐き出してから口を開きます。

「明日は、もっと早く帰ってくる。少しでも多くふたりの時間を作りたい。俺たちの、未来のために・・・」

千鶴は微笑みながら頷き返します。
二人の為の場所、【ここ】で愛しい旦那様の帰りを待ち続けようと千鶴は思うのでした。


~了~


・・・土方や総司と違って、いちゃいちゃスチルじゃなかったけど、ラブラブ全開な二人をありがとうございました!
ごちになりましたーっ!m(__)m

二人の初々しい様子が微笑ましいというか、始終ニヤニヤしていました!
でも、どうせなら照れた斎藤と千鶴がいちゃいちゃスチルも見たかったかも。
二人ならどんなシチュなんだろう・・・。

いっそのこと、千鶴をお姫様抱っこする斎藤とか!?(←どんなシチュ)
いや、それよりも、千鶴が斎藤の背中におんぶするように抱き付いて斎藤が照れる・・・というシチュの方が美味しいのか!?(←だから、どんなシチュ)

・・・やっぱり、<斎藤終章>の妄想感想が長くなりました(笑)!


~(後編)に続く~

「薄桜鬼 黎明録」~「十六夜挿話」~ プレイ感想(後編)

2011年02月15日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
基本的に「十六夜挿話」にはスチルはありません。

プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


【芹沢とは違う武士となる ~近藤勇~】

「自分には芹沢と同じことはできないと言う土方。近藤は、武家の生まれでない自分達だからこそ、できることもあると話す。」

・・・江戸では土方に励まされた近藤でしたが、京では近藤が土方を励ます姿を見て、近藤と土方は互いに持ちつ持たれつの関係なんだなと思いました。


【新見の苛立ち ~新見錦~】

「山南と共に変若水の研究を進める新見。人間を実験に使えず、研究の進行が遅いことに、新見は苛立っていた。」

・・・またもや新見の挿話です。
意外と新見の挿話が多いことにびっくり。(゜∀゜)


【近藤の主張 ~土方歳三~】

「芹沢の問題行動に悩む土方達。近藤は、芹沢は物の道理のわかる人物だと言い、話し合えば分かってくれるはずと言い張る。」

・・・近藤と芹沢が島原で話し合う前の、土方達との話し合いの挿話でした。


【無惨な最期 ~土方歳三~】

「脱走した新見を追い詰めた土方達。変若水は完成したと言う新見だったが、理性を完全に失った羅刹達に食い殺されてしまう。」

・・・何と!Σ( ̄□ ̄)
この挿話で、初めて新見の最期の真相を知りました!

新見は土方達に斬られたのではなく、敵味方の判断が付かなくなった羅刹達に食い殺されるという、想像を絶する最期だったようです。((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル


【友を死なせないために ~山崎烝~】

「会津藩から芹沢暗殺命令が下った。そこで土方は、龍之介を巻き込まないため、彼を屯所から遠ざけるよう山崎に命令する。」

・・・山崎に頼んだのは土方だったのですか!Σ( ̄□ ̄)

そして山崎が龍之介のことを、「友と呼べるくらい気を許した男」と表現するのに泣けた・・・。(ToT)


【芹沢の羅刹化 ~土方歳三~】

「芹沢を暗殺すべく、部屋に押しかける土方達。土方達が来ることがわかっていた芹沢は、持っていた変若水を飲み干した。」

・・・羅刹化した芹沢が、すぐにお梅を手に掛けたことに驚きました!
恐らく、お梅とは事前に何らかの話をしていたのだろうと思われます。
お梅視点の挿話もありそうなので、そちらを見れば少しは真相が分かるのかもしれません。


【心を開く課程 ~沖田総司~】

「お節介な近藤に嫌気が差していた沖田。しかし兄弟子に勝利したとき、近藤の優しさに触れ、信頼を寄せるようになった。」

・・・あれ。
各キャラのラブラブエピソードが続くと思ったのですが、また通常の挿話のようです。(o・ω・o)

麻疹にかかった総司が、子供の頃の夢を見ます。

・・・子供の総司は、構ってくる近藤を心底鬱陶しく思っていたようです。
基本的に突っぱねる総司の態度は、成長した今の総司と変わらないと思いました。

「良くやった」「良く頑張った」と褒めてくれる近藤に、総司の頑なな心が開き始めたのでした。

・・・総司が近藤に心を開いたのは、本当に兄弟子達との試合の時だったことを知って驚きました!

その後、近藤と一緒に見舞いに来た土方との仲を見せ付けられて、面白くなく思う総司でした。


【大切な弟分 ~山南敬助~】

「近藤も土方も、沖田に甘い。沖田本人はそんな扱いをされたいわけではないのだと、山南は小さくため息を吐いた。」

・・・山南視点の挿話です。
近藤は総司の親代わりで甘いけど、土方も総司の兄代わりとして、山南から見れば充分に甘い、という挿話でした。(´∀`)


【通わない心 ~近藤勇~】

「すれ違ったままではいけないと思った近藤は、沖田と稽古をする。沖田の素直な様子に、彼は子供の頃のままだと安心する。」

・・・近藤には素直に頷いてましたが、この後、龍之介に総司は本心を語るんですよね。(´・ω・`)
総司が龍之介の前で泣いたんだもんな・・・。
近藤には明るく答えてましたが、この時の総司の心中はさぞ複雑だったんだろうな・・・。


【もう一つの可能性 ~沖田総司~】

「新選組の剣となる沖田。近藤のことが大好きだというのに、山南の言葉の方が理解できる自分に苦笑してしまう。」

・・・お?
総司ルートで、龍之介を川に突き飛ばした後の挿話のようです!(*゜∀゜)=3

龍之介を殺したと報告する総司の言葉を受けて、山南は死体の後始末を考えます。
しかし、総司は龍之介の死体は川に捨てたと告げます。

山南は怪訝な顔で総司を見ますが、やがて溜め息を吐いて信じてくれます。
そして、翌日に控えた芹沢暗殺の件に関して、念を押してくるのでした。

近藤の言葉より山南の言葉の方が理解出来るのは、もしかしたら自分達が似た者同士だからかもしれないと総司は思います。

部屋を出ると、川に突き落とした龍之介のことを考えます。

近藤と出会わなかったら、自分は龍之介のようになっていたかもしれない――。

もう一人の自分の安否を思いながら、きっと大丈夫だと確信に似た思いを抱くのでした。

・・・龍之介を突き飛ばした後、土方と山南とこんなやり取りがあったのですね。
いい話じゃないか~。(ノД`;)・゜・


【足りぬものばかり ~斎藤一~】

「斎藤に負担をかけていることを申し訳なく思う土方。人材も金もない現状ではできることを一つずつこなしていくしかない。」

・・・そして、また通常挿話になります。
どうやらキャラごとに挿話がまとまっているようです。
うーん。
挿話をまとめて見ると、こういうギャップに戸惑うのか。(´・ω・`)

・・・土方が斎藤を頼っているという挿話でした。(´∀`)b


【らしくない ~斎藤一~】

「相撲の興行が成功したというのに、芹沢の行いでまた評判は下がってしまった。龍之介の努力を無下にされ、斎藤は苛立つ。」

芹沢が大和屋に火を付けた時の挿話です。
芹沢がただの難癖で火を付けた訳ではなく、大和屋は正真正銘、尊攘派に援助を行っていたということです。

・・・やっぱり芹沢は、何の根拠もなく行動は起こさない人だったのですね。(o・ω・o)

相撲興行の引き札を描いてくれた龍之介の労力が無に帰したようで、斎藤は芹沢に苛立ちを覚えるのでした。

・・・斎藤、ありがとう。(/_;)


【網道は何者なのか ~新見錦~】

「変若水改良のため、網道と密会をする新見。素性の知れない網道に不信感を抱きつつも、今は利用しようと考える。」

・・・また新見挿話ですか!Σ( ̄□ ̄)
製作側は、実は新見がお気に入りなの?

新見は、網道に娘が一人いるという情報を握っていました。
何かあった時は、娘を人質にしようと考えていたことが分かります。

・・・千鶴、巻き込まれなくて良かったね。(;゜д゜)ゴクリ
まあ、結局、巻き込まれちゃったけど。


【過去の自分 ~藤堂平助~】

「山南に、龍之介を逃がしてやれないかと相談する藤堂。試衛館に来る前の自分とよく似ている龍之介を、放っておけない。」

龍之介の身を心配する平助が、山南に相談します。

龍之介の助命を乞う平助が、
「龍之介は・・・いい奴なんだ」
と告げる所で涙が出そうになりました!(´;ω;`)

山南の考えは変わることなく、平助は部屋を出ると月を見上げます。

もし「その時」が来たら、自分はどうするか――。

平助の葛藤は続いていました。


【変若水を飲む可能性 ~藤堂平助~】

「羅刹となった龍之介を、殺したときのことを思い出す藤堂。自分が彼と同じ状況に置かれたとき、潔く死ねるのかと考える。」

・・・うおおっ!Σ(´Д`lll)
平助バッドエンドの挿話のようです!
これで、龍之介がどうなったのかが分かります!

・・・いや、あらすじではっきり言っちゃっているけどね?

芹沢暗殺決行の日。
平助も暗殺部隊の一員になっていました。

「全てが終わったら・・・彼のお墓参りに行くことにしましょうか」

山南の言葉で、平助は羅刹となった龍之介を斬った日のことを思い出します。

平助が断腸の思いで龍之介の心臓を貫くと、死ぬ間際に龍之介は人間に戻ります。
そして、泣きながら平助に謝ると、そのまま息を引き取るのでした。

・・・やっぱり、平助が龍之介に止めを刺したんだ。(/_;)
バッドエンド、そして、この挿話の平助が可哀想です。

平助は、もし自分が死にそうな目に合った時、変若水を飲んででも助かりたいと思うのかと自問自答するのでした。


【吐き通した嘘 ~藤堂平助~】

「龍之介を逃がした藤堂は、土方と山南に彼は死んだと嘘を吐く。嘘を吐き通す藤堂に、土方達は龍之介を見逃すことにする。」

・・・おおっ!
こちらは、平助ルートの龍之介を逃がした後のエピソードですね!(*゜∀゜)=3

「龍之介は死んだ」

龍之介の髪を見せて、ひたすら言い張る平助に土方と山南は溜め息を吐きます。

・・・二人から見ても、平助が嘘を吐いていることはバレバレなんですね。

土方が睨んでも引き下がらない平助を見て、仕方なく平助の言い分を認めるのでした。

「・・・二度はねえぞ」

土方と山南に告げられますが、平助は龍之介が助かったことに安堵します。

土方の部屋を出た平助は、龍之介のことを考えます。

「・・・龍之介。オレがおまえにしてやれるのは、ここまでだ。おまえはおまえで生きていけ。オレも頑張るからさ――」

・・・ううっ!
平助の最後の言葉が泣ける・・・!(ノД`;)・゜・

この先、二度と会えないかもしれない友に向けての、平助の餞(はなむけ)の言葉が感動します!


【先のない恋い ~原田左之助~】

「龍之介と小鈴を引き合わせた原田に、残酷だと言い放つ芹沢。どんな結末だろうと、龍之介自信が選ぶべきだと原田は思う。」

・・・小鈴の名前を久しぶりに見た。(o・ω・o)

自分のルートの選び方なんだろうけど、後半は小鈴の存在をすっかり忘れていました。/(^o^)\

折角、左之助視点の挿話でしたが、あらすじ通りの展開であっさりと短めに終わりました。


【籠の中の鳥 ~永倉新八~】

「小鈴に会いに、島原へ行く原田と永倉。しかし小鈴は置屋から出してもらえず、強引に水揚げの話を進められているという。」

・・・おおっ!
新八視点の挿話です!Σ( ̄□ ̄)

左之助は小鈴に逢状を書きますが、別の芸妓が座敷にやって来ます。
小鈴が置かれている状況を聞くと、左之助は真剣な顔で考え込みます。

「・・・その嬢ちゃんに会えねえんなら、意味がねえ。悪いが、先に帰らせてもらう」

訳が分からないまま、新八は一人座敷に取り残されるのでした。

・・・左之助は何の用事で、小鈴に会おうとしていたのでしょう?
そして、新八が哀れです(笑)。


【原田の望む生き方 ~原田左之助~】

「龍之介を逃がした後、親友を思い出す原田。戦いを捨て温かい家庭を築いた彼のことを、自分は羨んでいたのだと気付く。」

・・・左之助ルートで、龍之介と小鈴を逃がした後の挿話です!
待ってました!(*゜∀゜)=3

新選組内では、龍之介は行方不明扱いになっているようです。
土方にも事情を聞かれますが、左之助は知らないと答えます。

「ちっと目を離した隙に、どこかに行っちまってよ」

土方にも左之助が逃がしたと分かっているようで、龍之介を探そうとはしませんでした。

・・・隊士ではないから、脱退扱いにならないってことよね。(o・ω・o)

左之助は新八に、かつての親友の昔話を聞かせます。

「だけど俺、本当は――あいつを情けなく思ったんじゃなく、『羨ましい』って思ってたんじゃねえかな」

ようやく今なら分かると、左之助は口にします。

・・・きっと、やんちゃだった頃と比べて、左之助も落ち着いたってことだと思う。


【命が続く限り、走る ~芹沢鴨~】

「龍之介を逃がしたお梅。彼女は、犬がどこまで走っていけるのか見たかったと話す。犬はどこまでも走ると、芹沢は呟いた。」

・・・ちなみに、タイトル→「軌跡」→「行軍緑」→「十六夜挿話」から、この挿話を選ぶとバグるようです。

・・・バグった。(;゜Д゜)ポカーン

仕方ないから、リセット押しました!(ノД`;)・゜・
念の為、二回試しましたが二回目もバグったので、この挿話を見る場合は本編で見ることをお勧めします。

感想は、小鈴ルートのコチラをご覧下さい。


【変若水という選択肢 ~新見錦~】

「新見は、芹沢が病気だということに気付いていた。芹沢を実験に利用するため、言葉巧みに変若水を呑むよう勧める。」

・・・また新見の挿話ですか!Σ( ̄□ ̄)

芹沢ルートで龍之介が雑巾を取りに行ってる間に、新見が芹沢に変若水を渡していたことが分かります。

・・・だから、芹沢は変若水を持っていたのですね。(o・ω・o)


【お梅の意志 ~お梅~】

「今夜自分は殺されるだろうと言う芹沢。お梅は、共にここで死にたいと、芹沢の手で強く殺されたいと願った。」

・・・とうとう、最期のお梅の謎が明らかに!?(`・ω・´)

恐らく、島原でお梅の手紙を読んだ芹沢はお梅が八木邸で待っていることを知り、巻き込みたくなくて急いで帰ったのだと思います。

そして、お梅の望みで、芹沢が真っ先に斬ったことが分かります。

・・・お梅が芹沢に斬られることを望んだのですね!

