臍帯血バンク・シービーシーの犯罪履歴

臍帯血バンク・シービーシーの未公開株詐欺・振り込め詐欺の被害者さま臍帯血保管された皆さまへ

詐欺被害者の自殺 株式会社ソーシャルサポート

2016-02-15 17:52:09 | 日記


関係社らが健全に存在すると
見せかけられていた、
詐欺犯罪会社 
民間臍帯血バンク
株式会社シービーシー



既に臍帯血バンクとしての
機能がなく、破綻状態だった
民間臍帯血バンク
株式会社シービーシー
シービーシーと、社員、犯罪組織に
劇場型未公開株商法で生活費を奪われた、
おおくの詐欺犯罪被害者。


何故被害にあったのか。
何故止められなかったか。





23年8月~「CBC」振り込め詐欺にあった被害者さまの
平成26年*月横浜地裁判決書。

・当裁判所(横浜地裁)の判断
>「CBC」株価0円
>被告の従業員(民間臍帯血バンク ときわメディックス社員含む)
 及びこれと意を通じた者(逮捕された「CBC」株販売者)から
>被告が近日中に株式を上場する予定があり、未公開株である被告の株式が値上がり
>確実である旨の虚偽の事実を告げられ、これを買い受けてはどうかという
>被告の事業の執行について
>されたものと認めるのが相当である。



被告  株式会社シービーシーと役員 
松隈孝雄は
原告に対し****万5千円及びこれに対する
平成**年**月**日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払え
早く返せ人殺し





個人情報垂れ流し
民間臍帯血バンク 株式会社 シービーシー
詐欺犯罪組織


日本証券業協会


詐欺業者は、なぜ、過去に未公開株等を買ってしまった
被害者の連絡先や、その人がどの会社の未公開株を買ったのかまで、
知っているのですか?


未公開株等を買わせた詐欺業者は、買った人(被害者)
の名簿を作成しています。その名簿には、
どの会社の未公開株を買ったのかまで載っています。



そして、その名簿が同業の詐欺業者の間で出回っているのです。
あなたから教えてもいないのに、
過去に未公開株等を買ったことがあることや、
どの銘柄を買ったのかまで、詐欺業者が“正確に”
言い当てることができるのは、そのためです。


自分が過去に遭った被害のことをよく知っている人から
被害回復の方法を教えられると、
そのとおりに行動してしまいそうです。

しかし、詐欺業者は、その名簿に載っている人を
“被害を回復することを口実に近寄ることができる人”や
“次も未公開株等を買ってくれる可能性のある人”、
つまりだます相手として、近づいてきます。


したがって、過去に未公開株等を購入した人は、
「自分の個人情報は被害者として出回っているもの」
と思っていただき、より一層の注意をしていただくとともに、
未公開株等の被害回復を持ちかけてくるような
勧誘には応じないようにすることが重要です。








シービーシーの振り込め詐欺にあってから
沢山の詐欺社債案内が来ています。







被害者は自死しました。



この事件も
民間臍帯血バンク
株式会社シービーシーと同じ
親子と詐欺組織で行った事件です


原定男
原達也
親子



22年9月

株式会社ソーシャルサポート 
営業部所長代理 望月正巳   テレアポ なかむら
合同会社マイティ
2社共、本社、中央区日本橋室町3-2-17室町1-Nビル
支店、富山県富山市本町9-7富山サンビュ-ティビル
TEL、076-433-8088
フリーダイヤル0120-058615
FAX 076-433-8085        
合同会社マイティがだしてる、 マイケルジャクソン、ジャパン株式会社の、
マイケルジャクソンファンド
の399人による募集



22年9月に、
株式会社ソーシャルサポート 
営業部所長代理 望月正巳は、直接私の家まできました。
50歳前後、やや痩せ型、メガネ使用
山形県出身と言ってました。





HONDA,ハイブリッド,シビック、4ドア,シルバー
品川301ゆ25-20



>藤森法律事務所
012/11/12 投資業者、株式会社ソーシャルサポート、
に関する情報求む
1、2012年5月頃、静岡県在住のAさん(女性、当時62歳)は、株式会社ソーシャルサポートの坂本真理子と
村上壽から実質利回り5%以上のFXファンド(販売会社:株式会社ソーシャルサポート、管理者:合同会社マイティ)
への投資の勧誘を受け、同年5月から7月の間に少なくとも2650万円を出捐させられてしまいました

