KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★リンゴとこぶたちゃんのストラップ

2011年05月19日 | KAORUの好きなものギャラリー

三重県にあるファインの工場で
お仕事をしてくださっていた方が
作ってくれた

かぎ針編みの携帯ストラップ。


わんこ、にゃんこ、おサル、
くま、うさぎ・・・

お花を手に持っていたり、頭に飾っていたり、
ビーズのネックレスをつけていたり、
元気なポーズだったりと、ホントにどれも
超カワイイ~!!!


私はリンゴを大切に両手で持っている
こぶたちゃんを選びました♪


ひとつひとつ違う表情。
愛のこもったぬくもりのあるハンドメイド。

見ているだけで、気分ほっこり~!

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★田舎のお母さんセット

2011年05月12日 | KAORUの好きなものギャラリー
母の日、オーストラリアから久々の電話。

「あ?もしかしたら母の日だから?」
と言ったら、


「うん、そんでさぁ。
こっち寒いから冬服送ってくんない?」

ありがとう、も何もなく

いきなり要件、である。


「それからさぁ、あと半年
こっちにいるの延ばしたいんだよね。

ホントは大学行きたいんだけど、
高いからさぁ。
語学の専門学校、もう半年いいかな?

テスト受かるようにがんばって勉強するから。


あとさぁ、今 コリアンと住んでて
すっげー楽しいんだよね。
高校の合宿生活みたいで毎晩ずっと話してるんだよ」


「えっっ???女の子?男の子?」

「男だよ!23才ですっごくいいやつなんだよ!」

「何語で話してるの?」

「英語に決まってるだろ。
じゃあ電話かわるから!」

「HELLO!」

…いきなりルームメイトが出てきた。

良さそうなカンジの声で安心する。



しばらくおしゃべりした後、

「じゃあさ、オレの部屋にいってくんない?
欲しい服言うから。何ある?」


とあれこれ欲しいものをチェックして

「早く送って!こっち朝は0℃になったりして寒いから」

「え?この間まで40℃の真夏だったのに?」

「寒暖の差が激しいんだよ!」

そうか、日本と季節が逆なんだっけ。



*************************


最近は連絡あるのは、ほぼ要求メールだけである。



覚悟はしていたけれど、

でも、楽しそうで、イキイキしていてよかった。



これから、冬服のほかに帽子、まゆげシェーバー、

なつかしの駄菓子とか、クレヨンしんちゃんのお菓子とか

仮面ライダーの人形つきラムネ入り
お菓子をルームメイトの分などなどを一緒に

めいっぱいパンパンに詰めて、

Tatsuroの暮らす、オーストラリアへ♪



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★山盛りマンゴーかき氷♪

2011年05月04日 | KAORUの好きなものギャラリー
2日間のイベント参加を無事終えて、
これから北九州空港へ。


西日本インポートフェア内で
開催された「癒しフェア」

世界各国の民芸品や、食べ物やさんが
いっぱい出展していて、
つくなり気もそぞろ。


ゴールデンウィーク中、1日~5日までの開催で、
1日には「Go!Go!Japan♪プロジェクト in 北九州」が行われ、
3日、4日の2日間に参加しました。




昨日のお昼はベトナム料理。
今日はロシア料理。熱々の揚げたてピロシキとボルシチを食べました。


その他、インド料理やタイ料理、中華料理の他
ギリシャ料理、モロッコ料理など珍しいものもたくさんあって、迷っちゃう。


そんな豊富なメニューの中でハマったのが
「特大山盛りマンゴーかき氷」


フレッシュマンゴーと、マンゴージュースに
なんと大好きな練乳がかかっているの(≧▼≦)!


「練乳って誰が考えたの?
ホントにおいし~♪」

イチゴにトロっとかけるたび
一人で叫んじゃう。

本当に大発明だと思う。


口いっぱいほおばっていたら、
親子連れのお客さまが

「あの~、みて頂きたいんですけれど…」

とおっしゃるので

「どうぞ!どうぞ!もうすぐ食べおわります!
溶けちゃうので、少しお待ちください♪」と言ったら

快く待ってくださいました。


マンゴーかき氷をブースで
幸せそうにほおばっている
スピリチュアルな出展者なんて
そうそういないと思うけど…

ま、いっか。

食べそびれたら、ゼッタイ後悔しちゃうもんね


**************************

それから、長蛇の列だったのが
韓国、450年の伝統を誇る
幸せを呼ぶ宮廷糸菓子「福糸玉(ふくいとだま)」。

鮮やかに、糸状に伸びる水飴。
ハチミツとオリゴ糖を熟成させて
職人の手で16,000本にまで伸ばしていくのだとか。


昔、王様がデザートとして
召し上がったお茶菓子なのだそう。


松の実、ピーナッツ、アーモンド、黒ゴマ、かぼちゃの実
などを粉末にしたものを中心をおいて、
フォークのようなもので
クルクルっと巻いて、繭玉のように丸めて
そのままそっと仕切られた箱に詰める。


迷いのない、それでいて壊れやすいものを
デリケートに扱う優しさあふれる速度。

メリハリのある動きは
まるで美しい芸術をみるような一連の動作。

写真撮ってもいいですか?と聞いたら、
こっちの方がいいよ!と指を差し、
息子さんらしきイケメンは
長く細く糸のように伸ばしたまま
撮り終わるのを待ってくれて、いいショットを収めることに成功。







まだお店がすいている
朝一だったから、日本語の上手な
お父さんらしき店主が、
冷凍庫で凍らせるとおいしいよ!などなど

いろいろ説明してくれたあと、
できたて一個をそっと手のひらに乗せてくれました。

実演販売で日本をあちこと回っているのだとか。

ホロホロの食感と香ばしくてほんのり甘いナッツの味。







初めてのおいしいスイーツたち♪


今回もまたまたお世話になりました、北九州。


またすぐ戻りますよ~
コメント (2)
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★天然温泉 平和島

2011年04月04日 | KAORUの好きなものギャラリー
今日は、お休みすることにしました。


自転車で10分ほどの場所にある
平和島の天然温泉でゆっくりしてきます。

天空露天風呂は、空を見上げて、
風に吹かれて気持ちいい。


海に近いから、塩分たっぷりのしょっぱい塩風呂。

しっかりデトックスして、
また元気になってくるね♪

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★あれから1週間

2011年03月18日 | KAORUの好きなものギャラリー

震災から1週間が経ちました。

被災地では本当に辛い日が続き、


仙台の人たちには、
心が折れそうになったら、
気軽に遠慮なくいつでもメールを送ってね!と言ってあります。


夜中でも、枕元に携帯を置いて
S.O.Sのメールに、すぐに起きて
返信をするようにしています。


今、私のできることは
たくさんの人たちを救うことはできないけれど

わずかな人々だけど
直接にコンタクトを取って励まし続けることで

その人がまた、ほんの少しでもパワーをチャージして
新しい朝を迎え、多くの人々をサポートできるように
心を寄せていくこと…なのかな、と思っています。

これほどの事態にどれだけの力になれるかわからないけれど・・・

でも、何にもしないよりいいから・・・という思いだけで。ただそれだけで。

*************************

東京では
相変わらず静かな日々が続くなか、

昨日は大規模停電の可能性があるため
節電を呼びかける放送が区内の非常用マイクと車でも
呼びかけ、慌しい雰囲気になりました。


そんな中、ファインは基本的に
平常通り営業を行っていますが
暖房を消し、電気は半分にしています。
ダウンやコートを着ながら仕事をしています。

あるタレントが、
被災地に送る物資を集めるイベントを開き、
集まった人々に声をかけた話を聞きました。


その中で、会社員の女性に

「しっかり働いてね。今ここでできることは
経済を回していくことなんだ。
経済まで冷えきらせちゃダメなんだ!」と
話していたそうです。


そうだ。

停電を免れている首都圏まで
元気をなくして
すべてがストップしたら日本経済まで
本当にダメになる。


こらえていてもやっぱり涙はでちゃうけど、

仕事、ちゃんとやろう。


そう思い、このところずっと手がけている
新製品の立ち上げが大詰めを迎えていて、
工場と連絡を取り合ったり
印刷会社にデータを送ったり、
ライセンス先のアメリカに申請手続きをしたりと
新しい製品を産みだすことへ力を注いでいます。



いい商品が出来上がるから、皆さん楽しみに待っててね!


