業務&ITコンサルタントのひとり言

コンサルティング活動を通じて感じることを勝手気ままに記載

能登復興に向けた私案(12回目):   6.地域が今後目指す方向

2024年05月19日 10時21分17秒 | 社会全般
(D)魅力ある地域作り
過疎化地域でも、人口を増やしている自治体が少なからず存在している。それらの殆どは、都会では味わえない自然に囲まれた環境と、子育てへの手厚い支援である。高知のとある自治体では、特色ある幼児教育を施す幼稚園(保育園?)を営んでいるとの事で、転入者が増えたとの報道もあったが、この様な取り組みを行っている自治体は多くある。但し、この様な取り組みは、近隣の市町村からの転入を誘引する程度では良く無く、遠方から期待と思える様な、または子供を2人以上育てたいと思える様な取り組みを考える必要がある。

能登のこの地域も子育て世代を意識した方策を考えた方が良いだろう。しかし何も特別な事をする必要はないかも知れないが、子育て世代に取って、住みやすい環境作りが重要である。しかし闇雲に、医療費の減額や教育費用の手当を出したりする事はあまり良くない。大事な事は、自立と自尊心を育む教育を行う事である。”三つ子の魂百まで”とも云われている様に、幼児期の教育は大変大事であり、しっかりと自立と自尊心を育める教育環境を提供する事が大事である。

もう一つは引退後の定住地として、魅力的な場所の提供も良いだろう。能登は温暖な気候ではないが、同じ能登でも外浦より内浦の方が若干優しい。そして先に述べた農業や釣りと連携する事で、豊な老後を遅れるであろう。

また、幼児教育に引退した人達に関与して貰う事も検討に値するだろう。金沢では、リタイアした人達の住居と幼児教育を一体化した取り組み(多世代共生タウン)がある。これを参考とした取り組みも検討するのはどうだろうか。

以上ここまで、12回に渡って能登復興に向けた自分なりの考えを整理してみた。出来るだけ短い文章で表現する事を心掛けた為、言葉足らずの面もあるだろうが、大枠は理解し、共感できる人が少しでも居れば幸いである。

今後は近いうちに能登に赴き、この考えの妥当性を自分なりに再確認してみたい。
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