悲しみの大地

外は雨足が突然強くなったり弱くなったり、空も忙しいこと。

ところで現在夢たまごで開催中の画家・永井二郎個展については
６月２４日（金）の宮崎日日新聞に掲載されました。
それを見て来館される方もたくさんいらっしゃいます

　　　　　　　

昨年の口蹄疫で刹処分された牛がクレーンで持ち上げられる様子を描いたという
「悲しみの大地」の絵は、先日ご紹介しましたが再度…
新聞の記事によりますと、橋田和実市長の著書「畜産市長の口蹄疫１３０日の闘い」
の中の写真を見た瞬間、描かなければいけないという思いが
胸に突き上げてきたとのこと。実家でも牛を飼っていたから、
農家と牛の悲しみを感じた、とも書かれています

会場に展示されている絵は販売もしますとのこと。
永井氏の周りでは、観覧される方々と優しいおだやかな会話が続いています。
談話コーナーでは、光風会会員で日展会友の画家・大上敏男氏と永井二郎氏の
大物画家二人が歓談されるひと時もありました。
お二人は、かつて県総合博物館の学芸員として、一緒に働いた仲だそうです



大きな絵（１００号）の前で気軽に記念写真も…まあ、いい感じ！
絵の人物と同化してる
夢たまごは、エプロン姿でもな～んも気にせず入れる所ですよ。
お気軽にお出かけ下さいませ

　　　　　　　　　　　 永井氏の心の原風景という西都市から見た「僕の尾鈴山」 15号Ｆ　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　次々といらしゃるお客様に丁寧に対応されているから、
　　　　　　　　　　　　　　　　また、昼食を食べそこなってしまうのではないかと心配…　　　　　　　

第２４回ぞろ目ライブ

第２４回　ぞろ目ライブのお知らせ

もうすぐ梅雨が明ければ夏到来。
宮崎の夏の日差しは強～い
そんな夏の暑さにはハワイアンがお似合い。
夢たまごのぞろ目ライブで、暑さを吹き飛ばしましょう！
チケットは夢たまごにあります。ご一報下さいませ


ハワイアンで　被災地に元気を送ろう！　

東日本大震災チャリティーコンサート

出演：ブルーアイランダース

７月７日（木）　１９：００～２０：３０

入場料　\1000 　　　お問合わせ　０９８３－４２－００２７

会場：ギャラリー夢たまご

永井二郎 個展

新燃岳の噴火は収まってても、
このところの大雨で避難しなければならない都城方面の方々…
避難が続く東日本の方々…
どうぞ一日も早く平穏が戻りますように。
また今日からも夢たまごで展覧会が開けることを感謝したいと思います。
今回は２週間の油彩・水彩画の個展ですので、どうぞご観覧にお出かけください。
お待ちしております。

永井二郎　個展

連作「鳥と少年」に新作「牛」、風景・花など油彩・水彩が展示してあります

展覧会名：永井二郎個展
開催期間：６月２１日（火）～７月３日（日）
開催時間：１０時～１８時（最終日は１６時まで）


出展者はこんな方

　　　　　　　　
　　　　　　　　　

会場には２号～１３０号サイズの絵が展示されています


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鳥になった日　１３０号Ｆ
　　　　　　　　　

少年の樹

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　

若き農夫の肖像　１３０号Ｆ

　　　　　　　絵の前に立つと、その迫力に圧倒されます。

永井二郎氏は中学校教師、宮崎県博物館学芸課勤務、小中学校の校長、教育委員会
などのお仕事をしつつ、絵を描き続けられ、さまざまな賞を受賞。
あちこちで個展が開かれ、現在は二科会支部長、絵画教室講師などをされています。

次回の展覧会のお知らせ
展覧会名：和泉直樹写真展
開催期間：７月５日（火）～７月１７日（日）

　　　　　　　　

片隅の談話コーナー・書籍コーナー

おとといから昨日にかけての大雨。
遠くで聞こえるドーンという音…
「あ！また新燃岳が爆発したんだね、きっと」
「こんなドシャ降りだと、噴煙はどこまで上がるんだろうね～」
などと話していたんです…
最初噴火した時は、ずいぶん離れた西都市でも爆発音と空震、
窓のガタガタで、わけもわからず怖い怖いと家の外に出た記憶が…
しかし、テレビでニュース速報が流れない。
しばらくして「ピカッ！ゴロゴロゴロ」。
「雷か～！噴火でなくてよかったね～」



さて、ギャラリー夢たまごの奥まった所が談話コーナー。
ご来館された方がちょっと一息できる場所。
１００円で、おいしいコーヒーや梅こぶ茶を提供しています。
チケットをまとめ買いして、マイカップを置いていらしゃる常連の方も…
あら！テーブルの上がちょっと…
いえいえ、カメラの後ろにお客様がかくれてますの


