横浜にある異人館での作品展。
私の担当はサンルームのテーブル。
グリーンの濃淡に塗った木のブロックに
スリガラスのような一輪挿しの花びん。
グリーンにこだわったのは、
実は、お隣の「ブラフ18番館」と間違っちゃったからだ。
ココだけの話だけど・・・。
搬入日の今日、
花や、資材をかかえて石川町の駅から
急な坂道を登り、外交官の家を目指した。
イタリア公園内にある、ステキな西洋館。
あ!ここ!ここ!
白と淡いエメラルドグリーンに塗られた木造の洋館。
外からのぞいたら、お花が飾られている気配がしない。
おまけにドレスアップした人影と
ピアノの音色が聞こえてくる?
コンサートを開催しているらしい気配。
あれ・・・?
建物の名前は「ブラフ18番館」
2~3年前にクリスマスのデコレーションをした館だった。
マミの本部講師仲間のMIYA先生に
毎回お誘いいただいて参加している
横浜西洋館のディスプレイ。
イギリス館など、何件か担当しているうちに
すっかりごっちゃになってしまっていた。
*****************************
「外交官の家」はその奥だった。
きゃ~、ちょっとヤバイけど、
ここまできたら、しょうがないもんね。
この作品でいくしかない!と腹を据え、半分あきらめ、
気持ちを集中させ、花を広げ、荷物をほどく。
出来上がった作品は、
おだやかな秋の夕陽をあびて
きらきらと輝いているような気がした。
太陽をイメージしたオレンジが
「燦く」の象徴である。
ベージュと茶色のシックな色合いの
「外交館の家」にも
バッチリ溶け込んだ。
サンルームのガラスの向こう、
青々とした木々が借景となり、予想以上に大丈夫だった。
あら~、“清水薫ワールド”ね!と
数名にいつものコメントいただいたので、
たぶん、みんなまたいつもの通り
ポカしちゃってるコトも気づいてないと思う。
*****************************
自分の作品に漢字一文字で
テーマをつけてね!といわれて久々に
子どもの頃に愛用していた
「漢和辞典」をひっぱりだした。
もう20年近く使ってなかったけど、
実は漢和辞典が大好きで
中学や高校生のとき
よく用もないのに開いては眺めていた。
ちょっとでも知らない意味があると
すぐに引いて、その周辺に書いてある文章を読んだり
ついでにほかの文字も調べては
ふ~ん、なるほど!と思っていた。
今振り替えると、辞書とともに過ごす時間が
意外と多い子どもだったように思う。
とはいえ、検定を受けるほど
たくさんの漢字も知らないし、
英会話にしても、日常会話はなんとなくできても、
文法やら英検など
アカデミックなものは
からきし自信がない。
ほぼノリと思いつきと、
インスピレーションで生き抜いている自由人が、
私、清水薫である。
なににもとらわれずに生きていきたいし、
一般的なスタイルや、当たりさわりなく無難に、
なにごともなく生きていくなんて、
ぜんぜんつまんない。
失敗は恥ずかしいコトなんて思えないし、
結局やらずにあれこれ考えて
もっともらしい理由を述べるよりも
とにかくなんでもピンときたら
動きだしてみたい。
人のコトをあれこれ言って、ダメ出ししているよりも
自分のコトに集中したい。
*****************************
9月の終わり、まだ作品も決まってないのに
テーマ名の期限が迫って
あわてて、手当たり次第に
辞書をめくる。
きれいな響きで、美しい文字、
素敵な意味を持つ漢字…。
たくさんの中から選んでいいのに、
なかなか絞りこめない。
何しろ、作品が決まっていないんだから
応用がきくものを探す必要がある。
昔よく読んだとはいえ、
知らない漢字が山ほどある。
パラパラと何度かページをめくり、
突如浮かんできた言葉は
「きらめく」だった。
どんな字だろう?
急に心が動きはじめる。
部首は「火」のところにあった。
そして2つ書いてある。
「煌めく」と「燦く」。
意味を読み比べて後者に決めた。
“太陽が燦々(さんさん)と降り注ぐ”にも使われる「燦」。
光輝く、という意味もすごくいい。
*****************************
ただ…
むずかし過ぎて、今すぐ書いてみて!
