Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

パークセー・南ラオスの玄関口(ラオス観光案内)

2020年03月18日 | 旅の情報

メコン川とパークセーの街、左下に見えるのが日本大橋


パークセーホテルの屋上から見た街並み


パークセーのメインロード(朝食付き5ドル程度で泊まれるゲストハウスが並んでいる)

 パークセーはラオス南部の中心都市、西のタイと東のベトナムとの東西交易の要衝として栄えた。
古代から様々な王朝が盛衰し、その歴史の痕跡としてワット・プーなどの遺跡を残している。
 美しい街でフランス植民地時代の建物が残っている。


パークセーホテル


ダーオフアン市場のバスターミナル(午前中)


午後には景色が一変して市場になる(注意:同じ場所です)

 街の中心はパークセーホテル近辺と、ダーオフアン市場周辺の2か所あり、トラベルオフィスやレストランが沢山ある、
パークセーホテル近辺に宿をとるのがおすすめ。

 日本大橋(Lao Nippon Bridge)を渡り、少し歩いて左折したところにワット・プーサラオがあり、
山の中腹に黄金に輝く大仏様が鎮座している。そこからパークセーの街が眺望できる。


プーサラオ寺の本堂


境内の仏様たち


黄金に輝く大仏、メコン川とパークセーの街を見守っている

 国道10号線に面している、ムアンマイ食堂(XUAM MAI RESTOURAN)ではラオス、ベトナム、タイ料理が食べられ、
価格が手ごろで美味しい。いっも、お客でいっぱいである。


ムアンマイ食堂

 日本人の観光客を見かけることは滅多にない。欧米系、特にフランス人が多いが、意外とドイツ人も目に付く。
パークセーを起点として、サワンナケート、タケーク、ビエンチャンと北上する方法、
シーパンドンからカンボジアへ、プークアの国境からベトナムへ、チョーンメックの国境からタイへ抜ける方法もある。


パークセーからワット・プーへ


霊験あらたな雰囲気、男根が並ぶワット・プーの参道

 パークセーホテルのツアーデスク(パークセートラベルではない)で尋ねると、
英語のガイドツアーが32ドル(約3、500円)、往復の車の手配のみのツアーで12万キープ(約1、500円)、
ソンテウ(乗合バス)だと往復4万キープ(約500円)ですむ。
よくよく考えてソンテウで行くことにした。
 タオファン市場、8時10分発のワット・プー行のソンテウで日本大橋を渡り、
メコン川に沿って約1時間でワット・プーに着いた。
途中、ソンテウの車内で、乗客に采配を振るっているお兄さんが「お前は今夜、ワット・プーで眠るのか?」とジェスチャーで、
「いや、明日はホーチミンだ」と言うと不思議な顔をしていた。
ワット・プーを十分に堪能して帰ろうとすると、パークセー行のソンテウは明朝8時10分発の一便だけで、
帰りの交通手段がないことに気付いた。お兄さんの不思議な顔つきの意味がやっと理解できた。
とにかく、パークセーに帰らなければと思い、チャンパサックまで行けば何とかなると思い、
炎天下10kmを歩くことにした、東南アジアの日差しはけっこうきつい。
途中、4kmぐらい歩いたところで、バイクのサイドにリヤカーをつけ、荷物を山ほど積んだおじさんが「どうした」と声をかけてきた、
事情を話すと、5万キープでパークセーまで送ってやると言うのでOKをした。
この荷物を届けて戻ってくるので20分ここで待てとのことで、どうせ1時間はかかるだろうと思い、
近くの食堂で缶コーラーを飲んで待っていると40分後にバイクのオジサンが戻ってきた。
このおじさん見かけに寄らず英語が達者で、「僕と同じような旅行者が結構いて、いい小遣い稼ぎをしているんだ」と思いながら、
何とも言えない乗り心地の悪いサイドリヤカーでパークセーまで戻ることができた。


日ラオ友好親善、この荷台で46キロの道のりはきつかった

データ:
飛行機、国内線はビエンチャン、ルアンパバーンから
    国際線はホーチミン、バンコク、シェムリアップから

バス
ビエンチャンから 多発 ローカルで13時間、エクスプレスで10時間 VIPバスで8時間
サワンナケートから7:00、17:30の2便のみ4時間
タケークから 8:30(エアコン)、10:30 23:00の3便 6時間

パークセーのバスターミナル:
VIPバスターミナル
   ビエンチャン、サワンナケート、タケーク方面のVIPバスや夜行バスが発着。
   タイからの国際バスもここに着く。
北バスターミナル
   ビエンチャン、サワンナケートへのローカルバスが発着。
   ベトナムのフエやダナンへの国際バスが発着。
南バスターミナル
   シーパンドン、パークソン、サーラワン、セーコーン、アッタップ行のバス。
   カンボジアへの国際バスが発着。
ダオファン市場バスターミナル
   チャンパサック、ワット・プー、パークソン行、ワンタオ(タイ国境)への乗合バスが発着。

アドバイス:
南部ラオス、サワンナケート以南は交通の便が非常に悪く、一日1便しかない場合があるので注意。
ビエンチャン、ルアンパバーンからは飛行機を利用するのが良い。
ワット・プーやシーパンドンへ行く場合、トラベルオフィスのツアーをすすめる。
長距離バスのチケットもトラベルオフイスで手配してもらったほうが、結果的に安くつく。
トラベルオフィスはパークセートラベルがやや安め。(現地で確認のこと)