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

その壁ぎわには書籍コーナーもあり、ご購入いただけます。
ここで個展を開いた方や、ゆかりのある方々の著作本宮崎のことばの本
宮崎の民話集霧島の写真集などなど…
たくさんのおもしろい本が並んでいますよ。

　　　

　　　　　　　　　　　

となりのショッピングセンター「パオ」でお買いもののついでに、
西都に来たついでに、ブラ～っと寄ってみてください。
未知との遭遇があるかも知れません

潜空服展

梅雨空も中休み。
あいそめ広場には、バンドの練習を始めている男性もいて…
ギャラリー夢たまごでは、今日（１４日）から「潜空服展」の展示会を開催します。
作者の黒木究（きわむ）さんオリジナルの、
めったに見られない作品がたくさん展示されています。
ぜひ、お誘い合わせてお出かけください。お待ちしております

展覧会名：潜空服展
開催期間：６月１４日（火）～６月１９日（日）
開館時間：１０時～１８時

潜空服展

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　箱をみつけた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドキドキしながら開けてみた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　魚のかたちをしている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「潜空服」？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちいさいころ、おじいさんが話してくれた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　むかし、潜空服職人がいたこと。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほんとうだったんだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「潜空服職人」っていたんだ。

(潜空服職人ものがたり　より）

作者はこんな方。
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トビウオのサンティアゴ君のための潜空服　　　
　　　　

潜空服について（作者のことばより）

　僕が小さかった頃、川の中から潜水服を着た人が
ゴボゴボと、ものすごい泡を出しながら、揚がってきたのを見た。　
大きな金属製の頭や、ごわごわの服にびっくりし、その特別な質感が幼い僕の心に残った。　
水辺が、海が、船が好きな僕は若い頃には海にでた。
絵を描くことも、工作することもまた、大好きな僕は、
南米ペルーでアンデス文明の品々に触れ、美術の道に踏み込んだ。
それらの品々は、豊かな心の産物だ。
こうして創作のために空想をめぐらす時間が多くなった。
この空想の世界こそが僕の「大航海時代」だ。
脳の中の大海や、島々、文明、生き物の世界を旅する。
体感できるもっとも広い世界だ。
その世界で潜空服に憧れた魚たちに出会えた。
いつか潜空服をつくってあげよう。
僕が小さい頃にびっくりした潜水服のような潜空服をつくってあげよう。
これを着て、人間が水中を覗きにいくように、君たちも空気中に遊びにくるといい。
そしてもっと君たちと一緒に空想の世界をふくらませよう。


巨大ミジンゴ坂田君のための潜空服


　　　



次回の展覧会のお知らせ
展覧会名：永井二郎個展(油彩・水彩画）
開催期間：６月２１日（火）～７月３日（日）

よく見れば、とても楽しい夢たまご

外は強い雨。街を歩いている人の姿も少なくて…
でも、それでもギャラリーを訪れる方が朝からあり、感謝です。
主宰者に熱心に質問したり、されたり楽しんでいらしゃいます。
今日６月１１日の宮崎日日新聞に、現在展示中の洋裁クラブ「糸音（しおん）」
の記事が掲載されましたよ。
今回の作品は販売される物もあり、売り上げの一部は
東日本大震災の義援金として寄付されるということです。
洋服もさることながら、小物もいろいろ展示してあり、
一つひとつ手にとって見ると、よく工夫されてる物がいっぱい。
いくつかご紹介しますと…

とてもステキなデザインの帽子やバッグ。　　　　　　　　　　　

　ユカタが作業用帽子に。汗も拭けるし一石二鳥よね！　　　　　　　　　　　　

丈長の腕カバーはレース付き。車の運転の日焼け防止によさそう。　　　　８８歳の方が編んだという、エコクラフトのバッグ。
　　




アムも手芸は好きで、我流ですが縫物もやります。
でも、「糸音」の皆さんのように、玄人はだしの腕は残念ながら…
写真でご紹介した小物などを、穴のあくほど観察して…私も挑戦してみようと密かに思ったのです。
ここでお仕事を始めてまだ日が浅いのですが、つくづく思うんです。
世の中には、様々な秀でた能力を持った方がたくさんいらしゃるってことを。
もちろん、陰で大変な努力をなさっていることと思いますが。
アムみたいに、少しできると満足してしまうのでは発展も向上もない…ですよね。
頑張らなくちゃ
　　

梅雨でも晴れてる夢たまご

ちよっと前の話になってしまいますが、
先週の展示会「ふるさと妙子刺繍展」には、大勢のお客様がおいで下さいました。
一度に３０人位の方が入っているような時は、人数のカウントと
注文のコーヒーを入れるのにテンテコマイのアムでした。
「刺繍」に興味をもつ人は多いらしく、長時間鑑賞している方ばかり。
また、その作品の素晴らしさに涙ぐむ人…観音像に手を合わせる人…
様々な光景が見られました。
布に糸を刺し込むことで人を感動させられるなんて…
やっぱりすばらしい。
アンコールをお伝えしておきました。

