ナチュラルな暮らし

穏やかな日常の一コマ

志賀高原でタケノコ採り

2018-06-25 | トレッキング

北信の山ではこの時期「ネマガリダケ」が採れます。このネマガリダケ採りに誘われて、志賀高原まで行ってきました。私は3年前と今年で2回目です。

高速道路を使っても志賀高原までは2時間かかります。(移動距離150㎞近く…長野県は広い!)長野道から見た安曇野の田園…稲と麦のパッチワーク風景が見られました。

 

信州中野ICで降りて志賀高原を目指します。

 

 

志賀高原で最初に出会うのは「一沼」です。小さな池ですが森の中に静かな佇まいです。

 

「丸池」の朝の姿…水面は波もなく水鏡が素敵でした。

 

少しさざ波が立ってきましたが、木々の緑が映り込んで素敵な光景でした。

 

集合場所は「丸池ホテル」、ここのオーナーさんがガイドしてくださいます。このホテルの先代は志賀高原開発の功労者だそうです。石原裕次郎さんが定宿にされていたそうで写真があれこれ残っていました…

 

ここから車で森に向かいます。森に入ってササをかき分け進みます。

 

ここは熊も出るそうで途中で爆竹を鳴らし、クマ除けの鈴を鳴らしながら進みます。こんな熊の落し物も!前日の夕方位の物とのこと…新鮮な物はもっと黄色いそうです!ドキドキしながら進みました…

 

途中で湿原に出て休憩…森の中、藪をかき分け進んできたので、青空が見えてホッとしました。

 

また森の中に入り、まだまだ急登を進みます。森の中は苔がきれいです。

 

 

いよいよ目的地に到着!起点になる場所にラジオを鳴らしておきます。(熊除けと位置確認の為)  お弁当も木の枝にかけて置いて、空のリュックでネマガリダケ採りにそれぞれ出かけます。採取用のエプロンにとった筍を入れ、まとまったらリュックに入れて採り進みます。こんなネマガリダケの藪をくぐったり跨いだり…私は迷子になりそうで怖くてラジオの聞こえる場所から遠くへはいけませんでした…

 

雪深い志賀高原、ネマガリダケは雪の重みで横に伸びています。なので移動が大変です。

筍はこの根元付近から出ています。今年は出方が少ないそうですが、それでもベテランさんは沢山採っていました。

 

 

 

湿り気の多い林床には「ギンリョウソウ」や「シダ」類があちこちに出ています。

 

 

奥深い森の中…木々は色濃い緑に覆われています。

 

帰り道、ようやく明るい場所に出てきました。梅雨の合間の良い天気の一日…高原の青空がまぶしかったです。

 

 

帰り道で出会った「タニウツギ」の可愛らしい色や「ハリブキ」の針に注目でした。

 

 

 

志賀の源水、清水公園に足を延ばしました。冷たい美味しい水でのどを潤しほっと一息でした。

 

 

丸池ホテルに戻りました。ここのゲレンデに咲いていた「ヒオウギアヤメ」です。

 

もう「ニッコウキスゲ」がたくさん咲き始めていました!

 

 

ニッコウキスゲと青空と…高原の素敵な光景に出会えて嬉しかったです!

 

このツアーのおしまいはホテルの温泉!汗を流して美味しいコーヒーをいただいて帰途につきました。

途中で立ち寄った「琵琶池」です。森の中の静かな佇まいの池でした。

 

 

「一沼」には「ヒツジグサ」がたくさん咲いていました。朝は花開いていなかったですが、午後にはしっかり開花して清楚な花姿を見せてくれていました。(ヒツジグサは未の刻(午後2時頃)に咲くので名付けられたそうです。)

 

青空が映り込んだ水面と「ヒツジグサ」が素敵な光景でした。

 

これは夫が撮ったヒツジグサの写真(私のデジカメで)

 

 

 

最後に収穫したネマガリダケ…皮をむいたネマガリダケは根元の方から硬いところは除いて調理します。食べられる部分は大体収穫の半量になってしまいます! 

 

 

 

さっそく定番のタケノコ汁(鯖缶を入れて味噌味で)、きんぴら、穂先のフライなどにして旬の味をいただきました。とっても美味しかったです!(調理した写真がなかったです…)


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4 コメント

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気持ちいい〜 (take)
2018-06-26 07:02:39
おはようございます!
出先からです。

みどりの中の気持ち良さを感じています。
私には実際にはこの気持ち良さを感じることは「無理」でしょうね、きっと。

ヒツジグサ…さすがに美しく(あら、こういうと、またどこかに失礼か)
水鏡も美しい。

あ、前にも同じことを書いていますが(みさとさんのところかな?)
水鏡の存在を知ったのは 長野県の方のブログから(きっと、みさとさんのブログ)
そして、タケノコに鯖缶を併せてのお料理も!
先日の女子会でちょうどタケノコの話題に入っていましたので私も話しました。鯖缶のことを。
出席者全員「タケノコに鯖缶?……信じられない〜」との反応。
「根曲がり竹に……」とね。
あら、真竹とかではやらないのかしら?(ここは心の中のつぶやき)
「あとでネットで見てみて」と。
「麦秋」も辞書の中の言葉でしたが、実際に見ることができました〜、長野県様さまです。

