早期退職、定年退職をした方々と面談し、
次の新しい活躍の場をお探ししています。
そこで、感じますことは、
私も当事者として痛感することではありますが、
所属していた企業の看板がなくなったことを
次の仕事探しの時に、その有り難さを知る、そんな瞬間があります。
「大きな会社ですね、素晴らしい職務経歴ですね」
と所属している間は、それはそれでよしです(通用します)が、
退職後・退社後は、その履歴は間違いありませんが、
その看板だけでは、
自分の望む仕事が得られるかというと現実は厳しいものがあります。
何ができるのか?
どんな解決ができるのか?
管理職をしていた、というだけではなかなかどうして…
言葉を選ばず言えば、「稼ぐ力」があるか否か
その稼ぐ力とはどんな力なのか?
ここを今の自分から引っ張り出して、
強調して「これが強みです!」と言えるようにしないといけません。
私も正にこれを痛感しているところです、一人の55歳の人間として。
一方で、キャリアサポートをする私たちから見ると、
とても強みとしてなるものをもっているのに、
ご自身ではそれに気づいていない、ということも多々あります。
その力=強みが、
当たり前になってしまっていて、それを認識できない、よくあることです。
そうした魅力を如何に引き出し表現するのかが、
私たちの仕事(役割)でもあるのですが、
大半の方は、ご自身のこれまでについてを振り返り、
キャリアの棚卸をしていないのが実態です
(単なる経歴書を記載しているに過ぎない方が多い)。
いずれにしても、20年後30年後も充実した人生を送りたいと願っているのであれば、
「これまで」よりも「これから」に焦点を当てて、
「これまで」をしっかりと振り返り、強みを見つけることが大事かと思います。
できるならば、40代から「稼ぐ力」を意識してそれを付ける努力をしていた方がよいと、
体験者である55歳の私からのメッセージです。
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