名人リーグ・山田規三生九段との対局(黒)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/2f/1e2286c4800b02f443ea24357ab9adb7.jpg)
少し前に韓国で流行した布石。
白Aと打ったところですが、難しい局面。
数か月前に、この布石を皆で
研究した記憶があるのですが、
内容をすっかり忘れてしまいました^^;
たしか、黒Bが有力だったような・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/e5/6ece1fb065d26a39df88540eb54ba330.jpg)
実戦は”こんな手もあるかな?”と黒1。
しかし、白10まで進行してみると
黒1、3の2子がかえってお荷物。
次に、白からA、黒B、白Cの
狙いもあり収拾不能。
黒1は、”ない手”でしたね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3a/e1dd3692db53906ba317e29e3111d40d.jpg)
ここでは盛り返し、難しい局面。
黒1に対して山田九段が長考。
夕食休憩の時間が迫っており
(午後5時半~6時15分)
外してた腕時計をはめて
休憩への準備をしていました。
夕食休憩は、両者合意の場合
休憩無しで、打つ事もできます。
(片方が、休憩を主張すれば
休憩に入ります)
まだまだ、先が長い局面なので
とりあえず休憩して、
夜が勝負所と思ってましたが・・・
まもなく、5時半のチャイムが鳴り
席を立とうと思ったのですが、
山田九段は、動く気配がない。
そのまま、一礼して
席を立ってもよかったのですが
(それなら休憩に入ります)
とりあえず、山田九段に視線を向けたら
当然ながら目が合います。
その瞬間に、「(休憩)どうします?」
と、山田九段に聞かれました。
山田九段の迫力ある表情にたじろぎ
「ど、どちらでも」と答えてしまい
山田九段に「じゃ、打ちましょう」
と言われて、この瞬間に打ち継ぎが決定。
(両者合意のもと、休憩なし)
べつに、お腹がすいた訳でもなく
疲れてた訳でもないのですが、
なんとなく気合負けの感じ。
ちなみに、長考後の一手は白A。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f5/7a986c9d6294e1b6d53152921947999f.jpg)
先ほどの局面から、しばらく進んだとこと。
黒1と先手をとり、黒3にまわりましたが、
白10から白12と打たれると、
左上の黒が薄い形になってしまいました。
黒1では、後手でも11と上につなぐのが
よかったようで、それなら難しい碁でした。
忙しい局面なので、なかなか打てない手ですが。
この後、勝負手を放つも的確に応じられ
最後は左上の黒が死んでしまい投了。
名人リーグは、これで2勝1敗と一歩後退。
気分を切り替えて、また次、頑張ります。