スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

忍者参上2010

2010-07-25 23:36:02 | あそび
梅雨があけ、一気に夏がやってきました。
恒例となっている「忍者」を今年も開催しました。

忍者といっても、手裏剣を投げたりアクロバチックな動きをしたりとか、
体を鍛えたりとか、そういうものではありません。忍者というイメージを使った、
おとなとこどものあそび合いです。

初開催から5年目、今回で6回目を迎えました。
継続は力なり、毎年楽しみにしているリピーターの子供もたくさんいます。

今年は、これまで舞台としていた商店街をとびだし、官庁街通り
の現代美術館前にオープンしたアート広場や周辺の公園に舞台を移しました。

2日連続の計2回公演で、のべ約70名の子供たちが参加してくれました。


ふろしき一枚かぶるだけで、忍者に変身!


まずは公民館での導入。これからの修行へ向けて気持ちと体の準備をします。

ふろしき手裏剣ができあがると、「おおー」という大人達からのどよめきと拍手が。

あそびの修行を行いながら、4~5人ずつのチームに分かれました。



いよいよ外へ出ての修行。この日の気温33℃!
まずは、影の謎を解く修行。アート広場でシルエットの正体をさがします。



ただし、影忍者に捕まらないように修行を行わなければいけません。
物陰にかくれたり、石に変身したり、色々な方法で影忍者から身を守ります。

このドキドキと緊張感は、大人でもたまりません。



影の正体発見! 我がチームは、アート広場の犬のオブジェでした。



続々とまめ忍者たちがアート広場へ集まってきました。
しばし、小休止。



いよいよ、本日メインの修行。その名も、「忍者秘術の書」!
各チームに渡されたお札にかかれている「ことば」から各チームの子供達自身で
修行を考え出し遂行するという究極の修行!!

そのことばは、「におい」、「色」、「顔」、「ここだぜ!」など様々。



においあつめの修行? まずはなんでも嗅いでみた。

大人も一緒に考えます。あそびに指導者という関わりはありません。 


「なんか、いいにおいがする」
男の子チームは、くさいにおいを、女の子チームは、いいにおいを集める傾向が
ありました。なんとなくわかります。

すぐ近くに消防署があるのですが、「消防自動車はラーメンのにおいがした」、
「アート広場のトイレの壁はクローバーの花のにおい」・・・衝撃の発見が次々と!
「この土のにおいかいでみて!」と手のひらにのせた土を自分で嗅いで見せて「おえっ!!」って、ドリフのコントか!

子供達、かわいい!! 面白い!!


広場に寝っ転がって、空の中に何かをさがしているようです。



子供達が歩道で見つけた「顔」。分かりますか?



このチームは、公園に落ちているゴミが気になって見過ごせなくなり、
いつの間にかゴミ拾い修行になってしまいました。



子供達により編み出された新たな修行が、続々と報告され、お頭の手により
「秘術の書」に次々と書き込まれていきます。



最後に、大人対子供の、旗とりチャンバラ対決。

1回戦、私は巨大なオブジェの裏から速攻で子供達の隙をつきおとな気なく旗を奪取。

5年目にして、大人チームの初勝利!! 

しかし、それが子供達の闘志に火をつけた!!



以後はコテンパンに子供達に負けてしまいました。


子供達があそぶという関わりの中で夢中になって、安心して自分らしさをさらけだせる
そんな時間を子供時代にたくさんすごして、思春期へと向かって行って欲しい。
この、関わり合うという力こそが、これからを生きる力となるのだから。

そのためにも、大きな、ぬくもりのまなざしで子供達に寄り添う大人でずっと
いたいし、そんな大人でいっぱいになったらいいなと思います。

楽しかったなあ。


あそび合う関わりは、まだまだ続くのであった。