完成の際には、このブログでご紹介します。


すっごくかわいくてキュートな歯ブラシシリーズです。



もちろん、ファインの歯ブラシも
被災地に寄付するための準備を整え、
あとは発送に向けて手配をしている最中です。


今、個人でできること。
会社単位でできること。

そのひとつひとつを合わせて
大きな力に。

ひとりじゃ何もできないけど、

ひとりひとりしっかり生きよう。


***********************

最後に・・・
私の知人から送ってもらった動画です。

たくさんの人に支えられて
生きていることを実感する画像です。


http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc

 

多くの方の魂が救われて、癒されていきますように。

被災地の皆さまが一日も早く笑顔を取り戻すことができますように。














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★不安な夜に希望をのせて♪

2011年03月16日 | KAORUの好きなものギャラリー
今日は46回目の誕生日。

いろいろな思いが交錯する、
不安な日々だけど…

たくさんのハッピーバースデーメールをいただき
本当にありがとうございます


今日はようやくtamaちゃんからもメールがあったし
HORIさん一家も全員無事との連絡ついたし

ようやく、ひとまず一段落。


**************************

19日から予定していたイベントは
混乱の最中だし、連絡のつかないまま当然中止と
思っていたら・・・

なんと昨日、15日の午後のこと。

仙台の主催をしてくださる
サイトウダンスアカデミーのKayokoさんから
わざわざ中止します。とのメールが入った。

さすが、マジメな日本人。
被災していらっしゃるにもかかわらず
きちんと連絡を下さり、
KAORUさん経由で申し込んだ方々にも
その旨伝えてください、という。


こんな時期に、みんな大変なのに・・・。




約束をきちっと果たそうとする。
その心遣いに頭が下がる。


この精神こそ、今世界でも賞賛されている
日本人の節度ある態度と冷静な対応である。


**************************


キャンセルの連絡だけでも充分なのに、
近況がかかれていた。

Kayokoさんは
命からがら助かった親戚の方とご一緒だという。

またこのような楽しいイベントが開催できる
平安な毎日に早く復旧できるように祈りましょう。と

前向きな言葉が、なんとも嬉しい。


すると同じ主催のメンバーのAsakoちゃんからは、
復旧作業している人向けに炊き出しを
しているのだという報告メールが。

料理は苦手なのに、いきなり料理の実践です。とのこと。

とはいえ、宇宙食みたいなスープにカンパンを混ぜて
作っています。という意外と知らない炊き出しのお話。

かならずや復活祭を開催しましょう
とそえてあった。


そして、Hiromiさん。

自宅の後片付けは後回しにして
連日、避難所で人々のケアにあたっていて
家も家族も失った人や、福島原発から逃げてきた人など
がいっらっしゃるのとか。

今、自分の命があるだけでも有り難いけれど
あまりに悲しい現実があって
自分のメンタルもめいっぱいになってきたのだそう。


しよう、しよう 復活祭


その日が来るまで、どうか皆さん

精一杯生きて

**************************

メールは極力避けていく必要も叫ばれているが、


こうやって、情報の少ない中
現地の方々と励ましあい、
またかならず合う約束をすると、
それを夢見て
未来へと希望をつなげるのではないだろうか。

生き残った方々も、今は気が張っているけれど
日を追うごとに疲れが増してきて
体も心もきっと限界ギリギリになってくるし、


外とつながっていることへの安心感って
たしかにあると思う。


そして、今の自分の状況を誰かとシェアすることで
ひとりではないことを実感できる。


目の前に広がる現実だけでは
気持ちがやはり疲弊してしまう。


**************************


大きな余震が続き、放射能を少しでも避けようと
外出時にはマスクをして、
街は平日なのに静まり返って、人影もまばら。


東北の方々とは比べものにならないが、


東京もまた被災地のひとつに入るのだろう。


今日は仙台のホテルをキャンセルし、

来月予定していた、結花里さんとの台湾旅行もキャンセル。

台湾で花博があって、見に行くことになっていたけど、
なんだかそんな気分じゃないしね・・・。
台湾は近いし、また計画しよう!ということに。


3月25日(金)の高崎でのセミナーも
計画停電により、まだ開催時間は未定。

3月13日(日)の伊勢崎個人セッションは27日(日)へ移動。


そんな変則的な状態。



だけど・・・・・・・・。

ハワイのツアーには予定通り参加しようと思う。

6月だからまだ先だし。

そしてもうひとつの理由として
イベントで、個人セッションの出展で参加するほかに
セミナーで講演を予定している。

勧められておだてられて(?)励まされて、
その際に、英語で講演するつもりなのだ。


ヘタでも自分の言葉でしゃべったほうが
ぜったい伝わるよ!
KAORUちゃん、今から練習すれば大丈夫!と言われ、
決意し、初の英語スピーチ

先週、震災直前に申し込んだばかり。

まだ内容を決めていなかったけれど
アメリカ人たちの前で、
今回のこの経験を通して学んだことを伝えたい。

ハワイ在住の人だけでなく
アメリカ本土からも参加しているし、
さまざまな人種がいるだろう。
ハワイ在住の日本人にも伝えたい。


不安と悲しみを乗り越えて、
すぐに復興へと立ち上がろうとする
たくましいニッポンのこと、

みんなで励ましあい、支えあい、

時に涙しながらも、一緒に喜び合える
このニッポンを、

リアルタイムで体験したからこそ、
スピリチュアルの視点と合わせながら
より奥深い話ができるのではないかと思う。




**************************



2011年、また新しいチャレンジが始まろうとしている。






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★セミナー直前!ケーキ焼いてます。

2011年03月06日 | KAORUの好きなものギャラリー
今日は午後1時30分から
「リーディング実践講座」

3時間の長丁場なので、スイーツタイムがあります。

どんなスイーツにしようかな…
昨日買い物しながら、考えていましたが、
あ!久々にチーズケーキ焼こう~!と閃いて、
クリームチーズと生クリームを買いました。


卵もお砂糖もあるし。

あとは、ミキサーでガ~っと混ぜて焼くだけ♪


簡単だから、ミキサーがお家にある方は
ぜひ作ってみてね!