2、2012年9月21日にAさんは自死し、Aさんのご家族が自宅から関連資料を見つけ、詐欺被害、、、、










原親子の息子は
プレコンサルティングファーム株式会社
という会社の代表取締役のようです。



>無登録でファンド詐欺 原達也容疑者(37)

神奈川県警生活経済課によると、
宇城容疑者らは同ファンドの発行や運用を行う別会社からの依頼の形で出資者を勧誘。
電話で元本保証や高金利をうたい、
神奈川県などの延べ303人から計約9億3千万円を集めていたという。
別会社の実質的経営者である原定雄容疑者(63)=東京都江東区=
や長男の会社役員、原達也容疑者(37)=横浜市青葉区=も逮捕。
24年10月、神奈川県大磯町の銀行で出資者の高齢女性が大金を引き出しているのを行員が不審に思い、
警察に通報したことなどから発覚した。


>1: ソーシャル・ビジョン株式会社

マイケル・ジャクソンの名前を使って多額の投資を違法に集めている会社
★合同会社マイティ 代表 原 定雄 〒107-0052 
東京都港区赤坂2-8-11(赤坂葵ビル⇒真要ビル:変更) TEL03-3584-3917
★違法行為:外部の会社や雇用契約の無い個人営業マンに委託して営業行為行い、
販売手送料として30%以上を支払っている、
また、すでに、数億円を投資家から集めて投資家には、
配当金として三ヶ月ごとにタコ足配当を行っている。 もちろん、
49人以上投資家を集めており、経理関係はどんぶり勘定で行っている マイケル・ジャクソンの事業目的として、
投資家に投資しやすい甘い言葉で投資させ、実際には、息子がやっている、
ソーシャル・ビジョンの事業や自分の私利私欲に使っている。
すでに、ネット(http://sagihigai-portal.com/web/)でもマイティの投資から詐欺行為が書き込み
マイケル・ジャクソンの名前を使った投資詐欺会社
★関連詐欺会社 www.svg-com ソーシャル・ビジョン株式会社   代表 原 達也(定雄の息子)
※合同会社マイティの経理関係や配当金、販社委託手送料などは、
息子の原 達也が行っている。
追伸  最近、詐欺師、原親子は、新会社を設立して、また、騙しファンドを組成し金集めしている。
新会社:GENERAL RESOURCES RECYCLE 
合同会社 〒901-2131 沖縄県浦添市牧港4-2-12 タマフジビル2F 〒107-0052 
東京都港区赤坂3-21-12 スリーリバースビル4F 電話03-6435-5591  FAX03-6435-5592


無登録でFX募る、県警など容疑の経営者ら逮捕/神奈川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000033-kana-l14&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
カナロコ by 神奈川新聞 1月29日(水)23時30分配信
無登録で外国為替証拠金取引(FX)への出資を募ったとして、
神奈川・富山県警合同捜査本部は29日、金融商品取引法違反の疑いで、
東京都中央区の投資信託勧誘会社「ソーシャルサポート」を摘発、
実質的経営者の宇城由次(58)=埼玉県川口市=と、
合同会社「マイティ」社長の原定雄(63)=東京都江東区、
長男で同社従業員の達也(37)=横浜市青葉区荏田西5丁目=の3容疑者を逮捕した。

                   
振り込め詐欺救済法に基づく公告
全4件
債権消滅手続開始
三菱東京UFJ銀行 日本橋支店 020 普通預金 0102943
ソーシャルサポート



警告書の発注を行った

">株式会社ソーシャルサポート
代表取締役 鎌田 実"
東京都中央区日本橋室町3-2-17 室町I-Nビル4F
インターネット等を通じて、ファンドの募集又は私募若しくはその取扱いを行っていたもの。






マイケル・ジャクソンさんのアニメ制作かたり現金詐欺 
会社設立時には本人同席も契約至らず 容疑の父子逮捕


 歌手のマイケル・ジャクソンさん(1958~2009年)
のアニメ制作を持ち掛け、契約金名目で現金1100万円をだまし取ったとして、
赤坂署は詐欺容疑でいずれも会社役員の原定雄容疑者(66)
=東京都江東区東雲=と息子の達也容疑者(40)
=東京都港区六本木=を逮捕した。
同署によると、2人は容疑を否認している


