近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

「ガマ」 蛙じゃ無いのよ

2010年11月05日 08時00分07秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる水草・藻類等の紹介、今日の1株はガマです。偶に河川へ行くと、抽水植物の陰から巨大フランクフルト?のような物を見掛けますね。その正体で御座います。(正確にはガマの一種でそれ以上先は分かりません)
<データ>
名前:
ガマ
分布:
 滋賀県全域 
体長:
 断面が髪の毛より少し太い感じですね。 
生息:
 水路や河川等 
特徴:
 漢字で「蒲」と書く抽水植物の仲間。形状は地上で細長い先の尖った葉を出し、地下では竹の様に地下茎を横に伸ばしています。葉の色は緑色で根の方は白っぽくなっています。花期は夏から秋頃でして、この頃には茶色いフランクフルトのような穂を付けます。この穂は解すと綿のようでして、大昔は布団に用いられていたとか。また、一口にガマと言っても、ガマ、コガマやヒメガマなどの種類があるそうです。
参考・引用文献
私見:
 子供の頃『なんじゃこりゃ?』と不思議に見ていました。その当時、ガマの枯れた葉でフロリフダマミズヨコエビを繁殖させる将来を想像できなっただろう・・・
採取:
 物好きですね~、地下茎から抜いて下さい。
飼育:
 育成経験無し
動画:

画像:
               
            
               

 
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近江工舎

『ミゾソバ』 側じゃ無く蕎麦

2010年11月02日 11時13分42秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる水草・藻類等の紹介、今日の1株はミゾソバです。河川へ行くと、岸辺や堆積土砂、中州などに生えていますね。水草ではありませんが、根の辺りが抽水していてエビや水生昆虫を探す目標になったりします。
<データ>
名前:
ミゾソバ
分布:
 滋賀県全域 
葉長:
 50~70㎜程度を確認。 
生息:
 水路、河川、水田などの周辺 
特徴:
 漢字で「溝蕎麦」と書く野草の仲間。形状は葉が腰のくびれたスペード型でして、茎は上に向い伸びています。葉の色は淡い緑色~黄緑色でして、茎には少し赤身が見られる事もあります。花期は夏~秋頃でして、白地に淡いピンクの小さな花を付けます。全体的な見た目はソバ(植物の方)に似ているから、この名前が付いたようでうすね。
参考・引用文献
私見:
 溝の側に生えるからと思ったら、溝に生える蕎麦に似た草と言う事みたいですね。
これ自体を活用することは無いのですが、魚を探す時の指標にはなるかな?
こういう植物のオーバーハングした足元が狙い目です~
採取:
 根から抜きとる。
飼育:
 育成経験無し
動画:

画像:
               

 
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「ヒビミドロ属の一種」 緑藻類拡大

2010年10月30日 08時15分34秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県で捕れる水草・藻類等の紹介、今日の1匹はヒビミドロ属の一種です。この”ミドロ系”ってのはよく分かりませんね~。久々のマイクロスコープで拡大して見ても見難い・・・取敢えずは、細胞が細かく部屋割されていますのでヒビミドロ属でしょうか?
<データ>
名前:
ヒビミドロ属の一種
分布:
 滋賀県全域 
体長:
 断面が髪の毛より少し太い感じですね。 
生息:
 水路や河川等 
特徴:
 漢字で「罅味泥」の一種とでも書くのでしょうか?いわゆる緑藻類ですね。形状は糸状(髪の毛状)に長細く細胞が並んでいます。アオミドロと同じく枝分かれしないので、1本でどんどん伸びて行きます。アオミドロ等よりも、コンクリート面によく付着している気がします。
参考・引用文献
私見:
 これと言った感想が・・・。うちの次男坊の髪の毛がこんな感じですね・・・。
採取:
 河川の石やコンクリートから毟り取る。
飼育:
 飼育経験無し
動画:

画像:
               
            
 ※この全体画像は別種ですが、雰囲気を出すため入れました~
 
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『ハマヒルガオ』 水草じゃないけど

2010年10月19日 13時03分01秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水草等の紹介、今日の1株はハマヒルガオ。秋の水草拾いの時に、滋賀県北部の浜でよく見掛けます。花は南部の方が有名ですか?。そう言えば、花の実物は見た記憶が有りませんね~
<データ>
名前:
ハマヒルガオ
分布:
 滋賀県の南部・北部の琵琶湖岸で確認
全長:
 ツルはメートル級に伸びています
棲息:
 海岸や湖岸の砂浜
特徴:
 漢字で『浜昼顔』と書くアサガオの仲間ですね。形状は地を這う長い蔓に、ハートと五角形を足して2で割った様な葉を付けます。葉の色は濃い緑色でして、茎や葉脈が黄緑色をしています。花期は春~梅雨間頃でして、アサガオに似たピンクの花を付けます。海岸沿いの砂浜でも見られますので、塩分耐性があるのでしょうね。
参考・引用文献
私見:
 海水浜では有名ですが、琵琶湖岸にも生息しています。開花期(春)と私の採取期(秋)が合わないので花の撮影は中々できません 
捕獲:
 浜の砂を除けて根ごと採取?
飼育:
 育成経験なし。
動画:

画像:       


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「カワモヅク(カワモズク)の一種」 ズ?ヅ?

2010年09月30日 15時17分44秒 | 滋賀県の水草・苔等紹介
 閲覧有難う御座います。滋賀県に生息する水草などの紹介、今日の1株はカワモヅクの一種。このブログでは結構、登場回数が多い方なのですが・・・同定できない。そんな時の必殺技”一種”で纏めてしまえ~、で御座います。
<データ>
名前:
カワモヅクの一種
分布:
 滋賀県南部では確認 
体長:
 直径100mm程度の塊の採取歴あり 
生息:
 水深が浅く流れの有る河川、水路など 
特徴:
 漢字で「川水雲、川藻付」と書く藻類の仲間。形状はミミズと植物の中間くらいのイメージでしすかね?数珠玉の様に繋がったものを透明な鞘出包んだ感じです。それがどんどん枝分かれして塊になっています。色は概ね、緑色系や茶色系を見掛けます。海水生のモズクと同じく、食用にできるそうです。
参考・引用文献
私見:
 カワモヅク?カワモズク?さあどっち?
元々は”藻に付く”からこの名前になった感じでして、ヅから常用性の高いズに変化したのでしょうかね~
採取:
 コンクリート面や流木に着いた塊を剥がす
育成:
 育成経験無し(水槽に入れると数日で溶けて無くなります)
動画:

画像:
     
    
     
 チャイロカワモヅク?アオカワモヅク?極太カワモズク(嘘)。最後の種類は、細めのミル(海藻)に近いイメージですね~。枝分かれが少ないです。


 拡大するとこんな感じでして、数珠状に繋がっているのが見えますね。

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