芹沢とお梅のカップルは、しっとりとした大人のカップルという感じで結構好きでした。(´・ω・`)


さて、次回プレイ感想は、お待たせしましたの『いちゃらぶエピローグ集』です!

「薄桜鬼 黎明録」~「十六夜挿話」~ プレイ感想(前編)

2011年02月15日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
基本的に「十六夜挿話」にはスチルはありません。

プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


タイトルの「軌跡」から「行軍録」「十六夜挿話」を選びます。

「十六夜挿話」ゲーム画面画像


・・・つーかこれ、かなりの数になるよね?(o・ω・o)
横スクロールが凄いことになってます。
数えたら五十二話ありました!

ま、まあ、それだけの「挿話」が見られると思えば、嬉しいじゃありませんか!ヾ(´ε`;)ゝ

それでは早速、右から順番に見ていきたいと思います。


「十六夜挿話」

各挿話を選ぶと、あらすじが表示されます。

「十六夜挿話」あらすじゲーム画面画像


すっきりとまとまっているので、挿話の内容はこちらを書いていきたいと思います。


【野良犬を拾った理由 ~芹沢鴨~】

「龍之介を担ぎ、皆の元へ戻る芹沢。なぜ、彼を拾ったのかという質問に、芹沢はただの気まぐれだと答えた。」

・・・この挿話で驚くべき事実が発覚しました!
平間が龍之介を京迄背負ったようです。
平間さん!その節は、龍之介がお世話になりましたー!m(__)m


【馬鹿どもの夢 ~土方歳三~】

「土方は、芹沢の手を借りたくはなかった。しかし、京で活動していくためには仕方ない。近藤のために、土方は辛抱する。」

・・・土方が龍之介との会話を思い出すシーンで、龍之介の立ち絵が表示されるのが新鮮でした(笑)!


【憎悪と殺意 ~沖田総司~】

「山南は、今後も芹沢と行動することになったと話す。芹沢を殺したい程憎んでいる沖田は、不服そうに息をついた。」

・・・総司の一人称の「僕」で話が進むのが新鮮でした(笑)。
初期の頃は、山南は龍之介をかなり警戒していたようです。


【藤堂の不安 ~藤堂平助~】

「今後も芹沢と共に行動することが決まり、不安になる藤堂。原田に相談するも、心の重荷はなくならない。」

・・・とにかく、平助に頼られている左之助が格好良いです。(`・ω・´)


【同門の二人 ~平間重助~】

「芹沢、新見、平間、永倉は繁華街へ来ていた。同門の芹沢と、試衛館の皆と板挟みにされている永倉に、平間は同情する。」

・・・平間視点で芹沢と新八の会話を聞きます。
平間には申し訳ないですが、ぶっちゃけ、だから何だ・・・という挿話でした。


【恩返し ~斎藤一~】

「夕食後、土方の部屋を訪れた斎藤。試衛館時代、近藤と土方に世話になった斎藤は、二人に恩返しをするために来たと話す。」

・・・このタイトルを見た時、一瞬「鶴の恩返し」が頭をよぎりました。(´∀`)
そして、土方と話をする斎藤の頭に、犬の耳が見えました。


【実績を積む為に ~山南敬助~】

「土方、山南に、見回りの報告をする斎藤と永倉。不逞浪士を捕まえようとしたが、京の人々に妨害されてしまったと話す。」

・・・山南視点の挿話ですが、不逞浪士を取り逃がしたことを悔しそうにしている新八が印象的な挿話でした。


【奇妙な縁 ~山南敬助~】

「山南が、皆に局中法度を伝えてきた。皆の反応を聞き、土方は顔を曇らせる。しかし厳しい規則は必要だと、土方は言う。」

・・・考え方や実行方法が異なる山南と土方が協力出来るのは、近藤という共通項があるからだという挿話でした。


【命の重さ ~近藤勇~】

「局中法度について、近藤が必要だと思うなら従うと言う沖田。近藤は、何にも頓着していない、沖田の危うさに気付く。」

・・・局中法度の重み、即ち命の重みについて深く考えていない総司に不安を覚える近藤でした。


【失望感 ~斎藤一~】

「局中法度の厳しさに、落ち込んでいる藤堂。斎藤はそんな彼をなだめるが藤堂は納得いかない様子で下を向いていた。」

・・・局中法度を知らされた時から、平助の中で色々な葛藤が生まれたようです。


【大きな違い ~原田左之助~】

「局中法度に納得がいかず酒を煽る永倉と原田。永倉の愚痴に相槌を打ちながら、原田は自分達と土方達の違いを感じていた。」

・・・局中法度を破ったら、例え昔馴染みの自分達でも切腹させられるだろうと、左之助は思っていたようです。


【懸念 ~新見錦~】

「会津藩お預かりにはなったが、活動資金についての話はなかった。新見はどうするつもりか尋ねるが、芹沢は何も答えない。」

・・・まさかの新見視点の挿話です!Σ( ̄□ ̄)
一応、芹沢も会津藩に活動資金について、確認はしていたようです。


【沖田からの相談 ~殿内義雄~】

「殿内に、沖田が相談を持ちかける。もう近藤のことも信じられないと言う沖田に、殿内は近藤殺害を手伝うように頼む。」

・・・これも、まさか(最初で最後)の殿内視点の挿話です!Σ( ̄□ ̄)

無邪気を装った総司が、殿内から近藤殺害計画を聞き出す手腕は見事としか言いようがありません!
最後、殿内に向けた総司の笑みが怖かった・・・!((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル


【覚悟 ~近藤勇~】

「浪士との斬り合いは想定していたはずだった。それを現実として認識していなかった。近藤達の甘さを、芹沢は指摘する。」

・・・殿内の死は、不逞浪士に襲われたということになったようです。
近藤と土方が、総司をどれだけ大事に思っているのかが分かる挿話でした。
ちなみに、総司の元服には近藤も立ち会ったようです。


【土方と稽古 ~土方歳三~】

「上覧試合で失敗するわけにはいかない。土方は雑務を終えた後、通りかかった龍之介を付き合わせ稽古に打ち込む。」

・・・龍之介なんかで良いんですか?土方さん?(;゜д゜)ゴクリ

龍之介に打ち込ませ、土方が攻撃を受ける側となり稽古をするのでした。


【沖田と稽古 ~沖田総司~】

「沖田に、なぜそこまで近藤に尽くすのか尋ねる龍之介。説明してもわからないだろうと思った沖田は、その問いに答えない。」

・・・S総司の練習相手ですか。(*´д`*)

龍之介が打ち手になって総司に木刀を降り下ろしますが、すぐに総司の反撃を受けてしまいます。

「やれやれ、予想以上の弱さだなあ。打ち手すらまともにできないなんて」

・・・相変わらず、ど素人相手に無茶苦茶言います、総司!(ノД`;)・゜・


【斎藤と稽古 ~斎藤一~】

「新八との試合に昂ぶりを抑えられない斎藤。人を斬る目的でなく戦えることが嬉しかった。龍之介を付き合わせ稽古に励む。」

・・・新八と戦えることが楽しそうな斎藤が見られて良かったです!(´∀`)


【藤堂と稽古 ~藤堂平助~】

「藤堂は試衛館に来る前は北辰一刀流の道場にいたと話す。剣術についても色々と教えると、龍之介は感心していた。」

・・・試合の心配をしてくれる龍之介を、いい奴だと内心で思う平助が不憫です!

平助!龍之介は左之助と賭けているのよー!

しかし、二人の稽古がじゃれ合っているように見えて、微笑ましかったです。
平助って本当に可愛いな~。(*´ェ`*)

平助は、最後迄練習に付き合ってくれた龍之介に感謝します。

・・・ああ、こうやって二人の間に友情が成り立っていったのね。


【永倉と稽古 ~原田左之助~】

「原田に代わり、永倉の稽古に付き合う龍之介。稽古後、永倉がなぜ強いかと話す原田によく知っているんだな、と呟く。」

・・・いや、あらすじだけ読むと、龍之介が左之助に嫉妬しているように見えるのですが。(o・ω・o)
私の思い込みというか、気の所為というか、BLフィルター掛かってますか(笑)。
そして、新八と稽古の筈なのに、左之助視点の挿話なのですね。

新八と左之助が稽古をしている所に、偶然現れた龍之介が稽古に巻き込まれます(笑)。
最後迄、新八の稽古に付き合ってくれたことに、左之助が礼を告げてくれます。

・・・という訳で、全ての稽古に付き合わされた龍之介でした。(´∀`)

皆、龍之介のことを買い被りすぎだよね?
特に平助あたりが(笑)。
そして、皆が内心で龍之介のことを「いい奴」だと思ってくれているのが意外でした。
試衛館の皆こそ、「いい人」達ばかりだと思います!(ノ∀`;)・゜・


【江戸にいた頃のままで ~近藤勇~】

「浪士組の今後、特に変若水のことで悩む藤堂。そんな彼に、自分が至らないせいで、と近藤は申し訳なく思ってしまう。」

・・・平助が近藤と久しぶりに二人で話せて、少し元気を取り戻すという挿話でした。
何かもう、平助って常に悩んでいるイメージです。
真面目なのですよね。
不憫に思えてきます。(´・ω・`)


【自分にできること ~沖田総司~】

「羅刹の恐ろしさを目の当たりにし、やり切れない思いを打ち明ける永倉。沖田は、悩む必要はないと言い放つ。」

・・・総司って本当に、近藤以外の物には執着がないです。
さっぱりしていると言えば、聞こえはいいのですが。
「自分達は剣を振るうことしか出来ない」と明確な意志が定まっている総司は、凄いと思います。


【土方の劣等感 ~井上源三郎~】

「傍若無人な芹沢だが、彼は自分の信念を貫いている。それが生まれながらの武士なのかと、土方は劣等感を感じてしまう。」

・・・井上視点の挿話です!Σ( ̄□ ̄)

斎藤と夕飯の食材を買いに行って戻って来ると、土方が姉から届いた手紙に何て返事を書けば良いかと悩んでいる様子でした。
井上には、土方がひどく思い詰めているように見えました。

・・・土方も目の前に芹沢という豪傑な人物がいて、視野が狭くなっていたんだろうなと思います。
人間、一人一人が出来ることは違って、その人なりのやり方があると思っています。(`・ω・´)


【新入隊士歓迎会にて ~山崎烝~】

「歓迎会の場を抜けて話し込む山崎と島田。土方を尊敬する山崎に、沖田は尊敬する相手を間違えない方がいい、と助言する。」

・・・近藤ではなく、土方を尊敬する山崎の態度が、総司には気に入らなかったんだろうな~。
絡まれた山崎が、
(俺は・・・あの人とは仲良くなれそうにない。)
と思ったことに笑った(笑)。


【名もなき武士の最期 ~風間千景~】

「浪士同士の斬り合いを目撃した風間。斬られた浪士の、その潔い死に様に、武士そのものだと賞賛を送った。」

・・・おわっ!
ノーマルバッドエンドの挿話です!
しかも、ちー様視点!(*´д`*)

偶然、浪士同士の斬り合いを目撃した風間でしたが、致命傷を受けた青年の扱いを見かね、男達を斬り捨てます。

・・・やっぱり、ちー様って優しいと思います。(*´ェ`*)

風間は西国の鬼達を統べる頭領として、東国の鬼一族の末路のようにはなるまいと心に誓います。

・・・何があっても同胞達を守ってみせると考えるちー様は、やっぱり頭領の自覚があるんだなと思います。
・・・いや、土方ルートだとその自覚も木っ端微塵になくなり、北海道迄追い掛けて行きましたが。(´・ω・`)
土方ルートのラストのちー様を思い出したら、哀しくなってきました!(ノД`;)・゜・

・・・話を挿話に戻します。

やがて、動かなくなった名も知らぬ青年を見下ろして、風間は告げます。

「・・・名も知らぬ浪士よ。貴様の死に様は、我が心に刻み付けておこう」

・・・龍之介の最期をちー様が看取ってくれたと思うと、まだ救われます!(´;ω;`)ブワッ


~(後編)に続く~

「薄桜鬼 黎明録」~「十六夜挿話」回収ルート(<藤堂平助&ノーマルバッドエンド二話>)~ プレイ感想

2011年02月14日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。


「十六夜挿話」中の「???」の回収方法が分からなかったので、攻略サイト様のお世話になりました。

どうやら、平助バッドエンドとノーマルバッドエンドを迎えると、挿話が一つずつ回収出来るようです。

・・・基本的にバッドエンドは見ない主義なのですが、挿話コンプの為と割り切ってプレイしたいと思います。


<藤堂平助バッドエンド>

タイトルの「軌跡」から「編成録」を選び、「藤堂」→「六章」→「六ノ拾弐」で平助の友好度を9に設定します。
・・・って、土方一人だけ友好度のMAX値が違ったんだ!Σ(|||▽||| )
さ、流石、特別扱いは違います!

