Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

ポーンサワン観光案内(1)、ラオス

2018年12月16日 | 旅の情報
シエンクワーン高原の謎めいた不思議な壺


 ポーンサワンの街に見るべきものはなく、シエンクアーン観光のための中継地。
街を東西に貫くサイサナ通りが街の中心で、このサイサナ通りにレストラン、食堂、
ホテル、ツーリストオフィスが何軒かある。サイサナ通りに宿を取るのが何かと便利。
ベトナム国境(ナムカーン)が近いのか、ベトナム語標記のベトナム料理店が目に付く。
 シエンクアーン高原に巨石をくり抜いて作った不思議な壺がある。
今から、2000年程前モン・クメール語族が作った、石の棺か骨壺ではないかと言われるが、
正確なことはわからない。ジアーサイト(Jars site)と呼ばれている。
 サイト1はポーンサワンの街からおよそ10km、空港からおよそ2kmの所にある。
入り口から電動カートに乗ってしばらくすると、広大な平原が見え、そこに無数の壺の群れがある。
一番大きな壺は「チュアンの壺」と呼ばれ、高さ2,5m、重さ6トンある。
どんな手段でこの巨石を運搬したかは謎であるが、先史時代に巨石を運搬する高度な技術を持った人々が
暮らしていたことがわかる。
 サイト2は、サイト1よりさらに南へ15km(街の中心から25km)の所にある。
ふたつのグループに分かれていて、石壷の形が長方形である。
 サイト3は、サイト2から、さらに南に10km離れたところにあり、車を降りて竹の橋を渡って
田んぼの畦道を少し歩いた所にある、途中の水田の風景が美しい。
石壷の断面が長方形で、他のサイトとはシチュエーションも異なり雰囲気が少し違っている。
それぞれのサイトごとに微妙に石壷の形が違い、趣が異なっている。その違いを楽しみたい。
 ポーンサワンの街は、1960年代からのインドシナ戦争(ベトナム戦争)によって、
激しい爆撃を受け、その傷跡は街のところどころに残されている。
不発弾の残骸を生活に生かし、スプーン作りの材料にしたり、民家の垣根に利用したり、
レストランの装飾にしたりしている。



サイト1 壺と平原風景


「チュアンの壺」


サイト2の雰囲気


寄りかかった壺


サイト3 断面が長方形の壺


サイト3の雰囲気


不発弾の殻を装飾に利用したレストラン


データ:飛行機 ビエンチャンから毎日1便、約30分  12,800円
    バス  ビエンチャンから約10時間
        ルアンパバーンから約7時間30分 14万キープ(約1,860円
アドバイス:  サイサナ通りに何軒かツアーオフィスがあるが、何処も似たり寄ったりで
        ツアーに単独参加すると高くつくので、宿泊先のホテルで同行の仲間を集めグループ参加するとツアー代金は安くなる。
        サイトへの入場に、ツアーガイドの同行が必要なくなったので、トゥクトゥクのドライバーと交渉して単独で見学するのもよい。
、       ガイドブックに記載されている、ポーンサワン市場バスターミナル、ナムグーン市場バスターミナルは見当たらない。


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