栗山町開拓記念館の隣にある泉記念館です。
泉麟太郎翁は栗山町開拓創始者であり、北海道の開拓功労者でもあります。
子孫は今でも栗山町に住んでいるそうです。
泉記念館について
本町開拓の父、泉麟太郎翁の住居は明治31年7月に建築されたもので、同時代に
建築された沿岸地方の豪壮な鰊網元民家様式と比べ、あたかも武家屋敷作り風の
趣があり、一部西側窓については上下開閉式の西洋風で珍しい造りである。
内部は一部改修され、昭和51年まで泉勝文氏が生活していたが、昭和51年町史蹟
保存のためにと、家屋の寄贈を受け開基90周年(昭和53年)事業として、この
栗山町発祥の現在地にそのまま修復され、昭和54年より広く一般に公開されている。
棟梁 佐々木徳松
整地杭打 坂巻菊次郎 他3名
木挽 吉田松五郎 他3名
建築費 約100円
保存状態がたいへんよく、豪華な造りが見てとれます。
円卓なども高価なものだったのだろうなと思いました。
史料もたくさん展示されています。
泉麟太郎は昭和4年に亡くなっていますが、昭和50年代まで子孫の方が住んでおり
大切に保存されてきたのでしょう。
泉の出身である宮城県角田の武家屋敷の様式を伝える貴重なものです。
建設は明治31年、麟太郎の角田入植のちょうど10年後です。
当時北海道初の造田事業の最中で、事業への理解を得るために要人を現地に案内して
いました。この立派な邸宅はそうした視察者を迎える迎賓館としても活用されました。
彫刻を巡っていると、その地の歴史を勉強する機会が多くなり、別の楽しみが
あります。
栗山町開拓記念館・泉記念館
夕張郡栗山町角田60番地4