埼京さん^^いらっしゃ~い

地域密着度№1を目指す農耕型経営の不動産二代目社長の日記

賃貸住宅の展望Part1

2011年08月17日 19時03分30秒 | 日記
早めに帰宅した本日、スタッフよりメールが・・・私に相談したいことがあるということで、日頃お世話になっているKさんがお越しいただいたとのこと。早速電話してみると、金曜日にでも私どもの事務所に伺いますとのことだが、『今夜でも大丈夫ですよ』と言うと今夜は予定があるので、時間が合えば連絡するけど・・今はその待ちの時間です。

Kオーナーの予定というのが、ご自身で所有されているマンション(某中堅不動産会社D不動産の管理物件)を友人の紹介と言うことで、ご自身でご案内するとのことです(D管理会社は夏季休暇中)。しかも、そのお客様、日中は仕事で時間を空けられないので、夜の9時からのご案内をされるとのこと。頭が下がります。

しかしながら今回のこの形態、一瞬熱心なオーナーさんのように見えて、実は未来のオーナー業のある姿かもしれません。住宅(賃貸でも分譲でも)は人口減少・高齢化の一途をたどる現代を全く無視するかのごとく建築されており、住宅あまりは今後ますます肥大化していくことは間違いありません。

事実、私ども地場の不動産業が身をもって感じていることですが、賃貸住宅はよりどりみどり。贅沢をいったらキリがありませんが、ザックザックと出るわ出るわの状態では、掘り出し物件があるのではないかと思われても仕方がないほどたくさんのお部屋が余っている状態。将来は一日でも早く空き室を埋めたい大家さんがどんどん増えていきます。管理会社や元付業者に遠慮していられないのです。大家さんも借財を抱えて必死です。

状況はどんどん借主さん有利になり、大家さんは“借りていただいている”だけではなく“どのようにしたら長く住んでもらえるか?”を考える、もしくはオーナー側に寄り添って考えてくれる伴侶となる不動産業者を見つけて行かなければ、成り立っていかなくなるのではないか?と考えます。

そうした中、賃貸住宅に住もうとする借主さんになるべき方たちは次のどれかに該当する形でそのお部屋に居住することになる。賃貸借契約するお部屋のある物件が・・
1.貸主である
2.管理会社が入っている物件である
3.元付業者のある物件である

賃貸住宅のおよそ6割が業者の管理が入っていない物件であると言われてます。管理はオーナーが、お部屋の紹介と更新業務は仲介業者(元付業者)が担っているということです。よく勘違いされることのようですが、賃貸住宅における『管理費』なるものは管理会社にいきつくものではありません。すべてオーナーに入るお金です(一部の業者を除く)。

このような時代『住まわせてやってるんだ!』的な考え方ではいずれ、貸主からも仲介業者からも見向きされなくなるでしょう。