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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:旧統一教会に対する解散命令と自民党との関係から見る問題点

2023年10月15日 15時22分39秒 | 社会全般
旧統一教会に対する解散命令が出た様だ。これは決して悪い事ではないが、他にも解散させた方が良いと思える宗教団体があるにも関わらず、何故この教団のみ(?)と云った疑問は残る。

この問題に関して、そもそも何故宗教が存在するのか、または必要としている人が居る事を深堀する必要があるのだが、今回はそれではなく、自民党とこの教団との関係を紐解きながら、問題点を探っていきたい。

旧統一教会の信者の数は決して多くなく、信者の投票を期待している議員(または候補者)は殆ど居ないハズである。では彼等は何を旧統一教会の信者に期待しているのだろうか?

それは既に知っている人も少なくないであろうが、選挙活動の支援に旧統一教会の信者を活用していると云う事である。分かり易い作業として、ポスター張り、選挙カーの運転手、そしてウグイス嬢があるのだが、選挙活動の制約の為にこれらの人員に対す報酬(時給)が大変低く、特にウグイス嬢のなりてが居ないらしい。ここが一つも問題点である。

2019年時点の情報では、ウグイス嬢は1.5万円、そして運転手などは1万円との事であるが、これはかなり安い金額ではないだろうか?この金額で支援をしてくれる人を雇う事は簡単ではなく、そこに旧統一教会からの支援が自民党の候補者にとっては貴重な存在であり、大変助かっていると容易に想像できる。そこが癒着の理由であるが、原因はその安い報酬しは支払えない制度にある。

この問題点は議員(または候補者)全員が認識しているハズであるが、この問題を変えようとしない、または変更する事を出来ない事が一つ目の根本的な問題点である。問題が分かっているのに、それを変えられない政治家だけでなく、我々の社会の問題ではないだろうか?

そして二つ目の問題点は、そもそも今の選挙活動のありかたである。選挙カーを走らせ、候補者の名前と「お願いします」を連呼する方法を見直す事は出来ないのだろうか?選挙公約もろくすっぽ提示せず、そして国会議員になってからの活動実績も殆ど公表せずに、候補者を選ぶ方法は見直す時に来ている。何とかしなければ...
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