 逮捕容疑は平成22年11月、都内のアニメ制作会社の社長(62)
にマイケルさんをアニメ化する権利があると装い、
ライセンスの契約金名目で23年1~9月、
原容疑者の会社名義の口座に現金を振り込ませたとしている。

 原容疑者らは10年7月、マイケルさんに関する商品化や
事業展開をうたい「マイケル・ジャクソン・ジャパン」
(港区)という会社を設立。
設立発表の記者会見にはマイケルさんも同席したが
、権利使用の正式な契約には至らなかったという。





警告書の発出を行った適格機関投資家等特例業務届出者について
(合同会社マイティ)



平成26年8月27日

関 東 財 務 局


 本日、金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針II-1-1(7)
2及びIX-1-2(3)に基づき、
下記の適格機関投資家等特例業務届出者に対し、
無登録で金融商品取引業を行っていたこと及び投資者保護上問題のある行為を
行っていることが認められる者として警告書を発出いたしました。




・商  号 合同会社マイティ(代表社員 原 定雄)
・所在地 東京都港区赤坂2-8-11 真要ビル5階
・内容等 ・適格機関投資家からの出資を受けず、
 自己募集業務を行っていた。
・出資対象事業収益から配当を行うとしているところ、
 収益が出ていないにもかかわらず配当を実施していた。
・備 考 平成24年10月に発出した報告徴取命令に対する
 偽報告が認められた。

 


「警告書の発出を行った適格機関投資家等特例業者の名称等について」
(金融庁ホームページへリンク)


投資家の皆様へのお知らせ


〇適格機関投資家等特例業務届出者は、
基本的にいわゆるプロ投資家を相手に業務を行う者です。

〇適格機関投資家等特例業務を行う旨の届出が提出されていることを
もって金融庁が届出者の信頼性を保証するものではありません。
また、当局は、届出者が取り扱う商品を保証する立場にはありませんので、
投資を検討される際には、投資家自身がリスク等を
十分理解した上で、慎重に判断されることをお勧めします。
本ページに関するお問い合わせ先

関東財務局 理財部 証券監督第3課
電話 048-614-0044






http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3619_all.html
詐欺被害者 閉ざされた苦悩

振り込め詐欺の被害者です。
被害に遭ったあと、自分を責め続けています。

振り込め詐欺の被害者
「眠れないんですよね、バカなことしたなと思って。
ただ恥ずかしくて、死のうかと思った。」

手口が巧妙化する振り込め詐欺などの「特殊詐欺」。
去年の被害額は初めて500億円を超え、過去最悪となりました。
被害者はこの10年で延べ13万人以上。
多くの人が家族にさえ理解されず、孤立を深めていました。

振り込め詐欺の被害者
「長男に言われたことはグサリときましたね。
『そんなことやってるから詐欺に遭うねん』。」

中には、自ら命を絶った人もいました。

遺族から相談を受けた住職
「オレオレ詐欺でお父さんが自死した。
これって間接的に殺人じゃないですか。」

知られざる詐欺被害者の苦悩。
どう支えることができるのか、考えます。




自責の念に苦しむ 詐欺被害者

詐欺の被害に遭った人はどのような苦しみを抱えているのか。
2か月にわたる交渉の末、70代の女性が取材に応じました。
息子を名乗る男に200万円をだまし取られた、礼子さん(仮名)です。

礼子さん(仮名)
「(詐欺のことを)思ったら夜も眠れない。
子ども4人、よくザリガニとりに行ったり。
かわいかったわねえ。」

保険会社の外交員をしながら4人の子どもを育て上げた礼子さん。
そのことを誇りに生きてきました。
子どもたちが独立したあとも頻繁に行き来し、
家族のつながりを何よりも大事にしてきました。



長男を名乗る男から電話がかかってきたのは2年前の冬でした。
“会社の小切手をなくしたので助けてほしい。”


