スティーヴィー・ワンダーは5曲目の選曲です。 この曲を最初に聴いたのは、実はスティーヴィー・ワンダーの歌ではなくてブレッド&バターの歌った「特別な気持ちで」という題名の歌としてでした。だから「ブレバタの曲をスティーヴィー・ワンダーが歌ってるとは、すげえ」と思ってました。 実際には逆だったんですね。作曲はやっぱりさすがのスティーヴィーで、歌詞は「I Just Called To Say I Love You」だけしかなくて、あとはユーミン(!)が作詞、細野晴臣が編曲して発売を待つばかりだったところ、惜しくなったのかスティーヴィーから曲を返してほしいと申し出があり、いったんお蔵入りになったそうです。5年後の1984年カヴァー曲としての発売許可が出てめでたく日の目を見たということらしいです(Wikipediaより)。 だから順番から行くと、やっぱりスティーヴィー・ワンダーのほうを先に聴いてて不思議はないし、実際のところそうだったのかもしれないけど、わたしはブレバタのほうが強く印象に残っていたということかもしれません。事実は時のかなた。 ブレバタのほうが切実っていうか、ブレバタらしいさわやかで繊細な感じです。スティーヴィー・ワンダーのほうはもう少しやわらかい、ほんわかと心温まる感じです。 さすがの美しく印象に残るメロディ・ライン。スティーヴィー・ワンダーらしい美しいバラード曲です。恋愛中のあなたにぴったり。そしてもちろん恋人のことなんか考えてランニングしながら「今夜、電話しようかな。やっぱ、しよう!(今どき携帯があるから、そういう切実さってのはもう存在しなくなった気がしますね)」なんてあなたにもぴったり。電話するの忘れてたって思い出します。 わたしが聴いたのは「Song Review - A Greatest Hits Collection」に収録されているものです。