
ユーミンは荒井・松任谷あわせてこれで11曲になりました。

「DANG DANG」、いったい聴くの何年ぶりでしょう!?というくらい、まちがいなく10年は聴いてなかったと思いますが、久しぶりに聴いたら「なかなか悪くないじゃない」と思っちゃいました。

この曲のオリジナルは1982年リリースの「PEARL PIERCE」に収められています(わたしはLPしか持っていないので今は「Neue Musik」のものを聴いています)が、個人的にはこのアルバムあたりから「洗練」され過ぎてきた感があります。ものごとはなんでも余り洗練されすぎいてしまうとつまらなくなる--そのあたりのバランスは難しいですね。なかなか狙ってできるものではありません。

もともとそれほど好きな曲でもないですが、たしかにインパクトはあります。DANG DANGという言葉の取りこみと使い方などこの頃ユーミンにしかできないものだと思いました。乗りもいいのでコンサートなどでは定番になっているのでしょう。

そんなわけで、少々おまけ感がありますが、コアなユーミンファンを自認するものとして、10数年の時を越えてなお新鮮さを失わないところに敬意を表して選びました。もちろんこの勢いはランにもいかせると思います。
※LIVE映像です。
このユーミンの歌についての評価がYouTubeに書き込まれています。わたしはこのパフォーマンスの出来は、ユーミンのLIVEとしてはもう満点に近いと思います。音程もそれほど外してないし、全力で力いっぱい声を出せてます。
ユーミンは生で歌を聴く歌手ではないというのが私の考えです。歌が下手なのはユーミン自身が一番よくわかってるにきまってます。あれほどの音楽的才能がある人なんですから。編集を通して出来上がったものこそが彼女の作品なんです。
だからきっとコンサートでは歌以外の部分にアイデアも金も人もかけて豪華なエンターテイメントを創り出しているんだと思います。学芸会みたいなもの、生ユーミンのお披露目の場が上手下手にかかわらずユーミンにとってもファンにとっても必要なんでしょう。
個人的には、ほとんどの場合、生の歌は聴いていられないのでコンサートには行ったことがないし、LIVEのCDは買って案の定後悔しました。
とはいえユーミンのレコードやCDは彼女の声じゃなかったらこんなに魅力を感じなかったろうことも事実です。
松任谷由実 DANG DANG