印鑑証明書

一通２００円だったはず！と４００円握りしめて印鑑証明書２通取りにいったら、一枚３００円で一通しか取得出来ずに帰ってきた。

しばらくぶりに取引する金融機関との金消契約（金銭消費貸借契約）に先立ち、印鑑証明書が必要とのことであった。そのため、南区区民会議の任期がこの４月で終わってからというもの、とんと足を運んでいなかった南区役所、朝一番で４００円だけ握りしめて自転車こいででかけていったのであったが・・・。印鑑証明書一通取得するのにかかるはずの手数料は、私の記憶では２００円であったのだが、これは昨年の９月３０日をもって終了していたようである。

「このまま窓口でお出ししてよろしいですか？」と窓口のお姉さんに聞かれたものの、さして考えもしないままスルーしたのであっが・・・、機会を使うと今まで通りの２００円、人を使うと＋１００円の３００円という改定がなされたのは、平成２６年１０月１日からとなっている。見ると、さいたま市民カードを交付して暗証番号を登録しておくと機械で印鑑証明書が取得できる。また、住基カードを取得しておくことで、住民票等の各種証明書をコンビニエンスで手軽に取得できる。人を介さずに取得できるものに切り替えていくことでコストを抑えるようになっていく現在、今までの２００円の取得費が安くなるなら分かるが、これでは実質の値上げとなる。実際、不動産登記簿の謄本や要約書は、インターネット上で取得出来るようになってから、何度か価格の改定がなされ、窓口で仰々しい書類を取得するよりずっと安くでとれるようになっているのである。

この謄本に限らず、インターネットの出現によって、いづれ多くのサービスや情報や提供される物事等が無料になるか原価に限りなく近づくと言った、クリスアンダーソンのFREE（フリー）を思い出させるのである。にしても、今回の印鑑証明書の取得費用は実質の値上げ、しかも１．５倍の値上げとなる・・・。のであれば住基カードを作っておくのがよかろう。