挑戦

人にはそれぞれ自分に向いているステージと言うのがある。

どんなに素晴らしい素材であっても、目指すステージを間違えれば輝けない。

例えば、AKBのセンターを獲れる子が宝塚でトップになれるかと言ったら、たぶんなかなか難しい。

ダンスを踊りたい子が、ジャニーズとLDHどちらのオーディションを受けるかによって、未来は大きく変わる。

人にはそれぞれ自分に向いているステージと言うのがある。

どこを目指すかは自由だけど、向いているステージを目指す方がきっと楽だし、結果もついて来ると思う。

私にとってミセスコンテストは、正に向いていないステージだった。

シンデレラみたいにキレイな人が集まり競う中に、まるでピーターパンのような私が飛び込んでしまった。

ピーターパンは、いつでもどこでも飛んでいる。

世界大会でも分かりやすいくらい飛んでいた。笑

今でもこの選択が正しかったかどうかは疑問だけど、やってやれない事はないってことだけは学べた。

年齢を重ねて来ると「のんびりしている時間はない」って焦りがちになるけど、逆にこの歳だからこそ もう結果を焦る必要もないし、急ぐ必要なんてない気がする。

向き不向きも関係ないし、今までやって来なかったことにゆっくりチャレンジすれば良いと思う。

私の場合はそれがコンテストだったけど、皆さんはいま何にチャレンジしてますか？

はじまり

私のミセスコンテストのはじまりは5年前。

『優勝者は日本代表として世界大会へ出場』

と書いてあるホームページを、たまたま見つけたことからスタートする。

身長や年齢ではなく「既婚女性」が応募条件だったことと、この歳で世界を目指せると言うことが衝撃だった。

ミセスコンテストの世界は1ミクロンも知らなかったけど、『JAPAN』と書かれたタスキをした自分が外国人と並ぶ姿を想像したら、めちゃくちゃウケるなって思った。笑

もうそれだけで面白くて、絶対行きたいって思った。

きっかけは私の中の「オモシロ」から始まった。

本当に軽い気持ちで踏み出した小さな一歩だった。

でも世界は「オモシロ」で行けるような簡単な場所ではないということを、私はこの後すぐに思い知る。

あれから5年。

立ちたかった世界のステージは、努力と意識改革のおかげで2度も経験出来た。

そして今年はとうとう「世界一」を手に入れた。

やっぱり私の人生は、面白いと思う。

2016年、初めての選考会の日の朝。

私は知り合いに紹介してもらったメイクさんに、ヘアメイクをお願いした。

そして先日、グランプリの撮影をしたスタジオで、5年ぶりにその時のメイクさんに偶然再会した。

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「あの日から始まったんですよね」

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ここはまだゴールじゃない。

でも目指した山の頂ではあると思うと、共にスタートを切ってくれたメイクさんとの再会はとても感慨深く、意味あるものに思えて仕方なかった。

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𝑃ℎ𝑜𝑡𝑜 𝑏𝑦  𝑇𝑎𝑘𝑒𝑠ℎ𝑖 𝐾𝑖𝑚𝑢𝑟𝑎

𝐻𝑎𝑖𝑟 &𝑀𝑎𝑘𝑒 𝑏𝑦 𝐶ℎ𝑖𝑛𝑎𝑡𝑠𝑢 𝐻𝑒𝑛𝑚𝑖

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お財布

ここ30年くらいずっーと長財布を愛用していますが、キャッシュレス時代の最近はどうやらミニウォレットが主流のようです。

若い子の前で長財布を出したら、「昭和ですね」と鼻で笑われました。笑

悔しいから買い替えたかったけど、急なサイズ変更になかなか勇気が出せず…。

そんな時、タイミング良く世界グランプリのお祝いにGUCCIのミニウォレットをプレゼントして貰えました😍

めちゃくちゃ嬉しい😆

早速、使い始めてみたものの。

慣れない。笑

全然、慣れない。笑笑

確かに不便はないんだけど、不安しかない🤣

令和に生きるって大変です。笑

金運アップのお守りに、母から教えてもらった1億円札を忍ばせてみました。

「お仕事でお金が入って来ますように」

宝くじに当たるより、今はお仕事の方がずっとずっと欲しい☺️

職業 フリーアナウンサー

コンテストやオーディションには、必ずと言っていいほどスピーチや自己PR審査があります。

参加者はスピーチレッスンを受けそれに臨んだりするものですが、私は仕事柄むしろ教える側です。

何も怖くありませんでした。

ただひとつ、世界大会への不安は英語でした。笑

日本語でのスピーチに問題はないものの、英語では伝えたいことを伝えられない。

当然ながら、私は英語のレッスンを強化しました。

そうして、満を辞して迎えた2019年の世界大会。

なんと‼︎

スピーチ審査がありませんでした。笑

ただその代わりに「Q&A」と言うスピーチよりも大変な審査が待っていたのですが、事務局は私たち日本人に通訳を付けることを許可してくれました。

本来、世界大会において通訳をつけることは減点行為、或いは禁止されている大会もあると聞きます。

でも今大会の事務局は、拙い英語で話す一生懸命さより、自分の考えをしっかり伝えることの重要性を尊重してくれました。

そして今回のグランプリ受賞後に、この時の「Q&A」の回答内容、話し方、Qを与えられてからAを出すまでの時間など、全出場者の中で私の得点が最も高かったと教えてくれました。

この1年半で話すことに自信を無くしていた私が、話すことで世界に認められ、救われた瞬間でもありました。

本当に嬉しかったです😆

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今なら胸張って言えます。

『私、フリーアナウンサーです‼︎』

仕事ないけど。笑

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（スピーチレッスン、話し方レッスン、コミュニケーションレッスンなどコロナ前からやっているレッスンがあります。もしご希望の方がいたら、DMかホームページからお問い合わせ下さい）

世界グランプリ

2年前に出場したミセスコンテストの世界大会。

今年はコロナの影響で開催は中止と聞いていました。

でも、事務局は過去の全出場者の中から成績優秀者を抜粋し、その後の活動などがグランプリと同等と評価出来る者に対し今年のタイトルを与えることにしたそうです。

そしてなんと。

大変光栄なことに、2021年の世界グランプリに私を選んで頂き、世界大会事務局よりクラウンとサッシュを授与して頂きました。

この1年半、虚無感に苛まれながらも地道に活動して来たことが、こんな形で評価される日が来るなんて夢にも思っていませんでした。

たくさんの迷いを抱え、ときに苦しみ、ときに落ち込み、それでもやりたいことを好きなようにやって来ただけの私に、この大き過ぎるご褒美は素直に嬉しく感謝しかありません。

コンテストのないグランプリにどれだけの価値があるかは分かりませんが、その答えはこれから自分なりに探して行こうと思います。

2019年アジアパシフィック代表と言うビッグタイトルに加えアンバサダーを受賞した後も、2年に渡りその活動を見続け、私を評価してくれた大会主催者のJenny。

彼女に、心からの感謝と尊敬の念、友情を送ります。

Mrs.Grand Universeが更なる発展を遂げ、今後ますます大きな大会になって行くことを切に願います。

Mrs. Grand Universe 2021

世界グランプリ　大坪瑠実