といわれたら、もう少し練習する時間下さい!って
お願いしないと、
「火」しか今は思い出せない。
久しぶりの懐かしい漢和辞典は
また久々にめくってみたくなって、
本棚に戻すことなく
今、そのまま枕元に置いてある。
私の担当はサンルームのテーブル。
グリーンの濃淡に塗った木のブロックに
スリガラスのような一輪挿しの花びん。
グリーンにこだわったのは、
実は、お隣の「ブラフ18番館」と間違っちゃったからだ。
ココだけの話だけど・・・。
搬入日の今日、
花や、資材をかかえて石川町の駅から
急な坂道を登り、外交官の家を目指した。
イタリア公園内にある、ステキな西洋館。
あ!ここ!ここ!
白と淡いエメラルドグリーンに塗られた木造の洋館。
外からのぞいたら、お花が飾られている気配がしない。
おまけにドレスアップした人影と
ピアノの音色が聞こえてくる?
コンサートを開催しているらしい気配。
あれ・・・?
建物の名前は「ブラフ18番館」
2~3年前にクリスマスのデコレーションをした館だった。
マミの本部講師仲間のMIYA先生に
毎回お誘いいただいて参加している
横浜西洋館のディスプレイ。
イギリス館など、何件か担当しているうちに
すっかりごっちゃになってしまっていた。
*****************************
「外交官の家」はその奥だった。
きゃ~、ちょっとヤバイけど、
ここまできたら、しょうがないもんね。
この作品でいくしかない!と腹を据え、半分あきらめ、
気持ちを集中させ、花を広げ、荷物をほどく。
出来上がった作品は、
おだやかな秋の夕陽をあびて
きらきらと輝いているような気がした。
太陽をイメージしたオレンジが
「燦く」の象徴である。
ベージュと茶色のシックな色合いの
「外交館の家」にも
バッチリ溶け込んだ。
サンルームのガラスの向こう、
青々とした木々が借景となり、予想以上に大丈夫だった。
あら~、“清水薫ワールド”ね!と
数名にいつものコメントいただいたので、
たぶん、みんなまたいつもの通り
ポカしちゃってるコトも気づいてないと思う。
*****************************
自分の作品に漢字一文字で
テーマをつけてね!といわれて久々に
子どもの頃に愛用していた
「漢和辞典」をひっぱりだした。
もう20年近く使ってなかったけど、
実は漢和辞典が大好きで
中学や高校生のとき
よく用もないのに開いては眺めていた。
ちょっとでも知らない意味があると
すぐに引いて、その周辺に書いてある文章を読んだり
ついでにほかの文字も調べては
ふ~ん、なるほど!と思っていた。
今振り替えると、辞書とともに過ごす時間が
意外と多い子どもだったように思う。
とはいえ、検定を受けるほど
たくさんの漢字も知らないし、
英会話にしても、日常会話はなんとなくできても、
文法やら英検など
アカデミックなものは
からきし自信がない。
ほぼノリと思いつきと、
インスピレーションで生き抜いている自由人が、
私、清水薫である。
なににもとらわれずに生きていきたいし、
一般的なスタイルや、当たりさわりなく無難に、
なにごともなく生きていくなんて、
ぜんぜんつまんない。
失敗は恥ずかしいコトなんて思えないし、
結局やらずにあれこれ考えて
もっともらしい理由を述べるよりも
とにかくなんでもピンときたら
動きだしてみたい。
人のコトをあれこれ言って、ダメ出ししているよりも
自分のコトに集中したい。
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9月の終わり、まだ作品も決まってないのに
テーマ名の期限が迫って
あわてて、手当たり次第に
辞書をめくる。
きれいな響きで、美しい文字、
素敵な意味を持つ漢字…。
たくさんの中から選んでいいのに、
なかなか絞りこめない。
何しろ、作品が決まっていないんだから
応用がきくものを探す必要がある。
昔よく読んだとはいえ、
知らない漢字が山ほどある。
パラパラと何度かページをめくり、
突如浮かんできた言葉は
「きらめく」だった。
どんな字だろう?
急に心が動きはじめる。
部首は「火」のところにあった。
そして2つ書いてある。
「煌めく」と「燦く」。
意味を読み比べて後者に決めた。
“太陽が燦々(さんさん)と降り注ぐ”にも使われる「燦」。
光輝く、という意味もすごくいい。
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ただ…
むずかし過ぎて、今すぐ書いてみて!
といわれたら、もう少し練習する時間下さい!って
お願いしないと、
「火」しか今は思い出せない。
久しぶりの懐かしい漢和辞典は
また久々にめくってみたくなって、
本棚に戻すことなく
今、そのまま枕元に置いてある。