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takeさんへ (タッジーマッジー)
2018-06-26 18:51:12
こんばんは。
今日は暑かったですね。
こちらでも30℃近くまで上がりました。

志賀高原は良い天気でしたが、さすが風は涼しかったです。
緑の中の気持ちよさはあまり歩かなくても十分感じられますよ。
沼も国道292号線に沿って点在していますし…
ネマガリダケも山奥に入らなくても採れるところがあるそうです。

ヒツジグサの写真…私は未だ、このコンデジさえ使いこなせていません。
白い花を撮る時の説明を受けるより、撮ってもらった方が早いかと…
これではなかなか上達しませんね。

水鏡は初夏の田んぼの風景がすてきですが、木々が映り込んだ湖沼もいいものです。
そして鯖缶の「タケノコ汁」はやはり北信州の郷土食でしょうか。
北信のお隣、新潟でも食べられているようですが…
私の育った南信州では食べたことがありませんでした。
山梨の方々が驚かれるのは当然…私もかつてそうだったので。
ネマガリダケと鯖缶…海の無い所なので缶詰でということでしょうか。
何とも不思議な取り合わせですが、食べてみると意外に美味しいです!

6月の麦秋風景もいいですね。
長野県からいろいろなことを知っていただけてよかったです。
私も山梨発のあれこれを知ることができてとっても嬉しいです!
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Unknown (みさと64)
2018-07-02 09:25:46
こんにちは。
今頃になってしまいましたが、
こちらの記事へコメントさせていただきます。
志賀高原には何度か行ってますけど、
ネマガリダケ採りはしたことがありません。
その昔、岡谷在住の二人の義姉夫婦は毎年出かけてましたから、
志賀高原産のネマガリダケをいつもお裾分けしてもらってました。
(その頃はもっぱら天ぷらで…)
ネマガリダケは藪をかき分けかき分けしながら採るから、
すごく大変だと当時義姉たちからも聞いていましたけど、
写真を見れば、竹藪の中は噂以上に大変そうですね!

最初の頃は皮の剥き方を知らなかったので苦労しましたが、
縦に切れ目を入れてからクリルと剥くことを習得して、
それからは破竹も同様に、たやすく剥けるようになりました♪
皮を剥いた写真を見れば縦にスジが見えるから、
きっと同じ方法で剥いたのでしょうね。きれいに剥けてますね〜
それにしてもたくさんの収穫で、苦労した甲斐があったってもんですね。

わたしもネマガリダケと鯖缶の味噌汁は、
安曇野に暮らすようになってから知りました。
スーパーの地場産コーナーでネマガリダケを見つけると、
つい食べたくなって鯖缶と一緒に買ってきます。
でもネマガリダケはかなりお高いですよ〜
鯖の水煮缶の方は、この時期はスーパーで山積みされて、
3個パックのお徳用も並びますが・・・

天気も良くて、ニッコウキスゲの咲く志賀高原は最高だったでしょう!
ヒツジグサの写真、特に2枚目はすっごく素敵♪
まっ白い花を撮るのは本当に難しいと思うのですが、綺麗ですねぇ〜
ご主人様はプロですか? …と言いたいくらいです。
返信する
みさと64さんへ (タッジーマッジー)
2018-07-02 19:55:56
こんばんは。
お暑いですね。
この時間になっても中々涼しくなりません。
そんな毎日…みさとさん、くれぐれも無理されませんように…
気忙しい毎日でしょうが、体調良くこの暑さを乗り越えられますよう願っています。

このネマガリダケ、3年前に初めて行って懲りた?のに、また出かけました。
というのも私は閉所恐怖症…MRIも怖くて安定剤を飲んでようやく受けた位です。
この生い茂った竹藪を潜り抜けるのが怖くてこりごりと思っていたのです。
でも収穫の喜びには勝てなかったというところでしょうか、再度挑戦しました。
今回、私はあまり深い所にはいかず…その分収穫も少なかったですが楽しめました。
お義姉さん達も採りにいかれたのですね。
おすそ分けをいただくのが何よりかもしれません。

収穫後、食べるまでにも手がかかりますね。
食べられるのは収穫量の半分以下ですし…
縦の切り目、良く気づかれましたね。
さすがが観察力のあるみさとさんです!
この切れ目、実は専用のカッター(円筒形で中に刃が付いていてその筒に竹の子を通すと切れ目が入る!)を使いました。
北信の地元ホームセンターで売っているそうです…
我が家はそれを借りて、切れ目だけ入れて持ち帰って剥きました…

鯖缶のタケノコ汁はやっぱり諏訪、伊那方面ではなじみがなかったですよね。
そうそう、山ノ内町の道の駅にもネマガリダケと鯖缶が並んで売られていました!
それにすぐ使えるように輪切りにした瓶詰のタケノコも…
しかも一瓶2500円のお値段にもビックリでした!

高原でもうニッコウキスが咲いていて早いなと驚きでした。
ヒツジグサの写真を褒めていただいてありがとうございます。
私はなかなか上達しませんが…
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