今の時期、火星、土星、金星、木星が良く見えています。
金星、木星は、以前の書き込みのとおり、3月頃に近づいて、良くみえていましたが、今は、宵の西空に、東方最大離角を過ぎた金星が、徐々に高度を下げながらでも、とても明るく一番星として輝いています。そのだいぶ下の地平線側に、まだ宵の早いうちでは、木星が輝いています。
目を転じて、午後8時ごろになると、頭の真上には、しし座のレグルスのすぐ東側に、並ぶように赤々と火星が輝き、南東の空の少し低いところ、おとめ座のスピカのすぐ北側に、これも並ぶようにして土星が輝いています。
4月中旬の主な星の見え方。北斗七星の柄の部分を曲線状に伸ばしていくと、アークトゥルス、スピカと当たり、これを「春の大曲線」と呼びます。「夏の大三角形」「冬の大三角形」と並んで、星を覚えるのに便利です。
火星とアークトゥルスはオレンジ色、土星は黄色で、わかりやすいです。惑星は瞬かないので、すぐにわかります。
西の空には金星、木星、天頂(頭の上)から南東には火星、土星と、一晩で惑星が4つも見えるんですね。肉眼で見える惑星は、あと水星だけですので(水星は、太陽に近いので、なかなか肉眼で探しにくいですが)、すごく珍しいと思います。
忙しい現代ですが、少し、夜空を見上げて、ほっと気分転換しましょう!!