*クリームチーズ…1箱
*生クリーム…1パック
*砂糖…1/3Cup
*卵…2コ

全部をミキサーに入れて混ざったら
ケーキ型に流し込んで170度のオーブンで40分焼く!
ただそれだけ。

仲良しの結花里さんに教えてもらった
超簡単レシピ。


ではでは、これからセミナーの準備しなきゃ~(≧▼≦)

**************************




今日のスィーツ・・・・・・・・・

・クリームチーズケーキ
(KAORU♪作→ちょっと焦げる寸前になっちゃった!香ばしかったけど)

・モーモーロールケーキ
(北海道バニラとチョコレート)

・鳥モツ煮チップス
(山梨→MIYUちゃん差し入れありがとう~!)

・いちご
(とちおとめ)

・ベビーキーウィ
(わずか2cmほどの小さいキーウィ
→大森住民にこよなく愛されている(?)
「西友」でしかまだ見たことがないオリーブみたいな大きさ。
割ってみるとしっかり、キーウィのミニチュアです。)



**************************

セミナーを終えて・・・・・・・・・・

初開催でしたが、
本当に中身の濃い、充実した時間でした。

3本立てで進めていきました。

みなさんそれぞれに、
きっかけや夢、目標を語り、自己紹介。

第一部はKAORU♪のトーク
「心に届く、魂に響く言葉とは。
~伝えるということを通して生き方を知る~」

第二部では
現状で困っていること、こんな時どうしてる?など
具体的なディスカッションをしながら自分なりの
ベストアンサーを見つけていく。

第三部、
質問内容を、紙に書いて
参加者全員にリーディングしてもらう。という
なんともぜいたくな内容。

自分がリーディングしてもらうときには、
すごく嬉しいのですが、
リーディングする側になるときには
制限時間「1分」。

なんといっても実践講座ですから♪

自己紹介も、3つの項目を「5分」でまとめる。
というルールを設けました。


うまくいかなくてもOK!
なにしろ練習だから。

とにかく実践と体験あるのみ。
数をこなしていくことが、
現実の的確なリーディングに
つながっていくのだと思っています。

でも、その前に
覚悟を決めること。

この仕事をやるんだ。という

ただそれだけの“根拠のない自信”ならぬ、

“根拠のない覚悟”。


むずかしい理屈や理論や
できるかできないかではなく、
ただシンプルに、やります!と自分に、天に宣言すること。


それを決めた上で、
具体的に実践を積んで、
自分なりの法則を見出し、改善を重ね
向上し続けていく。


それは、特別な能力を持った
リーディングリーダーにだけ言えることではなく、

会社を経営することも、

人間関係も、

スポーツも、趣味の世界も

生きることすべてに当てはまるのではないかと思うのです。


人生を生き抜くという“覚悟”を決めて
日々いろんなことから逃げずに
さまざまな“体験”をしていくこと。

そのプロセスから得られる情報を未来に生かしていくこと。


**************************

最初は、

話をするのが苦手で…
起承転結がうまくまとめられない…
コミュニケーションに自信がない…

といっていた方々も、

1分間リーディングを立て続けに
何度も繰り返していると、

たった60秒で、しっかりと起承転結のアドバイスが
どんどんでてくるようになるからスゴイ。

いや~、伝えたいことのメッセージは同じなのに
ホントにいろんな表現があるのだな、って
感心しました。


そして、私自身とても刺激を受けました。


みなさま、本当にありがとうございました♪


また、反応を見ながら
いつの日か、開催できたらいいな~と思っています。




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★節分、黄金の恵方巻

2011年02月03日 | KAORUの好きなものギャラリー
今日は節分。

このところ、すっかりブームを通り越えて
文化と定着しつつある恵方巻を
母が近所のコンビニで予約してくれた。

たしか去年のうちだったか、
年明け早々だったか、
とにかく早くから「恵方巻き食べる?」と

希望者を募って申し込みに行ってくれたのだった。


元旦にはもうすでに
大々的に宣伝していて、豆まきだけの節分が
よりいっそう華やいだカンジだ。


コンビニ、といえども
ここ最近はクオリティが高い。

保存料などの添加物についても、素材も、味も
こだわりの内容である。


***********************

会長である母が用意していくれた
「黄金恵方巻」と「海鮮恵方巻」がテーブルに並び、

ファインのみんなで
夕方、仕事の手をとめて
リビングに集まった。


社長であるNAOKOが方位磁石で南南東を探し、
「はい、みなさん!このあたりですよ~」と
手を振って位置を教えてくれる。


そのあと、かぶりついているところを
記念撮影。

「あっ!!!KAORUさん、顔がイマイチ。
もう一枚ね!」

再びタイマーがピッピッっと点灯し、
シャッターが降りるのを、かぶりつきながら
じっと待った。


あんまり、口大きく開けすぎても
ちょっと具合よくないよな・・・。
ぜったいヘンな顔になるし。

10秒ほどのうちに大きさを、ひそかに調整する。




「あ!食べてる間、しゃべっちゃいけないんだよ!!!」

「YAMAちゃん、しゃべった~!」

「ENちゃんも~!!!」



「願いごとした?」


「わ~!すっかりそれは忘れてた。
だまって食べることに一生懸命だったから」


KAORU:「途中でおしょうゆが欲しくなって、
おしょうゆ欲しいほしい!って思っちゃったよ・・・。
あと、お茶も飲みたくなって、お茶いつ飲もう?
お茶欲しい!って思ってた・・・。」

「じゃあ、おしょうゆとお茶はぜったい
いつも手に入るね!ぜったい叶うね!」


わ、マジ?ありがたいような、微妙なような・・・。

なんとなく思いもかけない願い事を
してしまったことに戸惑っていた。





なんとも、のんびりしている会社。


それがファインの社風なのである。

世は不況の風が吹きすさんでいる中、
ありがたいことに、なんとかかんとかしながらも
渡り歩き続け、叔父→父→母→妹と4代目。


厳しいこの時代
奇跡のように、すごいことである。


***********************


仕事を終えて、今日は久々に
骨折から無事復活したコロのお散歩。


いつもの公園には
2月に咲く「河津桜」のつぼみがふくらみ始めていた。

今年は寒いせいか、咲くのはもう少し先かな。


しばらく歩くと
剪定した枝なのだろか、ポロン。と地面に落ちていた。

ソメイヨシノ? 木肌が桜っぽい。


ずいぶん枝ぶりがよく、バランスを取りながら
安定して立ち上がっている姿に
いったん通り過ぎたものの、思わず振り返った。




このまま置いていても、通行人とか
公園で遊ぶ子どもたちのジャマになって
捨てられちゃうんだろうな。

す~っと先端まで美しく伸びた枝がキレイだな・・・。

どうしよう?


今度の作品展は5月か・・・。

使えるかな?

大きいかな?



あれこれ思いをめぐらし
近寄って、そっと枝に手を伸ばした。


普通の人から見たら、単なる枯れ枝だけど・・・。

その安定感と緊張感のある美しさに
心奪われてしまったのである。


花を加えて、手を加えれば
新しい息吹となって甦るだろうな。と思った。



かくして1メートル以上ある
切り落とされた、桜の裸樹を片手で持ち、

もう片方の手には、久々のゆっくりしたお散歩に
喜々としたコロの手綱を握りしめて、

ほんの少し、春の気配の漂う空気を感じながら

なんとなく幸せな気持ちに包まれて、夜の道を歩いた。


やっぱりお散歩って気持ちいい。


***********************


帰ってから、部屋を掃除し
電気を消して、窓を開けて

コロと一緒に恒例の豆まき。



これをしないと、新年が始まらない。


***********************


今日は新月。

久々に、お願い事しよう~。

お月さまには、ちゃんとした願いごとね。
チャンスがもう一回あってよかった!



