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蝦夷太鼓保存会の台湾公演

2010年05月11日 15時54分44秒 | 台日交流

 4月25日・26日の二日間に渡り、台湾で、北海道は釧路を拠点に活躍している「蝦夷太鼓保存会」の台湾公演が行われました(上の写真)。
 これは、4月21日、東京にある台北駐日経済文化代表処(中華民国台湾の在日本大使館に相当)に「台北文化センター」がオープンした事を記念して、同センターによる台日文化交流事業の第一弾として行われたものです。
 
 記念すべき節目のイベントに日本から招く文化団体をどのように選ぶかは、なかなか難しい任務だったようですが、代表処の関係者らは、今年2月に東京のサントリーホールで行われた蝦夷太鼓保存会の演奏を初めて目にした瞬間、「これだ!」と決めたのだそうです。
 台湾公演常連の和太鼓団などは他にも多いのですが、代表処の担当者は、北海道の雄大で厳しい自然の中から生まれ、守られてきた蝦夷太鼓の響きに、特別な神秘性と力強さを感じたと言います。


アイヌ民族に伝わる「ムックリ」と呼ばれる口琴を取り入れた演奏
ビヨ~ン、ビヨ~ン、という独特な響きが面白い

 25日に、政府関係者などを招いて国立伝統芸術センターで行われた大規模公演に続き、26日には、台湾の若者との交流を望む蝦夷太鼓保存会の意向もあり、台北県内にある私立輔仁大学で公演が行われました。


初めて目耳にする蝦夷太鼓のダイナミックな演奏
身を乗り出して見入り、聴き入る学生たち

 「太鼓は楽しいものだと伝えたい!」という願いを抱いて台湾にやってきた保存会のみなさん、観客も一緒に演奏に参加する「体験コーナー」に、公演時間の半分近くを使ってくれました。 


生まれて初めての太鼓に挑戦する学生たち 


舞台に上がれる人数には限りがある、という事で、
メンバーの皆さんは手持ちサイズの太鼓を持って会場を回り、
みなが順番に演奏参加を楽しみました


メインは大太鼓体験
「体力には自信アリ!」と手を挙げた男子学生たちが、
1分間大太鼓連打にチャンレンジ
でも、重いバチを持って手を高く挙げて打ち続けるって大変なんです!
あと20秒もあるのに、もうヘトヘト・・・・


大太鼓打ちの大変さが分かったところで登場したのがこちら
台湾の人にとって、男性のふんどし姿はちょっと衝撃的?

 最初はみなさんふんどしにかなり気を取られていたようですが、1分でも男子学生がヨレヨレになったあの大太鼓を、10分もの間、全身に汗を流しながら魂を込めて打ち続ける姿は、会場中を大きな感動の渦に巻き込みました。
 あまりにも盛り上がりすぎて公演時間は予定を大幅にオーバーしてしまったのですが、途中退席する人はほとんどおらず、演奏終了後もみな名残惜しそうに、メンバーと記念写真を撮ったり太鼓を触ったりしていました。


みなの心に残った蝦夷太鼓保存会の公演
「また来て下さい!」との声が飛び交った

 今回、台北駐日経済文化代表処にオープンした「台北文化センター」は、世界で3つめ、日本では初めてとなる、中華民国台湾の政府が運営する、海外に向けた台湾文化情報の発信基地です。
 今後、このセンターを通して、日本のみなさんに様々な形で台湾文化を伝えて行くと共に、日本の文化を台湾の人に伝える役割も果たし、文化面から台日交流を促進して行く事になります。
 行政院文化建設委員会を代表して26日の大学公演に出席した修・第三局長は、

「台湾には、本来の姿の中華文化が残されていると同時に、ヨーロッパや日本など、台湾を統治してきた国々の文化も混ざり合った、特別な文化がある。
これから、台北文化センターを通して、日本の人たちにもっとたくさんの台湾を知ってもらい、台湾の事をもっともっと好きになってもらいたい」

と話しています。


行政院文化建設委員会の修・第三局長(左)
右は、1分間の大太鼓連打にチャレンジした学生
「会場中が一体感に溢れていた、こんな公演を見たのは初めて」と
 

 台北文化センターの設立によって、台湾と日本の距離がもっともっと近くなっていく事に、心から期待したいと思います。(華)

5/2(日)の台湾博物館では、後半の30分を使い、輔仁大学での蝦夷太鼓保存会の公演の模様などを臨場感たっぷりにお伝えしています。
↓5/2の日付からどうぞ!



