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MとAのミュージカル・ラン日記 ♪♪♪

音楽を聴きながら走る市民ランナーのブログです。ランと音楽以外のスポーツについても書きます。今は大谷翔平に夢中です!

走る気持ちに水を差す4つのこと

2012-12-27 | 走りながら考えたこと
■ その1 夜・暗闇 ~走る気持ちに水を差すもの 

 好むと好まざるとにかかわらず、夜走ることが多い。

 「夜」--すなわち「暗闇の中を走る」ことは、それだけで大いなるストレスになる。月でも出ていれば事情は大きく異なる。月明かりが道を照らし、まったくの暗闇ということはない。雲でもいくつか浮かんでいれば、月と雲の共演する夜空を眺めるのは楽しい。

その2 雨・悪天候 ~走る気持ちに水を差すもの

 ところが、ここに「雨」が降っているとなると完全にアウトだ。広く悪天候といってもいいだろう。つまり雪や強風でも同様だ。
 たとえば、休日の昼間であれば、多少の雨は降っていても「走ろうか」という気になることもある。
 だが、「夜」でかつ「雨」となると、よほどの事情がない限り走りに出ようという気にはならない。

■ その3 厳寒・酷暑 ~走る気持ちに水を差すもの 

 ほかにもある。極端な「寒さ」「暑さ」。つまり、季節。これまた走りだすには強い意志が必要になる。35度を超えるような真夏の昼下がり。日陰の道ならなんとかなるかもしれない。あるいは氷点下にまで気温が下がった真冬日。これもきつい。

 寒さの場合は、走りだすまでは背中を押してくれる何かが必要だが、走りだしてしまえばこっちのもので、後悔することは少ない。
 夏好きの自分にとって、逆に暑さは走りだすのを妨げはしない。しかし、走り始めてまもなく、「あー、やっぱり無理だ」ということはけっこうある。実は暑いほうが走るにはきつい。

その4 音楽が聴けない ~走る気持ちに水を差すもの

 最後にもうひとつ。これはランニングスタイルなので、すべてのランナーにあてはまるわけではない。個人的な事情だ。
 このブログのタイトルどおり、わたしは普段iPod Shuffleで音楽を聴きながら走っている。
 理由は簡単で、ただ1時間も走っているのが退屈だからだ。そしてもちろん音楽を聴くのはいつだって楽しいけれど、今や--昔と違って--家でぼーっと音楽を聴くだけの時間を確保することは気持ち的に難しい。余裕がないというべきか。あるいは音楽を聴くことに対する新鮮さはずいぶん前に失ってしまったのかもしれない。
 年齢とともに、何事によらずインプットする時間は終わり、そろそろアウトプットしていかないとインプットしたままむだに終わってしまうタイミングなのではないかとも思う。

 とにかくそんなわけで、音楽を聴くのにこんなに集中できる環境も少なくないと思う。かなり楽しい。
 逆に言うと、音楽なしで走るのはかなり退屈だ。だから何らかの事情でiPod Shuffleが使用できないとなると「走れない(走る気にならない)」ということにもなりかねない。

 単調なコースとはいえ、わたしのマイコースは川べりでいろんな生き物がいて、周囲には住宅がいくつかあるだけで山が見え、空が広がっている。大陽と月と空と山と川と生き物たちは時々刻々と表情を変え、時に感動を呼び覚ますことも少なくない。
 日中、とくに朝はすれ違う人たちとのコミュニケーションも気持ちがいい。
 だから、日中のランなら、たまには音楽を聴かずに走るのはOKだ。

■ 走る気持ちに水を差すもの まとめ

 ここからが肝心。約4年間ランニングを続ける中で、折りにふれて考えたことなのだけれど、以上の4つはどれも「走りに行こう」という気持ちに水を差す事柄なのだが、どれか1つならなんとかなる。強力に妨げられることはよほどない。
 だが、2つ重なると、気持ちを整理して走りだすのはかなり困難になる
 言わずもがなだが、3つ重なったらまず走りに行く気にはならない。

 たとえばこんな具合だ。
 ひどく寒い冬の日でも、天気の良い日曜日ならウキウキと走りに行くにちがいない。しかし、寒いうえに雨か雪が降っていたりすると、走りに出る気力は急速に失せる。たとえ待ち望んでいた休日であっても。雨や雪ならiPod Shuffleも使えない(準備がいる)。
 ましてや、それが夜なら、100%走りに行くのを断念するだろう。
 真冬の星もない夜。冷たい雨が降る闇のなかを走るのはよほどのモチベーションが必要だ。