そして
明日は立春。

早く、春が来ないかな♪























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★晴れの日を迎えて

2011年01月10日 | KAORUの好きなものギャラリー
晴れの日は、やっぱりいい。


あでやかに着飾った新成人たちは、
誰もがキラキラと輝いていて美しい。

道行く人々は誰もが振り返り、そして
優しく微笑んでいる。


成人式の日は、街が華やぐ日。


そして誰もが自分の、もうすっかり遠くなってしまった
懐かしいあの日を、一瞬の間、思い出す。


式に参加した人も、しなかった人も。

参加したかったのに、できなかった人も。


さまざまな事情や、思いが交錯する特別な日。




(一番左。7キロ痩せて、40℃の
夏のオーストラリアですっかり日焼けした
丸い顔の坊主頭がTATSUROです♪)



**************************


私は、25年前。
この写真とまったく同じ場所で振袖姿に身を包んだ。


当時は品川公会堂という名称だった。

現在は、フィーノライフスタイルセミナーでも
すっかりおなじみの「きゅりあん」。


25年後、こうしてまた
今度は母として同じ場所にいるなんて
なんだか不思議。


**************************

出かける直前、
ばたばたと準備していたらメールが届いた。

大学時代の友人、群馬に住んでいるKAZUMIからだった。


「成人おめでとう」のメール。

「薫も達郎君もがんばった。おめでとう」
という文章を読んだら
なんだか急に涙がこぼれてきた。


あ、そうか。

私、がんばったんだ。


そんなつもりなかったんだけど、
がんばったんだ。

そして今日、無事本当に節目を迎えたんだ。


一人の人間を、天から預かり
大切に育てて、そして巣立たせる任務は
そういえば、そんなに簡単なことじゃない。


さまざなことにぶつかるたびに

時には、
もうできない。子育てなんてムリ。

産まなければよかったんじゃないかって、
やっぱり、若き日の私は
何度かそんな思いが脳裏をかすめたことだってある。

もう出てってやる!って思ったことだってある。


いつだって体当たりだった。


感情をぶつけ合って、

弱い自分をさらけだして、

そして、だんだんと本当の大人になっていく。

育てているつもりが、育てられている。



成人式はその通過点にしか過ぎないけれど、

この日を迎えて、
絶妙なタイミングでメールをくれたKAZUMIの言葉を
読みながら、私は育ててくれた両親のことを思った。




あぁ、こういう思いで私もまた大切に
はぐくんでもらったんだね。


ありがとう。
育ててくれて、ありがとう。



**************************



いつの間にか、私たちは
一人で大きくなっていったような錯覚に陥ってしまう。



親と子の問題をかかえている人は
とても多くて、

相談の内容でもなんと多いことか。


そして、別の問題で相談にくるのだけれど

結局ひも解いてみると、
親との問題に行き着く場合が本当に多い。


もう、親とのことは解決してると思ってた。

許してるつもりだった。


老境にさしかかり、
どんどんと弱っていく
親をもう責めることなんかできない。


あるいは、

もうこの世にいない親に、いまさら
本当はもっと愛してほしかった、なんて訴えることも
本当はもっと甘えたかった、なんて思いをぶつけることも
できないことを知っているから。


大人になった自分が、
それを必死に諭すようにして止めている。


だけど、

本当は満たされていない、子どもの時の自分。


傷ついたままで、癒されることなく
放置され封印したまま。
誰かにわかってほしくて、
どうにかしたくて。
でも、どうしようもできずにいる人が
実はすごく多い。



親との満たされない愛を恋愛に求めて、
その傷を埋めようとする人もいる。

あるいは、自分の殻に閉じこもるようにして
外部とのコミュニケーションをうまくとれなく
なってしまった人もいる。

もう傷つきたくない、とその繊細なハートをかばうために
攻撃的にふるまうようになってしまった人もいる。


依存症になったり、引きこもったり、犯罪者になってしまったり。

そこまでいかなくても、
表面上には浮かび上がらないけれど、
主だった自覚症状はないけれど
葛藤をし続けている大人たち。


その影に、親との関係が
深く根をおろしている場合が多い。



**************************

いろいろな方たちの話を聞くたびに、
いろいろなアドバイスをしながら、
本当は、身が縮む思いだ。


私は、ちゃんとできていたんだろうか?

無意識のうちにいっぱい傷を
つけてしまっていたのではないだろうか?


まだ過程の段階では、なんとも言えない。




だから、その傷つけてしまった親たちを
あなたの親はとんでもない人ね!とけなすことはできない。

自分が実際に経験してみてよくわかる。


親もまた、未完成な存在にほかならないからだ。

その時、生きるのに精一杯だったから、
上手に子どもを愛していくことが
できなかった“だけ”だからだ。


育てるって、本当に容易なことではないからだ。


その当時、まだ未熟だったその人を許してあげてほしい。
といつも私はお願いしている。


そして、
傷つきながらも、幼い心で精一杯受け止めようとした
小さいころの自分を、大人になった今の自分が
抱きしめて、誉めてあげて。と、同時にお願いしている。



辛かったよね。よくやったね。って。



結局、最後に乗り越える力を持っているのは
自分自身でしかない。


親も、そしてその周囲の人も、
最後の“その力”は持っていないのだ。


自分自身を本当に癒し、愛していくのは
いくのは私自身。


そのことを、本当に本当に理解し、
経験を繰り返し、実践できるようになるまで
私たちは、きっと輪廻の旅を続けていくのだろう。




**************************

成人式に向かう前、
神棚とお仏壇に手を合わせて
長い間ご挨拶をしていたそうだ。
(私は子どもより早くに家を出ていたので
あとからうちの母に聞いた話・・・)



自分という存在は?という問いに、

「自分は“清水達郎”という存在。

楽しんで人生を生きる!」と答えたそうだ。


そっかそっか。
いいね、それ。

ありがとう。
育ってくれてありがとう。


**************************


新成人として、新しい門出。


新しいスタートラインにたった
すべての若人たちが、
すくすくと伸びやかに、羽ばたいていきますように。

























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★表参道のクリスマスイルミネーション

2010年12月15日 | KAORUの好きなものギャラリー
師走とは思えないほど
ゆったりとした年の瀬。


このところうちの目の前の桜新道も、
一本裏側となる、箱根駅伝や
国際マラソンなどでおなじみの
第一京浜もすっかり交通量が減っている。


これも長引く不況の影響なんだろうか。

その代わり、といってよいのか
電車はいつも満杯。


一本遅れると、身動きできないほどの
満員すし詰め状態となる。

東京とその近郊のラッシュはハンパない。

もう絶対これ以上はムリでしょ?
冗談でしょ?って思うぐらいに
ギュウギュウにその身を四角い車内にねじこもうとする。


そして閉まるドアと同時に、
まるで魔法のように不思議と収まってしまう。


***************************


学生の頃、いつも乗っていた東武伊勢崎線の
北千住駅では朝のラッシュピーク時間、
各ドアごとに黄色い帽子をかぶった学生らしき
アルバイトがずらっと
みごとなまでの人数でホームの端から端まで
並んで立っていた。


彼らの仕事は電車に乗り込む人たちの
背中を押すこと。

もちろん、あふれかえる通勤、通学中の人々の
交通安全を守るのが第一だろうと思うのだが
実際には、来る電車ごとに
ひたすら無言で、ギュウ~っと押し込む作業の繰り返し。