それでは、早速、見てみようと思います。

<藤堂六章>は、行方不明になった新見を捜索している所から始まります。

・・・既読スキップが使えるから、有り難いです。
さあ、何処でバッドエンドの分岐になるのか。

・・・あれ?
以外と早くスキップが解除されました。

芹沢から、新見に良く似た『田中伊織』という男の話を聞きます。
すぐに土方達に知らせに行こうとした龍之介を、芹沢が引き留めます。

そして、土方達に従っていても、新選組の秘密を知りすぎている龍之介を生かしておくことはしないだろうと告げられます。

「教えてくれ、芹沢さん!俺は――俺は、どうすればいいんだよ!?何をすれば、ここから出してくれる?どうしたら俺は、あの人達に殺されずに済むんだ?」

懇願する龍之介に、芹沢は新見の居場所を教えます。

「今からその料亭に行き、田中を始末して来い」

突然の芹沢の言葉に、龍之介は戸惑います。

「もし新見を始末してくれば・・・貴様を解放して、自由の身にしてやろう」

芹沢の言葉に、龍之介は頷くのでした。

祇園に向かう道中、平助の言葉が頭に浮かびます。

『誰かに決めてもらった道じゃなく、自分の力で答えを出せよ!』

龍之介は迷いを断ち切るように頭を振ると、新見が潜伏している祇園を目指してひたすら走り続けます。

料亭の入り口で「届け物がある」と告げ、新見の部屋に案内してもらいます。

龍之介の顔を見た新見は一瞬驚いたような表情を見せますが、すぐに余裕たっぷりな態度に戻ります。

龍之介が刀を抜いて斬り掛かりますが、すんでの所で新見にかわされてしまいます。
新見は羅刹を呼ぶと、龍之介を襲うよう命令します。

龍之介は十数人の羅刹を相手に戦い始めますが、すぐに一人の羅刹に斬り付けられてしまいます。

次から次へと羅刹の攻撃を受け、龍之介はとうとう倒れてしまいます。

「・・・け・・・て・・・!俺・・・まだ、し・・・たく・・・ない!」

思わず口をついて出た龍之介の言葉に、部屋の中にいた網道が反応します。
そして、龍之介に変若水を差し出してきます。

「この薬を呑めば、君は死なずに済みます。その傷も。たちどころに癒えてしまうでしょう」

最早、自分の力では薬を飲めない龍之介の口の中に、網道は変若水を流し入れます。

(ほんの一瞬だけでも・・・俺は、俺自身の為に生きてみたいんだ・・・。)

龍之介の頭にそんな思いが浮かぶと、そのまま薬を飲み込んでしまうのでした。

「十六夜挿話が追加されました。」

・・・何と!Σ( ̄□ ̄)
芹沢の言葉に早まった龍之介が、羅刹になるというバッドエンドのようです!
龍之介が羅刹になった後のことは、「十六夜挿話」で語られるのでしょうか。
・・・見るのツラいかも。(´・ω・`)


<ノーマルバッドエンド>

さて、暗い気分を引きずったまま、お次はノーマルバッドエンドを目指します!(`・ω・´)

・・・バッドエンドって夢も希望もない終わり方だから、進んで見たいと思わないのよね~。
平助のバッドエンドも、想像通り後味悪かったし。(´・ω・`)

「編成録」から<三章>→「三章 其ノ三」→「三ノ弐」を選び、全員の友好度を0に設定します。


<三章>「三ノ弐」は、不逞浪士を捕縛する為に、大阪へ行くことが決まる所からです。

龍之介は大阪へは同行しません。

六月三日。
芹沢と近藤達が大阪に出発します。

龍之介は土方から、新見の行動に注意しろと告げられます。

新見を訪ねてきた網道を送る道中、網道に龍之介と同い年くらいの娘がいることを聞きます。

・・・千鶴のことですね!(´∀`)

その後、数人の男達に二人は襲われます。
男達の目的が網道だと知ると、龍之介は刀を抜き放ち網道を逃がします。

しかし、一人の男の剣が龍之介の喉元を斬り裂き、そのまま地面に倒れ込んでしまいます。
薄れゆく意識の中で、その場に現れた誰かが男達を次々と斬り捨てていくのが分かりました。

龍之介がゆっくりと視線を上げると、黒の羽織に白い衣、華やかな金の髪をした男が立っていました。

・・・ちー様、登場です!(*´д`*)
まさか、ノーマルバッドエンドでちー様が見られるとは・・・!
プレイして良かった!(ノД`;)・゜・

・・・龍之介は瀕死の重傷ですが。(´・ω・`)

あれ?
ちー様って金髪だったの!?Σ(|||▽||| )
てっきり、明るい茶髪だと思ってました!

何で、何でっ!?Σ(゜Д゜≡゜Д゜)
もしかして、西の鬼の一族には西洋の血が入っているとか?
しかし、本当にキンキラちー様だったんだ。
・・・プププ。(* ´艸`)


龍之介が何かを告げたそうに口を動かしているのを見ると、男は口を開きます。

「何だ、何か言いたいことがあるのか?ならば、聞いてやらぬでもないぞ」

・・・ちー様、優しいーっ!(*´ェ`*)

しかし、龍之介には、最後に伝えたい言葉など浮かべませんでした。
誰かを守って死ねる事実に、ひどく満足感を覚えていました。

男は不思議そうに龍之介を見下ろしていましたが、やがて龍之介の視界は徐々に暗くなり、そのまま二度と目覚めることはありませんでした。

「十六夜挿話が追加されました。」

・・・やっぱりバッドエンドって、龍之介が死んじゃうパターンなんですね。(´・ω・`)

ノーマルバッドは、まさかのちー様登場で一見の価値はあります!(´∀`)b

これで、「十六夜挿話」は全てコンプした筈です!

さて、お待たせしました!
いよいよ次回からは、「十六夜挿話」を見たいと思います!\(^o^)/

「薄桜鬼 黎明録」~芹沢鴨~ <芹沢六章> 七周目プレイ感想

2011年02月12日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。


<芹沢六章>

・・・芹沢ルートにも<六章>があったんだ!Σ( ̄□ ̄)

あまりにも<五章>の展開が凄くて、芹沢は<五章>で終わりかと勝手に思ってました!


その後、何とか屯所を逃げ出した龍之介は怪我の手当ても含め、暫く身を隠すことにします。

・・・良く逃げ出せたね、龍之介!(;゜д゜)ゴクリ

町中で巡察中の総司を見掛けると、龍之介は物陰に身を隠します。
総司と隊士の会話から、芹沢は外から進入した浪士に殺害されたことになっているようです。
どうやら、新選組は芹沢を殺害した犯人を追っているようでした。

・・・って、総司の口ぶりから、龍之介が芹沢を殺害したことになってるんじゃ!?Σ(゜д゜lll)

その後、龍之介は数ヶ月掛けて安宿を転々としながら、怪我の治療に専念します。

そんな中、平間からの手紙を受け取ります。

・・・平間!(´;ω;`)ブワッ
あの晩、何処にいたの!?

人目を避ける為に、島原の揚屋で平間と落ち合います。

龍之介は数ヶ月ぶりに心を許せる相手に会えた安心感から、泣き出してしまいます。
芹沢を守れなかったと、情けない泣き言ばかりが龍之介の口から漏れ出ます。
そんな龍之介を見て、平間は優しく告げてくれます。

「・・・ですが、井吹さん。旦那様は自分が生き残るよりも、あなたを生かすことを選んだのです。旦那様は、正直な方です。本当に価値がないと思っている方を、命を捨てて助けたりはしません」

そして、龍之介を励ますように告げてくれます。

「旦那様はあなたに『生きろ』と命じたのですよ」

・・・平間もいい人だ~。(ToT)

平間は、もし行く宛がないのなら一緒に芹沢の実家がある水戸へ行こうと告げてくれます。
龍之介は平間の言葉に頷きます。

土方達に襲われた晩、芹沢は平間に路銀を渡し逃がしてくれたと言います。

・・・きっと、平間も芹沢に何かを託されたんだろうな。(/_;)

京を出発する日、龍之介は旅姿をした童子に声を掛けられます。

・・・うおっ!
まさかの千鶴です!Σ( ̄□ ̄)

松本良順という蘭方医を探しているようで、道を尋ねられます。

・・・ほうほう。
ちょうど、千鶴が京に着いた日ということですか。(o・ω・o)

・・・ということは、この日の夜に土方達との出会いが待っているのですね!(*゜∀゜)=3

龍之介が差し出された紙に書かれている住所を見ながら道順を教えると、童子は満面の笑みを浮かべ礼を告げます。
そして、丁寧に頭を下げて去って行きます。

龍之介達は新選組に見つからないように京を出ると、水戸へ向かいます。

芹沢の実家に京での出来事を伝えた二人は、そのまま芹沢家の好意で小屋を借り、畑を耕して暮らし始めます。
龍之介は右肩の怪我が原因で、右腕が思うように動かなくなっていました。

平間は懐かしそうに、草むしりをしながら告げます。

「水戸にいた頃は、旦那様もこうして畑仕事で汗を流していたものですよ」

・・・芹沢がどんどん、「実はいい人だった」になっていく。
芹沢には最後迄悪役に徹して貰いたかった気持ちもあり、正直、複雑です。(´・ω・`)

水戸で暮らす龍之介の耳にも、京で活躍を続ける新選組の話が聞こえてきます。

暫くして、平助が殺害されたという噂を耳にするのでした。

・・・平助ーっ!(ノД`;)・゜・

慶応四年、正月。
鳥羽伏見の戦いが勃発し将軍慶喜が江戸に引き返したという話が、水戸にも伝わってきていました。

「井吹さんは、行かなくてもいいのですか?」

新選組も江戸に戻って来るということで、平間は龍之介に問い掛けてきます。

その夜、龍之介は芹沢の夢を見ます。
久しぶりに見る懐かしい顔に、龍之介は胸がいっぱいになります。

芹沢画像


・・・芹沢が眩しいーっ!
ご、後光が差してらっしゃる!(;゜д゜)ゴクリ

夢の中で、龍之介は芹沢と酒を呑み交わします。

・・・不覚にも涙が出てきました。
自分、本当にこういうのに弱いです。(/_;)

例え、思い込みを正当化させる為に自分の脳が都合良く見せているだけの夢だと知っていても、現実では二度と会えない人に夢の中で会える・・・というエピソードに涙が出ます。(ToT)

「・・・さて、俺がこうして顔を見せてやったのはなぜか、察しの悪い貴様でも、もうわかっているな?・・・貴様、なぜ浪士組の連中を追わんのだ?」

芹沢が作り上げた浪士組は、今は新選組と名を変え受け継がれている。
龍之介は芹沢が起こした行動の数々の意味を考えます。
そして、芹沢が最後に為したこと。
それは――。

(悪事を働けばたとえ局長であろうと粛清されるってことを浪士組の内外に教え込むこと。)

そうすることで、局中法度を『本物』にしようとしたのだと、龍之介は目の前の芹沢に伝えます。

・・・芹沢が死んでから五年が経っているようです。
龍之介は十六歳だったから、今は二十一歳ということね。

「貴様には、俺が見たかったものを見届けることができる両目がある。遠くまで行ける足もある」

・・・土方ルートの山崎を思い出しました!(´;ω;`)ブワッ

芹沢はゆっくりと立ち上がります。

「俺が救ってやった命を、無駄にするな。最後の最後まであがいてみせろ。・・・わかったな、龍之介」

最後に初めて、龍之介の名前を呼んでくれます。
そして、そのまま背を向けると歩いて行ってしまいます。

翌日、龍之介は新選組を追い掛けることを平間に告げて、水戸を離れます。

・・・今迄ありがとう!平間さん!

その後、新選組の隊士募集に応じて入隊します。

・・・入隊するんだ!Σ( ̄□ ̄)

甲陽鎮撫隊と名を変えた新選組は、甲府城へ向かいます。
しかし、既に城は落とされていました。

江戸に戻ると、左之助と新八が脱退します。

そして、流山で新政府軍に包囲されると、近藤が投降します。

土方は隊を率いて宇都宮へ向かいます。

戦の最中、龍之介は時折、芹沢の幻を見ます。
それは死して尚、芹沢が土方達の中で生きている証でもありました。

負傷した土方を宇都宮に残し、斎藤の指揮の下、隊は会津へ向かいます。

敵の手に落ちた白河城を奪還する戦の途中、龍之介は斎藤に顔を見られてしまいます。
驚く斎藤から逃げるように隊を離れた龍之介は、別行動で彼等を追うことにします。

途中、敵に見つかった龍之介は、かつて島原の座敷で芹沢の病気を言い当てた男に助けられます。

ゲーム画面・風間立ち絵画像


・・・ちー様ーっ!!!!
<五章>でのお座敷以来の登場です!
うわーん!会いたかったよーっ!(ノ∀`;)・゜・

麗しい洋服姿です!(*´д`*)ハァハァ

「刀を持てぬのに、なぜここへ来た?戦えぬ者が戦場に出てくればどうなるか、わからぬわけでもはあるまい」

男に問われ、龍之介は正直に答えます。

「ああ、わかってる。自分でも、馬鹿だって思うさ。だけど、しょうがないだろ。あいつらの行く末を見届けてくれって頼まれちまったんだから」

龍之介の言葉に、男は反応します。
そして、龍之介が追い掛けている相手が新選組だと知ると、静かに口を開きます。

「連中の終焉を見届けるつもりは、あるか?」

その覚悟があるのなら共に来い――。

男の言葉に龍之介は暫く迷いますが、やがて頷き返すのでした。

・・・おおっ!
これからは、ちー様と一緒にいられるのですねーっ!(*゜∀゜)=3
一気に、やる気になったよーーーっ!
エンディング迄、薔薇色です!ヽ(´∀`)丿♪

会津で斎藤の死を聞きます。

・・・斎藤ーっ!(ノД`;)・゜・

その後、土方達は落ち延びるように蝦夷へ向かいます。

明治二年五月十八日。
旧幕府軍が降伏します。

五月末。
男から連絡を受けた龍之介は、蝦夷へ向かいます。
一緒の船に乗りながら、男の名前が風間千景ということを知ります。

そして、龍之介が何故、自分を助けてくれたのかと問うと、風間は夜空を見上げながら告げます。

「・・・たまたま『置いていかれた者』を縁あって蝦夷まで連れて行く用事があった。貴様も、その者と似た目をしていたからな。・・・気まぐれを起こしてみただけだ」

・・・千鶴のことですね!(*´д`*)

そして、龍之介から離れると、ひたすらに船首を見つめている少年の傍へ歩み寄ります。

千鶴と風間画像


「・・・程なくして、蝦夷地に着く。奴らの最後を見届ける覚悟は、できたか」

・・・あれ?
ちー様のお顔が何か違う。(つд⊂)ゴシゴシ

船が蝦夷に着くと、龍之介は風間に礼を言って別れ、土方の最期の地である五稜郭へ向かいます。

すると、船で一緒だった少年が『誠』の旗を抱いて泣き崩れていました。

・・・『薄桜鬼』ノーマルエンドの千鶴ですね。(´・ω・`)

その後、龍之介は蝦夷に留まり、旧幕府軍の痕跡を辿り始めます。

・・・だから、『薄桜鬼』ノーマルエンドの千鶴と、全く同じ行動を取っています。(o・ω・o)

春になって、龍之介は遅咲きの桜で有名な場所を訪れます。
桜の木の根本に腰を下ろすと、空を見上げながら芹沢に話し掛けます。

「・・・なあ、芹沢さん。不思議な結末になっちまったもんだよな」

龍之介画像


・・・お?
この龍之介のスチル、珍しく綺麗~。ヽ(´∀`)丿♪

「親藩大名も、譜代大名も幕府をどんどん見限る中――元々、徳川家とは縁もゆかりもなかった新選組の連中が、最後まで戦い続けたっていうんだから」

最後迄、土方一人が徹底抗戦を主張したのだといいます。

「・・・土方さんが死ぬ間際、何て言ったか知ってるか?又聞きでしかないんだけどよ、あの人・・・こう言ったらしいぞ」


『新選組副長・土方歳三が敵陣に乗り込んでくる用事なんざ、一つしかねえだろが!俺は、てめえらと戦って戦って、戦い抜く為だけにここに来たんだよ――!』


「俺、思ったよ。芹沢さん、あんたが死んだ後・・・あんたの魂は、土方さんに乗り移っちまったんじゃないかって」

舞い落ちる桜を見ながら、龍之介は満足そうに語り掛けます。

「・・・なあ、芹沢さん。俺は、壬生浪士組が産声を上げる瞬間と――戦いに戦い抜いて・・・ようやく訪れた終焉の瞬間に立ち会ったんだよな」

そして、これで自分も新たな一歩を踏み出すことが出来ると感じるのでした。

「・・・さよなら、芹沢さん」

その時、一陣の風が吹いて薄紅の花びらを巻き上げます。
それは、まるで龍之介の新たな門出を祝うようでした。

薄桜鬼 黎明録【PS2】 芹沢鴨ED MOVIE


「十六夜挿話が追加されました。」

・・・ん?
桜の花びらが画面上から舞い落ちてきました。(゜∀゜)

・・・んんっ!?

