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Une petite esquisse

日々の雑事の中で考えたこと、感じたことを徒然に書き綴ります。

驚異の海外旅行術(2)

2022年10月12日 | 旅の情報
旅の荷物―ミニマルなパッケージング術



 5日間の旅であれ30日間の旅であれ、2カ月に及ぶ旅であれ、荷物は同じ、何処へ行くにも
30ℓのバックを使っている。
 機内持ち込みの荷物が一つだけなので到着時、手荷物受取レーンで機内預けの荷物を待つスト
レスを感じることもなく、ローストバッケージの恐れもなく、入国審査もスムーズに行く。
 旅の荷物は軽いに越したことはない、スーツケースは小型で、軽量といつても約5㎏と重い。
階段を昇る時とか、石畳の道路の移動では自由がきかなく不便である。旅のバックはバックパッ
クに限る。
 旅行会社のカタログや、旅のガイドブックに記載されている「旅の道具」はほとんど役に立た
ないモノばかりで、あると便利と謳っているモノは、なくともよいモノばかりである。
 衣類など、かさばるが軽いものはバックの下に、カメラや電子機器のように重たいものはバッ
クの上部に配置すると荷物は軽く感じる。
 より荷物を減らす事により、フットワークも軽くなり、より快適な旅をすることができる。
旅の道具を工夫するのも、又楽しいものである。




1・荷物の収納、バックパック類
Back pack(30L)、Day pack、トラベルポーチ / 鍵、鍵ワイヤー、方位磁石、自宅カギ




2・貴重品類、海外渡航に必要不可欠なもの
パスポート、航空券、ホテル予約確認書

3・金銭管理に係るもの
クレジットカード、 
現金(日本円、外貨)、財布、小銭入れ、隠し財布 / パスモ

4・メンバーカード,ICカード類
DELTA Member Card / Easy Card、Oyster Card、Leap Card
海外旅行傷害保険案内パンフ、パスポートコピー、予備写真

5・旅の羅針盤、記録ノートとガイドブック類
記録ノートA5、ガイドブック、地図、ボールペン、修正ペン、プラン用ペン、
ポストイット




6・衣類、旅の服装
パンツ4枚、Tシャツ3枚、靴下5足、タオルハンカチ3枚 / ズボン
半袖シャツ // 冬期は 長タイツ、長袖シャツ、カーディガン、上着




7・洗濯グッズ
洗濯ハンガー、洗濯セット(洗剤+ポリ袋)、折りたたみハンガー

8・日用品、洗面具、医薬品など
シャンプー、クシ、ブラシ、髭剃り、爪切り、裁縫セット

薬品(魚の目、救急バン、目薬、常用薬)
うがい液、日焼け止めクリーム、メガネクリーナー
歯ブラシ、歯磨き、歯間ブラシ

傘、帽子 / 靴磨きセット
ボディタオル、タオル / チリ紙、ポリ袋 




9・PC電子機器、カメラ類
タブレットPC、 スマートフォン、キーボード、ポケトークS通訳機
ACアダプター(2ヶ口)+充電用ケーブル、カードリーダー、マイクロタップ、
変換プラグ( A型 C型 BF型)USBメモリー

カメラ(PENTAX Q10)、望遠レンズ、バッテリ、充電器+直結プラグ


携行品チェックリスト(次の旅行)


備えあれば患いなし。
旅を終える度に、不要だったもの、必要だったモノをリストアップ。
次の旅に備えリストを作成、荷物を準備する。
いつでも空港に向けて出発できるように、荷物の準備は30分もあ
れば十分。



驚異の海外旅行術(3)

2022年10月12日 | 旅の情報
クレジットカード付帯海外旅行傷害保険ー海外旅行傷害保険に加入するのはムダな出費



 空港の出発ロビー内にある保険会社の窓口に「クレジットカード付帯保険だけで本当に大丈夫ですか!?」、
「海外の治療費は想像以上に高額です!」と書かれてあった。
何種類かの旅行ガイドブック類にも「クレジットカード付帯保険では不十分、疾病死亡補償がない、補償額が
十分でない」と書かれてある。
 本当にそうだろうか?「クレジットカード付帯の傷害保険」と「旅行代理店が販売する傷害保険」を比較し
てみたら、航空機寄託手荷物遅延、要するにローストバッケージの時に(1万円の定額)が補償されている、
その程度の違いである。むしろ補償額はクレジット付帯保険の方が多い場合がある。何が不十分なのか納得の
いく説明が欲しい。
 たしかに、外国では盲腸の手術で医療費が200万円掛かると言うのも、あながち嘘ではない、だからと言
って旅行日程が10日までで契約タイプが「傷害死亡時3000万円」で保険料が約1万円(AIUの場合)と多
額な金額を支払って保険に入る必要があろうか。
 クレジットカード付帯海外傷害保険はクレジットカード会社が保険会社と契約して、自社のカード会員に「安
心して旅行を楽しんでもらう」サービスの提供である。保険の負担金はクレジットカード会社が負っている、決
してタダではないのだ。両者を比較して総括的に考えればクレジットカード付帯の海外傷害保険で充分であると
考える。

