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福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

びわこ学園 -2019/4/4

2019-04-09 |  ├びわこ学園

びわこ学園において、四月の1回目の活動を行いました。
三月の2回目の活動が、祝日に重なっていて行わなかったので、久しぶりの活動という感がありました。

春らしい気持ちの良い晴天に恵まれて、自然界の草花は活き活きとして元気でした。
2病棟には、桜の花クローバーを、3病棟には桜の花タンポポを持参しました
また、暖かな気温の中を、1病棟では散歩に同行させて頂いたりしました。




第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回は、全体としての活動はなく、お一人お一人に関わらせて頂きました。
担当の一人は、職員さんが利用者さんを、散歩へ連れて行かれるのに、同行させて頂きました。


【活動の内容と様子】AさんNさん
第1病棟へ行くと、AさんとNさんが職員さん2人と、散歩へ行かれるところで、私もご一緒することになりました
Aさんは、車椅子に乗られていて、起きておられて、外の気持ちの良い空気を喜んでおられるようでした
ストレッチャーのNさんは、寝ておられて、気持ち良すぎて寝ておられるのかなと職員さんが話されていました

散歩中、職員さん達は、NさんとAさんに対して、私が聞いていてもワクワクしそうな会話や対応を続けられていました
寝ておられるから必要ないというのは全くなく、お二人を楽しませようとされていました。


職員さんは、半周ほど歩いて散歩を終えて、第3病棟から病棟内へ、入って行かれました。
これは、Nさんが知っておられる職員さん(以前第1病棟におられた)会わせてあげようと思われての事のようでした。
そして、その職員さんが来られて、Nさんに「久しぶりだね」と話をかけられると、Nさんは目覚めておられました

お部屋に戻ってからは、Nさんに、絵本を読ませていただきました。
Nさんに絵本を読むのは久しぶりだったので、どう感じられるかなと様子を見させて頂きながら、ゆっくりと読みました。


【活動の内容と様子】UさんAさん
Uさんに、春を題材にした絵本を、3冊読ませて頂きました。
ほとんど眠られていて、時々薄っすら瞼が開くかなという感じだったので、静かに手を摩ったり握ったりさせてもらいながら、
「外は桜が咲いて来ましたよ〜、春が来ましたね〜、またお散歩してくださいね〜。」等、話かけさせて頂きました。

そして職員さんの促しで、散歩から帰られたAさんに、絵本を4冊読ませて頂きました。
Aさんは、近くに行かせてもらうと、なんとなく喜んでくださってるような感じがしました
絵本を読んでいると、笑われたり声をあげられたりされて、絵本がお好きなんだなぁと思いました

絵本の後は、手遊び歌の「お寺の和尚さん」や、「春が来た」「ずいずいずっころばし」等の歌を唄いました。
今日は、Aさんと、今までより少しお近づきになれたように感じました



【活動の感想】
・散歩中も帰る間も、職員さん達は、常に利用者さん達が、喜ばれることを探して行動されていました
そしてそれを、職員さん達も喜ばれておられるように感じました。
その会話や対応される様子をすぐ側で見せて頂けて、ただただ頭が下がる思いがしました。
・今日は、Aさんが楽しそうにしてくださって、いつもの静かな第1病棟さんとは違った雰囲気を感じることができました




第2病棟

担当:ちはる、さいは

今回の第2病棟は、ぼのぼのグループさんの、11名の利用者さんと関わらせて頂きました。
3名の職員さんがおられました。

お部屋に入ると、皆さんのお顔が見えるように、絵本や紙芝居が見やすいように、並んでくださっていました
車椅子の方やベッドの方もおられるので、職員さん達が、工夫してくださったのだと思います感謝です

を鳴らして〔紙芝居〕〔絵本読み〕〔触れる感じる〕〔歌を唄う〕のカードをお見せしながら、進めていきました


【活動の内容】

*ご挨拶 名前を言ってご挨拶した後に『切手のないおくりもの』を唄う
*〔紙芝居〕〔歌を唄う〕『ひーらいた ひーらいた』
 歌は、紙芝居の内容に合わせた「ひらいた ひらいた」の替え歌です。
*〔紙芝居〕『はらっぱでみつけたよ』
*〔歌を唄う〕『ちょうちょう』〜蝶々のモビールも動かして〜
*〔歌を唄う〕『春が来た』
*〔絵本を読む〕『はるのやまはザワザワ』
*〔絵本を読む〕『ちっちゃなてんし』
*〔触れる感じる〕 ”桜の枝”と”クローバー”を持って回る。
 この時に、利用者さんお一人お一人の”お名前”を聞かせて頂きました。
最後に『春の小川』を唄って、終了しました。