おおっ!!Σ(*´д`*)

龍之介画像

斎藤と左之助画像

総司と平助と土方画像

芹沢画像

千鶴画像


横スクロールで見るスチルでしたので、上のように載せてみました。
ちなみに、全体図は下になります。

主人公達と攻略キャラ画像


こちらも小さくて見づらいですが、何となく雰囲気は掴めて頂けると思います。

これは恐らく、スチルコンプリートのお祝いスチルだと思います!(*゜∀゜)=3
・・・何処となく哀愁漂うスチルです。
龍之介の寂しそうな表情の所為かも・・・。(´・ω・`)

・・・あ、あれ?
あれれ?(つд⊂)ゴシゴシ

・・・何かおかしくないですか?

ハッ!( ゜д゜)!?

ち、ち、ちー様がいないんですけどっ!?

・・・うおおぉーーーっ!(ノД`;)・゜・

そういえば『薄桜鬼』のフルコンプのおまけでも、ちー様がいなかった・・・。orz

き、気を取りなして、芹沢ルートのか、か、感想を・・・。|д゜)))

<芹沢五章>~<芹沢六章>のプレイ時間は、8時間50分でした。

七周目&芹沢ルートのプレイ時間は、14時間40分でした。

やはり予想通り、芹沢ルートは感動しました。
土方ルートの裏ver.といった感じです。
あの時、芹沢はこんなことを考えていた・・・というような、一種の芹沢ver.「十六夜挿話」に思いました。

人によって感想は違うと思いますが、正直な感想としては芹沢ルートは特にいらなかったと思います。
お梅の心情は芹沢ルートでなくても明かせると思うので、芹沢が良識人か悪人だったのかはプレイヤーの想像に任せても良かったと思いました。
物語中にはっきり示さなくても土方が影響を受けた人ということで、最終的にプレイヤーも「芹沢の大きさ」を認めると思いますので。


これで、全ルートの攻略が終わりました!
次回のプレイ感想からは、「十六夜挿話」をお届けします!

「薄桜鬼 黎明録」~芹沢鴨~ <芹沢五章> 七周目プレイ感想(後編)

2011年02月11日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


<芹沢五章>(後編)

八月十八日。
「八・一八の政変」が起こります。

浪士組達を追い返そうとする門番に、芹沢の渇が飛びます。

芹沢画像


・・・おおっ!
七周目にして、このシーンのスチルを初めて見ました!Σ( ̄□ ̄)


翌日、浪士組は【新選組】と名を変えます。

浮かれている隊士達を横目に、龍之介はさっさと朝食を終えると席を立ちます。

・・・芹沢ルートの龍之介って、八木邸では孤独です。(´・ω・`)

前川邸に戻ろうとした龍之介を、近藤が追い掛けてきます。
そして、新しい隊名のことを芹沢にも伝えて欲しいと頼まれます。

早速、芹沢に伝えると興味なさそうに頷きます。

「これで浪士組も、会津に取り込まれるか。舞い上がっている間に、利用だけされて捨てられねば良いがな」

おかしそうに笑いながら、酒を呷(あお)ります。

「・・・だが、それまでにいくつか踏絵を踏まされるはずだ。これまでに遭遇したのは比較にならん事態に、近々直面することになるだろう。奴らは、乗り越えることができるかな・・・?」

龍之介には芹沢の言葉の意味する所が分からず、理解してあげられないことを悔しく思うのでした。

・・・流石、芹沢ルート。
龍之介が、すっかり芹沢の味方になっています。(o・ω・o)


ある日、偶然にお梅と二人になった龍之介は、前から疑問に思っていた事を思い切って尋ねます。

「どうしてこんな風に、芹沢さんの所に通って来るんだ?」

すると、お梅は遠くを見つめるような表情を浮かべます。

「・・・ええ、憎んでいましたよ。あの人のことを、殺してやりたいって思ってました。だから、最初は――あの人が寝ている間に、殺すつもりでここに来たんです」

・・・手篭めにされた後、久しぶりにお梅が訪ねてきた時ですね!
っていうか、やっぱり手篭めにされていたんだ。
復讐しようと思って通い続けていたんですね。(´・ω・`)


お梅は小さく息を吸い込むと、芹沢との間に起こったことを語り始めます。

・・・おお!真相が明らかに!?(*゜∀゜)=3

お梅は、自分を信用させてから芹沢に毒を飲ませようと計画していました。

・・・何と!Σ( ̄□ ̄)

しかし、芹沢に気付かれてしまいます。

「俺を、殺すつもりか?・・・構わんぞ。おまえに殺されるなら、悪くはない」

お梅と芹沢画像


「どう・・・して・・・?」

震えながら、お梅は問います。

「おまえは、似ているからな」

芹沢は、お梅の指に出来た三味線ダコを見て元芸妓であることを知ると、ほっとした顔を見せたといいます。

「・・・どうも、素人の女の扱いはわからんからな。俺のような粗暴な男の相手をしてくれるのは、玄人の女しかいない」

「私が、誰かに似ているっておっしゃってましたけど・・・一体誰に、ですか?」

「・・・俺が、初めて惚れた女に、だ。いや、最後に惚れた女でもあるか」

・・・え!
芹沢の口からそんな言葉を聞く日が来るなんて!Σ(|||▽||| )

芹沢が最初で最後に惚れた女は、夜鷹だったと言います。

「その方は・・・今、どうしてらっしゃるんですか?」

「・・・とっくに死んだ。病で、俺のことも自分のことも何もわからぬようになってな」

・・・えっ!
もしかして、芹沢と同じ病気ですか!?Σ(゜д゜lll)

「・・・その女が死んでから数年後、俺に全身に発疹が出たことがある。己の姿を鏡で見て、悟った。・・・あの女と同じ病にかかったのだ、とな」

そして、惚れた女と同じ病で死ねることを、狂喜したと告げます。

・・・芹沢が健気に見えてきた。(/_;)

ちなみに、芹沢の病気が気になったので調べてみました。
梅毒だったということです。
やはり、『仁』の中に出てきたエピソードを思い出しました。(´・ω・`)
吉原の遊女が梅毒で死ぬという話でした。

「真なるものというのは、多くの泥をかぶりながら、その下にきつく根を張って生まれるものだという思い込みがあるんだ。・・・泥の中で美しい花を咲かせる、蓮のようにな」

芹沢の話を聞いていたお梅は、いつの間にか殺意が消えていることに気付いたと言います


お梅の話を聞き終えた龍之介は、芹沢には自分や近藤達が泥の中で必死にあがいているように見えたのではないかと考えます。
だから、手を差し伸べてくれたのではないか――。

考え込む龍之介に、「芹沢は、見る度に形を変える『かれいどすかふ(万華鏡)』に似ている」とお梅は告げるのでした。


数日後、新見が変若水の資料と共に姿を消します。


ある晩、龍之介は芹沢の酒に付き合わされます。
芹沢の病気のことや、平間とお梅に色々な事情を聞いていたこともあり、龍之介は芹沢に付き合うことを嫌だとは思わなくなっていました。

病気のことを近藤達に話したらどうかと龍之介が進言すると、芹沢は睨み返してきます。

「奴らの同情を買えというのか?この俺に。・・・そんなみっともない真似ができるか。それぐらいなら、悪役のまま舞台を降りる方がよっぽどましだ」

・・・進んで悪役を演じている自覚はあったのですね。(o・ω・o)

芹沢は不意に、薩摩と長州が朝鮮や琉球、清国と密貿易をして財を成していることを龍之介に聞かせ始めます。
彼等は既に武士ではなく商人として金を蓄えることで、幕府に対抗する力を付けているのだといいます。

「では・・・武士とは、一体何だ?」

龍之介が答えられずにいると、芹沢は言を続けます。

「武家の生まれだから、侍の子だから強いわけではない。・・・そういうことだ」

そして、盃に注がれた酒を飲み干すと、小さく溜め息を吐いて呟きます。

「・・・そう遠くないうちに、武士というものが必要なくなる時代が来る」

・・・おおっ!
『薄桜鬼』本編の斎藤も、同じ事を言っていました!(*゜∀゜)=3

「世の中の動きに合わせて変われぬ者は、滅びるだけだろうな」

・・・グサッ━━Σ(´Д`lll)━━>>!!

遠くない未来の、新選組のことじゃないですかーっ!(´;ω;`)ブワッ

「武士がいなくなる」という芹沢の言葉が、龍之介には衝撃的でした。
芹沢の確信に満ちた言葉を聞いて、龍之介は思わず問います。

「もし・・・もし、あんたの言う通り、武士ってものが必要なくなる世の中が来るとしたら・・・あんたは、どうしてここに居続けるんだ?」

しかし、その問いに芹沢は答えることはありませんでした。

突然、芹沢が頭痛に顔を歪めます。
畳を掻きむしりながら激痛に耐える芹沢の背を、龍之介はたださすってあげることしか出来ませんでした。

・・・芹沢が良い人なのです。
心配する龍之介に、「心配するな。ただの・・・頭痛だ」などと言うのですよ!
他ルートでの芹沢の傍若無人な態度も、全て許せちゃいます!(ノД`;)・゜・


九月十三日。
新見が切腹したことを、土方が知らせに来ます。
具合が悪く朝から伏せている芹沢を庇い、龍之介が代わりに聞くことになります。

・・・何か。
芹沢ルートの龍之介、ちょっと嫌かも。(´・ω・`)
あ、いえ。
他ルートでもそんなに好きではないのですが(笑)。
病気のことを知った途端、芹沢に傾き過ぎな気がする。
土方達とはすっかり敵対関係のようになってしまっています。

芹沢の部屋に向かう途中、泣いているお梅と会います。
龍之介は声を掛けますが、お梅はそのまま帰って行きます。

芹沢にお梅のことを聞くと、
「細かいことをいちいちうるさいのでな。もうここには来るなと言っただけだ」
と答えます。

新見のことを伝えると、芹沢は何の感情も見せずに、
「・・・そうか。新見が、死んだか」
とだけ口にします。

龍之介は思わず芹沢にすがりつきながら、病気のことを土方達に打ち明けてくれと訴えます。

「土方さん達だって、鬼じゃないはずだ!病気だってことを明かせば、新選組を抜けさせてくれるだろうから・・・!」

「奴らは鬼ではない、だと?・・・馬鹿なことを言うな。あいつらには、鬼になってもらわねば困るのだ。俺が、そう仕向けたのだからな」

しかし、芹沢の思いは揺らぐことはなく、龍之介は無力感に襲われます。


翌日の夕方。
近藤が芹沢の元を訪れます。
新見の部屋の片付けを理由に、芹沢が八木邸に移ることになります。

・・・キタッ!(;゜д゜)ゴクリ
とうとう「その日」がやってきました!

思い詰めたような近藤に「話があります」と言われ、芹沢は龍之介を伴うと三人で島原へ向かいます。

・・・そういえば、土方ルートでも近藤が一生懸命芹沢を説得するシーンがありました。(´д`)


近藤の真摯な言葉にも、芹沢はまるで耳を貸さない態度を見せると、すぐに島原の座敷を後にします。

龍之介は慌てて芹沢を追い掛けますが、芹沢の意志は変わることはありませんでした。

・・・やっぱり、龍之介の「ま、待ってくれよ」とか「わ、分かったよ」が苛つきます。(`・ω・´)
これでも結構、我慢してたんですけどね・・・。orz


九月十六日。
新選組の幹部達と島原で酒宴が開かれます。

・・・正真正銘、とうとうこの日がやってきました!

龍之介は場の異様な雰囲気を感じながら、固唾を飲んで芹沢を見守ります。

・・・龍之介が今迄で一番、空気を読んでいます!!
その過敏過ぎる空気読みを、他ルートでも遺憾無く発揮して欲しかったな~。(´・ω・`)

斎藤に飲み物や食事を勧められますが、龍之介は頑なに拒み続けます。
しかし、芹沢にも勧められ、仕方なく茶を口にします。
すると、突然の目眩に襲われ、龍之介は気を失ってしまいます。

・・・ええっ!
まさかの展開!
斎藤に薬を盛られたようです!Σ(゜д゜lll)

頑張って、どのルートより一番空気を読んでたのに、まさかの寝落ちですか!?(゜∀゜;ノ)ノ

この後、龍之介はどうなっちゃうの・・・?(;゜д゜)ゴクリ

・・・あれ?
そういえば、お梅からの手紙が届いてないよ?