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「袋井クラウンメロンマラソン 2012」(2012/12/9)を走りました。その3「レース後」

2012-12-26 | 参加マラソン大会
■クラウンメロンをいただく

 競技場に入ると、トラックをぐるっと回ってゴール。手を上げて気持ち良く駆け抜けた。
 
 完走証はその場ですぐにもらえるのだが、グロスタイムしか記載がないのはちょっと残念。順位も総合と部門別が記載されているのだが、いったい何人走ったのかがわからない。
 いつかはHPにアップされるんだろうけど、こういうのはやはり素早くやってもらえるとありがたい。楽しみにしてる人も多いはずだ。

 いつものことだが、レース後は寒くて、熱いお茶が用意されていたのは助かった。さすが茶どころ。
 ここでいよいよクラウンメロン登場。紙コップに2切れ。1人に2切れ。とはいえ「最高級マスクメロン」とのことで、楽しみではあった。
 一口齧る。うまい! 訳あって夕張メロンは毎年食べる機会があるのだが、風味が少し違う気がする。1つはあちこちで応援してくれていた家人に持っていく。

 シャワーを浴びようと更衣室に向かったが、意外と混み合っていた。更衣室自体は広々して余裕があるのだが、シャワールームはさすがに5~6人分しかない。
 ここに来るようなランナーはみんな手慣れたものですこぶる要領がいい。顔を洗って汗を拭いてシャワーはあきらめてさっさと帰ることにする。お腹もずいぶん減っていたし、なにせ帰りの道行きも長いし、渋滞に巻き込まれたりすると、まともな時間に帰りつけなくなる可能性もある。夜は岐阜方面では雪が降る予報でもある。

■帰路は猛吹雪

 浜名湖SAで食事をしたところまでは順調だった。といっても、すでに蒲郡から先が故障車のせいで10㎞ほどの渋滞となっていて、どうせ渋滞にはまるならと寄ったまでだった。

 SAを出るときには少し短くはなっていたがまだ渋滞は解消されていなかった。そうこうするうち、日進あたりから雪が降る始め、まもなく信じられないような猛吹雪となった。
 木曽川を境に岐阜側では雪が降っても驚かないが、この時期名古屋での積雪は相当珍しいはずだ(事実この時期何十年ぶりだかの積雪というニュースだった)。

 暗闇の中でライトに照らし出される吹雪の様子は恐ろしい勢いだ。冬の関越を走るとよくこんなことがある。スタッドレスタイヤに早めに履き替えておいてよかったとつくづく思ったが、おそらく履き替えていない人も多いと思われ、注意を十分払いながら運転した。

 なんとか無事インターを降りた時には疲れ果てていた。

■心のこもった応援と関係者の皆さんに感謝します

 そんな風にして、今年最後のマラソンレースが終わった。

 改善点もいくつか指摘させていただいたけれども、無事走らせていただき、サブ3.5も達成できて、個人的には「終わりよければすべてよし」の感が強い。
 とにかく、この寒さの中、強風吹き荒れる中、好きで走っている我々ランナーより何倍も大変な環境で大会運営・コースの安全確保(クルマの件は善処をお願いします)に努めていただいた関係者の皆さんにはあらためてお礼申し上げます。
 また沿道で、寒さも顧みず応援いただいた地元袋井市民の皆さんにも心よりの感謝を。

 いずれまた走る機会があるかもしれない。そのときはどうか距離表示だけは1㎞ごとにしてほしい。それから、できたらメロンをもう少し振舞ってもらえると、参加ランナーの満足度は一気に上がるものと思います。


手元計測タイム



その1に戻る。
 
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「袋井クラウンメロンマラソン 2012」(2012/12/9)を走りました。その2「レース」

2012-12-26 | 参加マラソン大会
■ のんびりしたスタート

 トラックの中にはすでに多くのランナーがいた。とはいえマンモス大会ではないので、最後尾からスタートまでの距離は意外と近い印象。
 珍しいことにスタート位置などの制限もなく、みんな思い思いの位置に陣取っているようだ。こういうのは大きな大会だと不平不満が出そうだがのんびりしたものだ。わたしもちょうど真ん中あたりに入れてもらう。



