たかお日記

高尾紳路九段オフィシャルブログです

藤井四段

2017-06-28 21:42:08 | 囲碁
お隣の話題ですが、将棋の藤井四段の
29連勝は、凄いの一言。
1局勝つのも大変なのに、そんなに
勝てるなんて、信じられない。

14才という年齢も話題の一つですが、
囲碁界では、若くして強くなるのは、
当たり前になってきています。

井山六冠が初めて全棋士参加の棋戦で
優勝したのは、16才のとき。

韓国の朴廷桓九段は18才で世界戦で優勝し、
20才からずっと韓国棋士ランキング1位。

中国ランキング1位、世界最強の
柯潔九段は、まだ19才。
2年ほど前から、様々な世界大会で優勝してます。

将棋も10代で勝ちまくる棋士が、
そのうち出てくると思いましたが、
予想を上回る天才が出てきたようです。

ただ、勝つ人がいれば、負ける人がいる。
藤井四段の注目度が高くなるにつれ、
対局相手の棋士も、プレッシャーがかかる。

そして、負けて大きく報道される。
この辛さは、一生忘れる事はないでしょう。
勝負の世界なので、仕方がないと
言ってしまえば、それまでですが。

藤井四段と対局が決まっている
棋士も必死なはず。
連勝がいつまで続くかより、
誰が連勝を止めるのか、
そちらの方が気になりますね。

明日は、第42期棋聖戦Aリーグ
羽根直樹九段との対局です。
精一杯、頑張ります!!!









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中国5日目

2017-06-27 15:57:06 | 囲碁
中国5日目(6月22日)

朝4時半に起き、北京空港へ。
機内でようやく「君の名は」を観る。
素敵な映画でしたね。

映画が終わり、隣席の河野九段と一局。
碁ではなく、オセロ・・・完敗(-.-)

午後1時、無事に帰国。
慌てて、今年の一口馬主の馬を買う。

午後3時締切だったので、ギリギリでした。
今年はどの馬を買ったかは、また後程。

羽田空港から直接ジムに行って
汗を流し、一杯飲んで帰宅。

中国での5日間、疲れはしましたが、
充実していて、楽しい時間でした。






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夢百合杯2回戦

2017-06-26 09:51:49 | 囲碁
中国4日目(6月21日)
夢百合杯2回戦・汪濤六段戦(黒)





そろそろ終盤の入り口でしょうか。
形勢は、はっきりリード。

白3では、Aのキリを心配していた。
白3は怖い手ではないので、安心してしまった。






深く考えず、黒1と繋いだのが失着。
黒3,5は仕方がなく、白6まで紛れてきた。
そして、黒7が頑張りすぎ。
黒7で、Aと守っていたら、まだ優勢だった。
そもそも、黒1で・・・





黒1,3と分かりやすく打てば、
逃げ切り体勢だった。

この後、混戦になり、無念の逆転負け。
勝ち残っていた、河野九段とDeepZenも負けて
うなだれながら、食事に。

久々にお会いした、王誼さんに御馳走になりました。
高級な白酒(53度!!!)をいただき
みんなでヤケ酒となりました・・・





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コンピューターと対決

2017-06-25 14:34:31 | 囲碁
中国3日目(6月20日)

この日は、対局がなく、基本的に休養日。
朝早く目が覚めたので、天安門までジョギング。





午前中は、ホテルの隣のデパートで爆買い。
と言っても、15000円ほどですが。
日本より、若干物価が安い印象。

昼食は、日本代表の河野九段、余七段、
台湾代表の蕭正浩九段と4人で一緒にステーキを食べる。

その後、みんなで中国の囲碁道場に顔を出す。
DeepZenの開発者、加藤さんにもいらしていただき、
評価値や読み筋などを見ながら、
DeepZenの碁を検討していた。

そしたら、中国の方から有り難い申し出があり、
DeepZenより強いコンピューターソフト「絶芸」
と対局させていただく事に。

上記の4人で、相談しながら挑んだが
100手ぐらいで潰され、あえなく投了。

熱くなり、もう一局チャレンジ!!!
途中で中国の胡耀宇九段や若手棋士が加わり





何とか逆転勝利。
しかし「絶芸」は強いですね。

夜は、囲碁道場の方に御馳走になり、
たらふく中華料理をいただきました。

















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夢百合杯1回戦

2017-06-24 14:46:32 | 囲碁
中国2日目(6月20日)