「十六夜挿話が追加されました。」

暫くして、龍之介は目を覚まします。

・・・良かった!
いきなりエンディングじゃなくて!(´;ω;`)ブワッ

そして、斎藤に薬を飲まされたことを思い出します。

「くそっ、迂闊だった・・・!」

・・・うん。全く。
やっぱり龍之介は龍之介だったね!(`・ω・´)

座敷に誰の姿もないことを確認すると、龍之介は急いで屯所へ向かいます。

道中で、斎藤と新八の一騎打ちを目撃します。

・・・芹沢ルートって、土方ルートを芹沢視点で見ているという感じなのですね。

しかし、龍之介は最後迄見届けることなく、屯所へ走り出します。

・・・見ないんかいっ!\(゜∀゜)

斎藤と新八の一騎打ちだよっ!?щ(゜ロ゜щ)

・・・そうだよね。
芹沢ルートの龍之介は、芹沢命だもんね。(´・ω・`)ショボン

土砂降りの中を走り続けた龍之介は八木邸に辿り着くと、芹沢にあてがわれた部屋へ向かいます。
廊下の途中で、剣戦の音が聞こえてきます。
龍之介は覚悟を決めて刀を抜くと、芹沢の部屋に飛び込みます。

芹沢は刀を抜き放ち部屋の中央に立っていました。
そして、足元には血に染まった寝間着姿のお梅が倒れていました。

部屋の中では、土方、総司、山南が芹沢と対峙していました。

「馬鹿だなあ。せっかく一君が、君を殺さなくて済むよう気を利かせてくれたっていうのに。君って本当、運がないっていうか・・・どうしてここぞって時に、最悪の選択をするんだろうね?」

龍之介を見た総司が、そう告げます。

・・・全くその通りです。
龍之介って運が良いのか悪いのか。

そして、斎藤!
ありがとう!(ノД`;)・゜・
折角、斎藤が気遣ってくれたのに、何で目が覚めちゃったのでしょう・・・。

お梅は芹沢に殺されたと土方に告げられ、龍之介は驚きます。
しかし、龍之介は芹沢を庇うように土方達と対峙します。

「・・・俺、思うんだ。俺の人生は本当にどうしようもなく惨めだったが、芹沢鴨って人を助けて死ねるなら――ちっぽけだった俺の人生にも――価値みたいなものができるんじゃないかってな!」

・・・熱くなっている龍之介には悪いけど、何でそんなに芹沢に心酔しているの?
突然、芹沢の肩を持つようになった龍之介に付いて行けないんですけど・・・。(´・ω・`)
多分、自分はあくまで土方達寄りだからだろうな・・・。

という訳で、もう付いて行かなくていいですか?
傍観者として、最後がどうなるか見届けようと思います!(`・ω・´)


龍之介は土方に斬り掛かりますが、あっさりと刀を弾かれてしまいます。
その隙を見逃さず総司が斬り掛かってきますが、芹沢が総司の注意を引き助けてくれます。

・・・熱くなるのはいいけど、龍之介って結局、足手まといだよね。┐(´д`)┌

しかし、次の瞬間、左之助の槍が龍之介の右肩を刺し貫きます。

・・・左之助ーっ!Σ(´Д`lll)

刀を握れなくなった龍之介に、土方の剣が迫ります。
龍之介が死を覚悟して目を閉じた時、芹沢が龍之介を庇って土方の剣を受けてくれます。
同時に、何かの瓶が落ちる音がします。

龍之介が目を開けると、目の前には羅刹に変じた芹沢が立っていました。

芹沢画像


・・・うわー。
芹沢ルートだと、龍之介を庇って芹沢が羅刹化するようです。
本当に足手まとい以外何者でもない主人公です。(`・ω・´)

龍之介は信じられない現実を見るように、芹沢を見上げながらもつれる舌で言葉を紡ぎます。

「俺は・・・あんたを守る為にここに来たんだぞ!?俺なんて、死んだって生きたってどうてもいい――何の価値もない人間じゃないか!なのに、どうして――どうして、これから先も生きなきゃならないあんたが、俺なんかをかばって怪我しちまうんだよ!!」

・・・え。
龍之介が無能だからでしょ?(゜∀゜)

「・・・目障りだ。さっさと行け。貴様ごときに命を救われるなど、虫唾が走るわ」

・・・芹沢が格好良いです!
龍之介が使えなさすぎて、余計に芹沢の素晴らしさが際立ちます!(´;ω;`)

自分を逃がそうとしてくれている芹沢の思いを知った龍之介は、頑なに拒みます。

・・・・・・。┐(´ー`)┌

龍之介、言いたいことは分かるよね?
今こそ、空気読め!
邪魔なのよー!ヽ(*`□´*)/

「どうして――どうして、俺なんかを守る為に、化け物になる薬なんて呑んじまうんだよ!!」

「・・・何のことだか、わからんな。俺はこやつらを懲らしめてやる為に、あの薬を呑んだだけだが?」

・・・芹沢が格好良すぎる!(ノД`;)・゜・

傍を離れようとしない龍之介に、芹沢は回し蹴りを見舞います。

・・・ま、回し蹴りですか!(;゜д゜)ゴクリ

羅刹の力で蹴られた龍之介の体は障子戸を突き破り、庭に飛ばされます。

龍之介の耳に、激しい雨の音に混じって芹沢の絶叫と誰かに向けた言葉が聞こえてきます。

「それで・・・いい・・・んだ・・・」

龍之介には芹沢の声が、ひどく満ち足りているように聞こえたのでした。

・・・おおっ!Σ( ̄□ ̄)
土方が驚いたのは、この言葉を聞いたからなの!?
あれ?
でも、土方は「芹沢は笑っていた」とは言っていたけど、この言葉については言ってなかったよね?
土方には聞こえなかったのかな?(´・ω・`)

最高潮に盛り上がっている所で<芹沢五章>が終わります。

龍之介はこれからどうなるのか!?
そういえば平間は!?
<六章>に続きます!

・・・<芹沢五章>が終わった時点で、ポメラのタイムスタンプキーを押すのを忘れました。orz
<六章>と合わせて、プレイ時間を載せたいと思います。

「薄桜鬼 黎明録」~芹沢鴨~ <芹沢五章> 七周目プレイ感想(前編)

2011年02月10日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。
プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


<芹沢五章>(前編)

お梅が屯所を訪ねてきます。
龍之介は戸惑いながらも、芹沢の元へ案内します。

・・・手篭め事件の真相が、芹沢ルートでは明らかになるのでしょうか。(`・ω・´)

その日から毎日、お梅が屯所に通ってくるようになります。

ある日、龍之介は洗濯をしている平間から、芹沢の人となりを聞きます。
芹沢はとても繊細で、子供の頃は『神童』と呼ばれていたと、龍之介には信じられないことを平間は告げます。

「・・・ただ、なまじ頭が良くて神経が細かいだけに・・・世の中の人には見えないもの、気付かないことがはっきりと見え過ぎてしまう部分があったのでしょうなあ」

平間の言葉を龍之介が不思議に思っていると、そこに芹沢がやって来ます。
そして、根付けの行方を尋ねてきます。
二人が知らないと答えると、根付け探しを命じられます。

「しょうがないから従う」
「どうして俺が・・・」

・・・どう考えても、
「しょうがないから従う」
でしょう。

芹沢の友好度が上がりました。

早速、八木邸で聞き込みを開始しますが、有力情報は得られませんでした。
根付けが既に換金されている可能性を考え、龍之介は監察方の島田に頼んで、最近急に金回りが良くなった隊士がいないかを調べて貰うことにします。

・・・龍之介にしては珍しく、頭を使っています!(゜∀゜)

暫くすると、島田に話があると団子屋に誘われます。

・・・団子屋の理由は、島田が食べたかったからだそうです(笑)!

そこで、佐伯という隊士の名を聞きます。

選択肢が表示されます。

「急いで屯所に戻る」
「質屋に立ち寄る」

・・・芹沢ルートなので、
「質屋に立ち寄る」
を選びます。

佐伯が根付けを売ったという店を島田から聞くと、龍之介はすぐに向かいます。
高額な値段が付けられていたこともあり、幸いなことに根付けはまだ売れていませんでした。
龍之介は店主に事情を説明します。
盗品であることや壬生浪士組局長の持ち物だと分かると、店主は顔色を変えて無料で譲ってくれます。

芹沢に根付けを渡すと、友好度が上がりました。

その後、佐伯が芹沢の部屋に呼ばれ、激昂した芹沢に容赦なく痛め付けられます。
芹沢が「切腹」を命じた時、新見が現れ告げます。

「切腹か変若水の実験台になるか。選ばせるのはいかがでしょう」

龍之介は慌てて二人を止めようとしますが、芹沢は聞く耳を持ちません。
佐伯は何の薬かは知らないまま、生き残れる僅かな可能性に賭けて薬を飲むことを選びます。
薬を飲み干した佐伯には理性が残っていました。
新見は「実験は成功した」と喜びますが、佐伯が屯所から逃げ出してしまいます。
すぐに龍之介が周辺を探しますが、佐伯の姿は見つかりませんでした。

龍之介は佐伯のことを土方に報告しに行きます。
土方はすぐに幹部連中に捜索させると告げた後、龍之介を睨み付けてきます。

「おまえの方からも、忠告しておいてくれ。・・・これ以上騒ぎを起こされたら、いくら俺達でもかばいきれねえってな」

数日後、佐伯は捕縛されます。

土方と山南が前川邸を訪れ、新見に厳重注意を言い渡します。
そして、これからは会津藩から扶持が出ることを告げます。

しかし、結局は全て自分の行動の結果だという芹沢の暴論に反論出来ず、土方達は悔しそうに部屋を出て行きます。

酒を呑もうとする芹沢でしたが、何故か盃を上手く持てず、手から落としてしまいます。
龍之介は畳に零れた酒を拭く為に、雑巾を取りに行こうと部屋から出て行きます。
その間、新見と芹沢が何かを話していたようです。

「十六夜挿話が追加されました。」

それからの浪士組は相撲興行の準備で大忙しでしたが、前川邸にいる龍之介達には何の情報も入ってきていませんでした。
龍之介は町の人達から、相撲興行の詳細を聞くことになります。

・・・土方も芹沢に邪魔されると思って、警戒しているんですよね。(o・ω・o)
でも、芹沢ルートの龍之介って、総司や山崎に邪険にされていてちょっと悲しいです。(´・ω・`)


八月十三日。
壬生寺の境内で、浪士組へのお礼興業が開かれます。

・・・あれ?
いつの間にか合併興業は終わっていたようです。

突然、芹沢は龍之介を連れて、とある商家に向かいます。
何故か大砲が傍らにありました。

「これから、この大和屋に火を点ける。その延焼を防ぐ為だ」

・・・ああ!
大砲って、延焼を防ぐ為に使ったんだ!Σ( ̄□ ̄)
てっきり、ただ土蔵を壊す為だけに使われたのかと思ってました!

龍之介は芹沢に命令されるまま、大砲を土蔵に向けて放ちます。

・・・え!
芹沢ルートだと、龍之介が大砲を撃つ役なの!?Σ(゜д゜lll)ガーン
思いっきり片棒を担がされてるじゃん!

土蔵が半壊するのを見届けてから、芹沢は店に火を点けます。
そして、店を取り囲む野次馬達に向かって、芹沢は堂々と大和屋の罪状を宣言します。

その後、土方達が駆け付け、事態の収拾に明け暮れるのでした。

この時の芹沢が酒を呑んでないことを知っているだけに、龍之介は芹沢の行動に何か意味があるのではないかと疑問を持ちます。

・・・芹沢ルートの龍之介が空気読んだり雰囲気を察したりしているのを見ると、「こんなの龍之介じゃない!」と思ってしまいます!Σ(|||▽||| )


龍之介と新見を伴い、芹沢は島原に向かいます。
すると、酒を呑んでいた芹沢が突然、手にしていた盃を落としてしまいます。

「貴様は・・・一体何者だ」

隣に座っていた芸妓に向かって詰問し始めます。
芸妓が不審に思いながら声を掛けると、芹沢に張り倒されます。

・・・芸妓、不憫な!(´;ω;`)

そして、目の前の膳を蹴り上げた後、芹沢は激昂します。

「ここは、一体どこなのだ!?どうして俺がこんな場所にいる!!誰か説明しろ!」

・・・ええっ!Σ(゜Д゜≡゜Д゜)
記憶障害を伴う脳の病気なの!?

龍之介が宥めようとしますが、「貴様の顔など、見たこともないわ!」と容赦なく鉄扇を振り下ろされます。

新見はそそくさと逃げ出してしまいます。

・・・新見ーっ!щ(゜ロ゜щ)

平間も必死になって芹沢を落ち着かせようとしますが、芹沢は平間のことも覚えていませんでした。
龍之介は隣室へ続く襖に向かって、投げ飛ばされてしまいます。

・・・龍之介はいつも体を張ってるな~。(´・ω・`)
こういうのを見ると、同情してしまうんですけどね・・・。

襖ごと部屋に倒れ込んできた龍之介を見て、隣室で酒宴を開いていた浪士達が騒ぎ始めます。

・・・ご迷惑をお掛けします。(´・ω・`)

すると、いつの間にか芹沢の様子が元に戻っていたようで、堂々と壬生浪士組局長を名乗り浪士達を挑発しますが、一人の男が浪士達を止めます。

「・・・やめておけ。おまえ達では、相手にならん」

・・・ドキリッ!?Σ(*´д`*)

こ、このお声は・・・っ!
間違いなく、あのお方!

ちー様!!!!!

わーん!待ってたよー!(ノ∀`;)・゜・
何の潤いも、萌えもない芹沢ルートをプレイしていたのは、偏にあなた様にお会いしたいからでした!

男は静かに立ち上がると、芹沢の方に歩いてきます。

芹沢と風間画像


・・・ちー様!(*´д`*)
横顔しか映ってないけど、素敵です!
格好良いです!!

「先程、隣室で交わしていた会話を聞かせてもらった」

・・・盗み聞きですか!
ちー様ったら、もうっ!(*´ェ`*)

「・・・貴様、病に冒されているな。もう先は長くないだろう。身体のほとんどが、使い物にならぬ状態になっているはずだ。そうして立っているのは、奇跡だな」

・・・ええ!
そんなこと迄分かるのですか!
流石、ちー様は何でもお見通しです!(`・ω・´)

男の言葉を聞いて、龍之介は驚きます。

「貴様と同じ病を患った者を何度も目にしたことがある。その全てが、自分のことも他人のこともわからぬようになり――やがて、意味をなさないうわ言めいた言葉を呟きながら、苦しみに苦しんで息絶えた。・・・貴様も、そう遠くないうちに同じ末路を辿るはずだ」

しかし、芹沢は不敵に笑います。

芹沢と風間画像


「・・・それがどうしたというのだ?今まで俺は、それだけを・・・この病で死ぬことだけを目当てに生きてきたのだ」

・・・ええっ!
そうだったのですか!?Σ( ̄□ ̄)

「苦しみ悶えて死ぬことぐらい、承知の上よ。・・・むしろ、望むところだ」

・・・芹沢。(ToT)

男は何か言いたげな表情で芹沢を暫く見つめますが、やがてぽつりと呟きます。

ゲーム画面・風間立ち絵画像


「・・・ここでは、静かに呑めそうにないな。俺は、先に帰らせてもらう」

・・・『黎明録』初ちー様登場&立ち絵です!(*´д`*)キュン
名前の部分が「???」ですが、気にしません!

