地球上のすべての営みはネイチャーに該当するという人もいるし、人工物があるものは違うという人もいて、千差万別である。
かつて、朝日新聞主催「日本の自然」フォトコンテストに人の入った風景写真が上位に入って、それが妥当がどうかいろいろと議論されたこともあったと聞いている。この点についての統一した見解を教えていただければ、ありがたいです。なお、公募展を主催する側の判断に委ねられるところが大きいのだけれど、その点について、応募規定にきちんと、記載しておくことが必要不可欠だと思う。
さて、その件で本年、県内のある公募展の審査で今年就任した新審査員が急に本人の思っているネイチャー写真の定義を話し、動物園や犬猫など飼われているものや人工物があるものは、ネイチャー写真ではないとして、事務局でネイチャー写真として受付してある写真が審査からすべて除外された。
ある席でそのことを話題にしたら、そこの会長がいうには、それは当然とのことであったが、応募料を1枚当り千円も徴収して、審査除外はおかしい。
その団体としては、収入源なので、それぞれの部門への自己申告を尊重し、受け付けてしまうのだろうけれど、もし仮に、ネイチャーでないとの判断で 最初から審査から除外したとすれば、間違っている。これはもし訴えられたら、確実に負ける事案だ。
それを防ぐためには公募規定にはっきりと、記載するべきであるし、作品受付時に、指摘し、適正な部門に直すよう指導すべきだ。
そういう意味から今回は審査から除外すべきではなかった。
審査員がその中からだまって、自分の中で審査対象から外せばいいことだ。これは事務局できちんと説明すべきであったと思う。これを言えない事務局も事務局だが、これは現行の応募規定を見ていない審査員のわがままだ。
今度、話す機会があったら、この点について、噛み付いてやろうと思う。
また、今後、ネイチャー写真の定義を徹底するのであれば、少なくとも、次回はその辺を応募規定にはっきりと記載してもらいたいものだ。
できれば、皆様の意見をお聴きしたいものです。