 9:15スタートの号砲が鳴った。集団の中なので歩くしかない。スタートラインがどこなのかわかりにくい。 

■ ペースがつかめず

 普段の練習で、片道1㎞の往復コースをマイコースにしているので、1㎞ごとのラップライムによってその日の体調を計りペースメイクをする。特に出だしの2~3㎞は重要だ。陸連登録などしていないし、タイム的にも先頭からはかなり後方からのスタートになるから最初の1㎞は思うように走れないことが多く、したがってラップも参考にならない。
 2~3㎞も走れば集団もバラけて自分のペースで走れるようになる。そんなわけで、序盤は特に1㎞ごとの距離表示は気にしている。

 1㎞の表示は道に倒れていた。「ここが1㎞なのか?」。そう思うしかしょうがないのでラップを取る。不吉な予感。4'31。速いなあ。少し抑えようかと思うが、距離表示がイマイチ信用ならない。
 2㎞の表示は見落とした(のか、またしても道端に倒れていたのか?)。
 3㎞。8'51。1㎞換算がすぐに計算できないが、速いようだ。ここで少しペースダウンを意識した。
 4㎞。4'51。こんな感じかと思ったものの次の5㎞でのラップが5'54。ペースは変わってないのでおかしい。
 次の1㎞でもう一度チェックしようと思ったが、ここから距離表示は5㎞ごとになってしまい、10㎞まではとくにペースがつかめず、しかたがないので、からだの感覚を頼りに走った。

■ ハムストリングス痛

 事前に描いた作戦通り、10㎞すぎまでは下り基調なのだが、意外と小さなアップダウンはあった気がする。



 これまた想定通りではあったが、序盤は西(または西北西)からの向かい風がすごくて難儀した。できるだけ集団の後ろにつくようにするなど工夫しながら走った。

 距離表示についての信頼度はかなりおちていたけど、5㎞ごとのラップは中間点までは少なくとも25分にはお釣りがあった。冷たくて強い追い風の割には順調なペース。

 最初の気がかりは16km過ぎでの左ハムストリングスの痛み。直前の練習でも何度か痛くなっていた。「最後まで持つかな」と不安を抱えながら走った。しかし、25㎞で気になるほどの痛みではなくなり、一安心。

■ 給水とエネルギー補給

 今回は、前述の2冊の本を参考に、より積極的なエネルギー&BCAA補給を試みようと思っていた。スタート前の切りもち作戦。いつものおにぎりに加えてさらに餅を一個食べた。
 それからゼリーとジェル。ウエストバッグを使わないことにしたのでハーフパンツの後ろのポケットに3つとも入れていたのだが、アミノバイタル パーフェクトエネルギーはサイズも大きいしゼリーなので重くて、時折ハーフパンツをずり上げてひもを締め直す必要があった

 おおまかには15㎞、25㎞、35㎞で摂取する予定だった。普段は3~4回に分けて補給しているので、今回も一時に1つを丸々摂ることはできなかった。15㎞で摂ったピットインリキッドは前ポケットに入れて走ったが、25㎞で摂ったパーフェクトエネルギーは大きさといい重さといい、ポケットに戻すのがはばかられ、しばらく右手に持ったまま走った

 給水は9.2km、14.4km、20.6km、25㎞、30.3km、35.3km、38.2kmの計7か所。水、アミノバリューのほかオレンジ、バナナなどの果物や飴があった。寒かったので身体にかけたりはしなかったがすべての給水所で水またはアミノバリューを摂った。テーブルでの混雑もあまりなくてゴミ箱の数が多かったのでスムーズにできた。今回食べ物には手をつけなかった

 「スペシャルドリンク」というのもあって、最初は「選手」用のものかと思ったが、市販のゼリーやショッツやパワーバーみたいなものが自由に取っていいようにいくつか置いてあったようだ。自分で携帯していたので手にはしなかった。

 走る前には、どの給水所にもクラウンメロンが置いてあるのかと思っていたが、結局どこにも置いてなかった
 コースから離れて坂を十メートルほども登ったところにエイドステーションが設置されているところが1か所あって、わざわざ寄らなかったがそこではメロンも振舞われていたかもしれない。