・・・喜んだのも束の間、本当にこの台詞だけ告げて、ちー様が去って行った。(ToT)
え、あれ。
もしかして、これで終わりですか!?Σ(゜Д゜|||≡|||゜Д゜)

男が消えた後も、龍之介は芹沢の病について考えます。

その後、座敷内での騒ぎの原因は全て揚屋の方にあるとして、芹沢は七日間の営業停止命令を下すのでした。

・・・ええっ!
そんな滅茶苦茶な!Σ(´Д`lll)
むしろ、お店の方が被害者なのでは・・・。


翌日、龍之介が井戸に顔を洗いに行くと、洗濯をしている平間がいました。

・・・いつも、洗濯お疲れ様です!平間さん!(`・ω・´)

龍之介が思い切って芹沢の病気のことを尋ねると、平間は暫く沈黙してから静かに口を開きます。

「・・・これからお話することは、くれぐれも他の隊士さんには秘密にしておいてください」

・・・やっぱり平間も芹沢の病気のことを知っていたんだ。(´・ω・`)
そりゃ、そうか。
誰よりも芹沢と長く一緒にいるんだもんね。

芹沢が余命幾ばくもないというのは事実だと告げます。

「昼となく夜となく、浴びるようにお酒を呑んでらっしゃるのも・・・日に日に正気が失われていくことをごまかす為――そして、手の痺れや震えを押さえるためなのです」

・・・そうだったんだー!Σ( ̄□ ̄)

そして、正気を保っていられる時間も日に日に短くなってきており、恐らく芹沢に残された時間はもうそんなにないだろうと告げます。

龍之介が「何故、病気なのに安静にしていないんだ?」と疑問に思ったことを平間に問うと、沈黙が流れます。

やがて、平間は龍之介の質問の答えではなく、芹沢が属していた『水戸天狗党』の説明を始めます。

・・・ああ、<五章>は昔話でした。
芹沢ルートにもあることに驚きました。


安政六年。
芹沢は「長岡事件(朝廷が幕府の頭越しに水戸藩に勅許を与え、幕府が勅許の返納を迫った事件)」に関わった疑いがあるとして、投獄されます。

死を覚悟した芹沢は、自らの血で辞世の句を書いたそうです。

芹沢画像


【雪霜に 色よく花の さきがけて 散りても後に 匂ふ梅が香】


「・・・一度、自分の命を諦めた人間には普通の人には見えない様々なものが見えるのかも知れません」

芹沢には、幕府には攘夷を実行する力など微塵も残されていないことや、今後十年足らずでこの国は大きく変わってしまうだろうということが見えていたのでした。

龍之介は、今迄見えなかった芹沢の真意を思い、何も言えなくなってしまいます。

「薄桜鬼 黎明録」~芹沢鴨~ <芹沢四章> 七周目プレイ感想

2011年02月09日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。


<芹沢四章>

六月四日。
奉行所に被害届けを出します。

奉行所からの帰り道、近藤は相撲部屋に見舞いに行くと告げ、去って行きます。
芹沢が何となく嬉しそうな顔をしていることに、龍之介は気付くのでした。

・・・うーん。
芹沢ルートの龍之介が新見と同じく、芹沢の顔色を伺う腰巾着に見えてきた。(´・ω・`)

京に戻った芹沢の元に、大阪での一件を聞いた土方が怒鳴り込んできます。

「覚悟なき者は、浪士組には要らぬ。這い上がって名を成すつもりがあるのなら――鬼となれ」

芹沢の言葉に土方は何かを考えるように暫く黙り込みますが、すぐに出て行ってしまいます。
土方を見送った芹沢が笑いながら、ぽつりと呟きます。

「・・・だいぶ、いい顔をするようになったな」

・・・やっぱり、芹沢流の発破を掛けていたのですね。(o・ω・o)
しかし。
相変わらず、龍之介の「わ、わかったよ・・・!」という台詞が苦手です。(´・ω・`)
何でいちいち「わ」を二回言うの?
ちょっとふて腐れたように、「・・・わかったよ」と言えばいいんじゃない?


芹沢が嬉しそうにしている理由が、龍之介には分かりませんでした。

数日後、隊服の取り立てに訪れた菱屋の主人が、怒った芹沢に追い返されてしまいます。

更に数日後、羽織代の取り立てをしに、初めてお梅が訪ねてきます。
しかし、例によって「いずれ払う」と芹沢は告げて、お梅を帰らせます。

それからというもの、お梅は毎日のように屯所を訪ねてくるようになりました。
とうとう芹沢も朝から屯所を留守にして、お梅を避け始めます。

そんな毎日が続いたある日、龍之介が買い物から帰って来ると、泣き腫らした目をしたお梅が玄関から出て来る姿を目撃します。

選択肢が表示されます。

「お梅を呼び止める」
「そっとしておく」

・・・本来なら「そっとしておく」なのでしょうが、芹沢ルートですので敢えて、
「お梅を呼び止める」
を選びます。

龍之介が声を掛けますが、お梅はそのまま歩いて行ってしまいます。
不審に思いながら龍之介は芹沢の部屋に入ると、頼まれていた煙草と酒を渡します。

芹沢の友好度が上がりました。

そして、遂に五つ目の判子が押されました!

友好度画面画像


何となくお梅のことを尋ねにくい雰囲気を芹沢から察し、龍之介は何も聞けませんでした。

・・・本当に龍之介って、空気が読める時とそうでない時が激しいよね。
いつも、空気を読んでくれ。(´・ω・`)

六月二十五日。
店に不逞浪士が押し借りをしに来ていると、丁稚が芹沢に助けを求めてきます。
芹沢は、すぐにその店へ取り締まりに向かいます。

芹沢と不逞浪士画像


壬生浪士組の名を騙って押し借りを繰り返していた浪士を捕まえ、屯所へ連れて帰ります。

「まさか、ああやって商人のおっさんを助けてやるとは思わなかったからさ」

道中、龍之介が芹沢にそう告げると、芹沢は笑います。

「商家を味方につけておけば、不逞浪士の動きを把握するのもたやすい。・・・借りた金は、用心棒代のようなものだ」

不意に、新見が浪士の処遇を芹沢に尋ねます。
そして、自分に身柄を預けて欲しいと告げてきます。

「上手くやれば、京に潜む浪士共を一網打尽にすることができるかも知れません」

やたらと熱心な新見の言葉を聞いた芹沢は、浪士を預けることに承諾します。

屯所に戻って来た龍之介達は偶然土方と会いますが、何故か芹沢は不逞浪士を捕縛しに行ったことを土方に明かそうとしません。

・・・これは、どういう意図があって?(゜∀゜)
その内、語られるのでしょうか。

その晩、新見の部屋から絶叫が聞こえます。

・・・またか!
もうお約束だな、新見!

龍之介は芹沢と共に、新見の部屋へ向かいます。

・・・おおっ!
芹沢が率先して新見の部屋に行くのは、初めてです!
流石、芹沢ルート!(*゜∀゜)=3

部屋に入ると、隅に座り込んでいる新見の姿が目に入ります。
しかし、次の瞬間、部屋の中にいた羅刹が芹沢に襲い掛かってきます。
芹沢は瞬時に刀を抜き、羅刹の攻撃を難なく受け止めます。

「・・・なるほど、貴様が羅刹とやらか」

・・・もしかして、芹沢と羅刹が対峙するのは初めてじゃないですか!?Σ( ̄□ ̄)

芹沢の斬撃が羅刹に命中しますが、羅刹の傷はすぐに回復してしまいます。
それでも芹沢と羅刹の力の差は歴然で、芹沢の刀が羅刹の心臓を貫いた後、首を跳ね飛ばし、あっという間に決着がつくのでした。

・・・芹沢、強すぎる!(;゜д゜)ゴクリ

芹沢はすぐに新見を問いただそうとしますが、騒ぎを聞き付けた土方と山南が新見の部屋にやって来ます。
話を聞いた土方達は新見を責め、今後無断で浪士を実験に使わないよう約束させます。

浪士の首は芹沢の独断で、市中に晒されることになります。
芹沢は浪士の首を持つと、龍之介を連れて屯所を出ます。

・・・芹沢ルートの芹沢って、自分で首を掴んで町中に晒しに行ってるのよね。
有言実行というか、ちゃんと自分で行動を起こしているから納得出来ます。(o・ω・o)

京坂の人達は浪士組の鬼のような所行を見て、益々震え上がるのでした。

巡察にも支障をきたしているらしく、新八が島田や総司に愚痴を言っている所に遭遇します。
総司に冷たく当たられますが、新八が庇ってくれます。

その夜、龍之介は芹沢と共に島原へ出掛けます。
龍之介が「局長でいられなくなるかもしれない」と忠告しますが、芹沢は鼻で笑うばかりです。

「・・・連中に、そこまでの気概はあるまい。おまえは、つまらんことを気にし過ぎだ」

・・・お?
流石、芹沢ルートなのでしょうか。
他ルートだと龍之介が忠告するだけで、鉄扇が振り下ろされたというのに。(´∀`)

先を見据えている筈の芹沢が、どうしてそんなに平然としているのか。
龍之介にはその理由が分からず、不安が募るばかりでした。


七月四日。
事前に土方が根回しをしておいた大阪の鴻池という店に、芹沢は資金調達をしに行きます。

店を出ると、船の出発時間迄酒を飲みに行くという芹沢に龍之介は付き合うことになります。
龍之介が「大人しく借用書を書くとは思わなかった」と告げると、芹沢は不敵な笑みを浮かべます。

「・・・まさか、近藤君が正面切って俺に意見するとは思わなかったな。率直さというのは、必ずしも美徳とはなり得ぬが・・・彼に限っては、当てはまらぬようだ」

まるで近藤を褒めるような物言いに龍之介が驚いていると、芹沢は先に歩き出します。
しかし、突然、芹沢が頭を抱えてうずくまります。
龍之介が慌てて駆け寄ると、芹沢は一言呟きます。

「貴様・・・一体誰だ?」

龍之介は芹沢の言葉に一瞬耳を疑いますが、怪訝に思いながら名を名乗ると芹沢は何でもなかったように告げます。

「・・・ああ、井吹か。すまんな、度忘れしていたようだ。俺の脳は、忘れてもいい物は容赦なく忘れ去るようにできているからな」

冗談混じりの芹沢の言葉に首を傾げながら、龍之介は酒を飲みに行く芹沢に付き合うのでした。

・・・こ、これは!Σ( ̄□ ̄)
芹沢は病気だったのですか!
見た感じだと、脳の病気といった感じです。


それからの芹沢の酒量は、目に見えて増えていく一方でした。

見かねた龍之介が口を挟むと、容赦なく何度も鉄扇で殴り付けられます。
止めに入ってくれた平間も芹沢に払いのけられ、畳に倒れてしまいます。

そこに、乱闘事件を起こした大阪の相撲部屋の親方が屯所を訪ねてきます。

土方の元に案内した龍之介が前川邸に戻って来ると、芹沢は落ち着きを取り戻していました。
龍之介から話を聞いた芹沢は、すぐに合点がいったように呟きます。

「恐らく、その興業を取り仕切って金儲けをしようとでも考えているのだろう。・・・商人上がりの考えそうなことだ」

・・・おお!
素晴らしい!
「相撲部屋の親方が土方を訪ねてきた」
というだけで、相撲興行を取り仕切ろうとしていると分かる芹沢は本当に凄いです!

選択肢が表示されます。

「放っておいていいのか?」
「何も言わずに黙っている」

・・・何か芹沢ルートの龍之介は、すっかり芹沢派になっている気がする。(o・ω・o)

仕方ないので、
「放っておいていいのか?」
を選びたいと思います。

もし土方が独断で相撲興行を進めようとしているなら、局長である芹沢に相談すべきなのでは?と龍之介が告げると、芹沢は口を開きます。

「・・・『資金稼ぎもできぬ者が、行動する者に文句をつけるべきではない』以前、大阪に出向いた時――新見がそう言っていたな。あの時の言葉が、相当こたえたと見える。・・・土方は、俺と張り合っているつもりなのだろう。可愛いもんだ」

・・・土方を可愛いって!(;゜д゜)ゴクリ

芹沢の友好度が上がりました。

数日後、とある大名の護衛をすることになった龍之介達は大阪へ向かいます。
そして、この夜、芸妓の髪を切る事件が発生します。

土方ルートとは違い、新八が土方達を呼びに行きます。
その間、龍之介が何とか芹沢を宥めようとしますが、逆に鉄扇で殴られてしまいます。

そこに土方と近藤が、慌てた様子で部屋に飛び込んできます。
芹沢は二人の姿を見ると、落ち着き払った様子で断言します。

「・・・そこにいる二人の芸妓は、我々に無礼な振る舞いをした。男なら首を落とすところだが――女だからな、断髪で勘弁してやる」

そして、龍之介と土方に芸妓の髪を切らせます。

芹沢画像


「・・・さて、いい肴ができたな。これをアテにして、酒を呑むことにするか」

一瞬、芹沢が寂しそうな微笑みを浮かべたのを、龍之介は見逃しませんでした。

もしかしたら芹沢は自ら進んで憎まれ役を演じているのでは――。

芹沢の様子から、龍之介はそう思うのでした。


<芹沢四章>のプレイ時間は、2時間50分でした。

「薄桜鬼 黎明録」~芹沢鴨~ <序章>~<三章> 七周目プレイ感想

2011年02月08日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。


いよいよ、最後の攻略キャラです!
ラストは、まさかの攻略対象だった芹沢です!

好きな人には申し訳ないですが、ぶっちゃけ芹沢の思想とか人となりには全く興味がないので、どうやら芹沢ルートに出てくるという「あの方」の登場を楽しみにプレイしたいと思います!

