六ヶ所再処理工場のガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)製造試験再開を目指している日本原燃が、模擬ガラスビーズを使った準備段階の試験で早くも手こずっている。
ガラスの流下速度が遅くなって、発表では「回復作業」などと言っているけど、要は、かきまぜ棒でつっつくという信じられない行為を繰り返していますが、全く改善の兆しが見えません。
約3年前の高レベル廃液のガラス固化体製造試験でも詰まって、、ここで対策として導入したのが「かきまぜ棒」。
しかもつっつきすぎてひん曲がり抜けなくなってしまうという恐ろしいトラブルを起こし、試験中止に追い込まれ今に至っていました。
根本的に不完全な技術なのは明白で、かきまぜ棒なんて行き当たりばったりもいいとこです。
今回も、それ見たことかと思っていたら、今回トラブっているのは、これまでのA炉ではなくB炉の方だそうです。
B炉でこんなに早く本質的な問題が起こったのは初めてだそうです。
しかも、ガラスに含まれるはずのない数ミリ大の黒い異物が混入していて、それは原因不明だということです。
どう考えても再処理は無理だということです。未熟で未完成で不完全な技術です。
早く息の根をとめないと。
http://mainichi.jp/select/today/news/20120131k0000m040068000c.html
日本原燃の社長は、
「再処理工場を現時点で閉鎖した場合、これまでの建設費約2.2兆円に加えて解体などに約1.4兆円もの費用がかかるとの試算結果を公表し、埋設処分と比較して「サイクル事業は環境保全の面からも必要」」
という発言をしているけど、再処理が上手くいく見込みがないのにカネを食いつぶしつづけ、仮に成功しても高レベル廃液やプルトニウムを増やす再処理の方が環境にいいわけないだろう!
ここで、再処理工場の息の根をとめましょう。
2月12日、仙台にて、
「第3回 六ケ所村ラプソディー東日本市民サミット
~これ以上被災地に放射能を垂れ流すな!今こそ再処理工場の稼働中止の決定を!~
が開催されます。
詳細はこちらhttp://peaceland.jp/PeaceFiles/event.html#Anchor-22263
ぜひ参加してください!