■ ちょっと危ないコース

 このコースは、大まかに言うと田舎の田んぼや畑の中を走る。静岡らしく茶畑もあちこちで見かけた。応援の数は多くはないが、誰も人がいないという場所はあまりなくて、常に誰かが応援してくれていたように思う。
 大きな大会のように派手さはないけど、親しみやすく心のこもった応援だと感じた。応援する方々も楽しんでいるように感じられたのはよかった。

 直角に曲がるようなところが頻繁にあることもこのコースの特徴だ。道が狭いことが多いので本当に90度に曲がらないといけないことも多かった。参加者の数が多くないとはいえ、走りにくいし、何人かが重なってコーナーにはいるとちょっと危険だ。

 一方、あちこちで広い道路と交差するところも出てくる。ここのさばきがうまくいってなくて、狭い歩道を走らされたり、クルマが横をびゅんびゅんと走っているようなところも数か所あった。単純に、けっこう危ない。善処をお願いしたい。

■ 脚が攣る! 

 中間点を1時間40分ちょっとで通過。後半登り基調だが、イーブンペースなら3時間20分。予定通り。
 25㎞すぎからはしばらく平坦な道が続くが、25㎞の距離表示を見落とす。
 後半は追い風を受けるつもりでいたが、コースが複雑に右左に曲がるので、実際にはあまり恩恵を感じられなかった。ただ、このあたりで何度か風がないでいると感じた。作戦通りペースが上がりすぎないように注意しながら走った。

 32㎞すぎから3段に渡る上り坂が待ち受けていた。実際ここから登るというのはコース的にはきつい。あらかじめ脚を残していないと、フラットなコースであっても脚が止まる地点。そのうえ上り坂なわけだから、慎重なうえにも慎重に、十分な余力を残しておかないと歩く羽目になるだろう。

 準備して走ってきたので、きつかったけど歩かずに済んだ。「えちご・くびき野100kmマラソン」での登りの走りへの反省があり、この坂は絶対歩かないと肝に銘じていた

 36㎞(ここは表示あり)地点。そこはつかの間の下り坂だった。途中で突然右太腿裏がつって走れなくなった
 わたしは下りを走るのが下手で、以前はつっ込みすぎてよく黒爪になっていた。先般の「えちご・くびき野10㎞マラソン」でも、結局、下りでの度重なる衝撃をうまく受け止められなかった結果--膝に大きな故障を抱えることとなった(にちがいない)。
 レース中足がつったのは初めての経験。道の反対側に移動してガードレールにつかまり太腿とふくらはぎをマッサージしたりストレッチしたりした。

 2度リスタートを試みたが、2,3歩も歩くと再びつってしまい走れない。
 今度は念入りにもう一度マッサージとストレッチを試みる。(2度だめだったので)これで駄目ならあきらめるしかない。期待と不安がないまぜになっていた。なんとかなってくれ。走れる。走れた! 
 注意深くゆっくりと坂の角度に合わせるように徐々にスピードを上げてみる。大丈夫みたいだ。
 感覚的には1~2分のロスに思えたが、瞬く間に何十人ものランナーがわたしの前を走り去っていた。

 まったく予想してなかったことだが、これがいい休足になったらしく、走りはじめて間もなく脚が軽くなっているのに気づいた。残りは6㎞。まだサブ3.5の可能性も十分あり、イチかバチか攻めてみようという気になった。

 40㎞。最後の坂を登り切ったら、あとはゴールまで下り基調。「なんとかゴールまで(脚が)もってくれ」と念じつつスパート。エコパの駐車場に入ると「あと1㎞、がんばれ!」の声。しかしここからスタジアムまでも、最後のトラック一周も、どっちも長かった。それでも最後まで全力で走った。ラスト2㎞は--距離表示が正しいのなら--4'37/㎞で駆け抜けたことになる。今から思うとよく脚が持ったと思う。
 スタジアムに入る直前で家人がカメラを構えて待っててくれた。




その3に続く
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「袋井クラウンメロンマラソン 2012」(2012/12/9)を走りました。その1「レース前」

2012-12-25 | 参加マラソン大会
 はや半月がたってしまいましたが、「第24回 静岡県袋井クラウンメロンマラソン大会」--これが正式名称らしいが長すぎる--でフルマラソンを走ってきました(コースは陸連未公認)。
 ネットタイム(大会ではグロスタイムしか測ってくれないので手元の時計による)は3時間28分41秒。グロスでもサブ3.5を達成。京都マラソンの幻のサブ3.5の呪縛から晴れて逃れることができました。
 アドバイスや励ましをいただいた皆さんに感謝します。
 また、当日は寒風吹きすさぶひじょうに寒い天気でした。寒空の中心のこもった応援していただいた地元の皆さん、コース上で運営に協力された関係者・ボランティアの皆さん、どうもありがとうございました。

