ふるさと切手「東京の四季の花・木VI」が6月1日に発売になります。「
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/furusato/2005/h170601_f.html
今回の内容が発表になりましたが、「エビネ」「ハマユウ」「 ヤマブキ」「サツキ」です。この中で私は、「ヤマブキ」に注目!檜原村の村花ということです。
江戸城を作ったのは、戦国時代前期の武将「大田道灌」です。
その、大田道灌の文武両道の名将となるきっかけをつくったのが、
山吹の花なのです。いわゆる「山吹伝説」です。
「山吹伝説」とは、ある日、道灌が放鷹に興じていたところ、にわかに雨が降ってきたので、近くの農家に立ち寄り、蓑を借りようとしました。しかし、その家の少女が道灌に捧げたのは、蓑ではなく一輪の山吹と「七重八重 花は咲けども山吹の
みの一つだに なきぞかなしき」(後捨遺集・中務郷兼明親王)の和歌。道灌が怒って、近臣にそのことを告げたところ、「娘は、蓑一つないことを花と歌とに託したのだろう」と答えたそうです。
蓑すら持ち合わせが無いことを山吹の八重の花には実がつかないことに例えたわけですね。
道灌は、己の不明を恥じ、それからは和歌の道にも励むようになったと言われています。
その山吹の地が実際どこなのか、埼玉の川越、越生、岩槻、都内新宿区、荒川区など・・伝説の地は諸説あります。実際は後の作り話なのだ・・・
という説。
実話でなかったとしても、私は山吹伝説のなかの大田道灌になぜか魅かれるのでした。