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日本の新作ドラマ、同時放送に限りなく近く!

2011年12月08日 02時08分30秒 | 芸能

 (中央のバナーは・・・スペシャルドラマの『らんま1/2』!) 

 

台湾のケーブルテレビにはいくつか日本の番組専門チャンネルがある。ケーブルテレビなら見る人は少ないだろうと思うのは大間違い。台湾ではケーブルテレビの普及率が今年6月末の時点で63.89%。しかし、感覚としてはもっと高いのではと思うほど一般的だ。逆に日本は48.8%という数字が総務省から出ているが、これはまた、これほど高くないのではと感じないだろうか。とにかく、台湾ではケーブルテレビでテレビ番組を見るのが当たり前。その中に、日本の番組専門チャンネルがあるのだから、多くの人が楽しんでいることになる。 

 

その中でももっとも力が入っているのが「緯来日本台」。英語では「ビデオランド」というチャンネルだ。基本的にはドラマとバラエティー番組。テレビ朝日の『ミュージックステーション』も放送している。もちろん、『紅白歌合戦』もお正月の定番番組だ。(字幕を入れて放送するため、1月初旬に放送される)そして近年の特徴はドラマの放送時期である。とにかくどんどん早くなって、日本とシンクロしつつあるのだ。

  

 

 

(「與日本同歩」とは、「日本と同時、シンクロ」という意味) 

 

昨年814日に放送を開始した『魚干女又怎樣2』。綾瀬はるかさん主演の『ホタルノヒカリ2』だが、このドラマ、日本での放送開始は77日。日本で放送中のドラマが台湾で放送されるのは過去記憶がなく、驚いたものだ。当然、月曜日から金曜日まで毎日放送するという従来のパターンはとれず、土曜日に本放送。日曜日に再放送という形になった。でも、これまた、新作ドラマが翌日に再放送されるのは、ある意味、日本より進んでいる気がしたのだが、どうだろうか。 

 

その後も、「日本で放送が終了していない中で台湾でも放送する」パターンは、『醫龍3』(医龍3)、『教我愛的一切』(大切なことはすべて君が教えてくれた)、『仁者侠醫 第二部』(JIN--第二期)、『家政婦女王』(家政婦のミタ)と続いている。『JIN--第二期』の場合、日本での放送開始は今年417日。台湾では423日スタートと、間隔を1週間も空けないという、「ほぼシンクロ」状態に。 

 

 

 (ビデオランドのコマーシャルをテレビから)

 

そして、上の写真である。日付を見ていただきたい。「12/10」と出ているのは当然放送日時だ。これ、新垣結衣さん主演のスペシャルドラマ、『らんま1/2』(亂馬1/2)である。みなさんも間違いなく印象があると思うのだが・・・。というのは、日本での放送が129日で番組の宣伝がさかんに流されているはずだからだ!なんと、一日遅れでの放送(!)という前代未聞の出来事になる。「台湾は日本との関係がいいから」、ではすまされないほどの、台湾の日劇(日本のドラマのこと。有楽町ではありません)ファン、ならびにガッキーファンへの一足早いクリスマスプレゼントであろう。

 

(ガッキーは台湾でも大人気。日本の映画の記者会見の写真が、中央通信社によって台湾にも配信されている。映画なら『恋空』、『ハナミズキ』ともに上映された)

 

ビデオランドでは最近、ドラマを放送するだけでなく、台湾のスタッフが撮影現場に乗り込んでの取材番組や、主要キャストが、「ウォーアイタイワン(台湾を愛してます)、ビデオランドでご覧ください!」などと呼びかけるコマーシャルも作るなど、異常なほどの力の入れ具合。『篤姫』以来、続けているNHKの大河ドラマではついに、『江~姫たちの戦国~』(台湾タイトルは『江-戦国三公主』)をクランクアップしたばかりの上野樹里さんを放送開始に合わせて台湾まで呼んでしまった。

 

 

 (上野樹里さんが大河ドラマの宣伝で訪台。宮あおいさんや妻夫木聡さんも台湾にやって来たが、大河ドラマ放送のためではなかった)

 

また、NHKの連続テレビ小説も、三回分つなげてCMを入れ、1時間枠にして月曜日から金曜日まで放送。『鬼太郎之妻』(ゲゲゲの女房)、『桜子』(純情きらり)などは好評だったようだ。『幸福鉄板焼』(てっぱん)も放送されており、この流れなら『カーネーション』も放送されるのではないかと思われる。そして、来年の『梅ちゃん先生』ともなれば、台湾でも若者に人気の堀北真希さん主演。これまではどちらかというと、台湾でもお母さん世代が見ていた連続テレビ小説が若い視聴者を引き付けるかもしれない。日本のテレビドラマ関係者の間では、すでにけっこう知られる存在になっているかもしれない(?)ビデオランド。今後の展開に大いに期待したい気分である。(U

 

 

 (『ゲゲゲの女房』、台湾でのオープニング。テレビから)

 

 

 (今はときめく松下奈緒さん。ビデオランドのインタビューに答える)

 

 

 (ついでに。台北駅の1階ロビーに出来たショッピングモールにある、鬼太郎グッズのお店)

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
台湾のエンタメも (万太郎)
2011-12-08 21:20:31
台湾のエンタメも日本に紹介されると期待してます!
来るか「台流」



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なるほど! (うさ)
2011-12-17 11:51:45
初めまして。台湾の事を調べてたら辿りつきました。
台湾の友達が日本のドラマをよく知っててすぐ放送されるよと言ってたのですが、
いまいちすぐのレベルが分からず、
ネットで見てるのか?と不思議だったのですが、
この記事読んで日劇がすぐに放送されてる背景がなるほど!でした。
ありがとうございました。
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