夢百合杯1回戦・江維傑九段戦(黒)





白1と打たれた局面。
しばし迷ったものの・・・






厳しい黒1を選択。
しかし、白6と打たれ、その後の
戦いは、イマイチな進行に。
黒1では・・・





穏やかに黒1が良かった。
黒7まで、1局の碁。

この後、中盤過ぎで大優勢に。
しかし、後半乱れ、冷や汗の勝利。

後半乱れたことで、あまり
勝った気分でもなかった。

対局終了後、華学明さんに
北京ダックを御馳走になり、
ようやく気分が晴れる。

DeepZenの開発者、加藤さんとも
有意義な話ができ、楽しいひと時でした。










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夢百合杯日記

2017-06-23 10:06:08 | 囲碁
昨日、中国・北京から帰国しました。
4泊5日の旅でしたが、色々な事があったので
日記にしてみたいと思います。
そもそも、ブログの題名が、たかお日記だし。

6月19日(日)

朝5時半起床。
5時50分、羽田空港へ出発。

空港で朝御飯をたらふく食べる。
機内で寝る予定だったが、隣席の河野臨九段に、
「あの碁の、ここはどうですか?」
「この詰碁は、どうでしょうか?」
お陰で、ほとんど眠れず。

中国時間午後12時半に北京に到着。
猛烈に暑い。現地の人曰く
「今年は、異常気象。今年最高は、38度!」

午後1時半、ホテルに到着。
移動時間は、8時間半。
国際棋戦の出場回数の多い河野九段は、
「北京は楽で、いいですね!」
そんなもんか。

ホテルに着いてから、2時間ほど
死んだように眠るzzzzz

午後6時~前夜祭。
中国語だけで、何を言ってるか分からないが、
今回、特別に出場する、コンピューター囲碁ソフト
「DeepZen」の単語はよく飛び出す。

抽選の結果、一回戦は中国の江維傑九段と。





11時頃就寝。








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夢百合杯抽選会

2017-06-18 20:47:49 | 囲碁
1回戦は、中国の江維傑九段と。
強敵ですが、頑張ります!!!

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夢百合杯

2017-06-17 14:40:29 | 囲碁
本因坊戦七番勝負第4局は、
井山本因坊が勝ち、ストレートで防衛。
内容的にも、完勝と言ってよく、
最近、益々充実していますね。

一方、本木挑戦者は、実力が発揮できななかった。
経験不足だったかも。
まだ21才ですし、これからでしょう。


今日は、20才の一力七段が中国の
甲級リーグで対局中。
世界のトップ棋士が集まるリーグで
どのような成績を残すか、注目ですね!


そして、40才の私も世界戦にチャレンジします。
第3回夢百合杯のため、明日から中国へ。
1局でも多く打てるように、頑張ります!!!

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昨日の対局。

2017-06-16 11:47:42 | 囲碁
本因坊戦最終予選・山田九段戦(黒)





ここで黒番。
Aの断点をいかに守るか。







実戦の黒1とは、ケチくさい手を
打ってしまった。

白2,4と逃げられ、
黒5が先手なのが自慢ですが、
中央のパラパラした白が軽く、
攻めるのが困難。






第一感は、黒1のカタツキだった。
カタツキは、コンピューターが多用し、
人間の碁でも、飛躍的に増えた。

黒1に対し、白Aなら黒Bで
白地の増え方より、黒地の増え方が大きい。







カタツキだと、白1,3を心配した。
しかし、黒4から黒6と冷静に打つ手があった。
(黒6で7だと、白6で困る)
黒10まで自然と地になるし、黒Aも
急所にいるので十分だった。

この後、終始難しい局面でしたが、何とか勝ち。
リーグ復帰目指して頑張ります!!!



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碁の句

2017-06-14 19:16:50 | 囲碁
囲碁界の大先輩でもあり、
公私ともにお世話になっている
囲碁ライターの秋山賢司さんから、
一冊の本をいただきました。






碁にまつわる俳句を紹介、
そして丁寧な解説まであります。

俳句の世界は、全く疎いのですが
松尾芭蕉、与謝蕪村、小林一茶、正岡子規、
著名な詩人が、碁の俳句を残しているとは、驚き。

これを機会に、勉強してみようかな?
全く、才能なさそうだけど・・・


明日は、第73期本因坊戦最終予選
山田規三生九段との対局です。
精一杯、頑張ります!!!



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