下り電車に乗る私は、すいた車内に腰掛けながら
反対側の路線で起きている現実に
いつも震え上がっていた。

毎日あれに乗る人は大変だろうな~・・・・。

さぞかし、学校や会社に行くまでに疲れるだろうな、と
気の毒に思っていた。


久々20年ぶりぐらいに降り立った北千住駅。

すっかりときれいになり、今はもうきっとそんなことも
なくなったのだろうな、とちょっと安心したが
それでも、忘れていた記憶、というのは
突然思い出すものである。


***************************

都会は人が多すぎて、
かえって気が長くなるのかもしれない。


待たされることに慣れっこになっていて
そして、忍耐強い。

ちょっとのことでは動じていられない。


いつのまにやら自分を守るすべのひとつとして
自然と備わった特技だろう。


***************************

そんな東京の中心部、表参道。

朝9時半近くに原宿駅から教室まで向かう
谷のようにゆるやかにアップダウンしながら
青山まで続くまっすぐな通りはいつも車であふれかえっているはず、
・・・なのに今朝は、ふと気がつくと長い一本道は
遥か向こうまで見渡せるぐらい、車がなかった。

こんなことは初めてだった。

しかも、今日は15日。
今までは五十日(ごとうび)と呼ばれていた
集金やら振込みやらに追われて、
特に年末は慌ただしさを極めていた日。


うちの近所だけじゃなくて、都心もそんなカンジなんだ・・・。

ちょっと驚いた。

そういえば社用車もグンっと減っている。
商談にくるセールスマンのほとんどか
最近では電車の乗ってやってくる。

会社についたとたん汗だくか、
または冬ならコートを羽織っていたらまず電車だったことがわかる。


真夏でも背広を着ているのに汗ひとつかかず
涼しい顔だったら間違いなく快適な、
冷房のきいた車だったことが一目瞭然である。

集金だって、わざわざ表に繰り出さなくても
今ならパソコンからだってコト足りる。


この現象は、由々しき事態なのか、
それとも、
景気低迷に便乗して、
はからずも健全なecoライフに一直線なのか。


今のところ、はっきりと断定はできない。



***************************



3レッスンを終えて、教室を後にしたのは
午後5時過ぎ。

ケヤキ並木には10数年ぶりという
イルミネーションが華やかに通りを灯して
昼間のぽかぽかとした暖かな陽気や静けさとは
うって変わってその様子が一変していた。


車は、いつものように
ライトをつけて往来していて
まるで街は息を吹き返したようだった。



それでも、昔のバブルの頃みたいに
浮き足だった陽気さでもなく、
景気を悲観した、地に落ちたような悲壮感もなく、

落ち着きを取り戻したような
静けさの中にほんのりと灯るような「光」のような気がした。

***************************


よけいなものをすっかりとそぎ落としたあとの、
本当に必要なだけの“輝き”。


そんな気配をこのところ、街のいたるところで
ひしひしと感じている。






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★にぎやかなお散歩当番

2010年12月15日 | KAORUの好きなものギャラリー
             【うちのコロちゃんです♪】

息子がオーストラリアへと旅立ってかれこれ1ヶ月がたつ。


この20年近くの生活リズムが一変したことで
淋しい感情が湧き上がってきたのは、
ホントに最初の数日間だけだった。

実際にはいないことの快適さや
気楽さにすっかりと羽を伸ばしている。




脱いだものを片付けて!とか、
お菓子の袋はちゃんとゴミ箱に捨てて!とか、
今日のごはんはどうするの?とか、
宿題は?ちゃんと遅刻しないで学校に行って!とか。


そんなことを毎日言い続けることから解放されたのだ。


反対に、仕事に夢中になってつい彼の存在を忘れて
ケイタイに電話がかかってくる。
「お母さん、おなかすいたよ。今どこ?」
「どうしてお金置いといてくれなかったんだよ!」と
言われると、いきなり駆けつけることもできない距離にいるときには
「ごめんね~。」と謝るしかなかった。
もう母親失格・・・。
なんて実は本当は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


「明日、朝早いから起こして!」と言われても
「すっごい疲れてるからムリ。
自分でがんばって起きて!」と自力でなんとか
やりくりしてもらってきた。


とにかく、仕事重視だった。

******************************


高校生に上がった頃から、少しずつ出張を増やし
週末は家を空けることが多くなったと同時に、
彼は仲の良いグループができ、たびたびブログでも紹介してきた
友人たちを呼んでは出張中にパーティを開いていた。

お鍋、たこ焼き、焼きそば、お好み焼き、焼肉などなど
そのレパートリーはとても幅が広い。

家に戻ると、家中が焼肉のにおいで充満して
数日は煙くさかったり、
このにおいはお好み焼きだったでしょ!と
階段をのぼっている最中にメニューがわかったりしていた。


最初の頃は、食べ散らかしやら、飲み散らかしがすごくて
疲れたカラダなのに後片づけで大変だったが、
それも数回。即座に厳しく指導した。

ちゃんと片付けないんだったら人呼ばないで!
ちゃんと洗い物して!今すぐ!と何度も根気強く言い続け
友だちがいようが何しようが、とにかく
キレイに机拭いて!食器洗って!と声を荒げて言うと
友だちたちも気をつかって一緒に動き始める。


そして、高校を卒業する頃になると、さすが3年間の成果。
いちいち注意しなくても、手際よく皆がビシッと片付けて
時には私のそのままになっていた食器まで洗って
食器棚にしまってくれるようにまでなっていた。


私も、出張中に淋しい思いでひとりぼっちで過ごしているよりも
大勢でわいわい楽しんでくれていたほうが
気持ちも楽でいい。

私が留守がちなぶん、
いつも一緒に過ごしてくれてありがとう。
心から感謝の気持ちでいっぱいである。

それに、
コンビニ弁当ばかりよりも工夫を凝らして
家で食事を作ってくれていたほうが安心だった。

******************************


大学生になっても高校時代の同じメンバーで
ほぼ毎日のように集まっては遊び、
最後の空港の見送りには、
たくさんの友だちが駆けつけてくれたのは
先月のお話にも書いてご存知の通り。


実は、後日談がある。

その翌日の日曜日、母とNAOKOと3人で
大森のお酉さまのお祭りに出かけたら
前日のメンバーのうち3人にバッタリ出会った。

「あ!KAORUさん!」と向こうから声をかけられた。
そしてすぐさま、「TATSURO、無事に出かけましたよ!」と報告をしてくれた。

それから、
空港での出国ゲートでのエピソードを教えてくれた。
「一人が歌いだしたんですよ。そしたらみんなで大合唱になって。
そうしたら、外国人が喜んじゃってビデオを撮り始めたんです。
そして、中には一緒に歌い始める人もでてきて
すごかったんですよ!」


その後、ついてすぐかかってきた国際電話でも
本人も同じことを話していた。

きっと、さぞかし賑やかで楽しいお見送りだったに違いない。

むこうでの生き生きとして充実した様子も
時折送られてくる短い文章のメールにあふれている。

*****************************

相変わらず、私は週末や休日になると
家を空ける生活が続いているが、
一番心配していたコロの散歩は基本は母にお願いしている。

それでも、やっぱり引退してあれこれと
新しい世界に飛び込んだり、自分の時間を楽しみ始めた
彼女のスケジュールと合わない時には
約束どおり、息子の友人たちに一斉にメールを送り
散歩の当番を募っているのだが、先日の山形。
あの時には、結局5人でお散歩に行ってくれたのだそうだ。

夜9時過ぎにメールが入り
「コロおさ(お散歩のこと)完了しました!バイト代はいりません。
そのかわりガス代やお皿を使わせてもらいました。
ちゃんと片付けて、掃除してきれいにして帰ります。
ありがとうございました」という内容。

ガス代・・・?ストーブ代のことかな?
お皿・・・?あ!お弁当でも買ってきてウチで食べたのかな?

