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No.293 武士道

2016-02-26 11:24:49 | インポート
最近、幼い子供が虐待で死亡したり、子が親を殺したり、はたまた老人をベランダから突き落として殺害したりと、若者が道徳心を無くしているように感じるニュースがほんと多い。


何故なんだろう?
人の命を奪うこと自体、信じられない行為なのに、それが我が子や親の命を奪ってしまう行為はどう理解すればいいのか?


こんな疑問から、ふと日本人の道徳とは何かと気になり、手にしたのがこの本。


1898年に新渡戸稲造がアメリカ留学中に英文で書いたものを、1908年に日本語訳が出版されたもの。以後、何度か改訂版がでている。


1898年といえば今から118年も前に書かれた本である。
余りに文章表現が高度で僕の頭脳では1/10も理解できない難しい本である。


でも、随所に「武士道」の何たるかが雰囲気で伝わる綴りがありとても良い本である。


この時既に武士道は消滅の危機にあったようである。


武士道というと、封建制度を思われる方も多いのではないかと思う。


僕自身、封建制度を肯定するつもりは毛頭ないが、現代において敢えて「武士道」の精神を取り入れていく事が大切なのではないかとか感じた。
?
これは、子の躾に大いに役立つと思う。
自分が子の躾に失敗しているから。(と言うよりは躾してなかった)


躾が出来る親になる為にも、このような本に出会って置きたかった。


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