【レース前】


■ できれば前泊がいいに決まってるけど

 今回--こんなことは初めてだが--大会案内・ゼッケン・計測チップ一式が届かなくて気をもんだ。いろいろ書こうと思ったが余り楽しい話ではないのでやめておこう。
 とにかく案内一式が届いたのは大会翌日。きちんとした事情説明はしてもらいたい。当日の手続きがスムーズだったのが救い。

 クルマで向かう道中にも予想外のことが起きた。よりによってこの日の朝7時までの予定で高速道路の一部区間が工事のため通行止め。渋滞状況を確認したのはそんなに前ではないので比較的急な工事だったと思う。
 下道の国道1号ももちろん大渋滞。この時点ではひょっとして間にあわないことも覚悟した。こういう情報も大会事務局で把握しておくべきだと思うのだが

 これまでの経験から、宿泊なしで行ける範囲は、東ならこの袋井・掛川あたりまでだと思っている。以前焼津ハーフに行った時は会場周辺がものすごい渋滞でハラハラドキドキイライラ。
 袋井・掛川両レースに出場したわけだが、事前の情報ほどの混雑は両大会ともなかった。運が良かっただけかどうかは定かではない。

 前日も所用で準備が遅くなり3時間半しか眠れず、渋滞も含めて3時間のドライブ、と走り始める前にすでにどうでもいいような気分になりかけていた。

 唯一良かったのは家を出てすぐに見上げた漆黒の夜空と、そこに輝く月と星々だった。月の鮮やかさはいわく言い難い鮮明さと光の強さで感動すら覚えた。しかも、この街では見たこともないような星の数と明るさ。
 12月の冷え込んだ空気と、灯りを落とした朝4時半の闇が創り出す絶景だった。

■ エネルギー補給とウエア選択。それにテーピング

 コースと天候に基づくタクティクス(大げさか!)は事前に考えてあった。

 さらに今回はアシックスの島田コーチの本や岩本能史の本にインスパイアされて、ジェルを多めに携帯しようと考えていた。

非常識マラソンメソッド ヘビースモーカーの元キャバ嬢がたった9ヵ月で3時間13分! (ソフトバンク新書)
岩本 能史
ソフトバンククリエイティブ


“ムリなく”“ムダなく”より速く完走できる マラソントレーニング
島田 佳久
永岡書店


 なるべく何も持たないスタイルで走りたいというのが自分のポリシーだけれど、エネルギー補給をしっかり・きっちり行うことは走りのパフォーマンスに大いに影響するかもしれないと思った。

 実は島田コーチ推奨のウエストバック利用も考えて持参はしたのだが、やはり直前になってやめにした。ハーフパンツの尻のマルチポケットにザバスのピットインリキッド2本とアミノバイタル パーフェクトエネルギー(ゼリー。こいつがややデカくて重たい)を詰め込み、飴類は前のポケットに。
 いつも以上にきつめに腰ひもを締めた。

 ウエア。この日はとにかく寒かった。陽は照っていたので風がなくて日向にいれば半袖・ハーフパンツでも十分だと思ったが、強風が吹くのは事前に分かっていた。それでも、ロングタイツに長袖コンプレッションまでは必要ないだろうと、現場でアームカバーとゲイターを選択。
 サングラスは帽子に載せて走ったが、まぶしいと感じなかったので一度も掛けなかった。

 何度か試して効果を実感したテーピングを膝(簡易タイプ)とかかとに行う。この本のおかげだ。わかりやすくて簡単ですばらしい。

テーピングの基本 (OUTDOOR POCKET MANUAL)
西田 栄子
エイ出版社


 途中、袋井ICすぐ手前の遠州豊田PAでトイレを済ませてあったが、駐車場からスタジアムに向かう途中のトイレでもう一度用をたす。混雑はほぼない。エコパスタジアムと併設のアリーナを主会場に使うこの大会の設備は立派でキャパシティも十分。トイレの混雑もほぼ心配無用

