Manhattan マンハッタンでも虹🌈✨
クィーンズボロブリッジの手前で見つけた
虹は、ブロンクスに渡ってからもずっと。
写真ではうまくサイズ感が出せなかったけど、
巨大な虹の滑り台のようだった。
雨降ってないのに?と不思議だったけれど、
ブロンクスに着いたら夕立のあとの気配。
ひんやり涼しい風が吹いている。
カントリーハウスで必要なものや
生活用品を買うために、
3ヶ月ぶりのマンハッタンでのショッピング。
店内はもちろん、歩いていても
マスクははずせない。
ソーシャルディスタンスを守りながら、
店の外で並び、係の人に呼ばれると
店の中に入れるのだが
人数制限をしているために
いつも長い時間待つレジも
すぐに順番が回ってくる。
活気は取り戻しつつあるものの、
まだベニア板でふさがれたままの痛々しい姿は
暴動のツメ跡を残す。
レストランは、道路にせり出して
テーブルが置いてあり、
車が真横を通る屋外で再開しているお店を
あちこちで見かけた。
とはいえ、
真っ暗な店内に閉店のお知らせもなく
「For rent 」と店舗貸し出しの貼り紙が
ガラス窓に貼りついているレストランや
カフェも多くて胸がしめつけられるよう。
時にはその上からチェーン店の
新規オープンのComing soon のお知らせが
ドーンと乗っかっている。
小さな個人商店は
継続していくのは厳しいよ。
豊富な資本のある大手に
どんどん入れ替わってしまうのが本当に残念だよ。
それぞれの独自の特徴があって
良いものを作っている個人のお店が
どんどん消えてしまうんだ。と
日頃から嘆いているが、それが一気に
加速している様子に肩を落としながら
摩天楼の間を通り抜ける。
長年この街で過ごし、幾多の波を乗り越え
その移り変わりをみてきているリオにとって
言葉少ないけれど、思うところは
たくさんあるだろう。と察する。
交通量もまだまだ少なめ。
中心から離れていくと
ところどころ渋滞している道もあるけれど
それでも平日のあの、にっちもさっちもいかないほどの
ギッチリな車の量を考えるとグンと少ない。
今終わったからそっちに迎えにいくよ、と
ユニオンスクエア近くから
6th Avenue で買い物しているお店まで
20〜30分はかかるのだろうと
普段のつもりで思っていたら
あっという間に着いた。
道がかなり空いている証拠である。
道路がレストランで占領されて、
バイクレーンやバスレーンは確保なら
車はなかなか通れないよ。と
ぶつぶつ呟いていたが
私は交通量がこの先も減って
これでクラクションが常に鳴り響く
マンハッタンの喧騒もだいぶ緩和されるのかな?と
思うとちょっとホッとしたりして。
一見変わっていないようで
実際に歩いてみると
大きく変容しつつあるこの街はまるで
見えない巨大ハリケーンが通り過ぎたあとのようだった。
そのハリケーンは
また再び来ないとも限らない、
そんな危うさを誰もが感じているから
浮かれてはいられない。
それでも、
これまでに見たこともないような
巨大な虹の滑り台が天から地上に現れて
時折色を強めながらそのカタチのまま
長い時間大きな光を放っていた。
まるで立ち上がり始めたこの街の姿のようだった。
New York is tough.の言葉通りに
タフに、また元気を取り戻す時が
訪れる日を信じて。
今日はまたこれから自然豊かな
ペンシルバニアへ。
ウチの玄関の前の生まれたばかりの
小鳥ちゃんたち大きくなっているだろうな。
野生のラズベリーは色づいたかな?
ホタルもまだ飛んでいるよね。
爆音のサイレンや
夜中まで歌いまくる裏庭パーティの
にぎやかな声、
通りを走り抜ける大音量のラテンの音楽
朝方まで鳴り響く花火の轟音に
起こされることもない
静かなカントリーハウス。
とにかく音のボリュームが
けた外れなニューヨークとは対照的な暮らし。
そのどちらもが私にとっては心地よく
静と動…いや静と激動の
2つの世界がうまい具合に良いバランスを保っている。