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (???)
2010-05-12 11:40:09
政府関係者などを招いて国立伝統芸術センターで行われた大規模公演
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★ 場所は、宜蘭県五結鄉五濱路二段201号です。台北からは泊りがけですね。

台湾の若者との交流を望む蝦夷太鼓保存会の意向もあり、台北県内にある私立輔仁大学で公演が行われました。
---------------------------
★ 台北県新荘市中正路510号にあります。日本の上智大学のようなものです。
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Unknown (keroppi)
2010-05-12 13:13:02
>台北からは泊りがけ

宜蘭は、雪山トンネルが開通したおかげで、今は台北から1時間足らずで行くことができる通勤圏内となっています。
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Unknown (???)
2010-05-12 17:46:56
便利になりましたね。

でも、講演が夜なら温泉に入って泊まって帰るでしょうね、政府関係者達は。
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Unknown (keroppi)
2010-05-13 00:17:47
自分で憶測するのは勝手ですが、知らない人が見たら「宜蘭は泊りがけでないと行けない場所だ」と誤解するような書き方はするべきでないと思いますよ。
親切心で解説を加えているのであれば。
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Unknown (まゆまゆ)
2010-05-13 02:04:48
便乗するみたいですが、???さんの発言は私も以前から気になっていました。
我慢している人は他にも大勢いるのではないでしょうか。
文句をつけるなら見なければいいと思いますし、勝手な思い込みで記事を曲げるような書き方はすべきでないという意見に賛成します。

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Unknown (???)
2010-05-13 08:36:51
国立伝統芸術センターには、宿泊施設もあります。

近くには、有名な冷泉もあります。

政府関係者が泊りがけで行くのが「勝手な思い込み」と思うのは、あなたたちの「勝手な思い込み」です。

これからも我慢してください。
我慢できなければ読まないでください。
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Unknown (keroppi)
2010-05-13 21:24:03
あまりに常識がないようなので、言葉もありません。
そもそも私は「場所は、宜蘭県五結郷五濱路二段201号です。台北からは泊りがけですね。」という書き方が誤解を招くと言っただけで、政府関係者が泊まるかどうかなどははじめから問題にしてませんし、そんなこと誰も興味を持っていませんよ。
第一、これは蝦夷太鼓の公演についての記事で、その会場についてのコメントや、政府関係者が泊まったかどうかなどのコメントがなぜ必要なのか、全く理解に苦しみます。
「これからも我慢してください。我慢できなければ読まないでください。」だなんて、ここはあなたのブログなんですか?
人を不快にさせる、ブログを勝手に私物化するようなコメントは、荒らし行為以外の何物でもありません。
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Unknown (まゆまゆ)
2010-05-14 00:37:42
私も意図もkeroppiさんと同じですよ。
トンネル開通をご存じなかったのか、知っていても台北から宜蘭県に行くなら必ず泊りがけと決め付けたのか、「日帰りできる」と言われたら「でも政府関係者なら泊まるはず」という理屈になるのはなぜなんでしょうか。
ここは???さんのブログや誰でも好きに板主になれる掲示板ではなくて、RTIが台湾を紹介しているブログです。
利用者として発言にはルールがあると思います、誤った情報や攻撃や私物化は慎むべきです。本当にいい加減にしてください。
返信する
Unknown (???)
2010-05-14 07:50:02
各位へ

読みたくなければ読まなくて良いし気に入らなければ無視するのがお互いの幸福です。
返信する
Unknown (???)
2010-05-14 07:51:14
各位

あなたたちに私が投稿する内容を決めることは出来ないのです。
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