第34期碁聖戦本戦・2回戦
河野臨九段との対局(黒番)です。

河野九段が珍しく大模様作戦(@_@;)
今、黒Aと打ったところ。
黒は、かなりの低姿勢ですが、
黒B(すでに取られていますが)
の石を取るのに6手もかけていますし、
黒C、黒Dの石にもまだ十分活力が
残っているので,いい勝負かと思っていました。
しかし、真ん中が広すぎて
どこに打っていいかワカリマセン・・・
ので、白1、黒2ともに苦心の策。
黒2は、真ん中に転がしたほうが
(黒Eぐらい?)よかったかも。
武宮先生に聞いてみたいですね!

模様の碁は、まとめるのが難しいのですが、
河野九段の見事な打ちまわしで、
白地が肥大化しております。
今、白Aと打ったところ。
手を抜くと黒Aで死になので
当然の一着かと思われますが、
放置して白C、白D、白E
の各所オサエも検討されました。
白Aは、現ナマで31目の手(!)で、
通常では、手抜きは考えられないのですが、
あまりに模様が大きすぎて
常識が通用しない碁になっています。
ここで、黒1と侵入。
黒Bの石に味があり、
取られる石ではありません。
間もなく、ヨセに突入しましたが
細かい&目算出来なくて
(白地大きすぎ)閉口(+o+)
最後に河野九段に凡ミスが出て
2目半勝ちとなりました。
ただ、ミスがなくても黒が半目ぐらい(?)
残っていたような気もします。
この碁は、自分で言うのもナンですが、
大変面白く、大熱戦だったと思います。
ともかく難解な碁でした。
検討の最後に、河野九段が
「この碁は、勝ち負けよりも
最後は、ミス無く終えたかった。」
の一言が深く印象に残りました。
これで、碁聖戦本戦ベスト8!
まあ、次はベスト4目指します^^;