 ゼッケン類を受け取るために走って往復したから、ウォームアップは駐車場内を2、3周しただけ。靴の感触を確かめ、なじませるには十分だ。

 スタジアムへの入り口は第3ゲート。ダウンジャケットを脱いで家人に渡し(こういうとき誰かいてくれると本当に助かる)、気合を入れて競技場へと入ったのはスタート15分前だった。


その2へ続く。
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12月17日~23日(2012年) 週間ランニング・ダイアリー

2012-12-25 | ランニング・ダイアリー
ハムストリング痛軽快。が、しかし・・・

 袋井クラウンメロンマラソン後、ハムストリングの痛みに悩まされていたが軽快。
 しかし、これまた「袋井」前後から悩まされ続けていた瞼および目の周囲のかゆみ・痛みがいっこうによくならず、「これはちょっとおかしい」と医者で診てもらう。
 記憶する限り、眼科を受診したのは人生初のような気がする。
 点眼薬と塗り薬をもらう。汗をかくと瞼のおそらく小さな傷に塩分が入りこみ、そこを拭くので痛いというメカニズムだと思うのだが・・・。

週間走行距離:53.5㎞前週比 +25.7km)
12月間走行距離:199.4㎞
週間走行時間:4時間58分44秒
週間平均ペース:5'35/㎞ (前週比 -0'19/km)

今週の出来事/参加レースなど
・なし

 12月12日~18日(2012年)ランニング・ダイアリー

「月」:8㎞(50分)
 スロージョグでハムストリングスの状態確認。
 昨日とは雲泥の差でかなり良くなった。スロージョグではあったけど違和感もほとんどなかった。
 夜はこの時期としては驚くほど暖かくて、手袋も外したほど。気持ち良く走れたが身体はやや重かった。帰り際になって上弦の月が空に浮かぶ舟のように姿を見せてくれた。
「火」:8㎞(47分)
 ハムストリングスに若干の違和感が残っていて、今日もなるべく負担をかけないようにジョグに徹する。
 キロ6分ペースで走りながら「このペースでエイドもそこそこに黙々と走ればサブ10か。いけそうな気がするな」と不遜なことを考えていた。走ってみるまではみんなそんなこと思ってるのかもしれない。
「水」:休足
「木」:6㎞(36分)
 朝ラン。今朝の日の出には感動した!
 この冬初めての氷点下ラン。準備して行ったので寒さはそんなに気にならなかった。気持ち良くジョグ。
 ハムストリングスにはとくに異常なし。
 ポール・オースターの本「トゥルー・ストーリーズ」の文章に触発され、かみしめながら走った。いい本だったなあ。
 夜は雨降り。

トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)
Paul Auster,柴田 元幸
新潮社

「金」:休足
「土」:18km(96分)
 晴れのち曇りのち小雨。暖かくてよかった。
 アップ1㎞ののち10マイル。最初の10㎞は5'30/㎞ペース走。10㎞からの5㎞は5'12/㎞ペース走、ラスト1㎞はペースアップ、の計画。
 結果はそれぞれ
・0~10㎞  54'23(5'26/㎞ ※ほぼイーブンペース)
・10~15㎞ 25'38(5'08/㎞ ※5'06からビルドダウン)
・15~16㎞  4'42
 小雨が降り出して、2㎞ばかり早めに切り上げることも考えたが「いやいや、予定通り走り切ろう」と思い直して走り抜けたのはよかった。
「日」:12㎞(67分)
 アップ2㎞+8㎞ペース走(5'30/㎞)+リラクシング・ラン2㎞。
 ペース走は10㎞のつもりが時計の文字がよくみえず実際は8㎞だった。
 最低限の目標である年間3,000kmまであと47km

全国高校駅伝(男子)TV観戦(2012/12/23)
 女子もちょっとだけ見た。まあしかし速い。まさしく「選」手たち。
 男子は豊川高校が初出場初優勝。しかも歴代4位の記録というおまけつき。途中をよく見てないが、1区の服部君はゆったりしたフォームで体型もバランスがいいし大型のランナー。東海大の村澤をほうふつとさせる。今後の活躍が期待できそうだ。雰囲気も落ち着いている。
 豊川にはケニアからの留学生が1人いて彼の記録は群を抜いている(確か5000mを13分30秒台)。留学生がメンバーでダメだなどというつもりは毛頭ないけれどレースとしてはつまらない。
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