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オリビア・オング、ボサノバだけが得意ではない!

2011年08月29日 21時00分28秒 | 芸能

美声の歌姫、王儷婷。1985年にシンガポールに生まれまして英語名はオリビア・オングです。

 

722、オリビア・オングは10曲入りの最新アルバム、“Romance(ロマンス)”をリリースしました。平凡な生活であっても、ロマンチックな気持ちを持っていれば、素晴らしく感じられるというのがアルバムのコンセプトです。彼女は中国語より英語の歌のほうをよく歌っていますが、オリビア・オングが歌う中国語の歌も聴きたいとのファンたちの要望に応えて、今回の新作には中国語の歌は4曲も収録されています。

 

残りの6曲はすべて英語の歌で、中には無数の人の心を癒したとされる、台湾の人気女性シンガー、張韶涵、アンジェラ・チャンの代表曲、“隠形的翅膀(目に見えない翼)”をカバーしたものや、宗教を超えて愛されるシンプルで力強い賛美歌、アメイジング・グレイスなどが含まれています。オリビア・オングが英語で“目に見えない翼”と言う歌をカバーしたのは、原曲のメロディーがとても美しく、歌詞も前向きだから、もっと多くの人に聞かせようと思ったためです。英語版には原曲の精神がそのまま取り入れられたほか、この英語版を作っていた期間中、ちょうど東日本大震災が起きたため、日本の皆様を励ましたいという彼女の気持ちもこめられています。

 

このカバー曲のほかに、オリビア・オングが歌詞をつけたり、曲を作ったりした歌はほかにもまだあります。たとえば、冒頭でお聴き頂いた明るい曲、“要你管(ほっとかないで)”も、彼女が作曲を手掛けたものです。彼女以外に、台湾で有名なプロデューサー、王治平をはじめ、新鋭アーティストらとコラボレーションした作品もいくつかあります。曲のテイストはパストラル・ジャズ、バラード、カントリーミュージック、ポップ・ロック、ワルツなどがあってとても変化に富んでいます。

 

 

さて、2001年、15歳のオリビア・オングは、シンガポールで行われた歌のコンテストで優勝し、ある日本のレコード会社にスカウトされたほか、歌手デビューも約束されました。マルチタレントを目指そうと、そのご一年間、彼女は日本の高校で勉強したとのことです。

 

200411月、オリビア・オングは200311月から200510月にかけて行われた2006FIFAワールドカップ・アジア地区予選のシンガポールと日本の対戦で、アカペラでシンガポールの国歌を歌って、大きな注目を集めました。翌2005年、英語でボサノバ風のファーストアルバムを日本でリリース、こちらも大変好評を博しました。同年、また英語の自作曲を集めたオリジナルアルバムをリリース、日本とシンガポールのいずれでも大ヒットしました。

 

オリビア・オングはシンガポールや日本で優れた実績をあげたのち、2009年、台湾の人気オーディション番組にも参加しました。すると、多くの人たちはその圧倒的な歌唱力にびっくりして、台湾での彼女の活躍に熱い期待を寄せていました。2010年、彼女は名前と同名の英語アルバム“Olivia”で台湾デビューを果たし、好評を博したのに続き、今度は中国語の歌も含めて、いろいろな音楽のテイストを取り入れた新作の“Romance(ロマンス)”で再び登場しました。


 

中華圏の歌手には台湾で有名になった例が多いです。例えばシンガポール出身の歌姫、孫燕姿(ステファニー・スン)やシンガー・ソングライターの林俊傑(ジェイジェイ)などです。しかし、オリビア・オングはみなと違って、日本に進出してしかもメジャーとインディーズ界でともに有名になった初めてのシンガポール出身の歌手だと言われています。日本の人気ボサノバ歌手、小野リサさんに勝るとも劣らないと評価されるほどの実力派ですが、得意なのはボサノバだけではない、ということをその新作をお聞きになればお分かり頂けるのではと思います。

 

オリビア・オングは歌だけでなく女優としての頭角も現しつつあります。彼女が初めて出演した映画、“大世界(グレートワールド)”は四日後の92日に台北で上映されます。映画を見るのが好きな彼女は、小さいときから映画に出演することを夢見ていましたので、“みな、見てくださいね”と知り合いたちに呼びかけるなど、夢が叶ったことに喜びは隠せません。

 

来月の17日にready for love”と題した音楽会を開く予定のオリビア・オング。“32歳までに結婚できたら”と期待しているのですが、来月に行われる彼女の音楽会が成功し、そして本当に無事、32歳までに結婚できるといいですね。(00



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