スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

ファザーリングジャパン安藤哲也氏の講演会を聴いてきました

2010-02-03 02:40:09 | 子供達
NPO法人ファザーリングジャパン(FJ)代表の安藤哲也氏の講演会
「父親であることを楽しもう!パパの極意伝授します」~ファザーリングのすすめ~
を聴いてきました

ファザーリングとは、fatherのing形で、「父親であることを楽しむ生き方」
という意味をこめて作った言葉だそうです。

FJは父親支援のための多様な事業を展開しています。特に、セミナー、ワークショップ、
ファザーリングスクール、講演会などを通じた父親自身、それをとりまく人たちの、
これまでの古い「父は仕事、母は家庭という考え方」の意識改革に重きを置いている所が
他にはない特徴だと思います。ただしそこには、「よい父親」よりも「笑っている父親」
を増やしたいという思いが込められています。
また、パパ’s絵本プロジェクトというのを立ち上げて、絵本の読み聞かせでも全国を
回ったりしています。

そこまでは事前に知っていましたが、驚いたのは、父子家庭向けの支援基金を設立したり、
父親の育児休暇取得推進に向けた働きかけや父親が中心に運営する保育所の設立を検討中
など、多面的な活動をしていることです。
安藤さんの発想、行動力にうなってしまいました。

安藤さん自身も3児の父。仕事中毒のような生活を続けていたが、
奥さんが第1子を妊娠したことで父親スイッチが入り、結局当時の仕事をやめて、
現在のような活動を立ち上げて続けています。安藤さん曰く「子供は地域(アナザー
ワールド)への入場券(プレミアムチケット)だ!。それを使わないなんてもったいない。」
思わず、全くそのとおり、うまいこと言うなあとめちゃくちゃ共感してしまいました。

子供と共に過ごす時間なんてあっという間。私自身も、親と暮らしたのは18歳まででした。
でも、このあっという間の子供時代にしっかりと向き合い十分に関わり合うことが、
その後の子供の自己肯定感を育むことや自立のために最も大切なんだと思います。
ここを人任せにしたり手を抜いたらいけないんだと思います。

とっても有意義な講演会でした。

ところで、今、育児をする父親を「イクメン」、また、父親に限らず家事をする男子を「カジメン」
なんて呼んでるんだそうです。個人的には、なんだよそれ、と単語に対する拒絶感は抱くのですが、
ただ、ファッションであれブームであれ、それが自然に受け入れられ、次世代の人たちが普通に
そうなっていく、というのはそれはそれでいいことだと思います。