そうよね、寒いしね。

いいよ、いいよ!もちろんOKよ!

と思って「は~い!了解!こちらこそ本当にありがとうね!」と
すぐさまお礼の返信をした。


*****************************


4日ぶりに家に戻ってみると、
部屋は出た時と同じように、いや?それ以上?に
すっきりとしていた。

あら?本当にキレイに片付けていったんだわ、あの子たち。

と思って、なにげなく冷蔵庫を開けると
お茶の1リットルパックが二つ、ドンっと中央に陣取っていた。


あら、残していったのね。
ひとつはまだ封が開いていなかった。


そして、そのすぐ左側にやはり封の開いていない
新品のお豆腐が1丁、静かに横たわっていた。
あれ?お豆腐って新しいのって買ってたっけ?

一瞬、記憶の糸をたぐる。

たぶん、買ってないと思う。


そして、またしばらくして。
夕食をつくろうと思い、今度はお肉コーナーの引き出しを開けた。


すると、

モツの真空パックの袋が一袋、ポロン。と入っている。

調味料の棚を開くと、封の開いた、
でもまだたっぷり入っているごま油を発見。

豆腐と、モツと、ごま油???
もしかして「モツ鍋???ごま油使うの?」

そして、決定的な「一味とうがらし」のビンを発見。


まるで、推理探偵のごとくひとつひとつの
物的証拠からメニューをひもといていくような気分だ。


*****************************

あっ、もしかして家の主は
誰もいないけど、もしかしたら「モツ鍋パーティ」だったのかしら?

あえていうなら、コロちゃんはわが家の主だから
無人の留守宅ってワケでもないけど。


何かがなくなっているのならともかく、いろんなモノが増えているなんて
不思議で奇妙な感覚でおかしい。

しかも、残りもので推測するぐらい
そのほかはキレイに片付いている。


これも、かれこれこの4年間の賜物だろう。

どこに何があるのか、どうやって片付けるのか
パーフェクトなぐらい把握している彼らたち。


たぶん、あうんの呼吸で手際よくみんなで
手分けして動いたに違いない。

そう思うだけで、なんだかくすっと笑っちゃう。
まぁ、コロも大勢いたほうが楽しいだろうし。

*****************************

そのことを数人に話したら
「さすが男の子のお母さんは違うわ~!」と
一様に驚いたあと、

「あ、でもそういえば知り合いの息子の友だちたちも
勝手にウチのお風呂に入るのよ。って言ってた!」

「洗濯機によその子の洋服が入っているって聞いたことある!」とか、

「ウチの兄キも、そういえばいっつも友だちいっぱい連れてきては
雑魚寝してゴロゴロしてたわ~!」

神経質になってたら、やってられないわね。男の子の親は。

と一瞬びっくりするけれど、まぁしかたないか。と
いうところに落ち着くのである。

もともと、おおざっぱで細かいことは基本気にしないけど
さらに拍車がかかったカンジかもしれない。
そういえば、すべてにおいて。

いろんなことにこだわらずに
ゆるやかに、ゆったり、ゆるめのほうが
なにかと生きやすい、ということをこの20年、
しっかりと教えてもらったような気がする。

*****************************

今週末の日曜日は山梨。
そして来週の木曜日は山形。

さっそく昨日のお昼ごろ
コロちゃんのお散歩依頼のメールを出した。

複数に同時に送ると、そこからメンバーを募るために
また一斉に送信されることになっているらしい。


だけど、いまだ音沙汰がない。


きっと・・・。
今度はなんのパーティにするか、
どんなメンバーにするのか、
プランを考えている最中なのではないか、と思うと
また、なんだかくすっと笑ってしまう。

やっぱり、もう寒いから鍋かな?

それとも、コロと一緒にクリスマスパーティ・・・だったりして?




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★群馬・伊勢崎 車窓より

2010年11月23日 | KAORUの好きなものギャラリー
朝もやが立ち上がり、低い雲に
覆われていた遠くに見える山。


なんという名だろう。
裾野が広がっているから、赤城山かな?


学生時代、群馬出身の友人が言っていたことがある。

「赤城山はね、本当は富士山くらいの
高さがあったらしいの。
だからあんなに裾野が広がっているんじゃないかって。

でも大昔の噴火やら隆起とかの地殻変動などで
上の部分がなくなってしまったのではないか、
と言われているらしいよ。」


あくまでも仮説なのだろうか、
その話の真偽のほどは確認していないのだが
それからというもの、
群馬や長野に向かう車や新幹線などの
車窓から時々、美しい裾野の広がる赤城山を見つけるたび、

左右のなだらかなラインを眺めた後、
その延長線上に伸びていたであろう姿を
空に向かって、これぐらいの高さだったのかな?と
思い描くのが無意識の習慣となっている。



広い関東平野のビルに囲まれた生活が長い私は、
遠くに山が見えるとつい、それだけで嬉しくなってしまう。


もちろん、海が見えるのもすごくわくわく嬉しいのだが、
何しろ最寄りの駅名「大森海岸」というぐらい
東京湾に面した地域。


風向きによって潮の香りがしたり、
静かな夜ふけには時折、ボーっと船の汽笛が
聞こえてくる。

東京モノレールに乗ると
まるで水辺の上を走る
アトラクションみたいだし、

首都高を走っても、展示会場のビッグサイトに行く時も
すぐに東京湾岸の景色が広がっていく。


普段はすっかり忘れているが
乗り物に乗って少し移動すると
海沿いに暮らしていることを実感する。


***********************************

そして、
好きなのが羽田空港から飛び立つ時の風景。


緩やかに滑走路を走り、
離陸の順番を静かに待ったのち、
最終滑走路でエンジン音とともにスピードを上げていく。

すると、突然視界と同じ高さで
並走するように海面のラインが開けていくのだ。

そして重い胴体を、
轟音と一緒に持ち上げた瞬間、
今度は眼下に一気に東京湾が広がり、
やがて太平洋へと広がっていく。


羽田は地元に入るほど近くて、
大森海岸駅から約20分の距離。
モノレールの大井競馬場駅からだと10分ほど。

小学校時代は空港の騒音で二重窓と、
当時珍しい冷房の完備された教室があり
今でも、町内会の回覧板には
空港近隣在住者のための健康診断開催の案内が回ってくるほどだ。


近すぎて、わからなかったが
あちこちと出かけるようになって、改めて
羽田空港は海の上に迫り出すように作られた
美しい空港なのだと思う。

あらかじめ、ネットで座席指定ができるようになった昨今、
座席が空いていたら
国内線は右側の窓側を指定するようにしている。

北に向かう時には太平洋が、
南に向かう時には富士山が
天空にほど近い場所から見下ろすことができる。

いつもの視点とは違う風景に出会うことができる。


***********************************

今年の夏からご縁をいただき、
足を運んでいる群馬県の伊勢崎。


どしゃ降りの早朝、家を出て
今はすっかり雨もあがった。

清々しい空気の中、今日もまた1日がスタートする。

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やっぱり名古屋はひつまぶし♪

2010年11月03日 | KAORUの好きなものギャラリー
最近わかったことがある。
うなぎは東海地方がだんぜんおいしい♪



背開きとか、蒸してから焼く、とか焼いてから蒸す、
とかどっちが関西風とか関東風とか
よくわからないけど、

とにかく東京のうなぎは
なんだかベタっとしていて
おいしい店があんまりない。


岐阜に行くといつも食べるけれど、
三重でもうなぎをよく食べる地域があるのだという。

そして、名古屋の「ひつまぶし」。

1膳目はそのまま、
2膳目はネギとワサビをかけて、
3膳目にダシをかけて食べる
独特のスタイル。


子どもの頃から
父の仕事関係やらお墓参りの中継地点やらで
意外とよく名古屋には行っていた。


でもここ数年、名古屋メシが
クローズアップされて初めて食べた
「ひつまぶし」は
私の中では超ヒット!