気合いを入れますよー!(`・ω・´)


<序章>

タイトル画面で「最初から」を選びます。
選択肢迄スキップします。

「男に斬りかかる」
「握り飯に手を伸ばす」

・・・芹沢ルートの為に用意された選択肢です。
「男に斬りかかる」
を選びます。

龍之介が睨み返すと、男は鼻で笑います。

「ここ数日、ろくな物を口に入れておらんのだろう。食ったらどうだ。犬のようにみっともなく這いつくばってな」

「うぉおおおおおっーー!!」

龍之介は最後の力を力を振り絞って立ち上がると、刀を抜き放ち男に襲い掛かります。

・・・え!
まさかの新展開!(;゜Д゜)ポカーン

しかし、龍之介の渾身の一撃を、男は鉄扇で難なく受け止めます。
結局、力尽きた龍之介は崩れるように倒れ込みます。
薄れゆく意識の中、男の声が聞こえます。

「・・・どうせ、放っておけば早晩くたばる身だ。その命、利用させてもらおうか」

男は龍之介を肩に担ぎ上げると、そのまま歩き出します。

「十六夜挿話が追加されました。」

・・・細部が違うだけで、同じ展開になるようです。

これ以降は、芹沢ルートと思われるシーンの感想だけを書きたいと思います。
一応、選んだ選択肢も載せていきます。


<一章>

「どこでもいいだろ」
「名乗らない」
「あんたには関係ないだろ」
「恩には変わりない」
「芹沢さんの所に戻る」

「十六夜挿話が追加されました。」

「黙って案内する」
「このまま立ち去る」
「酒を買いに行く」
「焦ったって仕方ないだろ」
「俺には関係ないことだ」

家茂の警護が終わって、屯所に帰る芹沢に付いて行くかの選択肢では、

「屯所へ戻る」

を選びます。

・・・初めての展開です。(*゜∀゜)=3

龍之介は慌てて芹沢達の後を追います。

「・・・わざわざくっついて来て近藤さんを腐すなんて、あんた、とことん性格悪いよな・・・」

龍之介が告げると、芹沢は愉快そうに笑います。

「・・・しかし、何であんな百姓みたいなのが浪士組として上洛してきたんだ?剣術道場をやってたとか言ってたが・・・とても、そうは見えないよな」

・・・何だと、龍之介ーっ!?
龍之介のくせに、良くも近藤をバカにしたな!( `Д´)二○)`д゜)グヘッ

芹沢ルートだと、龍之介は芹沢寄りの考えなのね。(´・ω・`)

龍之介の言葉に、芹沢は目を閉じると静かに口を開きます。

「・・・いや、あの者は只者ではないぞ」

・・・芹沢も一応は、そう思ってたんだ。(o・ω・o)

芹沢の友好度が上がりました。
更に、一つ目の判子が押されました!

友好度画面画像


・・・判子押されるの、早くないか?(;゜д゜)ゴクリ

そして、芹沢は本庄宿での一件を語るのでした。

「・・・単純に、奴の失態に腹が立ったというのもあるが・・・それ以上に、試衛館の連中の力関係を見たくてな」

・・・ふむふむ。
そういう意図もあったのですね。

今にも芹沢に斬り掛かりそうな土方と総司を一喝した時の近藤は、見事だったと告げます。

「あの時の胆力は、なかなかだった。・・・水戸にいた頃も、あのような男には会ったことがない」

近藤に対して惜しみない賞賛の言葉を告げる芹沢に、龍之介は面食らいます。

「近藤さんを認めてるっていうなら・・・さっきはどうして、わざわざあんなことを言ったんだ?」

しかし、龍之介の問いに芹沢は答えることなく、再び歩き出すのでした。

・・・ふむふむ。
こうやって少しずつ、芹沢が何を考えていたのかが分かるのですね。(`・ω・´)


<二章>

「同行する」
「芹沢さんの近くに座る」

その後、暫くして土方達が局中法度を決めた書類を、芹沢の元に持って来ます。

「そろそろ出ていきたい」
の選択肢を選びます。

・・・龍之介、言ったー!Σ( ̄□ ̄)

芹沢は一瞬、目を瞠りますが、すぐにいつもの嘲笑を浮かべます。

「・・・ほう。ここを出て、どうするつもりだ?行く宛はあるのか」

「・・・そんなの、あるはずないだろう」

龍之介が正直に答えると、芹沢は笑い出します。

「どんな仕事をすれば、ここを出て行かせてくれるんだ?何でもしてやるから、さっさと言えよ!」

思わずカッとなりながら龍之介が吐き捨てるように告げると、芹沢の友好度が上がりました。

更に、二つ目の判子が押されました!

友好度画面画像


・・・え。
もしかして、『信念の灯』が一つ灯ると、判子も一つ押されるのですか。
芹沢、意外と簡単な男・・・?(;゜д゜)ゴクリ

「・・・刀もろくに使えぬ貴様に、どれほどのことができると思っているのだ?そういうことは、もっと役に立てるようになってからほざけ」

芹沢はそう告げると、龍之介を解放してくれようとはしません。

・・・あれ?
こちらの選択肢は、殴られませんでした!
殴られないって気持ちいい~!ヽ(´∀`)丿♪

「十六夜挿話が追加されました。」

「気にせずお代わりする」
「守る」
「断る」
「あんたは行かないほうがいい」
「大阪行きに同行する」

大阪での押し借りのような資金協力の後、選択肢が表示されます。

「あんたは極端すぎる」
「芹沢さんに同意だ」
「・・・黙っていよう」

・・・初選択肢です!

「あんたは極端すぎる」
を選びたいと思います。

「・・・芹沢さんの言うこともわからなくはないが・・・さすがに、さっきのはやり過ぎじゃないのか」

龍之介は芹沢の鉄扇がいつ振り下ろされるかと冷や冷やしながら、自分の意見を告げます。
新見は、「黙っていなさい」と龍之介を見下すように言い放ちますが、芹沢は何故か笑っていました。

・・・お?
友好度が高いから?
芹沢の反応が結構優しいです(笑)。

「言うことを聞かぬ者には、つい手が滑りがちでな」

龍之介を見ながら、芹沢は告げます。

「綺麗事ばかりで世の中は回っておらん。・・・特に、これから浪士組が為そうとしていることを考えれば・・・清濁併せ呑むというのも必要なのだ」

・・・ううむ。
どうやら浪士組の今後を芹沢なりに考えている発言に取れます。

「斎藤対永倉」
「永倉に賭ける」

・・・上覧試合では、初めて新八に賭けます!

新八に賭けると告げると、左之助が驚きます(笑)。

龍之介が新八を励ましに行くと、「向こうが圧倒的に有利に決まってんだろ」とあっさりと答えます。

「ま、斎藤と手合わせなんて滅多にできるもんじゃねえからな。楽しく打たせてもらうぜ」

愕然とする龍之介の心境など知らず、新八は心底嬉しそうに告げます。

翌日の上覧試合の第一試合は、土方と平助です。
土方が勝利します。

第二試合は、新八と斎藤です。
斎藤が勝利します。

・・・あれ?(´∀`)
試合が随分とあっさりだな~。
しかも、斎藤が勝っちゃったよ?

第三試合は、山南と総司です。
総司が勝利します。

宴会の席での選択肢は、
「前川邸に戻る」
を選びます。

左之助、平助、新八の酔っ払いトリオ(笑)に次々と捕まりますが、龍之介は何とか抜け出して前川邸に戻ると、廊下で芹沢と会います。

芹沢の友好度が上がりました。
更に、判子三つ目です!

友好度画面画像


芹沢は新見と二人で酒を呑んでいると告げると、龍之介に「酌をしろ」と誘ってきます。
芹沢の部屋に入ると、中にいた新見が露骨に不快な表情を浮かべます。

八木邸の喧騒が前川邸に迄聞こえてきます。

「・・・浮かれていられるのも、今のうちだ」

芹沢がぽつりと呟きます。

「我々の立場が【会津藩お抱え】ではなく【お預かり】なのは、使えぬ連中ならばすぐ切り捨てるつもりだからだろう。だが今日の試合で、会津は我々を使える人材だと判断したはずだ。面倒な仕事・・・あるいは汚れ仕事を押し付けてくるとしたら、これからだろうな」

・・・何と!Σ( ̄□ ̄)
芹沢には、これからの浪士組の行く末が見えていたのですね!

芹沢の言葉を聞いた龍之介は、言いようのない不安に襲われるのでした。


<三章>

「芹沢さんに声をかける」

龍之介が隊士服について芹沢に声を掛けると、逆に龍之介に問うてきます。

「貴様は、この羽織に込められた意味を理解しているか?」

選択肢が表示されます。

「意味があるのか?」
「目立ちたいから?」

・・・龍之介、もっとまともな意見はないのか。(´;ω;`)ブワッ
この二択しか選べない、プレイヤーの気持ちを察して下さい。

仕方ないので、
「意味があるのか?」
を選びます。

龍之介が羽織の柄の意味が分からないと答えると、芹沢は仕方なさそうに教えてくれます。

芹沢の友好度が上がりました。

・・・あれ?
今回は、四つ目の判子が押されてませんでした。
そろそろ、灯一つ=判子一つの法則はなくなってくるようです。

「この羽織の色を、浅葱色というのだが・・・これは、武士が腹を詰める時に着る死装束の色だ。我々は、命を賭して隊務に臨んでいるという意味を込めてあるのだ」

・・・へえ~。
伊達政宗が白装束で秀吉に面会した時と同じだということですね。(`・ω・´)

「そして、この袖口の山形の染め抜き――これは、蛇のウロコを表している。脱皮を繰り返して生き延びる蛇は、古来より不老不死の象徴とされてきた。つまりこの図柄は、死した後も永久に続く信念を表しているのだ」

・・・へえへえ~。(ボタン)
袖口のだんだらは、蛇のウロコを模していたのですね!
でも、何でウロコだったんだろう。
蛇の姿を描けば良かったんじゃ?(o・ω・o)

しかし、芹沢の隊服に込めた願いからも分かるように、彼なりに浪士組の発展を想っていたということですよね。
切ないです・・・。

「この場に残る」
「なぎ払う」

芹沢に「何故、わざわざ戦の場に飛び出してきた?」と問われ選択肢が表示されるので、
「自分でもわからない」
を選びます。

「ただ、その・・・他の連中が真剣に戦ってるのに、俺だけここに隠れてるっていうのは、どうも・・・」

龍之介がそう答えると、芹沢の友好度が上がり四つ目の判子が押されました。

友好度画面画像


「・・・ふん、なるほど。つまり貴様は、身の程をわきまえぬ馬鹿だということだな」

芹沢にあっさり告げられ、龍之介は何も言えなくなります。

「薬のこと」

平助と一緒に、山南から変若水について説明されます。

「ごまかすなよ」

思わず龍之介が口を出しますが、山南にぴしゃりと告げられます。

「・・・我々は君達のように、感情で物事を決められる立場ではないのです」

龍之介と平助はそれ以上何も言えず、そのまま山南の部屋を出ます。

「十六夜挿話が追加されました。」

泥酔した芹沢に、
「水を持ってくる」
を選びます。

龍之介は先に平間を部屋に帰すと、勝手場から水を持って芹沢の部屋に戻ります。
すると、いつの間にか目を覚ましていた芹沢が、龍之介を睨み付けてきます。
龍之介が水を置いて退室しようとすると、芹沢は「酒を持って来い」と告げます。
勝手場から酒を持って来ると、芹沢は満足そうに呑み始めます。

「・・・こんだけ浪士組の中がゴチャゴチャしてるっていうのに、よく酒ばっかりがぶがぶ呑んでられるよな」

思わず呆れながら告げる龍之介を、じろりと芹沢が睨んできます。
龍之介が焦っていると、芹沢が口を開きます。

「・・・浪士組の内部事情など、野良犬の貴様には何の関わりもないことだと思うが」

・・・はい!
全く持って、自分もそう思います!(^o^)/

芹沢の友好度が上がりました。

「不要だと判断すれば、いつでもここから叩き出してやるまでだ。だが・・・その後のことは知らんぞ。貴様が、幕府や会津が放った刺客に殺されようともな」

思ってもみなかったことを芹沢に突き付けられ、龍之介はこれからのことを考えると、益々不安になるのでした。

「わかった」
「付き添わない」

宿の前で力士達との乱闘が起こります。
芹沢は笑いながら刀を振るいます。

芹沢画像


・・・何か、この芹沢、猿っぽい。(o・ω・o)

ハッ!
総司の時のスチルと似てる気がする!щ(゜ロ゜щ)

後始末を山南達に任せ、芹沢は龍之介に酒を買いに行かせます。
宿の部屋で酒を呑みながら、芹沢が龍之介の話を聞いてくれます。

・・・芹沢ルートの芹沢が、めちゃめちゃ良い人なんですけど!?(ノ∀`;)・゜・

「悪気があったんじゃないだろうし・・・口で注意すれば済むことじゃないか」

龍之介がそう告げると、芹沢が答えます。

「手っ取り早く言うことを聞かせるには、恐怖を味あわせるのが一番なんだ」

そして、

「悪名は無名に勝る、という言葉もある。大阪に潜伏している浪士共は、今回のことで浪士組の名を恐怖と共に記憶したはずだ。・・・今後しばらくは、思い切った行動は起こせんだろう」

と告げます。

・・・一応、計算していたということですね。(o・ω・o)

無言で盃を傾ける芹沢の姿が一瞬、寂しく見えた自分に龍之介は驚くのでした。


<序章>~<三章>のプレイ時間は、3時間でした。

「薄桜鬼 黎明録」~斎藤一~ <斎藤六章> 六周目プレイ感想(後編)

2011年02月07日 | 薄桜鬼 シリーズ & 十鬼の絆
※ゲーム画像とスチルと詳細なネタばれがあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。
主人公と一部のキャラについては、本音でツッコンでいます。
ご了承下さい。

更に、斎藤ルートでは今迄以上に龍之介に絡んでいます。
読まれて不快な思いをされたら申し訳ありません。
先に謝らせて頂きます。m(__)m

プレイ感想が長くなってしまったので、前後編に分けさせて頂きます。


<斎藤六章>(後編)

九月十六日。
八木邸の広間でのんびりしていた龍之介の元に、芹沢がやって来ます。
土方達に誘われ、これから島原へ行くと告げ、荷物持ちを命じてきます。

龍之介は胸騒ぎを覚えながら、雨の降りしきる中、芹沢に同行して島原へ向かいます。

一見、和やかな酒宴の席でしたが、龍之介は何となく異様な雰囲気を感じ取っていました。

宴もたけなわになった頃、屯所から届けられた手紙を見た芹沢が急に「・・・犬、帰るぞ」と告げてきます。

二人だけだと心配だと告げ、土方と総司も一緒に屯所へ帰ることになります。
龍之介は嫌な予感を覚え、思わず芹沢を引き留めますが、「帰りたくないとほざくなら、貴様だけここに残っていろ」と告げられ、さっさと土方と総司を伴い座敷を出て行ってしまいます。

やたらと酒を勧める斎藤や近藤の挙動不審さから、残っていた新八も何かを察します。

「――そんな卑怯なやり口、認められるはずねえだろ!!」

物凄い剣幕でそう怒鳴ると、新八は急いで座敷を飛び出して行きます。
すぐに斎藤が後を追うのを見て、龍之介も慌てて二人を追い掛けます。

土砂降りの雨の中、ようやく新八に追い付いた斎藤が事情を説明します。

「俺は、俺が許せねえと思うもの相手に――刀を振るうだけだ!!」

しかし、新八はそう告げると、斎藤相手に刀を抜き放ちます。

斎藤が何を告げても頭に血が上っている新八を冷静にさせることは出来ず、斎藤も刀を抜いて応戦することになります。

龍之介の目の前で、互いの主張と命を懸けた二人の真剣勝負が始まります。

「おまえにそこまでさせるものってのは、何なんだ?」

真剣勝負の最中、新八が問い掛けると斎藤は静かに答えます。

「――あんたを屯所に行かせぬ為、今後も同士として共に戦い続ける為、何より――あんたを生かす為だ」

・・・斎藤さん、素敵恰好良いですー!(*´д`*)

それを聞いた新八は、おかしそうに肩を揺らして笑います。

「俺は、同士のおまえの間違いを正す為――自分の信じる道を行く為に、おまえを倒させてもらうからな――!!」

次の瞬間、斎藤の間合いに入った新八は凄まじい勢いで刀を振り下ろします。
しかし、斎藤は新八の一撃をかわすと、逆に横薙ぎの一刀を新八の胴に叩き込みます。

新八と斎藤画像


・・・うわっ!
このスチル劇画風だ!

