4月末に、エクセレント東山での七回目の活動を行いました。
木々の枝にも植物にも、ぐんぐん伸びていく緑が、輝く季節を迎えました



この季節ならではの、自然界にあふれる生命力を、利用者さんの元気と喜びに繋げたいと、次の三つを計画しました




今回は、さいはとたえが担当しました。
ちょうど今が、春から秋にお花をつける苗を植える時期にあたります。
気温的にも日差し的にも、利用者さんに、屋外での作業を行なって頂きやすい時期でもあります


私たちは、利用者さんに


そのために今回は、活動工程を変更したり、また、2人の方にボランティアへの参加もお願いしました。

アジサイとびわの新芽やクリスマスローズの花を、




「びわかぁ~懐かしいなぁ」と、嬉しそうに触っておられる利用者さんもおられました


中庭で育ったパンジーを、コップに活けて頂いたりもしました


葉っぱを「これ、花瓶に活けてみたいわぁ」と、積極的に”活け葉”を楽しまれる利用さんもおられました




先月タネ植えをして頂いたホウセンカが





今回、私たちは、今の季節ならではの、自然界にあふれる新緑をいっぱい感じて頂きたいと思いました。
また、利用者さんの、興味を引きつけ楽しんで頂ける”新しい作業”も加えたいと思いました。

私たちは準備として、ペーパーで、葉っぱ(手触りが柔らかい和紙)と、お花(赤•黄•白の花紙)を、いっぱい作成しました。
また、四種類の葉っぱの消しゴムスタンプ、スタンプ用の2色の絵の具、模造紙(木の幹と枝は事前に描く)も、準備しました。
そして、利用者さんに色々な




身体硬直がある利用者さんも、少しずつ自力で手首を動かし、貼ったり押したりしてくださいました









中庭で、お花の苗植えを行いました。
利用者さんに、屋外に少しでも長く居て頂けるように、施設の協力も得てテーブルと椅子も用意しました。




利用者さんの表情が、どんどん生き生きと輝き、中庭に笑顔が広がりました






こんなにたくさんのお花を植えて下さいました




先月、タネ植えをしたホウセンカやナスタチュームが芽を出し始めました

ホウセンカはポットから出し、プランターに植え替えました。


アジサイやバラにも新芽が出ました。バラは







今日植えたお花の成長日記です。株が増えていくのが楽しみです





今回は、屋外で長く過ごして頂きたいと考えて、クラフトを一階と三階で同時進行で行う計画を立てました。
上手く進んだと感じる点も、見直しが必要と感じる点も、数多くありました。

利用者さんそれぞれが、全く違う人生を生き抜いてこられていて、今一人一人、違う個性と、違う状態を抱えておられる。
それをいつも心に留めて、予定通りの進行を理想とするのではなく、今日の最良の理想は現場で作るものとして、
「今、何かできることはないか?」「今できる最善のサポートは何か?」と、自分に問いかけながら、臨機応変な対応をしていこう。
そんな私たちの活動の原動力となるのは、利用者さんが自然に表してくださる嬉しそうな表情です

今回は特にクラフトの時に、身体を徐々に動かし作業に積極的になっていかれた利用者さんの、満足そうな笑顔が心に残りました




ちょっと難しいと感じることを少しだけでも頑張ってやろうとする力、そして行えた喜びは、人を元気にする

またその時には、側にいる人は繊細に感じながら、その人の積極的な気持ちが動くように力を添えることが大切である。



喜びには色々ありますが、やはり植物やお花と触れ合うことで得られる喜びの力は、本当に大きいと感じます。
今回も、苗植えの作業に参加してくださった方々は、とびっきりの笑顔を見せてくださいました


私たちの喜びも増すばかりです