声は、礼子さんの長男にそっくりでした。

礼子さん(仮名)
「息子だって思いました、長男だって。
(声に)元気がない、相当落ち込んでるな、息子の役に立てばいいなと思った。
こんなに困ってる。」



礼子さんは助けたい一心で、長男の部下を名乗る男に現金を渡してしまったのです。
なぜ、息子ではないと見抜けなかったのか。
母親としての自信が大きく揺らいだ礼子さん。
憤りは犯人にではなく、自らに向かいました。
日記には、自分を責めることばが並んでいました。





“まんまと引っかかった。”

“なさけない。”

電話の音におびえる毎日。
被害に遭ったことが片ときも頭から離れなくなり、礼子さんは塞ぎ込んでいきました。

礼子さん(仮名)
「自分のまいた種だから、自分がやったことだから、私の愚かさから出たものだから。
だまされた自分が情けない。」


家族からも孤立 苦悩深める詐欺被害者




私たちが取材した50人の詐欺被害者。
その多くが、周囲からの支えがない中で心の傷を深めていったことが分かってきました。



70代女性
“他人の目が怖い。”

70代女性
“外出もできなくなった。”

80代女性
“被害に遭ったとき息子に責められた。

支えになるはずの家族からも孤立してしまう被害者。
愛知県に住む80代の女性です。
3年前、200万円をだまし取られました。
初対面の人でも親しく話し友人も多くいた女性。
しかし息子からは、「誰にでも心を許すその性格が被害を招いた」と責められたといいます。

80代女性
「私の心を慰めてくれる子は誰もいなかったです。
『そんなことやってるから詐欺に遭うねん』。
長男に言われたことはグサリときましたね。」

その後、女性は不眠になり、食事ものどを通らず体重が大幅に減りました。
それでも息子に相談はできませんでした。

80代女性
「(詐欺の話を)言うと息子も怒るもん、『言わんといてくれ』『聞きたくない』。
本人はつらい、本当につらい。」


自ら命を絶つ 詐欺被害者






被害者の中には、自ら命を絶った人がいたことも分かってきました。
千葉県成田市にある寺の住職、篠原鋭一さんです。
これまで、詐欺の被害に遭い、自殺した人の葬儀や法要をたびたび行ってきました。

住職 篠原鋭一さん
「実は住職さん、父は命を絶ちました。
その原因というのは、大変なお金を振り込んでしまったんですよ。
何ですかそれは?振り込め詐欺ですか?
そうです、という話が。」



篠原さんは、自殺を考える人や自殺した人の遺族から相談を受けています。
去年(2014年)、詐欺の被害を苦に自殺した人の遺族からの相談は20件に上りました。
遺族から聞き取ったメモです。





“家族も僕も祖母を責めた。”

“孤立感を抱かせてしまった。”







住職 篠原鋭一さん
「振り込め詐欺の犯罪というものの、その延長線上に自ら命を絶つという自責の念。
自分を責めて責めて、結果的に孤立まで追い込まれて命を絶つという、
これって間接的に“殺人”じゃないですか。」


詐欺被害者 閉ざされた苦悩



ゲスト辰野文理さん(国士舘大学教授)

●体への影響、精神的な苦悩の深さ 被害者の実態をどう受け止めた?



一般に被害者の状況というのは、あまり表に出てきませんし、
語りたがらないことが多いわけですけれども、今回の振り込め詐欺の被害者については、
なおのこと今まで知るということがなかったわけですから、
その中には深刻な事態の人がいる、場合によっては自殺をしてしまう人までがいるということが、
初めて私も知りましたし、そういった現状がよく分かる映像であったと思います。

●被害者はなぜ自分を責めて追い込んでいく?

そうですね、被害者、一般に被害者自身、その被害者は憤りを持ったりとか、
後悔を持ったりとか、あるいは怒りとか悔しさとか、いろんな感情を持つと思うんですけれども、
それに加えてその振り込め詐欺の被害の場合には、自分も被害に遭う過程で
関わってしまったということが、一番、心に負担になるんだと思いますね。
(自らお金を持っていったり?)
ええ。
自分も関わって、そしてどこかでやめる機会があったかもしれないけれども、
自分の気持ちで先へ先へ進んでしまったということが、より情けなさや自責の念、
そういうものをもたらすんだと思いますね。

●家族に話しても責められ追い込まれていく、なぜそうなる?