 むしろ、旅行ガイドブックの出版社が海外旅行保険について、本当の事を書かないことが問題である。
ガイドブックには広告が載っており、「海外旅行傷害保険の記事」は広告主である保険会社の意向に沿って書か
れており、記事自体が広告なのだ。いわば、「持ちつ持たれつの関係」で、広告主に対して「海外旅行保険など
必要ありません、クレジット付帯保険で充分です」とは書き辛いだろう。しかし、広告主に忖度し本当の事を書
かないのは、正確な情報を求めガイドブックを購入する消費者を欺く行為である事を自覚すべきだろう。



広告として正しい内容が表示されているかどうかが問題である

 補償内容も理解せず、無自覚に空港で保険に加入するのも問題である。 旅行者も消費者としての自覚をもって、
もっと賢くなる必要がある。保険と言うものは補償内容と手続方法を理解してから入るべきである。
保険会社とは「愚衆の民」を相手の濡れ手に粟のボッタクリのおいしい商売である。
 もしもの時の保険である、海外旅行出発前に緊急連絡先をメモしておき、補償項目を熟知しておこう。
24時間、日本語対応の海外メディカルヘルスセンターなど事前にチェックし、申請方法を把握しておけば、もし
ものときに慌てふためくこともない。




クレジットカード付帯海外傷害保険比較

            UC ゴールド  セゾンアメックスブルー   横浜インビテーションカード    エポスカード   
死亡         5,000万円  3,000万円       2,000万円          500万円
傷害治療         150万円    300万円         200万円          200万円
疾病治療         150万円    300万円         200万円          270万円
賠償責任       2,000万円  3,000万円        2,000万円         2,000万円
携行品損害         50万円     30万円          20万円          20万円
救援者費用        200万円    200万円         200万円         100万円
ショッピング保険     300万円    100万円         100万円            ✖

付帯条件          利用付帯     利用付帯          利用付帯           利用付帯
年会費        11,000円   3,300円            無料             無料
荷物の宅配         ✖        ○復路のみ            ✖             ✖
VIPルーム         ○         ✖               ✖             ✖
保険会社       損保ジャパン     損保ジャパン         三井住友           三井住友


※ セゾンアメックスブルーは年会費が3300円掛かるが傷害治療と疾病治療がそれぞれ300万円、賠償責任が3000万円と
補償額が手厚い、復路のみであるが荷物の宅配もある。年会費無料カードではエポスカードが疾病治療が270万円と補償額が多い。
損保ジャパン系と三井住友系、その他の取り扱い保険会社で、それぞれ複数枚保持していると、保険請求の加算が可能である。



驚異の海外旅行術(4)

2022年10月12日 | 旅の情報
速乾洗濯術ー衣類を少なくすることが、旅のフットワークを軽くする



 旅は生活術だ。一日ごとに生活を完結しなければならない。
ミニマムな生活が求められる。いくらマクラが変わると寝られないと言っても、
旅にマクラまで持っていくことは出来ない。
 旅にはフットワークの軽さが求めれれる。それには荷物を軽くする必要がある。
荷物の重量は7kg以下にするのが理想だ。
それには衣類を少なくすることが必要だ。
  ①服の組み合わせで、少しの衣類で多様なコーディネートを工夫する。
  ②旅行用には速乾性の衣類を選ぶ。
  ③毎日、少量の洗濯をする。
夜、ホテルで洗濯し、朝には乾燥しているには、どうすればいいのか、実践方法を示したい。


カナダのペーパー洗剤「Dizolve」と中国の「Wave」 、かさばらなくて軽量


ポリ袋に一回分の粉石けんを入れ、かさばらないように三角折にする


ポリ袋を広げ衣類を入れ、水を入れる


クリップで止め、つけ置き洗いをする



バスタオルに包んで足で踏み水分を抜く


洗濯ハンガーで干す。(吸盤でガラスや鏡に吸着する優れモノ)


ポリ袋に無数の穴を開け、ドライヤーを使ってインスタント乾燥機を作る


ベットシーツがシリカゲルになることをご存じか





ムアンシン観光案内(ラオス)

2022年01月21日 | 旅の情報
ムアンシンでひと安心

 ムアンシンはルアンナムターから西に約60㎞、中国国境に近いラオスのひなびた寒村で
中国国境のパーントーン(パンハイ/班海)からの大型トラックが目に付く。
 町を歩けば中国の家電量販店、スーパーマーケットでは中国語の表記、中国製品が目立つ。
中国人が多いせいか中国語が聞こえてきて、中国通貨が普通に流通している。
 やたら両替商が多く、「ラオス通貨(キープ)を使いましょう!」と政府の告知文が掲示
してある。近隣の村々にはタイ・ルー族、モン族、アカ族などの山岳民族が暮らしている。