　

さて、６日（月）の夢たまご「ぞろ目ライブ」も大盛況でした。
新入職員のアムは初めてのお手伝い。
イベントは結構好きです。
大都会に住んでた時は、いつもイベントを企画開催する側にいたのでワクワク。
もぎり嬢ならぬ、もぎりおばさんを担当。

本格的なクラシック音楽のコンサートは、夢たまごでは初めてのことらしく、
館長は夢が叶ったと、チケットを売りまくり…
アムはダーリンのを１枚だけ

月曜日は本来、次の展示会の準備がありますが、
今回は当日で大丈夫とのことで、ギャラリーのスペースは最大限使えました。
当日券で入場される方も多く、用意した椅子もすべて使い切って会場は熱気ムンムン。
ブラインドも全部上げ、街を歩く人々にも中の雰囲気が伝わるようにしました。


　　　　　　　　　　　　　

ヴァイオリニストとピアニストは素敵なご夫婦。息の合った演奏を繰り広げます。
それに、ギターがよく似合う、これまた素敵なギタリストが加わり、
素晴らしいハーモニーが満席の会場を魅了し続けます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

館長は今後もクラシック、特に弦楽を楽しんでいただきたいと
ひそかに思っているようで…
実はアムの二女もヴァイオリニストでして。
私が西都に転居し遠く離れてしまい、演奏を聴く機会が１年なくて…
だから、今回のコンサートは個人的にも嬉しいひとときでした。
　

洋裁クラブ「糸音」作品展

このところ雨天の日が多いのですが、
今日は朝から曇り空。
来館者の出足が気になる身にはちょっとラッキーです。
西都まちなかギャラリー夢たまごでは、
６月７日から、洋裁クラブ「糸音（しおん）」作品展を開催しています。
館内は、まるでブティックみたいに様々なデザインのスーツ、
ワンピース、子ども服、バッグなどが展示されています。
力作揃いです。どうぞご観覧にお出かけください。

洋裁クラブ　「糸音」　作品展

開催期間：６月７日（火）～６月１２日（日）
開館時間：１０時～１８時

クラブが誕生して２３年目。今は１５～１６人の仲間で楽しく続いているとのことです。

留袖や大島紬から、こんな洋服に変身！フォーマルウエアにぴったり。すごいなぁ！！
　　

　　　　ガーゼが涼しい帽子に。バッグやふくさ、立体コースター、ティッシュケースなどなど、小物もいっぱい。

男物の兵児帯が女物のスーツになり、一越の着物は、草木染めのアンサンブルにリフォーム。
　　　　　　　　 　　　　　　　　


●次回の展覧会のお知らせ

展覧会名：潜空服展
開催期間：６月１４日（火）～６月１９日（日）

ブログの担当になりました

　初めまして。夢たまごブログを担当することになりましたアムです。
西都市民になってまだ９ヶ月。西都市のことも知らないことばかり。
４月から、このギャラリーでお仕事しています。
画家、陶芸家、書家などのプロの方々から、趣味を楽しんでいる（と言っても、
もうプロに近い）方々まで、このギャラリーで展示会を開いていらっしゃいます。
そういう方々と、それを支えているお仲間、会場に来られるお客様との出会いが毎日あり、
嬉しい限りです。
ここには他にも様々な人達が出入りし、１００円のコーヒーを飲みながらの談笑も日々見られますので
アムにも知り合いがたくさん出来てきました。
館長がすごく優しく、人望と人脈の厚い方で、多くの人をここに引きつけています。
館長と話すと幸せな気分になるのです。
是非、この名物館長にも会いにお出かけください。
ただ、とてもパワフルなおじさまで、様々な活動やお役目に忙しく走りまわる日々なのですが。
ギャラリーでは展示会だけでなく、毎月ぞろ目の日の「ぞろ目ライブ」なる催しも
楽しみの一つです。どうぞブログの情報をご覧になって、ご来場くださいませ。



西都まちなかギャラリー夢たまごの　　　　　　
　玄関前、あいそめ広場の一角に　
　このような銅像がたっています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
その足元に、こんな説明がありました。

　　


　
　ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの愛憎劇が…　　
　太古の時代にもあったようで。　
　そう言えば、あいそめ広場は「逢初広場」とも書くとか。ロマンチック



今回の「ふるさと妙子コレクション刺繍展」には、
デイケアのバスにてご観覧に来られた団体様もあったり、大変なにぎわいでした。
今日が最終日。ふるさと妙子さんは西都市の出身で、会場では「わぁ、なつかしい！」
「変わっちょらんね～！」などと、同窓会さながらの会話があちこちで…。
いつまでたっても幼なじみっていいなぁ、と感じています。