ダシのきいたお茶漬け風は
誰が考えたの?
名古屋人、すごい!って思っちゃう~。


東海地方のうなぎは、
外がカリっと香ばしくて、
中がフワっとやわらかい。

******************************


そういえば、夏休みやお正月やら
冠婚葬祭など親戚の集まりがあるたびに


よく新幹線に乗っていた。

父は食堂車が大好きで
新幹線に乗ると決まった瞬間から
ワクワクと楽しみにしていた。

東京駅から乗り込み、荷物を座席に
置いたらそのまま食堂車両を
目指して開店を待つ。


じゅうたんのひいてある
特別な雰囲気。
蝶ネクタイのウェイターさんが
優雅に持ってきてくれる
ハンバーグやサンドイッチは町のレストラン以上の、
特別な味だった。

レールの響き。
大井川や富士山、浜名湖の車窓からの風景。

何より、父が一番喜んでいる姿を
見ているだけで楽しかったんだな、って
すっかり大人になった今、
しみじみ思う。


新幹線のワゴン販売の冷凍みかん。
プリン、アイスクリームは
当時、どれも特別な旅のごちそうだった。


年齢を重ねるほどに
そのレパートリーが増えていくなんて、
素敵なコトだよな、なんて一人でうんうん、って納得!


世界を、日本を旅してごちそうを増やしていこう♪


****************************


隣の隣の席に座った
アジア人顔の親子が
「ひつまぶし」の食べ方がわからず困っていた。


お店の人は、山椒の入った陶器の
入れ物を指さして、
「ジャパニーズスパイス!」と素っ気なく言い放ち、
あとはは日本語と英語で書かれた
「ひつまぶしの食べ方」という説明書きを
黙って差出し逃げるように立ち去った。

「…。」顔を見合せ、
明らかに困っていた親子は
箸に手をつけられず、その場で固まっていた。


一瞬どうしようか、と迷ったが
意を決して
「Can I help you?」と聞いたら
一斉に笑顔になった。

どうやって食べたらいいの?
1杯目と2杯目の食べ方が違うってことなのよね?
1杯目はストレートで食べてっていう意味でしょ?
2杯目はどうしたらいいの?

などと、矢継ぎ早に質問が飛んでくる。


一通り、つたない言葉で説明してから

この名古屋のうなぎのスタイルは特別なの。
私は東京に住んでいるけど、東京とはまた違う食べ方で
名古屋のほうがおいしいから
オススメよ~!と言ったあと、

どこから来たの?と聞いたら

「マレーシア」という。


今日は名古屋、明日は大阪・京都・奈良、
あさっては東京ディズニーランド・新宿、
そして富士山を見て、また東京に戻る
5日間の短い滞在だという。


本人たちも「Very short stay!」と言っていたが
5日間で日本を行ったりきたりする
まさに超弾丸ツアーである。


日本人からしたらちょっと無謀なスケジュール、
「Have a nice trip!(ステキな旅を!)」
といってお別れをしてきた。


***************************


少しの勇気で、たくさん広がる世界。

ごちそうは、なにもおいしい食事だけとは限らない。


人との出会いと、そして楽しい思い出こそ
私にとって一番幸せな、こと。なのである。


次はまた、このブログを読んでいただいている
大切な、あなたにお会いできることが
私の人生のごちそうに、きっとなる。


また、会おうね!
またの時まで、元気でね!


私はいつだって会えるのを楽しみにしているからね!




コメント (2)
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★Key Word6  “鳥”のように翼を広げて

2010年10月27日 | KAORUの好きなものギャラリー
24日(日)は2010年6回目の
フィーノライフスタイルセミナー。

講師は札幌からお呼びしたNAOKIさん。



「“鳥”のように翼を広げて ~枠を超えて、自由に~」
というテーマにぴったりの、
サプライズ満載!の内容で、参加者の皆さんから
本当に楽しかった~
とたくさんの感想メールをいただきました


まず、NAOKIさんが振り付けして、
みずからダンサーとして踊っているショーのDVDをみたあと

「自分で作り出したコンプレックスに
自分でつぶされることなく、自分らしく生きる」

というお話など、一言一言かみしめるように
ゆっくりとしたトークのあと、
今日のセミナー内容の提案が・・・。

「KAORUさんが参加者全員の
過去世を見て、その時代に戻って寸劇をしてみるとか?」


それには、みなさんの顔がキラキラ!っと輝いたために
突如、私が飛び入りでグループごとに分けた
リーディングをしました。


***************************


今回の集まった方々は
スペイン時代のお城のメンバーでした。

一番上の階で、見張りをしている騎士のグループ。
敵にいつ攻められるか、緊張して神経の張り詰めた
最前線の騎士たちです。

その下の階は、まだ何が起ころうとしているのか
よくわからない若者たちの騎士グループ。
指示を待っている、ちょっとのんびり屋さんです。


そして、気の強い女性たちのグループ。
お城の上下を行ったりきたり、きちんと
様子を見ながら取り仕切ったり動けたりする
頼もしい女性たち。


それから、荷造りを始めている女性たちのグループ。
敵の様子や戦局によってまとめる荷物が違ってきます。
周りの状況をしっかりと把握し、
最小限の荷物を持っていこうとしている臨機応変な行動派です。


一番の下の階には
不安ではあるけれどのんびりと、何にもしていない
グループの女性たち。
周囲は騒がしく大変そうだけれど
あえて騒がず慌てずの、ちょっとやそっとでは動じないグループ。


そして、門番の2人。
とても勇敢で、人を見抜く力は抜群。
外からの外敵をしっかりと守ります。


講師のNAOKIさんは、若い騎士。
いろんなところを駆け回りお城を守っていました。

そして、KAORUは、そのお城の姫。
(おいしいトコどりで、すみません、ってカンジです

参加者はそのグループにどこかに属しています。


リーディングのあと、
そのグループごとに、NAOKIさんがまとめて
騎士やら女性たちごとのポーズを
ひとりひとり決めて記念撮影。

普段はまったくできないような
表情やら、ポーズで、ちょっと恥ずかしいけど
すっかり全員その気です。


また、バッチリとカメラに収まる
絶妙なバランスでさすがプロ!というほどキマリました。



***************************


そのあと、
グループごとに座り直して
今度はグループワーク。


気持ちをその当時に戻して、思い出話などをしましょう!と
いうことになりました。


そして、
当時はどんな思いでいたのか。
どんな人だったと思うか。
未来にどうやって生かしていくことができるか、と
いうテーマで思い思いにそれぞれにお話ししてもらいました。



***************************

当時の気持ちを思い思いに・・・って???と

この話だけ聞くと、「?…」と思うでしょ?