この地方独特の建築物


 一昔前は雲南に都を置いていたシップソーンパンナ王国に属していて、
家並みは中国やビルマ(ミャンマー)の影響を受け、街はビルマの
マンダレーを倣って作られた。
 かっては城壁に囲まれていて、街は碁盤上に整備されている。
そのせいか他のラオスの街並みと少し雰囲気が違っている。
第二次大戦の戦火を逃れ、昔の街並みが残されている。
 街の中心は旧市場跡で、フランス統治時代アヘンの取引で栄えた。
現在はアカ族やモン族がそれぞれのカラフルな民族衣装を
身につけ、山から下りてきて、野菜や果物を売りに集まってくる。
夕方にはナイトマーケットが開かれ、カオ・ソーイやタケノコや
魚、鶏肉料理など郷土料理を楽しむことができる。


県観光局のオフイス


民族博物館

 1920年代に建てられた、かつて商家だった趣のある
木造の家は県観光局のオフイスとして使われている。
このツーリストオフイスから少し歩いた所に、この地の豪族が
使用していた木造の家屋が民族博物館として、少数民族の衣服や
農具などのコレクションを展示している。
異次元文化に触れ、理解する意味で、この博物館は必見である。


ムアンシン市場でゴマ団子(オーロー)を売る、可愛いおばちゃん


道端で野菜を売る少数民族のおばちゃん

ルアンナムターより、さらに変化に富んだ自然に出会うべく、
トレッキングの参加者が増えている。
ツーリストオフイスで近郊の山岳民族の村を巡るツアーを
開催している。トレッキングツアーに参加するのがお薦めである。


ルアンナムター近距離バスターミナル


ムアンシンバスターミナル


データ:
ルアンナムターの近距離バスターミナルから所要1時間40分。
バスターミナルはムアンシンの市場横。
30,000キープ(約390円)街の中心まで約15分。



あなたの知らないベトナム(5)

2021年12月13日 | 旅の情報
ホイアンー木造家屋が郷愁を誘う街


夕暮れ時のトゥボン川

 ダナンから南東へ約30㎞、ホイアンの街はトゥボン川河口に出来た港街で、かつては
ベトナム最大の交易港として、チャンパ王国時代、中国やインド、イスラム圏を結ぶ中継
貿易都市として栄えた。
世界各地から人や交易船が集まり、国際色豊かな近代的な街であった。
 ホイアンは他のベトナムの街と比べ少し雰囲気が異なっている。古い町並みは中国南部
の建築の色合いが濃い、そして何よりもフランスの匂いがしない。
木造の家が連なる素朴な街の佇まいはホイアンだけの独特な雰囲気を醸し出している。 






木造家屋の街並

 琉球王朝との交易の記録が残されているが1570年を最後に途絶え、その後、豊臣秀吉
が御朱印船制度でアジア貿易に乗り出し、中国との中継貿易港として中国の生糸や絹織物が
日本に運ばれた。
日本人町が形成されるが、徳川幕府の鎖国令で衰退し日本人が激減する。
その後、中国人が移り住み、日本人町の面影は次第に消えていく。
現在残っている古い町並みは、その後移り住んだ中国人によって形成された。


日本橋(来遠橋)


橋の内部


橋内 祠




橋の両入り口に鎮座する犬と猿

 日本橋(来遠橋)は1593年、木造屋根付きの橋として建造され、橋の上には船の安全
を祈願する祠も造られている。日本人が設計して中国人が造ったとの説が残されているが、
屋根付きで橋の中に祠のある橋は日本人の発想からは程遠く、日本人町があって、その入り
口に架けられた橋だったという理由が日本橋と名付けられたという説が有力である。
1719年に明王の阮福調が「来遠橋」と命名し、遠くからやって来た人と言う意味で日本
人を意識していたと思われる。


夜のホイアンの街


色鮮やかなランタン


灯篭を売る女の子


アイホイ橋

 近世になって交易船が大型化するにしたがい、河口を利用したホイアンの港は大型船が
入港できなくなり、ホイアンの外港として利用されていた北のダナンに移っていく。
ホイアンの街は寂れていく。中世の街は開発されることもなく、戦争の被害にあうこともな
く、そのまま現代に残されていく。

データ:ホイアン~ダナン循環バス
    18000ドン(約90円)(車体に明記されているが外国人と見ると3万~5万ドンと吹掛けて来るので要注意)
    フエ~ホイアン 5ドル
    ダナン空港~ホイアン 空港シャトルバス 15万ドン(約750円)

アドバイス:
    観光スポットの入場は、町なかに13カ所のチケット売り場があり、5枚綴りの総合チケットを購入し入場する。
    チケットは実質2日間有効で12万ドン(現地要確認)