家族の中で、どんなことでも話し合えるといいと思うんですけれども、
どちらかというと家族の中で、ふだんは家族の身に起きたこと、出来事を、
聞き役になっていた人、そういう人が電話に出て、だまされてしまって被害に遭ってしまう、
そして悩んでいるという事態が多いと思うんですね。
そうすると、ふだん聞き役であった人が被害に遭ってしまって悩んでいる、
その話を誰かほかの家族が聞けるかというと、そういう聞き役を代わるというのは、
なかなか難しいので、そして、ふだんしっかりしている人とか、話を聞いてくれる人が悩んでいる
、その姿を見たくないとか、いろいろな思いが家族の中にもあって、つい責めてしまったりとか
、もう聞きたくないというふうに言ってしまうんだと思いますね。

●周りからは、だまされたほうが注意不足だったのではというまなざしもあるが?

そうですね、だまされる側が悪いとか、あるいはそんな簡単な
手口でだまされるはずがないというふうに思われがちなんですけれども、
実際の手口、警察などで紹介している手口を見たり聞いたりしますと非常に巧妙で、
場合によっては、あるいは状況によっては、どういう人でもだまされてしまうんじゃないかと、
そんな手口で仕掛けてくるということがあると思いますね。
例えば電話がかかってきて、「何々警察の何々なんですけれども、○○さんのお宅ですか?」と
、「詐欺犯を捕まえてみたら何々さんの名前が載っています、
お宅の口座は大丈夫でしょうか?通帳を調べてください」と、
そんな話を警察官と名乗ってしてくるわけですね。
その合間に、例えば今、若い人は家にいませんかみたいな話を振ってみたり、
そうやって情報を得たりする。
そして銀行の口座は大丈夫ですと言うんだけれども、よかったよかった、
でも念のため、またこのあと銀行の人とか、金融庁の人から電話がかかってくるかもしれないから、
それに備えて口座とか、カードとかを用意しておいてねというようなやり方をしてくるという例が紹介されています。
それなどは非常に巧妙で、なかなか用心するとか、注意するとか、
どこかで気付くというのは難しいと思いますね。


どう寄り添う 詐欺被害者の苦悩




息子を名乗る男にだまされ、ふさぎ込むようになった礼子さんです。
そんな礼子さんを支えたのは家族の存在でした。
次男の幸司さん(仮名)です。
被害のあと目にしたのは、これまで見たこともない母親の姿でした。

幸司さん(仮名)
「あんなに落ち込んでいる母親を見たのは初めて。
明らかに伏せちゃっている。」

ふさぎ込む礼子さんの姿を見て、犯人に対する怒りが湧いたという幸司さん。
多くの人に卑劣な犯行の手口を知らせたいと、ブログにいきさつをつづりました。
ブログには母親に同情する書き込みが寄せられるようになりました。



幸司さん(仮名)
「“すごいなこの手口、これはだまされても仕方ないレベルだ”。」







幸司さんは、こうした内容を礼子さんに伝えました。

幸司さん(仮名)
「みんながリツイートしているよね。」

家族の中で被害について話す機会が増え、
礼子さんは詐欺に遭ったことを恥ずかしいことではないと思えるようになったといいます。

礼子さん(仮名)
「自分の家族、子どもたちにもずいぶん支えられましたし、
側面からフォローしてもらったこと、心強く思った部分があったと思います。」

今では家族だけでなく、近所の友人にも被害について語れるようになりました。



礼子さん(仮名)
「本当に自分の子どもだったらと思ったら、動くかなあ。」

友人
「みんなそうだもの。
これからの将来、会社でね、仕事できなくなるかもしれないとか、
ましてやね、家庭持ってたりするとやっぱ助けてあげなきゃって。
親は無償の愛だから。」

被害から2年。
礼子さんは、かつての明るさを取り戻せたといいます。

礼子さん(仮名)
「ただ話を聞いてくれることで、私の気持ちの重かった分を少し軽くさせてもらったし、
しゃべれてよかった。」

今、被害者を地域社会から孤立させないための模索も始まっています。
千葉県柏市では、全国で初めて振り込め詐欺についてのアンケート調査を行いました。



柏市 防災安全課 岩津圭介さん
「6,000枚アンケートを配布して、3,200枚の回収があったところです。」


担当者が注目したのは、被害に遭っていない人たちが自由記述欄に記したことばでした。



“こんなに報道されているのに、被害に遭った人が不思議でなりません。”