だけど、
なぜだかその場にいると
スラスラとみんな意見を述べるんです。不思議なコトに。


一番下ののんびりグループの女性たちに
私は途中で声をかけられ
「私たち、KAORUさんを守っていたんだと思う」と
言うんです。じたばたしててもしょうがないから
運命を受け入れていたんだと思う。

だからお茶でも飲んでいましょう、ということに
なったんじゃないかしら?という推測。

***************************


私は…
その時、無力で何にもできなかった姫だったと思う。

みんなが守ってくれているのに、
私がいるばっかりに、
みんなを巻き込んでしまっているのではないだろうか?

私のことはいいから、みんな逃げて助かってほしいのに・・・

と思いながら、戦うことも、守ることも、
行動することも何にもできなかったんじゃないかと思う。


なぜだかわからなけど、
急にそんな思いが湧き上がってきた。

なのに、みんなは
覚悟はできてたよ、って言ってくれて
胸がいっぱいになった。



今回の人生の私は、
もう無力な姫でもなんでもなく、
行動派の清水薫に生まれ変わったのだ。

自分で決めた道をきちんと歩いていける。

だから、いっぱい楽しんで
みんなを巻き込んで、充実した時間を作っていこう!って


このセミナーで思いを新たにしたかんじ。



***************************


たぶん、その時代は
戦いの世の中だったから、

きっとハッピーエンドじゃなかったと思うけど、


今日、こうやってまた再び集まって、
たくさん楽しんで、みんなでおしゃべりして
未来を語りあうことができたから、


ぜったいに

「Happily Ever After ~幸せな結末~」が

待っているんだと思う


だって、未来はぜったい変えられる。


過去のさまざまな失敗も、後悔も
いつの日か乗り越えて、幸せになるための
大切なプロセスだからね


***************************

Key Word6は、
思いもかけない展開となり、
舞台と過去がいっしょにコラボした2時間となりました



今年最後のフィーノライフスタイルセミナーは
次回、12月12日(日)PM2:00~PM5:00
きゅりあん5階の第4講習室です。



テーマは「花開くときのために ~幸運と繁栄~」となりました。

クリスマスオーナメントと、お正月の開運飾りを作った後
2011年に向けてのトークショーです。

できれば筆記用具、ハサミ、持ち帰りようの袋をお持ちください♪

参加費は材料費込みで7,000円です。


そして
そのまま会場を借りています。

PM5:30~PM8:30まで
忘年会&クリスマスパーティを開催いたします

参加費1,000円と一品持ち寄りで、何か食べ物お持ちください

それから、プレゼント交換をいたします。
500円ぐらいのプレゼント、持ってきてください


セミナーは参加できないけど・・・という方は
パーティのみのご参加も受け付けますよ~



詳細知りたい方はメールくださいね














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★横浜山手・外交官の家

2010年10月16日 | KAORUの好きなものギャラリー
横浜にある異人館での作品展。


私の担当はサンルームのテーブル。


グリーンの濃淡に塗った木のブロックに
スリガラスのような一輪挿しの花びん。

グリーンにこだわったのは、
実は、お隣の「ブラフ18番館」と間違っちゃったからだ。
ココだけの話だけど・・・。


搬入日の今日、
花や、資材をかかえて石川町の駅から
急な坂道を登り、外交官の家を目指した。

イタリア公園内にある、ステキな西洋館。

あ!ここ!ここ!
白と淡いエメラルドグリーンに塗られた木造の洋館。


外からのぞいたら、お花が飾られている気配がしない。

おまけにドレスアップした人影と
ピアノの音色が聞こえてくる?
コンサートを開催しているらしい気配。

あれ・・・?
建物の名前は「ブラフ18番館」

2~3年前にクリスマスのデコレーションをした館だった。


マミの本部講師仲間のMIYA先生に
毎回お誘いいただいて参加している
横浜西洋館のディスプレイ。


イギリス館など、何件か担当しているうちに
すっかりごっちゃになってしまっていた。


*****************************

「外交官の家」はその奥だった。


きゃ~、ちょっとヤバイけど、
ここまできたら、しょうがないもんね。


この作品でいくしかない!と腹を据え、半分あきらめ、

気持ちを集中させ、花を広げ、荷物をほどく。



出来上がった作品は、
おだやかな秋の夕陽をあびて
きらきらと輝いているような気がした。


太陽をイメージしたオレンジが
「燦く」の象徴である。


ベージュと茶色のシックな色合いの
「外交館の家」にも
バッチリ溶け込んだ。

サンルームのガラスの向こう、
青々とした木々が借景となり、予想以上に大丈夫だった。



あら~、“清水薫ワールド”ね!と

数名にいつものコメントいただいたので、
たぶん、みんなまたいつもの通り
ポカしちゃってるコトも気づいてないと思う。



*****************************



自分の作品に漢字一文字で
テーマをつけてね!といわれて久々に
子どもの頃に愛用していた
「漢和辞典」をひっぱりだした。


もう20年近く使ってなかったけど、
実は漢和辞典が大好きで
中学や高校生のとき
よく用もないのに開いては眺めていた。


ちょっとでも知らない意味があると
すぐに引いて、その周辺に書いてある文章を読んだり
ついでにほかの文字も調べては
ふ~ん、なるほど!と思っていた。


今振り替えると、辞書とともに過ごす時間が
意外と多い子どもだったように思う。


とはいえ、検定を受けるほど
たくさんの漢字も知らないし、
英会話にしても、日常会話はなんとなくできても、
文法やら英検など
アカデミックなものは
からきし自信がない。


ほぼノリと思いつきと、
インスピレーションで生き抜いている自由人が、
私、清水薫である。


なににもとらわれずに生きていきたいし、
一般的なスタイルや、当たりさわりなく無難に、
なにごともなく生きていくなんて、
ぜんぜんつまんない。


失敗は恥ずかしいコトなんて思えないし、
結局やらずにあれこれ考えて
もっともらしい理由を述べるよりも

とにかくなんでもピンときたら
動きだしてみたい。


人のコトをあれこれ言って、ダメ出ししているよりも
自分のコトに集中したい。



*****************************



9月の終わり、まだ作品も決まってないのに
テーマ名の期限が迫って
あわてて、手当たり次第に
辞書をめくる。



きれいな響きで、美しい文字、
素敵な意味を持つ漢字…。

たくさんの中から選んでいいのに、
なかなか絞りこめない。


何しろ、作品が決まっていないんだから
応用がきくものを探す必要がある。


昔よく読んだとはいえ、
知らない漢字が山ほどある。


パラパラと何度かページをめくり、
突如浮かんできた言葉は
「きらめく」だった。

どんな字だろう?


急に心が動きはじめる。


部首は「火」のところにあった。

そして2つ書いてある。

「煌めく」と「燦く」。



意味を読み比べて後者に決めた。

“太陽が燦々(さんさん)と降り注ぐ”にも使われる「燦」。

光輝く、という意味もすごくいい。


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ただ…


むずかし過ぎて、今すぐ書いてみて!
といわれたら、もう少し練習する時間下さい!って
お願いしないと、
「火」しか今は思い出せない。



久しぶりの懐かしい漢和辞典は
また久々にめくってみたくなって、

本棚に戻すことなく
今、そのまま枕元に置いてある。



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