KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★横浜山手・外交官の家

2010年10月16日 | KAORUの好きなものギャラリー
横浜にある異人館での作品展。


私の担当はサンルームのテーブル。


グリーンの濃淡に塗った木のブロックに
スリガラスのような一輪挿しの花びん。

グリーンにこだわったのは、
実は、お隣の「ブラフ18番館」と間違っちゃったからだ。
ココだけの話だけど・・・。


搬入日の今日、
花や、資材をかかえて石川町の駅から
急な坂道を登り、外交官の家を目指した。

イタリア公園内にある、ステキな西洋館。

あ!ここ!ここ!
白と淡いエメラルドグリーンに塗られた木造の洋館。


外からのぞいたら、お花が飾られている気配がしない。

おまけにドレスアップした人影と
ピアノの音色が聞こえてくる?
コンサートを開催しているらしい気配。

あれ・・・?
建物の名前は「ブラフ18番館」

2~3年前にクリスマスのデコレーションをした館だった。


マミの本部講師仲間のMIYA先生に
毎回お誘いいただいて参加している
横浜西洋館のディスプレイ。


イギリス館など、何件か担当しているうちに
すっかりごっちゃになってしまっていた。


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「外交官の家」はその奥だった。


きゃ~、ちょっとヤバイけど、
ここまできたら、しょうがないもんね。


この作品でいくしかない!と腹を据え、半分あきらめ、

気持ちを集中させ、花を広げ、荷物をほどく。



出来上がった作品は、
おだやかな秋の夕陽をあびて
きらきらと輝いているような気がした。


太陽をイメージしたオレンジが
「燦く」の象徴である。


ベージュと茶色のシックな色合いの
「外交館の家」にも
バッチリ溶け込んだ。

サンルームのガラスの向こう、
青々とした木々が借景となり、予想以上に大丈夫だった。



あら~、“清水薫ワールド”ね!と

数名にいつものコメントいただいたので、
たぶん、みんなまたいつもの通り
ポカしちゃってるコトも気づいてないと思う。



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自分の作品に漢字一文字で
テーマをつけてね!といわれて久々に
子どもの頃に愛用していた
「漢和辞典」をひっぱりだした。


もう20年近く使ってなかったけど、
実は漢和辞典が大好きで
中学や高校生のとき
よく用もないのに開いては眺めていた。


ちょっとでも知らない意味があると
すぐに引いて、その周辺に書いてある文章を読んだり
ついでにほかの文字も調べては
ふ~ん、なるほど!と思っていた。


今振り替えると、辞書とともに過ごす時間が
意外と多い子どもだったように思う。


とはいえ、検定を受けるほど
たくさんの漢字も知らないし、
英会話にしても、日常会話はなんとなくできても、
文法やら英検など
アカデミックなものは
からきし自信がない。


ほぼノリと思いつきと、
インスピレーションで生き抜いている自由人が、
私、清水薫である。


なににもとらわれずに生きていきたいし、
一般的なスタイルや、当たりさわりなく無難に、
なにごともなく生きていくなんて、
ぜんぜんつまんない。


失敗は恥ずかしいコトなんて思えないし、
結局やらずにあれこれ考えて
もっともらしい理由を述べるよりも

とにかくなんでもピンときたら
動きだしてみたい。


人のコトをあれこれ言って、ダメ出ししているよりも
自分のコトに集中したい。



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9月の終わり、まだ作品も決まってないのに
テーマ名の期限が迫って
あわてて、手当たり次第に
辞書をめくる。



きれいな響きで、美しい文字、
素敵な意味を持つ漢字…。

たくさんの中から選んでいいのに、
なかなか絞りこめない。


何しろ、作品が決まっていないんだから
応用がきくものを探す必要がある。


昔よく読んだとはいえ、
知らない漢字が山ほどある。


パラパラと何度かページをめくり、
突如浮かんできた言葉は
「きらめく」だった。

どんな字だろう?


急に心が動きはじめる。


部首は「火」のところにあった。

そして2つ書いてある。

「煌めく」と「燦く」。



意味を読み比べて後者に決めた。

“太陽が燦々(さんさん)と降り注ぐ”にも使われる「燦」。

光輝く、という意味もすごくいい。


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ただ…


むずかし過ぎて、今すぐ書いてみて!
といわれたら、もう少し練習する時間下さい!って
お願いしないと、
「火」しか今は思い出せない。



久しぶりの懐かしい漢和辞典は
また久々にめくってみたくなって、

本棚に戻すことなく
今、そのまま枕元に置いてある。


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