斎藤は刀の背を使って、新八に打ち込んでいました。
峰打ちだったことに新八は苦笑すると、その場に倒れます。

新八と斎藤画像


・・・あれ?
何かこの斎藤、別人に見える。
下からの構図だから?

そして、二人の決着のつき方が、上覧試合の時と同じであることに気付きました!
偶然?
それとも、あの試合はこの為の布石だったの!?(;゜д゜)ゴクリ


翌々日。
芹沢の葬儀が前川邸で行われます。
表向きは、忍び込んだ尊攘派浪士に殺害されたということになったようです。

龍之介は部外者の自分が芹沢の死の真相を知っていることを考え、自分に残された時間もあまり多くないだろうと予感します。

・・・いつも思うけど、龍之介って<六章>になると途端に悟りを開いちゃうよね。
物語も残り少ないから仕方ないの?(´・ω・`)

今は誰もいなくなった前川邸の自室で、新八と戦った斎藤の姿を必死に思い出しながら、龍之介は一心不乱に絵を描き続けていました。

ふと、芹沢が告げた言葉を思い出します。

『もし俺を納得させるだけの絵を描いてみせたなら・・・。おまえを自由にしてやってもいい』

龍之介は苦笑しながら、それでも紙に向かい続けます。

不眠不休で描き続けた結果、龍之介はとうとう一枚の絵を完成させます。

そこには、一人の武士の姿がありました。

目の前に存在するあの夜の斎藤の姿に、龍之介は己の天分を知るのでした。


九月二十五日。
「八・一八の政変」の功労が認められ、朝廷から新選組に報奨金が送られます。

その晩、龍之介は土方に呼び出されます。
部屋には土方と山南の二人がいました。
覚悟を決めた龍之介に、土方はゆっくりと口を開きます。

「・・・明日、長州の間者数名に腹を詰めさせる。平隊士には伏せてあるが・・・奴らには、腹を切るか、変若水を呑むかどっちかを選んでもらうことになる」

龍之介にはそれが、自分への死刑宣告にも聞こえました。

「俺は、その長州の間者と一緒に処刑されるか・・・変若水を呑むか、どっちか選ばされることになるのか?」

龍之介の問い掛けに、土方と山南は無言で見つめ返してきます。

それは肯定の証でした。

「土方さん、急ぎの話があります。入っても構いませんか」

突然、斎藤が土方の部屋を訪ねてきます。
「取り込み中だ」と土方は断りますが、土方の言葉を無視して斎藤が部屋に入ってきます。
そして、龍之介が描いた斎藤の絵を土方と山南に見せます。

その絵の素晴らしさに、二人は暫く瞬きも忘れ見入ります。

「・・・芹沢局長は生前、井吹と一つの約束をしていました」

斎藤は突然、切り出します。
怪訝な顔をする二人に、斎藤はかつて芹沢と龍之介が交わした約束を話します。

・・・何とっ!
芹沢が死んだことで無効になったあの約束が、ここで龍之介の窮地を救うのですか!
斎藤が救世主に見えます!(ノД`;)・゜・

「芹沢局長が生きていれば――きっとこの絵を、満足に足る絵だと認めてくださったことでしょう」

しかし、芹沢亡き今となってはその約束も無効だと、山南が厳しく告げてきます。
すると、斎藤も負けじと山南を見据えて口を開きます。

「ですが、芹沢局長を殺したのは我々です。つまり、約束を果たせぬことになった責が誰にあるのかといえば――答えは明白かと」

・・・斎藤、格好良いです!
山南と斎藤の攻防戦を、ドキドキしながら見守りました!(;゜д゜)ゴクリ

「・・・約束とは、守られるべきものです。たとえ交わした相手が、死んでしまった後であっても」

ううっ・・・!(´;ω;`)ブワッ

この言葉は、後の土方にも掛かってくる言葉になるんですよね。
そう考えると斎藤のこの言葉が、とても重く感じます!

「そしてこれは、芹沢局長が生きていれば確実に果たしていたはずの約束。その機会を奪ったのは――我々です」

・・・斎藤が珍しく饒舌です。
それだけ龍之介を助けたくて、必死だということですよね!

「お二人は、約束を交わした相手が死んでしまったら・・・守る必要などないとお考えですか」

斎藤の言葉が決定打となり、土方も山南も溜め息を吐きます。

「・・・井吹、今日からてめえは自由の身だ」

龍之介は信じられないような気持ちで、土方を見返します。

「・・・・・・・・・ありがとうございます」

何も言えない龍之介に代わり、斎藤が畳に額が触れそうな程に深々と頭を下げて礼を述べてくれます。

・・・斎藤さーん!(ノД`;)・゜・・゜・・゜・

うわーん!
このシーン、ものすっっごく感動しましたーっ!!(ToT)


翌朝。
龍之介は斎藤に見送られて、屯所を出ます。

・・・斎藤、見送りにきてくれたんだ。(/_;)

「・・・これから、どうするつもりなのだ?宛はあるのか」

斎藤の問いに、龍之介は首を横に振ります。

「今んところ、何も考えてないが・・・まあ、何とかなるだろ」

――筆と紙と描きたいものがあれば、自分は生きていける。

龍之介は明るい気持ちでいました。

いよいよ別れる瞬間、龍之介が背を向けると斎藤が刀を抜き放ちます。

斎藤と龍之介画像


・・・あれ?
この龍之介、何か別人に見える。(o・ω・o)

「・・・何の咎めもなく脱退できるとはいえ、おまえがここで知ったことを、外部に漏らそうとはするな。もし、不逞浪士に情報を売ったり、機密を漏洩したりすれば・・・草の根を分けてでもあんたを探し出し、この刀で――斬る」

斎藤の言葉に龍之介は苦笑します。

「平気だ。ここで知ったことを、誰かにしゃべる気なんてない。俺は、もっともっと生きて――爺さんになって死んじまうまで描き続けるって決めたんだからな」

龍之介の言葉に、今度は斎藤が笑います。

斎藤と龍之介画像


・・・斎藤が笑ってるよ!(*´д`*)キュン

「・・・達者で生きろ」

斎藤の門出の言葉を背で受けながら、龍之介は自分で決めた道をゆっくり歩き始めるのでした。


その後、京、大阪を経て、龍之介は江戸で本格的に錦絵の勉強を始めます。

暫くすると、世の流れは新選組を激戦へと誘い始めます。

新選組の話を聞く度に居ても立ってもいられなくなった龍之介は、とうとう新選組を追い掛け始めます。
いくつもの戦場跡地で、龍之介は何かに取り憑かれたように数々の死体を描き留めていきます。

龍之介は、自分が描く絵とは「人が目をそらす【死】」なのではないかと考え始めます。

やがて、会津の母成峠で、斎藤が戦死したということを聞くのでした。

・・・斎藤が生きていると知っていても、この悲報を聞く度に哀しくなります。

余談ですが、以前、会津にある母成グリーンラインを走った時に訪れた母成峠の「古戦場碑」を思い出しました。
峠だから当たり前なのですが、戦場跡が結構山の上だったことに驚きました。
あの激戦の地で、斎藤は戦って生き残ったんですよね・・・。(´;ω;`)ブワッ


その後も龍之介はひたすら、戦場跡を巡っていました。

ある夜、深い山奥で休憩をしようとした龍之介の耳に、砲撃の音が聞こえてきます。
とっさに龍之介は戦場へ向かいます。

そこには死んだと聞いていた斎藤が、羅刹となった姿で一人、新政府軍を相手に戦っていました。
まるで、鬼神の如き強さに龍之介は息を呑みます。

敵わないと知った新政府軍は、撤退していきます。

不死身とはいえ、流石に疲労の色が濃いのか、斎藤はその場に膝を付いてしまいます。

「さ――」

「大丈夫ですか、斎藤さん!?」

思わず斎藤の元へ駆け付けようとした龍之介の耳に、誰かの声が聞こえます。

・・・あれれ?
龍之介が声を掛けようとして千鶴の声に遮られるパターンって、平助と一緒ですか!?Σ(|||▽||| )

斎藤と千鶴画像


・・・やっぱ一緒じゃん!Σ( ̄□ ̄)

男装をしている少女はふらつく斎藤の体を支えると、心配そうに斎藤を見つめていました。
龍之介には、二人が深い信頼で結ばれているのだと強く感じました。

「次は、私も戦います」

少女は凛と告げます。

「斎藤さんはいつも止めるけれど、私だって、的にくらいなれます」

少女の言葉に、龍之介は彼女も人間ではないのだろうかと考えます。

「お願いします。私は少しでも、あなたの役に立ちたいんです」

「俺は、おまえに頼っている」

少女の必死の懇願に、斎藤は優しく答えます。

「でなければ、おまえだけを供としてこんな戦場に連れ出すはずがない」

「斎藤さん・・・」

「忘れるな。俺は、おまえがいてくれるから、こうして正気を失わずに戦い続けていける」

龍之介は斎藤の口振りから、その少女に心を預けていることを感じます。

・・・龍之介、また盗み見&盗み聞きかいっ!|д゜)チラッ

「案じてくれるのはうれしい。自ら戦いたいという気持ちとて、わからんではない。だが・・・いざというときのことを思えばこそ、おまえには戦ってほしくない。ぎりぎりまで、隠れていてもらったほうが都合もいい。伏兵とは・・・切り札とはそういうものだ。わかってくれ。おまえは俺の最後の砦だ」

・・・キュン!(*´д`*)
分かりました!斎藤さん!

斎藤は先に少女を陣に帰すと、龍之介が隠れている茂みに向かって声を掛けてきます。

「何者だ」

・・・え!
龍之介の存在に気付いていたの!?
き、気付いていて、あんなに千鶴といちゃいちゃしていたの?
や、やるな!斎藤!(;゜д゜)ゴクリ

龍之介は覚悟を決めると、名を告げて斎藤の前に進み出ます。

・・・おお!再会が叶いました!
平助の時と違います!

斎藤は、龍之介が生きていたことを喜んでくれます。
羅刹から人間の姿に戻ると、斎藤は土方と袂を分けた理由を龍之介に話します。
羅刹になっても武士として生きようとする斎藤を見て、龍之介は嬉しく思うのでした。

龍之介が「錦絵師になる為に勉強している最中」と告げると、斎藤は嬉しそうに微笑んでくれます。

そして龍之介は、いつか斎藤の絵を描かせて欲しいと告げます。
先程の斎藤の戦いを見て、龍之介は確信していたのでした。

自分が描くべき物は、【死】ではない。
【死】と共にある【生】なんだ――と。

・・・いい話じゃないかー!(´;ω;`)ブワッ

「・・・光栄だ。完成を楽しみにしている」

斎藤は微笑んで頷いてくれます。

「明日にも会津は落ちるだろう。夜明け前にここを離れたほうがいい」

そう忠告すると別れの言葉は口にせず、斎藤は踵を返して少女が去って行った方向に歩いて行きます。
斎藤の背を見送りながら、龍之介は斎藤がこれからも生きようとしているのだと感じます。

――いつか、夜の戦場を駆け抜けた斎藤の姿をこの手で描いてみたい。

「・・・またな」

龍之介はそう呟くと斎藤の忠告に従い、夜の内に山を下りるのでした。

薄桜鬼 黎明録【PS2】 斎藤一ED MOVIE


「十六夜挿話が追加されました。」


・・・以上で、斎藤ルートが終了しました!

<六章>に入ってからの展開が素晴らしかったです!
龍之介も隠れていた才能を開花させて、自分の道を見つけることが出来ました。

龍之介に絵の才能があったというエピソードは、斎藤ルートだけなのです!
これって凄いことですよね!?

ですが、前半は龍之介の言動がマイナス過ぎて、<六章>の盛り上がりでようやく全体の印象が±0になった感じです。

何度、龍之介に殺意を抱いたことか・・・。|д゜)/〆+ キラリ

ラストが一瞬、
・・・平助ルートの二の舞か!?Σ(|||▽||| )
と、斎藤と千鶴のいちゃいちゃを見ながら落ち着きませんでしたが、龍之介がちゃんと斎藤と会話をして新たな約束もしたので良かったです。

しかし、斎藤よ・・・。
誰か隠れている事に気付いて千鶴を先に帰したのでしょうが、いちゃいちゃした後に気配に気付いたのでしょうか。
気配に敏感な斎藤に限ってそれもなさそうですので、やっぱり誰かいることを知っていちゃいちゃしていたのか・・・。(´、ゝ`)ニヤリ


<斎藤六章>のプレイ時間は、7時間でした。

本編の各キャラの終章に当たる<六章>ですが(「十六夜挿話」は除く)、キャラによってプレイ時間に随分差があると思います。
<原田六章>なんて、3時間30分しかなかったのよ。
何、この違いは・・・。(´・ω・`)

六周目&斎藤ルートのプレイ時間は、18時間25分でした。

・・・初回や二~三周目以外は、大体このくらいのプレイ時間なのよね。
そう考えると、やっぱり土方ルートの25時間50分は掛かり過ぎ・・・。orz

さて、いよいよ次回のプレイ感想からは、攻略キャラ(?)ラストルートの芹沢です!