破李拳竜・日記

ここでは私・破李拳竜が行ってきた仕事やお遊びとかの日記を、つらつらと載せてあります。

超人タイツ打ち上げ

2006年01月15日 23時56分21秒 | Weblog
 本日は「超人タイツ」の打ち上げ。
ちょっと遅い打ち上げだから、どちらかというと新年会みたいなカンジだ。
新宿3丁目での集まりなので伊勢丹方面へ街中を歩くと、ひさびさに気温も春の陽気という事なので、たしかに空気が温い気分もするが、ウルトラセブン同様寒さが弱点の私にとってはまだまだ寒い。
 伊勢丹向かいの交番前で河崎監督と合流、予約の店に入ると鈴村さん達が揃っていたが、少し遅れて「人造人間キカイダー」のジロー・キカイダー役でおなじみの伴大介さんがやって来る。実は「超人タイツ」DVDの「ヒーロー対談コーナー」に伴さんも登場しているのだ。私も伴さんとは、「キカイダー01」の池田駿介さんと伴さんの1年間期間限定ファンクラブ「人造人間倶楽部」でご一緒に活動した時以来、7年ぶりの再会だった。
 「人造人間倶楽部」では、マルチタレント・プロデューサーのショッカーO野氏、音楽研究の早川優氏、編集の藤川裕也氏らと共にお二人を「キカイダーブラザーズ」として色々な企画を立てTVへ出る売り込みをしたり、会報製作やイベントを開いて盛り上げたりしたプロジェクトで、我々も走り廻ったものだった。

  一番の思い出は、この「人造人間倶楽部」をつくるキッカケとなった「キカイダー賛歌」という本を製作した時、お二人と共に最晩年の石ノ森章太郎先生にお会いに行くというものだったが、芸名の名付け親である石ノ森先生を無視して伴さんは勝手に「直也」と改名してしまったのでそれを詫びに行き、また「大介」へ戻した事の報告、一方、池田さんは原作を無視して勝手に自分のイメージで01イチローを演じてしまった事の侘びと、二人共「なんか二人揃って先生にお侘びに行くみたいだなあ。」と話されていたが、先生は伴さんに対しては「また大介に戻してやり直すか!頑張れよ!」とエールを送り、池田さんに対しては「原作はあくまで原作だから、映像はマンガと同じにしなくても、君の個性に合わせて君の思う通りに演じていいんだよ。」とにこやかに許してくれたのだった。この答えに感動して池田さん思わず感激の涙を流された。
 私はこの様子を見て、運命的な瞬間に立ち会えたものなのだな!と強く感じたもので感無量・・・。
 お二人の対談後、私はキカイダーのスーツを被り、石ノ森先生とスチール撮りが行われたが、先生、こっちはマスクを被ってるのに「ハイ、一緒に笑って。」とか言って、おちゃめな面を見せてくれたのが嬉しく楽しい思い出だった。

 ・・・本日の打ち上げ飲み会中、伴大介さんが語るハワイ土産の話や「人造人間キカイダー」でのバイオレッドサザエの人間体を演じた女優・進千賀子さんとの楽しい話などで盛り上がるが、(吉川プロデューサーが、『俺の作ってるTV,子供番組なんだけど,伴ちゃんっていうカワイイのが主役演ってるから、出てみない?』と、進千賀子さんをくどいたらしい・・・。)この打ち上げの主人公である鈴村さんが一番おとなしかった。憧れの伴さんを前にして、アガってたんだって(笑)。
  鈴村さん、伴さんと向かいの席だったので、それだけでもアガっていたが、途中で伴さんが「オレの横へ来い!」と言って隣の席に座らせたので、もうガチガチだった。(笑)伴さんが先に帰った後、この事は自分のラジオ番組で放送すると言っていた。
 「超人タイツ」DVDサイン会で鈴村さんのファンでも、少し特撮に興味を持った女の子も増えたそうだ、これは喜ばしい。