蝶々クローバーのモビールを、職員さんが飾ってくださると〜
顔を上げて見ておられる利用者さんもおられました


【活動の様子】
〔紙芝居〕
・『ひーらいた ひーらいた』を、良く見てくださり、耳も傾けてくださったと感じた。
いつもは薄目を開けておられるMさんが、しっかりと目を開けて、見てくださっていた
・Mさんは『はらっぱでみつけたよ』も、途中、大きく目を開けて見てくださっていた。
〔歌を唄う〕
利用者さんのお顔が見えて、楽しく唄うことができた
・「ちょうちょう」を唄いながら、動かした蝶々のモビールを、よく見てくださっていた。
〔絵本を読む〕
・一人が読む時には、もう一人は利用者さんの側で一緒に聞かせてもらった。
・近づくとチラッと見られましたが、嫌ではないようだったので「隣で一緒に聞かせて頂きますね~」と言って座りました。
・絵本は小さいが、絵が鮮やかなので、遠くても、しっかり見ておられる感じがした。
〔触れる感じる〕
・開いた手の平に、”桜の枝”をおくと、枝をぎゅーっと力強く握って、嬉しそうな表情をされたように感じた
・”クローバー”を見て頂くと、指先でつまんで持ってくださったり、つかもうとされたりしました
・桜が満開の枝だったので、少し上から「こんな風に咲いていますよ」と言いながら、見て頂いたりもした。
この時に、目で追ってくださったり、手を上下に動かしたりされていた
・”桜の枝”を、鼻の近くに持っていくと、鼻をクンクンされて香ろうとされた方もおられた
・今回初めてのショートステイの方は、目が痛くて、いつもは目を閉じておられるようですが、”桜の枝”を鼻に近づけると、
目を開けて身体を動かしておられました。職員の方が「いつもより活発にされてる」と言われていました。
枝をもっと近くに持っていくと、それはお嫌のようでした。


【活動の感想】
・最初の歌『切手のない贈り物』を唄い始めると、親しい雰囲気が広がっていく。
この歌にも、この歌で始める活動にも、慣れてくださっているように感じた。
利用者さんのお顔が見えるような配置にしてくださったお陰で、一つ一つを、落ち着いて行えた
・お顔が見えて、様子が分かることで、活動を”楽しむ”ことができ、私たちの”充実感”が増した。
利用者さんが感じられていることを、さらに繊細に感じれるようになりたいという”意欲”も湧いた
・触れる感じるは、職員さんが、声を掛けてくださり、手を添えてくださったお陰で、行うことができた




第3病棟

担当:たえ、しげよ

今日は、ガンバグループさんに、入らせて頂きました。
クレヨングループさんからも2名の方が参加され、利用者さん10名と、職員さんが2名おられました。

お部屋に入ると、私達に気が付かれた利用者さんが「あー!」と、笑顔で寄って来てくださいました
本当に、回を重ねてきたんだな〜と実感させて頂いた、とても嬉しい瞬間でした。

クレヨングループさんのお二人は、絵本と歌が大好きな方々で、入浴時間前の僅かな時間に、職員の方が連れて来られていました
「紙芝居、楽しんで下さいね〜」「歌、一緒に唄いましょうね〜」と、 声をかけると、パァ〜と笑顔になられていました。

自己紹介をかねてご挨拶をさせて頂いてから、始めました


【活動の内容】
*紙芝居 『おーい、はるだよー』
*歌を唄う 「春が来た」
*紙芝居 『のはらでなわとび』
*絵本を読む 『さくら』
*見て&香って ”桜の枝”と、写真集『さとやまさん』『桜守のはなし』を持って回る
*見て&香って ”タンポポ”と、写真集『タンポポのわたげ』を持って回る
*歌を唄う 「さくら」「花」(春のうららの隅田川)「春の小川」「春が来た」
 〜事前に使用したいとお願いしていた、タンバリン・鳴子・鈴などを使いながら
*絵本を読む 『はるかぜのたいこ』『はるですよ』

季節”春”を、”楽器”を使って歌を唄うことでも、楽しんで頂きたいと思いました


【活動の様子】
〈紙芝居&絵本〉
・前回の歌の時に、いつもの厳しい表情から少し和らいだ表情になられた利用者さんが、
今回は、最初から表情が穏やかで、紙芝居や本もじっと見てくださっていました
〈見て&香って〉
・嬉しいや楽しいを、足をぴこぴこと上げて表現される、目がご不自由な利用者さんの、
お顔の近くまでお花を持って行くと、薄っすらと目を開けられて、表情を緩められたようでした。
・見開き1ページの桜の写真を、じーっと目で追って見てくださる方もおられた。
・タンポポを、目がご不自由な方のお鼻の近くに持っていくと、少し目をパチパチされた(それまでは眠っておられたようだったが)。
〈歌を唄う〉
・皆さんが、とても楽しそうに参加してくださった
活き活きとされて、ご自分から楽器を取りに行かれる方もおられました
〈その他〉
・屋外の様子が気になるようだった利用者さんに、声を掛けさせて頂くと、何度も「うん、うん」と頷いてくださった。
この利用者さんが意思表示をされるのを、私は初めて見させて頂いた


【活動の感想】
利用者さんが喜んでおられる姿を見ると、紙芝居を読むのも、歌を唄うのも心が弾みます
ボランティア活動を、良いものにしていこうという力は、利用者さんから頂いていると実感しました
・ご自分から楽器を取りに行かれる利用者さんを見て、利用者さん自身に何か行って頂くことを考えていきたいと思った。
・本の大きさや文章の量などを考えて、絵本や紙芝居を選ぶのは、難しいが、やり甲斐のある過程でもあると感じた。
・私が香ると、草っぽい感じのタンポポを、利用者さんは違うように感じられているのかもと思った。





今回、1ヶ月振りの活動となりましたが、びわこ学園は、いつものように心地の良いゆったりとした空気に包まれていました。
その空気に触れて、何か懐かしいようなホッとしたような気持ちにもなりました。

次の活動の時は、さらにお花も美しい頃となります
お天気にも恵まれて、利用者さんのご都合が合えば、お散歩に行かせて頂けたらいいなと思っています
もちろん、楽しみながら、絵本や紙芝居等の準備も整えていく予定です