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郭泓志、開幕以来左打者連続無安打のMLB記録達成!

2010年07月18日 08時38分04秒 | スポーツ

(先日のオールスター戦で「オール・ナショナル・リーグ」のユニフォームを着た郭泓志・投手。いくら左対左は投手に有利とは言え、32打席無安打とは・・・恐るべし!)

米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースで活躍する台湾出身の郭泓志・投手は最近、記録づいている。17日の対セントルイス・カージナルス戦では、試合は0対2で惜敗したものの、郭・投手は先発の黒田投手を引き継いで0対1の7回裏に登板、1回を無失点に抑えた。
この日は主審の判定が厳しくストライクゾーンが小さめだったとのことで、郭・投手は二人連続でフォアボール。いやな展開だったが後続の三人をすべてフライに打ち取って事なきを得た。アウトにした三人のうち一人は左打者。
これにより郭・投手は今シーズン開幕から左打者には32打席連続で安打を許していないことになり、開幕以来左打者連続無安打の大リーグ新記録を達成。左打者は左投手を打ちにくいのは野球界では常識だ。それにしても32打席無安打とはすごすぎる。従来の記録は31打席連続無安打で2001年のマシューズ投手(カージナルス)によるもの。ちなみに郭・投手は大リーグで最初にホームランを打った台湾出身の選手でもある。
郭・投手は17日の試合を終えて今季27試合に登板、3勝1敗2セーブ12ホールド。28回1/3イニングを投げて被安打は13、失点3、四球10。奪三振は36(!)で防御率は0.95まで下がった。試合後、大リーグ記録を作ったことを知らされた郭・投手は、「記録はたくさん作りたいが、それより健康第一」と、これまで左ひじに四度メスを入れている彼らしいコメント。

(豪快なフォームに見えるが、実際はリズム良くポンポンと投げ込む。150キロ台半ばのボールが主で大リーグでは決して驚くようなスピードではないが、郭・投手の強気なピッチングに打者の方が緊張しているように見える)

(オールスター戦の試合前にブルペンで休む郭・投手。すっかり大リーグの一員となった)

先ごろブログでも紹介したとおり、郭・投手は今年、台湾出身の大リーガーとして初めてオールスターゲームに出場するという記録を作った。イチロー選手をキリキリ舞いにする場面を期待したが、実際の試合では0対0の5回に登板、2/3イニングで四球1、悪送球、犠牲フライで1失点と精彩を欠いた。これはこの試合でのナショナル・リーグ唯一の失点。郭・投手は敗戦投手の可能性もあったが、逆転勝ちしたことで「初出場していきなり敗戦投手」の不名誉な記録は免れた。また、オールスターゲームでも結局ヒットは打たれていない。
郭・投手は試合後、「(一塁悪送球は)チェンジアップを投げようとしてしくじった。今度は悪送球しないよ」とジョーク交じりに話してショックを受けてはいないことを示唆。「今日は初めて大リーグに上がったときのように少し緊張したけど、オールスターゲームは各チームのスター選手と話が出来るし面白い。来年も出たい」と話すなど、球宴を十分楽しんだ様子だった。また、「来年は、今年ワシントン・ナショナルズに移籍した王建民と一緒にナショナル・リーグのチームメイトとして出場したいな」と、故障からの回復が遅れていまだに登板できない“同胞”王建民・投手にエールを送るのも忘れなかった。
ドジャースの公式HPは今季前半を終えて、これまで最も活躍した選手を発表。MVPはイーシアー外野手、最優秀投手はカーショウ投手、最優秀救援投手は同チームの守護神、ブロクストン投手ではなく郭泓志・投手だった!オールスター戦の失点は残念だったが、シーズン後半も郭・投手の言うとおり「健康」で好調なピッチングを続け、「TAIWAN」をさらにアピールしてほしい。(U)

※ 郭泓志・投手が今年6月20日、ボストン・レッドソックスの主軸打者をバッタバッタと三振に切ってとる動画です。
   http://www.youtube.com/watch?v=xDZWSEl8OVk&feature=related
※ 郭泓志・投手が台湾の大リーガーとして初めて本塁打を放った動画です。(2007年6月13日)
   http://www.youtube.com/watch?v=wPv2l5-uz4g&feature=related
※ 郭泓志・投手の直近の記事はこちら
   http://blog.goo.ne.jp/rtijapaneseblog/e/eaa6fa8ba88c68b17b3c554c091dcbdf



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