スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

中学校の運動会

2010-06-04 00:14:43 | 子供達
運動会といえば、小学校の運動会に先立ち中学校の運動会もありました。

この辺では、田植え前に中学校の運動会、田植え後に小学校の運動会が
あるという感じです。

長男が入学し、初めて見る中学の運動会。
この中学校は以前ひどく荒れていたということで、非常に厳しく生徒を管理している
印象を春からもっていたので、運動会も淡々と競技をこなしていく競技会の
ような、ちょっと冷めたような内容を想像していました。

ところが、意外や意外、これが非常によい運動会でした。

まずおどろいたのが、先生方の姿。担任以外の先生も生徒の赤組、黄組、白組に
分かれ、それぞれの色をイメージした仮装をして、朝から運営に当たっているのです。


ちなみに、これは開会式の様子です。この仮装のまま運営や応援を行っていました。

普段、非常に厳しい生徒指導の先生は、SMの女王のような真っ赤なマスクをつけ、赤いマントに、
体中に造花のバラをまきつけ、口にもバラをくわえて登場です。


普段厳しくしている分、ぬくところはぬくというか、子供達の自主性を尊重して
子供達をあたたかく見守っている、そんな感じをうけました。

たくさんの人が仮装した先生と写真をとっていきます。
こんな運動会なかなかないんじゃないでしょうか。



応援合戦も、子供達の熱が十分に伝わってきました。本当に子供達はたくましく、
生き生きとしていました。

腰パン気味の応援団長が、組対抗競技の時は、子供達の周りを何度もまわりながら鼓舞し、
大きな声をかけて励ましていました。熱くなって一生懸命になっている姿にはちょっと感動しました。

そして、会場には、けっこう卒業生が来ていました。
なんでも、みんな先生のコスプレと後輩達の応援合戦を見るのを楽しみにしてやってくるのだそうです。

ほとんどの子供達が本部席に顔をだし、先生達に声をかけ楽しそうに話をしていきます。

そして、応援合戦のできばえをみて、「すごくいいよ、よくやったじゃん!」なんて話す声が
聞こえてきます。

閉会式では、成績発表のあと、各組の代表が前へ出てきて壇上へ上がり感想を述べます。

「負けたけど精一杯やったので悔いはありません。こんな私についてきてくれてありがとう」
なんて泣きながら話す子もいました。


子供達が感動して泣ける運動会なんて、とてもすばらしいと思います。

いやあ、いい運動会でした。

中学校を見る目がちょっと変わりました。