台湾の情報ならお任せ RTIブログ

台湾の情報満載!RTIのホームページでは見られない情報をご紹介。

ヤンキースの王建民が5日に先発復帰へ

2009年06月04日 15時51分41秒 | スポーツ
米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースの王建民・投手が台北時間5日午前1時からヤンキースタジアムで行われる対テキサス・レンジャース戦で先発に復帰する。(写真は前回中継ぎ登板した王建民・投手 写真:CNA)

王建民・投手は2005年にヤンキースに昇格、2006年と2007年に連続で19勝あげてヤンキースの先発陣の柱となった。しかし、昨シーズンは6月の試合で右足を負傷。交流戦で、普段は不要な走塁をしてのケガという不運だった。その後のシーズンを棒に振る羽目となり、8勝どまりに。今シーズンは復活を期していたが、開幕から三連続KO(いずれも敗戦投手に)で故障者リスト入り。3Aの試合で調整して5月23日に復帰、中継ぎで三試合登板した。

ヤンキースのキャッシュマンGMとジラルディ監督は、王・投手が中継ぎでまずまずのピッチングを見せていることを評価、現在の先発陣もピリッとしていないことから5日の試合での王・投手の先発復帰を決めたという。キャッシュマンGMは、「王建民は先発に復帰するためにすべきことをし終えた。5日ごとに彼にボールを任せられる。元の王建民に戻ってくれればヤンキースはより強くなる」と期待。ジラルディ監督は、王建民・投手を中継ぎ要員としてブルペンにあまり長くおいておくと復帰がより難しくなるとして、早期の先発復帰に踏み切ったと説明した。

王建民・投手は先発復帰の知らせを受け、「大変驚いたが嬉しい。コンディションは最高なので、毎試合、この状態で臨みたい」と話した。ブルペンにいることについては王・投手も、「2回か3回の登板で球数を投げられない」として、先発を担うスタミナの回復に不利だとの見方。

右投げの王・投手は台湾にとって三人目の大リーガー。投手としては二人目で、これまでで最も成功している選手。ヤンキース昇格後、4年で54勝という輝かしい成績で、台湾では「台湾の光(誇り)」と呼ばれる。ピンチに顔色一つ変えない反面、好プレーにも大げさに喜ばないという、安定したマウンドさばきが強み。ピッチングでは低めに決まるシンカーで内野ゴロの山を築き、併殺も多い。長身から繰り出す150キロを超える速球もシンカーをより効果的にする。開幕当初はシンカーが高めに浮くなどコントロールが定まらず、速球も走らなかったため、簡単に打ち込まれた。本来のピッチングに戻っているのか。5日の先発が注目される。

台湾ではここ数年、野球ファンが王建民・投手を応援するため深夜や早朝にテレビにかじりつく現象が起きた。王・投手がふたたびヤンキースの大黒柱となり、野球ファンを「眠れない夏の夜」で悩ませてほしい。(U)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