“だまされる人が、バカだ。”

非難の声は、犯人よりもむしろ被害者のほうに向けられていました。





柏市 防災安全課 岩津圭介さん
「『バカなやつ』とか、アンケートの中にもあったんですけど、
だまされた人の落ち込みようと、普通の人の意識は非常にギャップがある。」




住民の意識を変える必要性を感じた柏市。
この日、職員が訪れたのは、120人余りの高齢者が所属する老人会です。



柏市 防災安全課 岩津圭介さん
「どうやって被害者を支援していくかというのは、非常に今…。」

「被害者をつくらないように。」

柏市 防災安全課 岩津圭介さん
「つくらないのとともに、できてしまった被害者をどういうふうに支援していくか悩んでいます。」

柏市は、老人会が被害者の相談の場になるよう期待しています。
しかし参加者からは、被害を自ら打ち明ける人がいるのか疑問の声が上がりました。



男性
「被害者がそういうことを申告すると、恥ずかしいとかバカだとか、
自分を責めるだけではないのか。
報告してメリットは何があるのか。」




一方、被害者が声を上げやすい環境を作り出すことが大切だという意見もありました。



男性
「被害に遭ったっていうかね、親しくしてれば『おれ遭ったよ』と話ができる。
ひとりで閉じこもってると、何も言えなくなる。
だから孤独な人を取り入れて、話をするような状態にさせていくのが目的。」

被害者の苦しみを社会としてどう受け止めていくのか。
取り組みは始まったばかりです。

柏市 防災安全課 岩津圭介さん
「被害に遭ったことが、あなたのミスで、落ち度であったことではないと。
空気を醸成できれば、ある程度、他の人にも話してもらえる環境ができる。」


どう寄り添う 詐欺被害者の苦悩



●精神的な被害の回復には話すことが大事?



そうですね。
自分の経験を、自分の身に起きたことをストーリーとして紡いでいく、
つないでいく、そのこと自身が、話せたということ自体が自分のパワーになりますし、
その相手との関係がまた確かめられたり、それが回復につながっていくというふうに考えられますね。

●周囲の意識が変わらないと、話したくても話せないのでは?

そうですね。
一般に人が、被害に遭った人と自分との違いというか、被害者の落ち度とか、
違いを見つけて、自分の側は大丈夫であるということを
確認したいような気持ちがあると思うんですね。
それ自体はいけないとか、いいとかいうことではないと思うんですけれども、
でも振り込め詐欺の被害の場合には、だまされた人が落ち度があるとか、
責任があるというよりも、だます側が圧倒的に悪いわけですし、どうしても冷静な判断とか、
合理的な判断を欠くような状況を作られてしまうと。
だからそのこと自身に何か問題があるとか、そのことを責めるというのは、間違いだと思いますね。

●なぜ周囲のまなざしは被害者に冷たい?

被害者が、もっと自分の状況を外に出せると、実態として分かってくると思いますし
、あるいは、一般の人たちも、自分も何かだまされるような経験というか、
そういうトレーニングというか、あるいはそういう機会があれば、
これはだまされてもしかたがないなというふうに
理解が変わってくるんじゃないかなと思いますね。
(注意喚起が繰り返し行われているが?)
そうですね、注意してくださいとか、用心しましょう、こういうふうにしましょう、
こうしてはいけませんというような注意喚起のやり方ですと、どうしてもだまされた人は、
そういう用心をしなかった人、注意しなかった人というふうに、自然自然と刷り込まれてしまうのではないかと。
したがって、注意喚起のやり方も、少し工夫をしていく必要があると思いますね。

●今、どんな場が必要?

話をするということで、かなり回復につながると思いますから、
あまり深刻にならずに、頭の中が整理されるような、
あるいは何回も同じことを繰り返して話ができるような場、
そういう場が、いろいろな所に出来るといいと思いますね。
(犯罪被害者相談センターなどは、かなり敷居が高い?)
ですから、ふだんからそういう話ができるような場を作っていく
ということが重要だと思います。





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